SSSS.DYNAZENON二次創作ボイスドラマ   作:無楽

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今回の話は第10.02回「先輩への忖度」の続きとして書きました。どうぞご覧ください。


第10.03回 「もうちょっと優しく」

オニジャ

「くっうー!やっと終わった!資料整理!」

 

ムジナ

「オニジャが無駄に怪獣で暴れ回るから、余計な資料が増えたんでしょう」

 

オニジャ

「うっ!しょうがねえだろ!やっちまったもんは!だいたい!ガウマの野郎が変な戦い方して俺の邪魔をしたから!」

 

ムジナ

「うっさい。そのあとガウマ謝ってたし、無駄に根に持って、無駄に張り合ってたのはアンタでしょ?それにガウマの戦い方で被害も最小限におさまった」

 

オニジャ

「うっうっせえな!昔の話を持ち出してくんじゃねえよ!」

 

ムジナ

「ついさっきの話なんだけど?ほんとに、なんで同じ怪獣使いで同じような性格なのに、ガウマとオニジャって、人間性で雲泥の差があるんだろ。最近特に」

 

オニジャ

「あ!?俺の人間性にケチつけんじゃねえよ!?」

 

シズム

「でも、人間性っていえば、ガウマの方が最近は整理整頓がちゃんとできるてるよ?机の上もガウマのほうが綺麗だし」

 

ムジナ

「確かに…!」

 

シズム

「オニジャも真似すれば、仕事も上手くいくんじゃないかな?」

 

オニジャ

「いや!そもそも!今アイツいねえし!整理整頓とかも関係ねえだろうが!それに、アイツもついこの間まで机ぐちゃぐちゃだったし!俺よりも制服着崩してたし!」

 

シズム

「オニジャ。昔の話を持ち出すのは良くないよ」

 

オニジャ

「ぐぬぬぬ!!…いや、そうなんだけどな??でも、俺の言ったことも事実で………。そういや、なんでアイツ急に整理するようになったんだ?」

 

シズム

「多分お姫様だよ」

 

ムジナ

「まあ関係してそうなのはそれぐらいだね」

 

オニジャ

「お姫様??なんかガウマと関係あんのか?」

 

シズム

「………え?」

 

ムジナ

「オニジャのそう言うところも雲泥の差だよね」

 

オニジャ

「つまり?お姫様とガウマが…えっ!まままじかよ?!?」

 

シズム

「うん。そうだよ」

 

オニジャ

「ガウマはお姫様にホの字ってことかあー!?」

 

シズム

「やっと気付いたんだ」

 

ムジナ

「逆に気付かなかったのがすごいよ」

 

オニジャ

「けっ!惚れた女のため、自分を変えようと机を整理整頓したり、戦い方も変えたりって、アイツちょっとカッコつけ過ぎじゃねえか?」

 

シズム

「でも、それが、ガウマだからね。自分に素直で真っ直ぐで」

 

ムジナ

「それが、ガウマにとって、今一番やりたいこと、なんでしょ」

 

オニジャ

「まぁ…他人の恋路に口を挟むと馬に蹴られるって言うしな…しばらくは揶揄わないでおいてやるよ」

 

ムジナ

「意外…オニジャが素直」

 

シズム

「本当に意外だ。オニジャなのに」

 

オニジャ

「てめぇら、俺のことなんだと思っていやがる!?」

 

〜〜居酒屋前〜〜

 

ジュウガ

「あっ!3人とも!遅かったですね!」

 

ムジナ

「ジュウガ」

 

オニジャ

「ひょっとしてお前が先行って席取っておくって店ここか?」

 

ジュウガ

「はい!すいません!場所を伝え忘れてしまって、ガウマさんも店の中で待っているので早く入ってください」

 

シズム

「いつもの場所でわかったから。ジュウガ、おしぼりある?」

 

ジュウガ

「ええ!今店員さんから貰ってきますね」

 

オニジャ

「ジュウガは健気だな…先輩の俺たちを外で待ってるとか。それに比べてガウマは…!後輩に働かせて1人で悠々と酒呑みやがって」

 

ムジナ

「ジュウガ、葡萄のお酒ってある?できれば濃いめのやつ」

 

ジュウガ

「えっーと、ちょっとわからないので、店員さんに聞かないと」

 

ムジナ

「わかった。後は自分で聞くよ」

 

シズム

「オニジャ、落ち着いて」

 

オニジャ

「いいやー!やっぱり、カッコつけてるところだけはどうにも癪に触る!今だって後輩に慕われて指示出せるる俺…。超カッコいい!みたいに思ってんだろ?一発ガツンと言ってやらねえと!」

 

ムジナ

「そこまで思ってないと思うけど」

 

ジュウガ

「いやー実はですね…本当はガウマさんが外で待ってるって言い出したんですよ」

 

オニジャ

「は?」

 

ジュウガ

「それを、後輩の仕事なので!と言って半ば無理矢理、外に出て来たんですよ。だから俺もちょっと反省してるんですよ」

 

オニジャ

「………」

 

シズム

「オニジャ。もうちょっとガウマに優しくしよう」

 

ムジナ

「ついでに、少しは見習えば?」

 

オニジャ

「……おう」

 

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