SSSS.DYNAZENON二次創作ボイスドラマ   作:無楽

3 / 18
第4.5回「従兄妹ですから」

夢芽

「暦さん、ちせちゃんの家ってこっちなんですか?」

 

暦

「たしか…この通りを真っ直ぐ行った先だった…かな。俺も久々過ぎて、ちょっと不安になってきたな…」

 

蓬

「えぇぇ…」

 

〜〜回想〜〜

 

蓬

「え!?ちせちゃんも風邪引いたんですか?」

 

暦

「うん。なんか、引いちゃったみたい」

 

夢芽

「蓬くんの風邪…感染力強いね…」

 

暦

「ゾンビ映画とかなら無敵だったね」

 

蓬

「えぇぇ…確かに…昔から俺が風邪引いた後は必ず父ちゃんが風邪引いてましたけど……そんなにかな…?」

 

夢芽

「でも、実際2人も被害者いるし」

 

蓬

「いや、言い方!」

 

暦

「蓬ウイルス」

 

蓬

「蓬ウイルス!?」

 

夢芽

「よもギルティ」

 

蓬

「いや、なんで知ってんの!?」

 

暦

「なんか、今日の蓬くん、キレッキレだね」

 

夢芽

「なんか、ちょっとガウマさんに似てるね」

 

蓬

「お、俺が…ガウマさんに……」

 

ガウマ

「おん?お前ら何してんだ?今日は訓練もないし、怪獣も出てねえはずだぞ?」

 

夢芽

「あ、ガウマさん」

 

暦

「俺は偶々そこで会って」

 

夢芽

「私達は、ガウマさんに届け物で」

 

蓬

「俺が…ガウマさんに?」

 

ガウマ

「な、なんだ?どうしたんだ?蓬のやつ」

 

暦

「思ったより、自分が似てきていて、ちょっとショックを受けてるんですよ」

 

夢芽

「蓬くん。ガウマさんに渡すもの」

 

蓬

「あ…はい!ガウマさん!これ!母ちゃんから」

 

ガウマ

「おー!!わざわざ悪いな!!肉じゃがか!今日の夕飯に食べて明日返しに行くわ!ありがとうな!蓬!母ちゃんにもお礼言っといてくれ!!おお!めちゃくちゃ美味そう!」

 

暦

「めちゃくちゃ嬉しそうですね」

 

ガウマ

「当たり前だろ!蓬の母ちゃんの飯マジで美味いからな!……そういや、さっき、なんの話してたんだ?お前らが3人集まって話をしてんの珍しいし…ちせは今日はいねえのか?」

 

夢芽

「あー…その話なんですけど、ちせちゃんも風邪引いちゃったみたいで」

 

ガウマ

「蓬の風邪がうつったのか?」

 

蓬

「そうみたいなんですよね…あの時一緒にダイナソルジャー乗ったのが悪かったかな…って」

 

暦

「まぁ…二、三日寝れば治りますよ」

 

ガウマ

「いーや!!蓬!俺と一緒に見舞いに行くぞ!」

 

蓬

「ええ!?普通風邪でお見舞いなんか行かないですよ」

 

ガウマ

「お前、夢芽の見舞いは行ったじゃねえか」

 

蓬

「う…ほら、大勢で行ってまた風邪うつっても、あれですし」

 

夢芽

「蓬くん、行かないなら、私行こうかな…」

 

蓬

「ええ!?なんで?」

 

夢芽

「元々、ダイナソルジャー勝手に渡しちゃったの私だし、それで、ちせちゃん風邪引いたんなら、やっぱり行くべきかな…って」

 

ガウマ

「おお!よく言った!夢芽!」

 

暦

「じゃあ、ちせの家まで案内するよ。俺も偶にはお見舞い行って従兄妹のポイント稼いでおかないとね」

 

ガウマ

「おお!そうこなくちゃな!暦!」

 

蓬

「えぇぇ…じゃあ、俺も…」

 

ガウマ

「いや、そんな大勢で行ったらダメだろ」

 

蓬

「え、ぇええ…」

 

〜〜回想終了〜〜

 

暦

「それで、言い出しっぺのガウマさんは結局どこに行ったの?」

 

夢芽

「なんか、急用らしいです」

 

蓬

「代わりに行って来てくれて」

 

暦

「そっか…ガウマさんも忙しいんだね」

 

蓬

「バイトも掛け持ちしてて朝も夜もバイトらしいですから」

 

夢芽

「……」

 

暦

「無言でこっち見るのやめて?夢芽ちゃん」

 

〜〜ちせの家の前〜〜

 

夢芽

「ここがちせちゃんの…」

 

蓬

「結構、大きいね…」

 

暦

「(インターホンの音)あのすいません。暦です。」

 

ちせ

「え?先輩?」

 

暦

「ちせ?起きても大丈夫なの?」

 

ちせ

「はい、午前中はダルかったすけど、もう平気です。お見舞い来てくれたんですか?」

 

暦

「俺だけじゃないけどね」

 

ちせ

「え?」

 

夢芽

「ちせちゃん大丈夫?」

 

蓬

「お見舞いにきたよ!」

 

ちせ

「みなみさん…よもさん…ついでに先輩…」

 

暦

「え?ついで?」

 

ちせ

「とりあえず、今開けるんで!ちょっと待っててください!」

 

〜〜ちせの部屋〜〜

 

ちせ

「すいません。散らかってますが…」

 

蓬

「うわぁー!凄い!グランドピアノだ!」

 

夢芽

「ちせちゃんって…結構音楽好きなの?」

 

ちせ

「はい。小さい頃から、色々習ってたんで」

 

暦

「ピアノの発表会とか俺も見たことあるしね」

 

ちせ

「先輩ちょっとうるさい」

 

暦

「え」

 

夢芽

「なんか好きなバンドとか音楽グループとかあるの?」

 

ちせ

「あー今好きなのはこの『ゴルドバーン』ってバンドすっかね」

 

蓬

「あーそのバンド、父ちゃんが聞いてたから知ってるよ。海外のバンドだったよね?」

 

夢芽

「たまに動画サイト見てると流れてくるから私も少しなら聞いたことあるよ」

 

ちせ

「あーそうなんすね」

 

暦

「……俺は知らなかったな…どんなバンドなのか教えてよ。ちせ」

 

ちせ

「…しょうがないですね!ちょっと長くなりますよ!」

 

〜〜ちせの家の前〜〜

 

ちせ

「みなさん!今日はありがとうございました!」

 

蓬

「こっちこそごめんね?風邪うつしちゃって」

 

夢芽

「また、訓練の時にね」

 

暦

「ちせ、おばさんによろしくね」

 

ちせ

「はい!皆さんお気をつけて!ガウマ隊長にもよろしく大丈夫だって伝えてください!」

 

〜〜帰り道〜〜

 

夢芽

「暦さん、ちせちゃんのバンドの話聞いたことありますよね?」

 

暦

「あれ?バレちゃってたか」

 

夢芽

「それは…あれだけ仲が良ければ、好きなものの話くらい聞いたことあるのかなって」

 

蓬

「え?どうして嘘を?」

 

暦

「病気の時って心細くなるし、1人でいると誰かと話したくなるでしょ?」

 

蓬

「そういう時はありますけど…」

 

夢芽

「よくわかりましたね…ちせちゃんの気持ち」

 

暦

「そう?そうかもね。ちせが学校行かなくなってから、結構、俺の部屋に入り浸ってるからね。嫌でも見えてくるよ。それに」

 

蓬

「それに?」

 

暦

「それに従兄妹ですから」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。