【手直し中】魔法少女リリカルなのは!?「私立聖祥大学付属小学校最弱の少年」   作:ヘルカイザー

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さぁ〜堕としてていきますよ〜♪

ではよろしくお願いします。


崩壊

 

〜景太サイド〜

 

準決勝終了後の教室にて

 

準決勝に敗北したチームHEROのメンバーは静まりかえった放課後の教室で俯きながら暗い表情をしていた。

 

終わった.......。

 

終わってしまった。

 

確かに来年もある。

 

でも今年のチャンスは失った。

 

僕は何もできなかった。

 

証明する何て言っておきながら何もできず.......無様に負けた。

 

僕は間違ってたのかな?

 

僕のこの2年は........無駄だったのかな?

 

「へ.......へへへへ.......あはは.......。」

 

そう思ったら情けない自分に無意識に笑がこみ上げてきた。

 

でもその声は掠れるような小さな声の筈なのに。

 

バンッ!?

 

「!?」

 

え.......。

 

突然聞こえた机を叩く大きな音に僕はビックリして顔を上げた。

 

顔を上げたら皆が険しい顔僕に向けていた。

 

僕はその時ゾッとした。

 

だって........まるで仇でも見るかのような視線を皆から向けられていたから。

 

何でそんな目で僕を見るの?

 

そんな事を思っていると机を叩いたアリサちゃんが怒鳴り始めた。

 

「何負けてヘラヘラしてるのよ!?ふざけないでよ!?元はと言えば景太のせいで私達のチームは負けたのよ!?」

 

僕のせい........。

 

確かに何もできなかった。

 

でも全部僕のせい?

 

いや、負けたのは事実だよね.......。

 

「え......い、いや.....その....ごめん.......。」

 

謝っても取り返しはつかないけど。

 

でも口にしないのは違うよね。

 

「景太君謝るくらいならもっと努力しなよ。」

 

景太「え........。」

 

すずかちゃん?

 

..........え?

 

どうして?

 

僕は努力を怠ったことなんてないのに。

 

「ちょっと酷すぎるよ景太!?負けたのに笑ってるなんて!?」

 

フェイトちゃん違うんだよ........そうじゃない。

 

僕は負けた事に対してどうでもいいと思って笑ったわけじゃ。

 

「そ、その......別にそんなつもりじゃ.....。」

 

ただ自分が情けなくて.........。

 

「じゃぁどんなつもりなんや?私達は本気で優勝目指しているんよ?」

 

待ってよはやてちゃん.......それじゃ........僕が本気じゃないみたいじゃないか........。

 

「ぼ、僕だって本気で.....。」

 

僕は手を抜いたことなんて1度もない。

 

「じゃぁなんで負けたのに笑ってるの?悔しく無いの?いつも負けてるのは景君だよ!?いい加減本気になってくれないかな?いくら景君が弱くても全部負けるのはあり得ないと思うの!?ひょっとして景君。勝つ気が無いんじゃ無いの?」

 

「え!?...ち、違!?「違わないでしょ!?」......っ!?」

 

なのはちゃんまで.........。

 

でもその通りだよ......僕はシングルは1度も勝っていない。

 

それにしたって.......そんな言い方する事ないじゃないか.......。

 

勝つ気がない?

 

僕が本気じゃない?

 

そんな事ある筈ないじゃないか.......。

 

僕は皆にチームに入れてもらえて凄く嬉しかった。

 

皆と一緒に夢を追いかけられて嬉しかった。

 

だからチームの為に少しでも貢献できるように........頑張ってたのに。

 

「はぁ〜。これで今年の大会優勝はダメになったわ。他ならぬあんたのせいでね!?」

 

「うっ.........。」

 

僕は負けた。

 

足を引っ張った。

 

でも僕のせいなの?

 

最後に負けたのはタッグだよ?

 

それでなんでペアだったすずかちゃんも僕のせいにするの?

 

「景太こんな情けないことないよ。」

 

フェイトちゃん.........。

 

「全くや。」

 

「そんな!?僕だって一生懸命やって.....。」

 

2人して........皆して..........どうして.........。

 

「一生懸命やってこの結果なの!?」

 

っ!?........すずかちゃん........。

 

「そ、それは......。」

 

情けない..........そんな事僕が一番よくわかってるよ。

 

でも酷い........酷すぎるよ皆........。

 

僕達は仲間じゃなかったの?

 

友達じゃ........なかったの?

 

「もうダメダメだよ景君。」

 

ダ.......メ?

 

何がダメなの........なのはちゃん........。

 

「こんなこと言いたくなかったけど。もうしょうがないわね.......。景太?チームから抜けてくれないかしら?正直。本気でやってもらえない人とはチームを組めないわ!」

 

何言ってるの?

 

言ったじゃないか.......。

 

「そんな......。それ......本気で......アリサちゃん?」

 

「..........。」

 

僕が弱くても関係ないって........。

 

「はやてちゃん?」

 

「...........。」

 

言ったじゃないか........信じてもいいって........。

 

「フェイトちゃん?」

 

「.............。」

 

私達を信じてって..........言ったじゃないか........。

 

「す、ずずかちゃん?」

 

すずか「..........。」

 

一緒に夢を追いかけようって.........言った.......じゃない.....か......。

 

景太「なの....は....ちゃん?」

 

お願いだよ。

 

こんなの嘘だと.....悪い冗談だと......言ってよ.......。

 

お願いだよ.........なのはちゃ.......!?

 

「.......お願い景君。チームを抜けて?」

 

嘘だ.......こんなの.........。

 

嫌だ.....また1人に........。

 

あの頃に......。

 

嫌だぁぁぁぁああああああああああああ!?

 

景太「うっ......うっ......うあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」

 

ダッ

 

バンッ

 

タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ

 

景太は扉をおもいっきり開け教室を出て行った。

 

〜サイドアウト〜

 

〜アリササイド〜

 

何.........やってるのよ.......私達は...........。

 

馬鹿なの?

 

何で.......全部景太のせいにして.........。

 

こんなの..........こんなの..........。

 

「ふざけんなぁぁぁぁぁ!?」

 

ドガッ

 

ドンガラガッシャン

 

全員「「「「!?」」」」

 

アリサは事の重大性に気づき情けなさのあまり近くの机を蹴り飛ばした。

 

ガク

 

「何よ.......何やってるのよ........自分達で信じろって言っておきながら........何......やってるのよ.........。」

 

「「「「っ!?」」」」

 

アリサのその言葉にようやく自分達がしでかした事に気づく。

 

「わ、私.......景太君に........負けたのは......私も同じなのに...........。」

 

すずか自分のしでかした事に顔を真っ青にしていた。

 

皆感情的になりすぎたのだ。

 

全員まだ子供である。

 

勝負事で年に数回しかないチャンスを失ってしまった。

 

取り乱し、感情に流されるのは仕方のないこと。

 

しかし今回は間が悪かった、タイミングが悪かった。

 

よりにもよってその矛先が向いたのは景太だからだ。

 

「景太......。私.......追いかけるわ.......。まだ間に合う!!!」

 

ダッ

 

アリサは景太を追いかける為に教室を飛び出した。

 

「「「「私も!」」」」

 

ダッ

 

皆もそれに合わせ飛び出す。

 

許して景太........私達が馬鹿だった。

 

景太は悪くない。

 

〜サイドアウト〜

 

〜アリシアサイド〜

 

さぁ〜準決勝も終わったど〜♪

 

勝敗は勿論.........勝ったのだ〜!

 

けいくん達も勝ってるよね?

 

まぁ〜聞くだけ野暮かな。

 

スタ、スタ、スタ、スタ

 

アリシアは廊下の曲がり角を曲がろうとしたが........。

 

スタ、スタ、スタ

 

タ、タ、タ、タ

 

ドンッ

 

「きゃっ!?」

 

ドテン

 

「痛い........もう!?危ないでしょ!?.........ってなんだけいくんじゃん。」

 

何でそんなに急いでるの?

 

「.............。」

 

景太は俯いたまま何も言わない。

 

けいくん?

 

「大丈夫けいくん?はい♪」

 

スッ

 

アリシアは座ったままの景太に手を差し伸べ景太を引っ張るように立たせる。

 

「よいしょっと!?ふ〜。で?けいくんどうしたの?」

 

「.........なんでもない.....。」

 

本当に?

 

うーん。

 

まぁ〜いいや深くは聞かないことにしよう。

 

聞かれたくないこともあるよね。

 

そ・れ・よ・り♪

 

「ね、ねぇ〜けいくん?あ、明日なんだけど.......//////待ち合わせとか.......時間とかどうする?//////」もじもじ

 

明日は日曜日。

 

その日は景太と約束をしたデートの日である。

 

「ごめん.........。」

 

へ?

 

「何が........ゴメンなの?」

 

意味がよく........。

 

「今そんな気分じゃないんだ.......悪いけど.......また今度にしてくれない?」

 

こん......ど?

 

「けいくんが誘ってくれたんだよ!?だから私......凄く楽しみにして........。」

 

「...........。」

 

どうして........。

 

「なんでなの!?約束したでしょ!?」

 

景太が約束を守らなかった事に思わず怒鳴り声のようになってしまうアリシア。

 

それも無理はない。

 

アリシアが景太と約束してからのこの1週間とても楽しみにしていたのだ。

 

それも好きな男の子からの誘いだ。

 

楽しみで無いはずがない。

 

「..........ごめん。」

 

っ!?

 

「馬鹿!?馬鹿、馬鹿、けいくんの馬鹿!?私が明日をどれだけ楽しみにしてたと思ってるの!!それを.....それを!?ぐすっ.......もういい!?けいくん何て大っ嫌い!!!」

 

「っ!?」

 

ダッ

 

アリシアはそう言い捨てると景太が走って来た方向に走って行った。

 

〜サイドアウト〜

 

〜景太サイド〜

 

は......ははは.......。

 

嫌われた.......アリシアちゃんに.......。

 

当たり前だよね.......約束破って......。

 

「好きな子に嫌われるのって........うっ.......辛いな....。」

 

スタ、スタ、スタ、スタ..........。

 

景太は目に涙をタメとぼとぼと歩き始めた。

 

〜サイドアウト〜

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜アリシアサイド〜

 

タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ

 

!?

 

ピタ

 

「はぁ、はぁ、はぁ.......ア、アリサ.....うっ....ひぐっ.......。」

 

「はぁ、はぁ、はぁ、アリシア?ど、どうしたの!?」

 

何も考えずに走っているアリシアだったが景太を追いかけていたアリサ達とはち合わせになり足を止める。

 

急いでいるアリサ達だがアリシアが泣きながら走って来た為知らんぷりはできなかった。

 

「けいくんと喧嘩して.......ひぐっ........酷いこと言っちゃ......ひぐっ........。」

 

大っ嫌い何て心にもない事を。

 

どうしよう.......けいくんに嫌われる。

 

嫌だ、嫌だ。

 

「ま、待ってアリシア.......酷い事って何て.......言ったの?」

 

「そ、その......大っ嫌いって......。」

 

え.........何?

 

どうしたの?

 

「ア.....リサ?」

 

「その......聞いてくれる?アリシア?」

 

アリサは苦い顔をしアリシアにたずねる。

 

「え......う、うん。」

 

アリサは今日準決勝に負けたことや景太にしたことを話した。

 

そして謝る為に景太を追いかけていることも。

 

「ごめんアリシア。そう言うことなの。」

 

「そんな.......事になってたなんて......なのに私......余計けいくんを傷つけるようなことを........。」

 

謝らなきゃ。

 

「違うよ!?アリシアちゃんは悪くない!?悪いのは.......景太君を追い出した私達だよ.........信じてって言ったのに......なのに。」

 

「確かに言い過ぎたわ.......。」

 

皆.....凄く後悔してる。

 

だからこそ余計謝らなきゃ。

 

「皆、謝ろう?けいくんに謝ろう?私もけいくんに謝る。だからけいくんの所行こう?」

 

「「「「「うん!」」」」」

 

タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ

 

アリシア達は景太を探して走り始める。

 

〜サイドアウト〜

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜シュテルサイド〜

 

景太邸にて

 

ガチャ

 

ん?

 

景太......でしょうか?

 

今日は早いですね。

 

チームに入ってからは結構遅い帰りなのですけど......。

 

スタ、スタ、スタ、スタ

 

「...........。」

 

「やはり景太でしたか。お帰りなさい景太。ディアーチェ達は、まだ帰ってませんが..........景.......太?」

 

どうして何も言ってくれないのですか?

 

「景太?どうしたんですか?何かありましたか?」

 

「............。」

 

こんな暗い景太........始めてみました。

 

いえ、そんな事は今はいいです。

 

「景太本当に何が「ごめんシュテル.........ほっといて!?」え........景太!?」

 

ダッ

 

タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ

 

景太はシュテルの脇を抜け自分の部屋まで走る。

 

「待ってください!?」

 

ダッ

 

タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ

 

シュテルも景太の後を追う。

 

ガチャ.......バタン......カチャ

 

しかし、追いつかず部屋に鍵をかけられてしまった。

 

ガチャ、ガチャ

 

「鍵が.......。」

 

ドン、ドン

 

「ここを開けて下さい景太!?一体何があったのですか!?」

 

どうしたと言うんですか景太.......。

 

私は景太のそんな顔は見たくありません.........。

 

「景太.........。」

 

ピーンポーン

 

!?

 

誰でしょうかこんな時に。

 

〜サイドアウト〜

 

〜景太サイド〜

 

景太は自分のベットの上でうずくまっていた。

 

「どうすればいいの?もう.......誰も信じられないよ。」

 

皆なら信じてもいいって思ったのに。

 

なのに......なのに.......。

 

どうしてこうなるの?

 

僕が弱いから?

 

だから皆僕を責めるの?

 

でもそんなの.........そんなのどうすればいいの?

 

信じても裏切られる。

 

なら一体どうすれば.........。

 

あ........。

 

「そうだよ。」

 

あはは.......簡単じゃないか。

 

すっごく簡単なことだったんだ。

 

何も難しく考える必要なんかない。

 

信じたら裏切られる?

 

だったら.......だったらもう.......。

 

「だったらもう誰も.......信じなければいいんだ.........。」

 

キュィィィィィン

 

「あ〜れれ.......だから言ったでしょ景?皆を信じる貴方の優しさが貴方を傷つけるって。」

 

そうだね。

 

君の言うとおりだったよシャル。

 

僕のは信頼ごっこ。

 

信じる事ほど馬鹿馬鹿しいことはないね。

 

気づいた。

 

気づいちゃった。

 

「あはは......へへへ..........でももう大丈夫だよシャル?僕はもう誰も信じない。」

 

「はぁ〜。だから最初っから捨てればよかったのよ。そしたら傷つく必要なんかなかったのに。じゃ〜景.....私を受け入れ「何言ってるのさ!」え?(これ........。)」

 

景太のあまりにも狂気地味た雰囲気にシャドールも少し驚く。

 

「今......言ったばっかじゃないか?僕はもう......誰も信じないって。シャル?君も例外じゃない。僕は僕以外を信じない。他人何か全て僕をはめようとしている奴らばかりだ。敵.......僕以外は敵だ。」

 

「ちょ、ちょっと景?(やばい.......景の心が闇に堕ちすぎてる。ある程度闇を知ってもらわないと景の力は覚醒しない........けどイキ過ぎだわ。このままじゃ景が壊れる。)」

 

敵.......敵......敵......。

 

「お願い景!?少し落ち着いて!?」

 

こいつも......敵?

 

そうだ敵だ。

 

「消えてくれよシャル。僕は1人がいいんだ。」

 

「くっ........今は何を言ってもダメね。わかったわ、今日は消える。.......ごめんね景、こんなつもりじゃなかったのよ。でも私は貴方を見捨てない。」

 

キュィィィィィン

 

シャドールは消え再び部屋に静寂が訪れる。

 

「あはは........暫く1人になりたいなぁ〜。「景太?」ん?何か用?エンジェ?」

 

キュピン

 

「どうしたの?何か嫌な予感がしたから出てきたんだけど........なんか今の景太怖いよ.......。」

 

怖い?

 

さぁ〜どうしてだろうねぇ〜?

 

僕は何も変わってないつもりだけど?

 

「僕さぁ〜気づいちゃったんだよエンジェ。人なんて信じるに値しない奴らばかりだってさ。」

 

「何......言ってるの景太.......。そんなことない!?景太には大切な......信じてる友達が「いないよ。」え........。」

 

友達?

 

あんな奴らが?

 

違う。

 

「あんな奴らは友達なんかじゃない!!!」

 

「景......太......。」

 

僕は今後誰も信じない。

 

何故裏切られるのに自分から信じなければならないの?

 

あはは.......馬鹿馬鹿しい。

 

「景太しっかりして!?今の景太おかしいよ!?信じることが景太の強さだった筈だよ?景太には私達だっている!だから.........。」

 

「エンジェ......違うよ。」

 

何言ってるのさ。

 

「え.........。(どうして........なんで景太に私の言葉が届かないの?こんな事.......今まで1度も..........。)」

 

「信じたって.........結局は裏切られるだけだよ。だったら初めから信じなきゃいい。信じることが僕の強さ?それが本当なら.......まさにこう言えるよ。だから僕は弱かったんだ。」

 

そうじゃないか。

 

でもエンジェのお陰でまた気づけた。

 

僕は今までなんてお人好しだったのか。

 

シュワシュワ

 

「やめて景太........それ以上......闇に呑まれたら.......ダメだよ.........戻ってきて!?」

 

今エンジェリーの目には景太の周りで黒い靄が立ち上っているように見えていた。

 

はぁ〜。

 

エンジェ.......流石にうるさいよ。

 

「エンジェもういいよ、ちょっと1人にしてくれない?これ以上は余計なお世話だ。」

 

「景太!?」

 

だからさぁ〜。

 

「うるさいよエンジェ。」

 

「景太........うっ........。」

 

キュピン

 

エンジェリーは涙を流しながら消えた。

 

やっと静かになった。

 

これからどうしようかな?

 

それにしてもどうしてだろう........今もの凄くデュエルを欲してる。

 

闘いたい.......強い奴と。

 

闘って........闘って.......。

 

取り敢えず.........外に行こうかな?

 

カチ

 

ガチャ

 

バタン

 

〜サイドアウト〜

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜シュテルサイド〜

 

スタ、スタ、スタ、スタ

 

ガチャ

 

「はい?どちら様でしょうか?ってアリサ達じゃないですか。どうしたんですか?」

 

「急にごめんねシュテル。景太いるかしら?」

 

景太ですか.......。

 

アリサ達なら何か知ってるでしょうか?

 

「いますよ。それより聞きたいのですが景太に何があったか心当たりありませんか?帰って来るなり部屋に引きこもってしまって。」

 

「そうよね.......シュテル?実はね。」

 

アリサは先ほどアリシアにした説明をシュテルにもした。

 

「そう言う.......事ですか......。」

 

なら景太は今......まともな精神状態じゃないですね。

 

「お願いシュテル、中に入れてくれないかしら?私達景太に謝りたいの........。私達も冷静じゃなかった........そんな事言い訳だけど.......でも本当に景太を追い出す気なんてない。」

 

でしょうね。

 

皆.......そんな人達じゃないです。

 

「それは......景太に直接言って上げてください。」にこ

 

「うん!ありがとうシュテル!皆行くわ........よ....。」

 

アリサ?

 

っ!?

 

シュテルはアリサの視線を追い振り返る。

 

「.............。」

 

そこにはさっきまで部屋にこもっていた景太が玄関の方に歩いて来ており、アリサ達に気づき足を止めていた。

 

スタ、スタ、スタ、スタ

 

一旦足を止めた景太だったが再び何も言わず玄関の方へ歩き始め何事もないかのように靴を履き始める。

 

ガサゴソ

 

「け、景太あのね、さっきの事なんだけど.......わ、私達も冷静じゃなかったの.......こんなの言い訳だけど。景太に謝りたくて.........景.....太?」

 

スッ

 

グッ

 

「え....ちょ、景太君!?」

 

スタ、スタ、スタ、スタ

 

景太はアリサの話を聞かず玄関にいた6人を押し退け外へと歩き出す。

 

そのいつもの景太からは想像もできない行動にそこにいた全員が唖然とした。

 

パシッ

 

景太は全員を無視して行こうとしたが景太の手を掴んだなのはによって止められる。

 

「景君待って!?お願いだから話を聞いて?」

 

「.........。」ギロ

 

え........景太?

 

ドン

 

「きゃっ!?」

 

「なのは!?」

 

景太は掴んでいたなのはの手を強引に剥がしなのはを後ろへと押し返す。

 

転びそうになったなのはだったが後ろにいたフェイトが支え何とか転ばずにすんだ。

 

「さわるな!」

 

「景......君.......。」

 

「景太........。」

 

なのはもフェイトも状況を飲み込めず固まっている。

 

他の皆も同じだ。

 

景太........どうしてしまったんですか?

 

スタ、スタ、スタ、スタ

 

「あ........待ってください景太!?こんな時間に何処へ行くんですか!?」

 

スタ、スタ、スタ.......ピタ

 

「シュテル........僕もう帰らないからその家好きに使っていいよ。」

 

「「「「「「「え..........。」」」」」」

 

スタ、スタ、スタ、スタ

 

どうしてですか.........どうしてそんな事言うんですか......。

 

待って........嫌です。

 

景太のいない日常なんて考えたくありません........。

 

「景太.......待っ......!?」

 

さっき歩き始めた筈の景太だったがいつの間にか再び足を止めた。

 

何故なら景太の目の前に進行を妨げる者が現れたからである。

 

「景太......今のはどういうつもりだ?もう帰らないだと?本気か?」

 

「景太〜どっか行っちゃうのですか?」

 

「嘘でしょ?景太?嘘だよね!?」

 

ディアーチェとユーリそれからレヴィが丁度帰ってきた所今の話を聞いていたのだ。

 

スタ、スタ、スタ、スタ

 

景太はまた何事もないかのように歩き出しディアーチェ達の横を通り過ぎようとした。

 

がしっ

 

しかしそれはできなかった。

 

ディアーチェが景太の腕を掴んだからだ。

 

「ちっ。」

 

グイッ

 

なのはの時と同じように強引に剥がそうとしたが。

 

ぐるっ........ドガッ

 

「ぐっ.......。」

 

ディアーチェは剥がされる前に景太を近くの住宅の塀に叩きつけ両手でしっかり押し付けた。

 

「何処へ行く景太!?我の話はまだ終わってないぞ!?」

 

「離せ。」ギロ

 

!?

 

なんですかアレ.........。

 

ゴシゴシ

 

気のせいじゃないです.......。

 

シュテルは景太を見ていてあることに気づいた。

 

景太の右目が点滅するように金色に光っているのだ。

 

金色になったり元の黒になったりしている。

 

一体景太に何が起こっているのですか.......。

 

「わかった。」

 

パッ

 

ディアーチェは景太を離した。

 

そして口を開く。

 

「景太.......我とデュエルしろ!そして景太が勝ったら好きにするがいい。だが我が勝ったら訳を話せ。そして皆の話を聞いてやれ。」

 

景太は暫く黙っていたが。

 

「いいよ。」

 

ディアーチェ.......頑張ってください。

 

私達は今こそ景太に恩を返す時です。

 

そして2人は向かい合う。

 

「そう言えば......我と景太がデュエルするのは初めてだな景太?」にや

 

「くだらない話はいい。さっさと始めよう。」

 

この言葉にディアーチェは苦い顔をした。

 

「景太......何があったかはまだ何も聞いていないから我は知らない。でも皆と何かあったのだろう?我らは家族じゃないか?なのに何故何も話してくれないんだ?頼ってくれないんだ?景太が我らを家族として暖かく迎えてくれたんだぞ?我らは忘れぬぞ?景太の優しさを.....暖かい心を.......。だから我も景太の力になりたいんだ。助けになりたいんだ。デュエルなどしなくても話してはくれまいか?」

 

ディアーチェが言った言葉はここにいる誰もが感心する程の力を持っていた。

 

これだけ景太の事を思えればもう誰も認める者のいない正真正銘の家族だ。

 

ディアーチェ.........私も同じ気持ちです!

 

「ディアーチェ.........。」

 

ディアーチェやここにいる皆は景太にその言葉が届いたものだと思ったが次に景太発した言葉にここにいた全員が愕然とした。

 

「景太わかって「信頼ごっこは今日で終わりだよ。」な!?」

 

景......太......何を........。

 

「僕はもう僕以外を信じない。誰かを信じる?笑えるよね?裏切られるのに信じるなんて........もうそんなのは沢山だ。ディアーチェ?デュエルを始めよう..........これは僕と皆との決別をかけたデュエルだ!!!」

 

景太の本音とも言うべき言葉を聞いたアリサ達は涙目になり顔を青くしている。

 

「景太ぁぁぁ!?「いい加減にしてくれよ!」...........。」

 

何で.......気づいてあげられなかったんでしょうか......私達は..........。

 

景太の............心は...........もう.............。

 

「僕以外は敵だ。僕以外は消えればいい。」

 

「この.......馬鹿野郎ぉぉぉおおおおおおおお!?」

 

ガチャ、ガチャ

 

「「デュエル!」」

 

 




次回もよろしくお願いします。
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