【手直し中】魔法少女リリカルなのは!?「私立聖祥大学付属小学校最弱の少年」 作:ヘルカイザー
うーむ。
なんか凄く批判的な感想をいただいてしまいましたが気にせず進めます。
だって〜これは作者の妄想の産物だもの〜。
そうだ!?
やりたいからやるのだ!!!byヘルカイザー
ではよろしくお願いします。
まぁ〜でも参考にはなるか。
〜デュエルゾーン〜
「僕の敵は生かして帰さない............殺す。」
ギロ
「「っ!?」」
今アリサとアリシアに襲いかかっている悪寒は普通の感覚じゃない。
それは自分達の死が幻覚として見えて来そうなまでの感覚。
そう........これは景太から発せられている強烈な殺気なのだ。
「何?......これ........私.....震えてる?何で?........けいくん.........っ!?」ガクガクガク
アリシアが再び景太に目を向けた瞬間彼女は理解した。
「あ......ああ.........殺される?けいくんに?嫌だよ.......私.......けいくんに......そんな......。」ガクガクガク
彼女は今自分が好意を抱いている人間に完全なる敵意を向けられている。
いや、単なる敵意ならまだいいのかもしれない。
今アリシア達に向けられているのは殺意。
アリシアはそれが何よりもショックだった。
「嫌だ.......嫌......嫌ぁぁあああああああああ!?.....あ......。」フラ
ドサ
アリシアは精神的な重圧に耐えられず気絶した。
「お、おい君!?大丈夫か!?」
急にアリシアが倒れたため審判が慌てて駆け寄る。
「.........ダメだ完全に気を失っている。だれか担架を持って来てくれ!!」
「仕方ない......アリシア選手の棄権によりチームファントムの総合順位を3位とします。」
何が起こっているかが分からない審判はアリシアが急に倒れたようにしか見えていない。
これで残ったのはアリサだけとなったが........
「はぁ、はぁ、はぁ........。」ガクガクガク
状態はアリシアとさして変わらなかった。
「..........。」ギン
景太は金色の瞳でアリサを見つめる。
そしてアリサも景太に目を向ける。
「っ!?あ.......ああ.......。....くっ!?この........あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!?ふざけんなぁああああ!?」
バンッ
「!?」
アリサは思いっきり右脚を踏み出すようにして地面に叩きつけた。
その行動に景太も驚くが表情は変わらない。
ガクガクガク........ピタッ
さっきまで震えていたアリサの膝は何事もなかったのように震えが止まる。
「はぁ、はぁ、はぁ.......ふざけんじゃ.......ないわ.....。この程度でこの私を........聖祥最強であるこの私を........この舞台から降ろせると思うなぁぁぁああああああああああ!!!」
ビュシュゥゥゥゥゥゥン
「っ!?」
アリサの咆哮とともにこの場の空気をアリサが支配する。
圧倒的な威圧感。
それは覇王の力を発動させている景太ですらその場の空気を重く感じさせる。
「馬鹿な.......今の景が放ってる殺気に耐えて景の支配していた空気すら自分の威勢でねじ伏せたって言うの?.........アリサ・バニングス.......信じられない精神力だわ。流石.....最強と呼ばれている事はあるわね。でも.........今の景には........。」
シャドールはアリサに驚くべき精神力に感心していた。
また、アリサに対して最強である事を認めアリサに敬意を抱き始める。
「私を舐めないで景太!?最強である私を前にしてデュエルの決着以外で私をこのフィールドから降ろすことなんてできはしないわ!!!あんた、変わったわね。景太は弱くても真っ正面から向かってくる奴だったのに。なのに......それなのにこんなやり方..........闘ってるデュエリストに対する侮辱だわ!!!確かに景太に対してしたことは私達が悪かったわ。それに対しては何度だって謝る。でも、それとこれとは別よ!!私は今の景太を軽蔑するわ!」
「...........。」
アリサの言葉に景太は何も言わない。
「そう......ここまで言われて何も言い返さないのね。ならもうあんたは私の好きな景太じゃないわ..........。今のあんたなんか『最弱』がお似合いよ!!!」
景太は今だに無表情でアリサを見ていたが暫しの沈黙の後静かに口を開く。
「僕は『最弱』........それは僕がどんなに力を手に入れようとも変わらない。僕の本質は『最弱』以外の何物でもない。それ故に........何も得られない。それは僕が弱いから。なら弱い事は悪いことなのか?違う。弱い事は、いけない事じゃない.......。でも.......弱い事に逃げ込むのは悪いことだ。それでは何も守れない。自分は助かっても他人は助からない。力のない僕が何かを守るためには.........手段は選べない。なら僕は..........『最弱』でいい。」
「........来なさい!」
アリサは景太に短くそう言った。
その言葉に景太は眉をひそめる。
「あんたにも譲れない物があるんでしょ?なら来なさい!私に本気で向かって来なさい!それを私が潰してやるわ!?今のあんたの覚悟を!想いを!!私が景太を壊す!!!」
スッ
その言葉を聞き景太は目を閉じる。
「誰が間違ってる、正しいなんて僕にはわからない。だけどこれだけはわかる。このデュエル.......。」
ギン
「勝ち残る者が正義だ!!!」
景太の瞳がより一層金色に光り輝く。
「僕はフィールド魔法、影牢の呪縛を発動。このカードはカード効果で『シャドール』カードが墓地に送られる度にこのカードに魔石カウンターを乗せる。そして僕は、エクストラデッキから融合モンスター、サイバー・エンド・ドラゴンをゲームから除外し.........いでよ!?sinサイバー・エンド・ドラゴン!!!」
「グワァァァァアアアアアアア!?」
sinサイバー・エンド・ドラゴン攻撃力4000
「な!?攻撃力4000!?こんな高攻撃力のモンスターをこんな簡単に.........。」
しかしこのモンスターには弱点がある。
「sinサイバー・エンド・ドラゴンはエクストラデッキからサイバー・エンド・ドラゴンを除外する事で手札から特殊召喚できる。そしてこのカードはフィールド魔法が存在していない時破壊される。」
「なるほどね。(でもこの攻撃力は脅威だわ.....。)」
キュィィィィンバチバチバチ........
「!?」
突然サイバー・エンドの口が開きエネルギーをタメ始める。
「sinサイバー・エンド・ドラゴンで守備モンスターを攻撃!エターナル・エヴォリューション・バースト!!!」
ズドォォォォォォォォン
ドカァァァァァン
「くっ!?」
「僕はカードを1枚伏せターンエンド。」
ライフ4000
手札3→0
伏せ1
《アリサのターン》
ライフ4000
手札4→5
伏せなし
「私のターンドロー!(本気で行くわ!本気で景太を叩き伏せる!!!)私は魔法カード、ヒーロー・アライブを発動!このカードは私のフィールドにモンスターが存在しない時ライフを半分払いデッキからレベル4以下のE・HERO1体を特殊召喚する!私はデッキからE・HEROエアーマンを攻撃表示で特殊召喚!!!」
ライフ4000→2000
「ハァ!!!」
E・HEROエアーマン攻撃力1800
「そしてエアーマンの効果発動。私はデッキからE・HEROオーシャンを手札に加える。更に魔法カード、戦士の生還!このカードは墓地から戦士族モンスターを手札に加える。」
アリサは墓地からE・HEROフォレストマンを手札に加える。
「そして融合を発動!手札のE・HEROフォレストマンとフィールドのE・HEROエアーマンを融合!!いでよ、E・HEROガイア!!!」
E・HEROガイア攻撃力2200
「E・HEROガイアの特殊能力発動!!このカードの融合召喚に成功した時相手モンスターを選択しそのモンスターの攻撃力をターン終了時まで半分にしその数値分だけガイアの攻撃力をアップする。私が選択するのは!sinサイバー・エンド・ドラゴン!!!」
sinサイバー・エンド・ドラゴン攻撃力4000→2000
E・HEROガイア攻撃力2200→4200
「まだよ!私は手札から魔法カード、ミラクル・フュージョンを発動!このカードはフィールド又は墓地から融合モンスターで決められたモンスターをゲームから除外しその融合モンスターを特殊召喚できる!墓地のE・HEROエアーマンとE・HEROフォレストマンを融合!!いでよ、E・HERO Great Tornado!!!」
E・HERO Great Tornado攻撃力2800
「E・HERO Great Tornadoのモンスター効果!このカードの融合召喚に成功した時相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力、守備力を半分にする。喰らいなさい!!ダウン・バースト!!!」
ヒュン........ビュシュゥゥゥゥゥゥン
「グワァァァァアアアアアアア.........。」
sinサイバー・エンド・ドラゴン攻撃力2000→1000
「...........。」
「さぁ?どうするのかしら景太?これで私のモンスターはあんたのライフの射程圏内に入ったわよ?」
ここまで追い詰められても景太は何も言わない。
表情も変えない。
「ちっ。その無表情、泣き顔に変えてやるわ。私のバトルフェイズ!E・HERO Great Tornadoでsinサイバー・エンド・ドラゴンに攻撃!!スーパー・セル!!!」
デュシュゥゥゥゥゥゥン
ズガガガガガガ.........
「グワァァァァアアアアアアア!?」
ドガァァァァァァァン
「..........。」
ライフ4000→2200
「これで最後よ!!E・HEROガイアでプレイヤーにダイレクトアタック!!少し頭冷やしなさい!?景太ぁぁぁぁぁああああああ!!!」
「フン!?ハァァ!!!」
ガイアが景太に向けて攻撃モーションにはいる。
だが.........
「リバースカードオープン!罠カード、堕ち影の蠢き。」
「な!?それさっき使ったカード!?」
2枚の堕ち影の蠢き。
これこそ銃で言うトリガー。
「このカードの効果によりデッキからシャドール・リザードを墓地に送る。更に墓地に送られたシャドール・リザードのモンスター効果発動。デッキから『シャドール』カードを墓地に送る。僕は、シャドール・ファルコンを墓地へ送る。そして今墓地に送られたシャドール・ファルコンのモンスター効果発動、墓地に送られたこのカードを裏側守備表示で特殊召喚する。」
「くっ!?.......凌がれた。」
景太のフィールドにセットカードが現れる。
「カード効果でシャドールと名のついたモンスターが送られた事で影牢の呪縛に魔石カウンターが置かれる。」
魔石カウンター0→2
「けど攻撃は続行よ!!ガイアの攻撃!コンチネンタルハンマー!!!」
ズドォォォォォォォォン
パリーン
ファルコンは跡形もなく消し飛んだ。
「私はカードを1枚伏せターンエンドよ。」
ライフ2000
手札1
伏せ1
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「凄い........。明らかにアリサちゃんは全力で闘ってる。それなのにあのアリサちゃんと張り合ってるなんて!?」
すずかは景太が純粋に学園最強であるアリサと張り合えてる事に驚きをかくせない。
「でも景君のフィールドは空.....手札もドローカードのみ。いくらアリサちゃんと張り合えてても圧倒的にアリサちゃんが有利なの!?」
タ、タ、タ、タ、タ、タ
「あ!フェイトちゃんが戻って来たで。」
何処かに行っていたのかフェイトが戻って来た。
「アリシアちゃんの様子は?」
「うん、別にたいしたことなかったよすずか。ただ気絶しただけ。」
フェイトはアリシアが倒れたためチームファントムのメンバーと付き添いに行っていたのだ。
「それでさっきの景太の話、クロノに確認して見たんだけど.......。ロストロギアの回収記録にそんな記録はないって言ってた。何かの間違えじゃないのかって!」
「え!?じゃ、景君からデッキを奪ったのは管理局員じゃないの!?」
なのはは思わず身を乗り出して聞くが.......
「わからない.......景太の話以外情報がまるでないから。」
「そっか......。」
なのはは、少し残念そうに残念そうに俯く。
「まぁでも今は、このデュエルが大事や。上手くすれば景君に事情が聞けるかもしれんし。」
「うん、このデュエルに勝てればもしかしたら......。(アリサ......お願い。)」
フェイトはデュエルをしている2人に視線を向け、上手く行くように祈った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《景太のターン》
ライフ2200
手札0→1
伏せなし
「僕のターンドロー!」
(景太の手札は今ドローしたカードで1枚.......なら、そこまで大きな動きはできないはず.....。)
アリサはそう考えた。
いや、そう考えざる負えなかった。
景太のデッキの真の力を見るまでは.........。
「僕は手札から魔法カード、影依融合を発動!このカードは手札又はフィールドから融合モンスターで決められたモンスターを墓地に送り『シャドール』融合モンスターを特殊召喚できる。」
「な!?あり得ないわ!?今あんたの手札とフィールドは「0枚だ!」っ!?」
アリサの言葉を遮り認める。
今の自分に素材がないことを.......。
しかしそれは手札、フィールドだけの話。
「影依融合は相手フィールド上にエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターがいる時、融合素材を自分のデッキから選択し融合素材とすることができる。」
「馬鹿な!?基本的に融合召喚をするには『融合』カードを含めて3枚のカードが必要になる!それをまだ手札に加えてもない所から選択できるですって!?そんなデタラメなカードあって言い訳が!!!」
そう、このカードは今までの『融合』カードの常識を完全に破壊している。
墓地やフィールドから選択できる『融合』カードであっても1度は手札にに加えるか墓地やフィールドに出さなければならない。
しかしこのカードは今ないカードを選択することが可能なのだ。
「僕はデッキからシャドール・ビーストと超電磁タートルを融合!いでよ!?エルシャドール・ネフィリム!!!」
エルシャドール・ネフィリム攻撃力2800
「更に融合召喚したエルシャドール・ネフィリムのモンスター効果発動。このカードの融合召喚に成功した時デッキから『シャドール』カードを1枚墓地へ送る。僕はシャドール・ドラゴンを墓地へ送る。そして融合素材として墓地へ送られたシャドール・ビーストの効果、デッキから1枚ドロー!そしてシャドール・ドラゴンのモンスター効果、相手の魔法、罠カードを1枚破壊する。」
パリーン
「ぐっ!?」
「僕の墓地に『シャドール』モンスターが送られた事で魔石カウンターが乗る。」
魔石カウンター2→4
「手札1枚で手札増強と融合モンスターの召喚、更には私の伏せカードまで破壊するなんて........なんてデッキなの......。」
アリサは自分の想像を超えた展開力に驚いた。
「僕のバトルフェイズ。エルシャドール・ネフィリムでE・HERO Great Tornadoを攻撃!!!」
キュィィィィィン
「攻撃力は同じ、同士討ちだわ!」
ズドォォォォォォォォン
ドガガガァァァァン
ネフィリムの攻撃が直撃しGreat Tornadoが一方的に破壊された。
「そんな!?何で!!!」
攻撃が同じモンスター同士で戦闘すれば同士討ちが当然だがエルシャドール・ネフィリムには特殊能力がある。
「エルシャドール・ネフィリムは特殊召喚されたモンスターとバトルする時ダメージステップ開始時にそのモンスターを破壊する。」
「くっ........これだと私の融合モンスターで戦闘破壊するのは不可能だわ。厄介なモンスターね。」
アリサは少し笑っていたがその目は笑っていなかった。
それほどまでに今目の前の景太が強かった。
「僕はこれでターンエンド。」
ライフ2200
手札1
伏せなし
《アリサのターン》
ライフ2000
手札1→2
伏せなし
「私のターン!」
そう言い自分のデッキを見つめる。
「(私のフィールドにはガイアがいる。でも景太のネフィリムには勝てない。かと言って私の手札にはオーシャンがいるだけ。これでは勝てない。このままじゃ私の負けだわ。となれば.........このドローにこのデュエルの命運がかかってる訳ね。)......私は........勝つ!このドローに全てをかける!!ドロー!!!.........!?ふふ♪景太?」にや
「?」
景太はアリサの不適な笑に少し警戒するように身構える。
この笑タダでは終わらない........っと。
「このデュエル貰ったわ!手札を1枚捨て。速攻魔法、超融合!!!」
キュィィィィィンビュシュゥゥゥゥゥゥン
「っ!?」
アリサがカードを発動した瞬間2人の頭上に大きな穴が生まれアリサのモンスターと景太のモンスターがその穴に吸い込まれて行く。
「超融合はフィールド全てのモンスターを融合素材にできるカード。景太?あんたのモンスター貰うわよ!私はE・HEROガイアとエルシャドール・ネフィリムを融合!!いでよ!!!E・HEROtheシャイニング!!!」
「トゥア!!!」
E・HEROtheシャイニング攻撃力2600
「theシャイニングの攻撃力はゲームから除外されている私のE・HERO1体につき300ポイントアップする。私のE・HEROは2体!!よって600ポイントアップ!!!」
E・HEROtheシャイニング攻撃力2600→3200
「これで景太の場はガラ空きこの攻撃が通れば私の勝ちね?」
「言い忘れてたけど........フィールド魔法、影牢の呪縛の効果が発動してる。相手ターン中このカードに乗っている魔石カウンターの数×100ポイント、相手モンスターの攻撃力を下げる。更に墓地へ送られたエルシャドール・ネフィリムの効果により墓地から『シャドール』魔法、罠カードを1枚手札に加える。僕は影依融合を手札に加える。」
E・HEROtheシャイニング攻撃力3200→2800
「それが何?今の景太のライフは2200よ?どっちにしてもこの攻撃が通れば私の勝ちだわ!!!」
「そう思うなら攻撃してみるといい。」
ギリッ
「私を舐めるのも大概にしろぉぉぉ!!!E・HEROtheシャイニングでプレイヤーにダイレクト「墓地の!」え.......。」
「墓地の超電磁タートルの効果発動。このカードを除外しバトルフェイズを終了させる。」
又も防がれる。
アリサの攻撃は景太を仕留めることができない。
更には景太の無表情が災いしてアリサには景太が余裕なようにしか見えなかった。
そのせいでアリサはどんどん焦って行く。
「そんな.......これでもダメなの........ターンエンド。」
ライフ2000
手札2→0
伏せなし
《景太のターン》
ライフ2200
手札2→3
伏せなし
「僕のターンドロー!...........審判、このデュエル僕は棄権する。」
「!?.....何......言ってるの........。」
そう言うと景太はアリサに背を向け歩き出した。
「ちょ、ちょっと君!?待ちなさい!?」
「景太!!!ふざけないで!?まだ決着はついてないわ!?戻りなさい!!........にげ.....じゃ......逃げるんじゃないわよぉぉおおおお!!!」
ピタッ
「魔法カード、影依融合!」
キィィィィィィィィン
急に足を止め魔法カードを発動させる景太。
そして景太が影依融合を発動させた瞬間周りを光が包み込む。
「うっ....眩しい.......!?え.........何よ.......これ.....。」
光が収まるとそこにはとんでもない光景が広がっていた。
アリサのフィールドにいたはずのtheシャイニングはいなくなり景太のフィールドにエルシャドール・ネフィリムが現れているのだ。
「.............。」ギン
金色の瞳がアリサを射抜く。
「なんで?これ.......どう言うことなの?なんで私のモンスターが消えて........これじゃ......私の......負け?」
ガク
アリサは膝をつき呆然としている。
その目はもう何処を見てるわけでもなくただ大きく見開かれていた。
「このデュエル、僕の棄権だ。だからアリサの勝ちだ。」
景太はそう言い捨てると会場から出て行った。
〜デュエルゾーンアウト〜
〜アリササイド〜
何よ.........。
何なのよ......それ.......。
格好つけてんじゃ........ないわよ......。
「トドメぐらい.......うっ.....刺して.......ひぐっ........いぎな"ざいよ".............負けた......こんな屈辱.......ひぐっ........うわぁぁああああああああ..........うっ.....うっ.....あああああああん!!!」
「アリサちゃん!?」
がばっ
控え室から駆けつけたすずかはアリサを抱きしめる。
その後ろからチームHEROのメンバーが追いついて来た。
「すずか.....私.....ひぐっ........負けた.......記録上は勝ってても.......うぐっ.....あれは負け......うっ.......うっ....景太に......あんな屈辱.......うああああああああああああああああ!!!」
アリサは泣き叫びまともに喋れなくなっていた。
負けていた筈のデュエルをワザと勝たされた。
アリサにとってはそれは耐え難い屈辱だった。
「アリサちゃん.........」
すずかも他の皆もなんて声をかけていいかわからなかった。
〜サイドアウト〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜景太サイド〜
キュィィィィィン
「景?何であんなことしたの?勝てるのに棄権なんて。」
景太が通路を歩いている突然横にシャドールが現れ話しかけてきた。
「あのまま勝ってたら.........アリサが最強じゃなくなる。」
「はぁ!?何言ってるの!?あいつらはもう友達じゃないんでしょ!?なら何でそんな事気にするの?」
確かにもう友達だとは思っていない。
でも.........
「この学校には結果しか見ない奴ばかりいる。デュエルしたのが僕じゃなく他のやつなら調子が悪かっただけだと思われるかもしれないけど。僕はこの学校で『最弱』と言われてる人間だから。そんな僕に負けたとなれば.......確実にアリサは弱くなったんだと勘違いされ、下手をすれば昔の僕みたいに虐めを受ける。僕が味わった苦しみを他の人に味わって欲しくない。」
そう......ただ........それだけだ。
目的は勝つことじゃない。
あいつらが何を知ってるかを探るため。
勝ち負けはどうでもいい。
「景?1人は寂しくない?」
「.........くだらない。」
1人は寂しい?
くだらない。
1人なら裏切られない。
傷つけられることもない。
そんなと考える事すら........くだらない。
「そう.........。」
キュィィィィィン
シャドールは悲しそうな顔をして消えた。
そうして暫く歩いていると一つの個室が半開きで開いていた。
「!」
ピタ
通り過ぎようと思った景太だが思わず足を止める。
その半開きのドアから見えてしまった。
ベッドで眠っているアリシアを。
景太は何を思ったのかその部屋に入りアリシアが眠っているベッドの横に立つ。
その部屋はアリシアと景太以外誰もいない。
「...........アリシアちゃん.......。」
僕は何をやっているんだろう?
自分でやっておいて.......アリシアちゃんのこんな姿を見ると胸が痛い。
全て捨てた筈なのに何でまた痛いんだろう?
まだ僕の中には何か残っているのだろうか。
「ごめんね。」
アリシアにそれだけ言ってドアへと歩き出す。
そして景太がドアの取手に手をかけた時、後ろから声が聞こえた。
「けいくん?」
「!?」
ゆっくり後ろを向くとアリシアが起きていた。
「けいくん.......これから.....何処.....行くの?」
「さぁ.......何処かな。」
アリシアの声はかすれていてあまり大きくない。
でも今の景太にははっきり聞こえている。
「管理局の施設........襲いに行くの?」
「........うん。」
景太は真っ直ぐアリシアの眼を見つめる。
「考え直しては........くれないんだよね?」
「........うん。」
それを聞くとアリシアは俯く。
「そう......だよね。」
景太は再びアリシアに背を向ける。
キィィィン
〜..........と........は..........だよ〜
今聞こえた言葉と共にハッとして顔を上げるアリシア。
「けいくん.......今.....。」
ガラガラガラ
「けいくん!!!」
ピタ
「何?」
「私の事.......嫌い?」
暫しの沈黙の後景太はそのままドアを閉めた。
「さっき聞こえた........けいくんの声.......聞こえたよ。私.......頑張るから!けいくんの為に頑張るから!!」
〜ひとりは嫌だよ〜
アリシアにはさっきそう........聞こえた。
〜サイドアウト〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜???サイド〜
とある研究所にて
「第一級捜索指定のロストロギア回収してきました。」
景太を襲った管理局員3人は今小さな景太達と同じ歳くらいの女の子の前に立っていた。
「ご苦労様ぁ〜♪ふふふ♪はぁ〜やっと帰ってきたわぁ〜私のデッキ♪」
ご無沙汰だったから心配しちゃった。
でも大事にされてたみたいだね♪
「すいません。それは危険なロストロギアでは?」
危険?
茶髪色の腰まで伸びた髪の少女は3人に視線を戻し答える。
「ああ〜それ?嘘だよ♪」
「「「はい?!」」」
3人はキョトンとして驚く。
「確かにこのデッキには不思議な力があるんだけどぉ〜♪危険な物でも無ければロストロギアでもないよ♪」
「なら何の為にそれを回収させたのですか!?」
ふふふ♪
まだ不思議に思わないんだ?
「ねぇ〜貴方達ぃ〜何で私の言うこと聞いてるの?」
「え?!あれ?何でだ?.........何で俺達.......あれ?」
ふふ♪
パニックパニックぅ〜♪
「お前........誰だ.......一体どうやって.........。」
「ん?簡単だよぉ〜♪私がそうなるように暗示をかけたんだよぉ〜♪」
ねぇ〜簡単でしょ♪
「な.......に?」
「お前........何者だ!?」
えぇ〜?
私ぃ〜?
「いいわぁ〜♪ちゃんとデッキ持ってきてくれたから教えて上・げ・る♪私は梅雅美花って言うの♪それじゃぁ〜お兄ちゃん達ぃ〜私とこのデッキに関する記憶全部忘れて?」
スゥゥゥ
ギン
少女が眼を大きく開けると目が紅く光だした。
「うっ......なん.....だ?」
「急に......目眩が.....。」
「ん.....うっ.....あれ?俺達何してたんだっけ?」
3人は頭を抱えて今自分が何をしていたのかを完全に忘れてしまった。
「お兄ちゃん達ぃ〜管理局の人でしょ?」
「え?あ、ああ。そうだけど.......俺達は一体?」
ふふふ♪
「何言ってるのぉ〜♪迷子になった私をここまで連れてきてくれたんじゃん♪」
ギン
「うっ......あ、ああ.......そう.....だったかな。」
「どうもありがとう♪」
本当にありがとう........ね♪
「それじゃ俺達は帰らないと行けないから。今度は気をつけるんだぞ?」
「うん♪」
3人はそう言うと建物から出て行った。
ふふふ♪
上手くいった♪
でも今頃落ち込んでるだろうなぁ〜デッキが奪われて。
けど大丈夫♪
もうすぐ会いに行くからね♪
「景太お・に・い・ちゃ・ん♪」
ふふふ♪
うふふふ♪
あははははははは♪
次回もよろしくお願いします。