【手直し中】魔法少女リリカルなのは!?「私立聖祥大学付属小学校最弱の少年」   作:ヘルカイザー

18 / 21
どうも〜♪

さて、書けましたが..........やり過ぎた感が.......。

ま!大丈夫だろう。

ではよろしくお願いします。


違法研究所編
狂気


〜景太サイド〜

 

とある管理局遺失物保管施設

 

ドガァァァァァン

 

「緊急事態だ!?今すぐ応援をよこせ!!!敵の数?1人だよ!?1人!!!」

 

その夜、管理局の遺失物.....つまりはロストロギアを厳重保管する施設が炎に包まれた。

 

襲ったのは子供が1人であったが武装隊を投入するもまるで歯が立たず全滅した。

 

襲われた施設はこの施設だけではない。

 

この数ヶ月で何件もの施設が襲われていた。

 

いずれも犯人は子供、同一人物である。

 

だが不思議なことにその施設を襲った子供は施設から何を奪うわけもなく去っていっていた。

 

「景?ここにもないわよ?」

 

「ああ、ハズレだ。」

 

その子供は金色の瞳をしている黒髮短髪の少年。

 

そう、景太だ。

 

これで何件目だろうか施設を襲うのは.........。

 

だけど何処にも見つからない。

 

施設のデータベースにアクセスしても何も記録がない。

 

一体どう言うことなんだろう?

 

エンジェ達は何処に連れて行かれたんだ........。

 

「シャル、もう行こう.......ここには用がない。」

 

「そうね........っ!?景、後ろ!?」

 

!?

 

バッ

 

ザザッ

 

シャドールの言葉で振り返り少しさっきいた所から距離をとる景太。

 

「............!?」

 

シャドールの感じ取った気配、その場所である柱の影から人が出てきた。

 

「梅雅景太、貴方を管理局へのテロ容疑で逮捕します。............やっぱり......景太だったんだね......。」

 

出て来たのは髪をツインテールにした赤い瞳で金髪の少女だった。

 

「フェイト........。」

 

ズズッ

 

景太は少し後退りする。

 

すると景太の後ろからまた違う気配が現れた。

 

「時空管理局執務官クロノ・ハラウンだ。大人しくしろ景太。」

 

「クロノさん......。」

 

フェイトとクロノに挟まれた景太は動けずにそのまま止まる。

 

どうする?

 

フェイトとクロノさんを相手に戦うのは無理だ。

 

そもそも僕は戦いのプロじゃない。

 

「景太、君に聞きたいことがある。大人しく拘束されてくれるとありがたい。君は僕の妹達の友人だ。手荒な事はしたくない。それに君とは僕も友達だと思ってる。」

 

友人?友達?

 

くだらない。

 

シュン

 

景太の瞳が金色から黒へと戻り、覇王の力が解けた。

 

それを見てフェイトもクロノも安心したがそれは間違えだった。

 

「断る、まだ捕まるわけにはいかない。それに僕に友人や友達なんていない。勘違いしないでください。」

 

景太がそう言うとフェイトが暗い表情になる。

 

「景太、こんな事をしても誰も喜ばない。これ以上罪を重ねるな。まだやり直せる。」

 

喜ばない?

 

誰が好き好んでこんな事をしてると思ってんだ。

 

「誰が喜ぶ、喜ばないじゃない。家族の為にやってる事です。あんたらに奪われたね?」

 

「景太それは違う。僕らも調べたが管理局には君のデッキを奪った記録がない。仮に管理局の誰かが君のデッキを奪ったとしても保管庫への収納記録がない。だからこちらとしても君のやっていることはただのテロ行為だと言わざる負えない。」

 

それの何を信じろって言うんだ。

 

何故奪われた奴らの言葉を信じなきゃならない。

 

どうせ記録にしたって隠蔽してるに決まってる。

 

僕はやめない、エンジェ達を助けるまで。

 

「クロノさん、あんたらの言葉は信じるに値しません。考えて見てくださいよ、どうして襲って来た連中の身内が信じられるんですか?クロノさん、貴方は自分の家族が奪われて貴方は許せますか?何もしないでじっとしてられますか?奪った連中に返せと言って簡単に返してくれるわけでもない。それに先に襲ったのはそちらですよ?」

 

「確かに君の言うことはもっともだ。襲って来た組織の人間を信じろって言うのは無理かもしれない。家族が奪われる........僕もそんな事になったら許せない。」

 

ほら.......貴方だってそんな事になったら許せない。

 

誰も僕の事なんて否定させない。

 

悪いのはそっちだ。

 

「だが......。」

 

!?

 

「だがそれでも僕は君のようにテロ行為を行ったりはしない。必死に捜査して犯人を捕まえる。そして家族を助ける。そんな答えじゃ........不満かな?」

 

「そんなのは.........管理局側にいる人間だから言える綺麗事だ.........。でも.........嫌いじゃない。」

 

嫌いじゃない......景太の返事に驚くクロノ。

 

この人は悪い人じゃない。

 

でも信じるに値しない。

 

僕はもう僕を裏切った人間は信じない。

 

そう.......誓った!!!

 

「話はそれだけですか?」

 

クロノは諦めたように目を閉じる。

 

「待って!!」

 

今迄黙っていたフェイトが動き出そうとする景太を止める。

 

その叫びに景太もフェイトを見る。

 

「景太、お願い信じて!裏切った私達がそんな事に言う資格がないのはよくわかってる。でも........でも景太は私達に必要な掛け替えのない友達だ!!例え景太が思ってなくてもどんなに変わっても私達の想いは変わらない!景太は..........友達。」

 

フェイトの言葉を聞いた後景太は目を閉じ、口を開いた。

 

「くだらない。もう僕が君達を信じることは........ない!!!」

 

スゥゥゥ

 

ギン

 

景太の瞳が金色に変わる。

 

そしてその瞬間時は動き出す。

 

「っ!?......スティンガーレイ!!」

 

「!?.....プラズマ・ランサー!!!」

 

ドガガガガァァァァァァン

 

景太がいた場所へ一斉に攻撃が叩き込まれる。

 

爆煙が起こったがそれはすぐに吹き飛ばされた。

 

「緩いわね?景には指一本触れさせないわよ?」

 

シャドールが2人の攻撃全てを防いでいた。

 

「な!?馬鹿な 、今のを防いだのか!?」

 

「!?」

 

フェイトもクロノもシャドールが見えていない為、景太が防いだようにしか見えなかった。

 

「お前らの相手をしてる時間はない。シャル!」

 

「景太、待って!?」

 

キュィィィン

 

景太はその場から消えた。

 

〜サイドアウト〜

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜アリササイド〜

 

景太とデュエルした聖祥カップから数ヶ月。

 

ワールドクロックも始まり私達は何とか予選を勝ち残った。

 

皆も大分いい調子。

 

私も。

 

景太に負けてから必死に努力し直したわ。

 

今度は負けないわよ景太!

 

ワールドクロックでもし当たったらその時は私が勝つ!!!

 

「アリサちゃん、次の試合始まるよ!」

 

「ええ、わかってるわよすずか!」

 

必ず勝ち残る!

 

〜サイドアウト〜

 

〜景太サイド〜

 

「景?こんな堂々と公園にいていいの?管理局に見つかったら。」

 

「ここの世界では下手に魔法は使えない。それに僕は魔導師じゃないから見つかることもない。」

 

景太は今公園のベンチで座っていた。

 

何処にいるんだよエンジェ.........。

 

これだけ探してないってことは施設じゃなくて誰かが持ってるのか?

 

だとすれば奪って行った3人のうちの誰かか。

 

でも顔がわからない。

 

どうすれば.........。

 

「け〜い〜くん♪」

 

がばっ

 

!?

 

「アリシア.......ちゃん。」

 

考え込んでいたらアリシアが後ろから抱きついて来た。

 

「つ〜かまえた♪」

 

その言葉にハッとした景太は急いでアリシアを引き離そうとする。

 

ぐいっ

 

「待って!?大丈夫だから!!!」

 

それを聞いて引き離そうとし手を止める。

 

「けいくんがここにいるのは誰にも知らせてないし知らせない!!だから...........このままで居させて?」

 

「どうして?僕は犯罪者だよ?」

 

何で知らせないの?

 

ぎゅぅぅぅ

 

景太に抱きついている腕が強くなる。

 

「知らせないよ。だって私はけいくんの味方だから。管理局を敵に回しても私はけいくんの味方をする。だから知らせない。」

 

それを信じろと?

 

だってアリシアちゃんも管理局の人間だ。

 

「アリシアちゃんも管理局の人間だよね?そんな事すればタダじゃ済まないよ?反逆だ。それにそれを僕が信じると思ってるの?」

 

「いいよ.......信じなくてもいい。信じられないなら私を殺して。けいくんになら喜んで殺されるよ?だって私はけいくんが好きだから。1人の女の子としてけいくんが大好きだから。」

 

はぁ〜。

 

君はいつも僕の覚悟を壊してくる。

 

でも今僕はアリシアちゃんに対して何の感情も抱いて居ない。

 

正確に言えば抱けないっと言った方が正しいか。

 

デッキが奪われたあの時から.........何にも感じなくなった。

 

人に対して物に対して。

 

関心がなくなった。

 

ただのエンジェ達を取り戻すと言う衝動以外で。

 

だけど.......何にも抱けない筈なのに。

 

この胸のそこから湧き上がってくる痛みは何なの?

 

何でこんなに痛......い。

 

ガクガクガク

 

?

 

震えてる、アリシアちゃんの腕。

 

怖いのに........もしかしたら僕に殺されるかもしれないのに。

 

僕なんかを信じて僕に身を委ねるなんて。

 

馬鹿だよ........。

 

だけど.......。

 

「信じるよ。」

 

「!?......けい.......くん?」

 

アリシアちゃんは信じてもいい。

 

いつも僕の為に、僕の事を考えてくれた........助けてくれた。

 

「アリシアちゃんは僕を1度も裏切ってない。だから信じてもいい。」

 

「うん!ありがとう.......けいくん♪」

 

ぎゅぅぅぅ

 

アリシアちゃんは信じる。

 

でもだからこそこれだけは。

 

「アリシアちゃん、お願いがあるんだ。これは守って欲しい。」

 

「何?」

 

アリシアは手の力を少し緩め聞き返した。

 

「もし僕が管理局に捕まるようなことがあっても僕の味方はしないで。」

 

「え.........。どう........して.......。」

 

それを聞いたアリシアは景太から手を離した。

 

スッ

 

景太も立ち上がりアリシアの目を見る。

 

「僕の為に犯罪者になることはない。」

 

「何でよ!?私は言ったよ?けいくんの味方をするって!!!なのに何でそんなこと言うの!?」

 

そんな事決まってるじゃないか。

 

感情が薄くなっても恐らくさっきから感じてるこの痛みはそうなんだ。

 

アリシアちゃんを信じようと思った時なんとなくわかった。

 

「多分僕もまだアリシアちゃんが好きだから。今となっては多分ぐらいしかわからないけど。きっとそうなんだと思う。だからアリシアちゃんには犯罪者になって欲しくない。」

 

「そんなの......ずるいよ......。けいくんにそんな事言われたら、私......何もできないじゃん。」

 

ありがとうアリシアちゃん。

 

「その子......誰?」

 

っ!?

 

突然に後ろから声をかけられ振り返る。

 

するとそこには茶髪で腰くらいまで伸びた髪の景太と同じくらいの女の子がいた。

 

「なん......で。.......美花なの.......。」

 

嘘だ.......。

 

「お久しぶりだね♪景太お兄ちゃん♪」

 

どうして.......だって美花は.........。

 

「死んだ筈........かなぁ♪」

 

「っ!?」

 

そうだ。

 

美花は死んだ筈だ........だって美花は.......美花は.......父さんと一緒に......。

 

「そうだよねぇ♪信じられないよねぇ?だってぇ〜妹の私を殺したの...........景太お兄ちゃんだもんねぇ?」

 

「あ........ああ......。」

 

僕が殺したんだ。

 

間違えなく.......僕が.......。

 

「ねぇ〜景太お兄ちゃん?私ぃ〜痛かったんだよぉ♪景太お兄ちゃんに刺されて胸が凄く痛かったんだよぉ♪何で守ってくれなかったのぉ?お父さんは殺してもよかったけどぉ〜♪一緒に私も殺さなくてもいいじゃん?」

 

美花は自分の胸の辺りを摩りながら言う。

 

「違うんだ........あいつが美花を盾に......僕は......「悪くないぃ?」っ!?」

 

違う.......そうじゃない。

 

悪いとは思ってる.......でもあれは事故だ。

 

「私の事殺しといて悪くないは酷いなぁ〜♪まぁ〜でもぉ〜許してあ・げ・る♪」

 

「え.........。」

 

許してくれるの?

 

どうして........。

 

「私のデッキ大事に、大事に守ってくれたからぁ♪後、景太お兄ちゃんが大好きだからだよぉ♪」

 

「ごめん美花......美花のデッキは........「ああ〜、大丈夫大丈夫ぅ♪」え?」

 

スッ

 

そう言いデッキを景太に見せる。

 

「私のデッキはちゃんとここにあるからぁ♪」

 

「な!?どうして........美花が.......。」

 

何で美花が持ってるの........。

 

だって奪って行ったのは管理局で......。

 

「簡単だよぉ♪私が管理局のお兄ちゃん達を操ってデッキを奪わせたんだよぉ♪」

 

「それじゃ........管理局は.........。」

 

こんな......こんな事......。

 

何で......なんでなんだ!!!

 

「そうだねぇ♪関係ないねぇ♪」

 

僕が今迄やって来た事は.........。

 

「ふざけんな!?」

 

!?

 

「アリシア.......ちゃん。」

 

見兼ねてアリシアが叫ぶ。

 

「ふざないで!!全部貴方の仕業だったの?けいくんのデッキが奪われた事は!!!」

 

「景太お兄ちゃんのじゃなくて〜私のデッキだよぉ♪」

 

美花はまるで挑発するように言葉を選んでいる。

 

「じゃぁ、何でわざわざ管理局の人を使ったの!!けいくんに直接言えばいいじゃん!お陰でけいくんは犯罪者だよ!!!」

 

「当たり前じゃん♪そうなるようにしたんだからぁ?」

 

な..........。

 

こうなるようにって........。

 

美花どうして.......。

 

「何で......そんな事.......。何でそんな事したんだ!!!」

 

アリシアはキレた、話を聞いてみれば完全に景太を犯罪者にしようと仕向けたからだ。

 

「何でぇ?うふふ♪だってそうすれば景太お兄ちゃんに変な虫つかないでしょ?」

 

「虫?」

 

アリシアも景太み美花が言った虫の意味がわからなかった。

 

「景太お兄ちゃんがお尋ね者になれば景太お兄ちゃんの周りに女の子居なくなるもんねぇ♪」にこ

 

「何言ってるの!?貴方けいくんの妹じゃ「そうだよぉ♪」.....だったら何で!?」

 

アリシアは混乱していた、それは景太も同じだ。

 

美花は景太の妹だ、なのに何故景太の周りの女の子を気にするのか。

 

しかもその為に景太を犯罪者にまでしたのだ。

 

「妹がお兄ちゃんを愛しちゃいけないのぉ?」

 

「え?!そんなの決まって「何でぇ?」そ、それは法律で決まってるからだよ!」

 

アリシアは正論を言う。

 

しかし、美花はあざ笑うかのように。

 

「関係ないよぉ♪法律何て知らないしぃ♪私は景太お兄ちゃんが好き♪愛してる♪それだけで十分♪もう......離さない.......。」

 

「そんな事通用する訳が「って言うかさぁ?」え........。」

 

シュン

 

パッ

 

「お前が1番邪魔な『虫』みたいだねぇ?」

 

ザクッ

 

「え....。あ....れ....何.........これ.........ゴフッ!?」

 

アリシアから5m以上離れていた筈の美花が一瞬でアリシアに目の前に現れ、しかもアリシアのお腹には美花がナイフを突き立てていた。

 

「アリシアちゃん!!!」

 

シュン

 

美花はまた一瞬でさっきいた所まで移動する。

 

「ぐっ.....ごほっ、ごほっ.......ゴフッ!?けい.....くん.....。」

 

ビシャビシャビシャ

 

ドサ

 

アリシアは倒れそこにはおびただしい血が広がっている。

 

「アリシアちゃんしっかり!?」

 

景太は急いでアリシアに駆け寄る。

 

「景太お兄ちゃん?何でその子の事心配するの?どうして?ねぇーどうして?」

 

「ふざけるな!?美花、何でこんな事したんだ!!!」

 

何で。

 

どうして.........。

 

「ごほっ........うっ.....けい......。」

 

「アリシアちゃん喋らないで!?」

 

今はアリシアちゃんを病院に。

 

景太はアリシアを抱える。

 

ザザッ

 

しかし、景太の行く手を美花が遮る。

 

「何処行くの?景太お兄ちゃんは私と一緒に行くんだよ?その子置いてよ。何で助けるの?そんな子どうでもいいじゃん。まさか.......その子の事好きなの?」

 

「美花.......。」

 

美花は俯いたまま手はワナワナと震えている。

 

「そうか........そうなんだ。その子の事が好きなんだ。私がこんなにお兄ちゃんが好きなのに?私を殺した事も許してあげたのに?何で、何で?その子の何処がいいの?何で私じゃダメなの?私たくさん、たくさん待ったのに、我慢したのに。全部、全部景太お兄ちゃんが好きだからやったのに。何でわかってくれないの?お兄ちゃんは私が嫌いなの?そうだよね?だってその子の事好きなんだもんね?私の事なんてどうでもいいよね?どうして、どうして?何でお兄ちゃんに嫌われるの?悲しいな、悲しいな?どうすればお兄ちゃんは振り向いてくれるのかな?どうすれば私を愛してくれるのかな?どうする?どうする?その子が生きてるから悪いのかな?じゃぁ〜トドメさせばいいかな?その子死んだら私を見てくれる?褒めてくれる?愛してくれる?どうかな?どうかな?でも死体が残ったら景太お兄ちゃんまだ引きずるよね?じゃぁ〜塵も残らない位粉々にしたら?そうすればお兄ちゃんの中から消える?居なくなる?そうだね、そうだね。そうしようか。それがいい。その子殺そう。殺して、殺して、殺して、すり潰して、粉々にして跡形もなく燃やしてしまおう。そうだ。そうだ。そうすれば私と景太お兄ちゃんの明るい、明るい未来がやってくる。」

 

狂気.........美花の今の姿は狂気以外に例えられない。

 

その目はもはや何も見ていない。

 

光が一切灯っていない。

 

「ぐっ.....ごほっ、ごほっ、ごほっ........ううっ.......ああ......。」

 

アリシアちゃん!?

 

クソッ!?

 

ダメだ......もたもたしてる時間はない。

 

どうすれば.......。

 

「景?私が時間を稼ぐからその隙に病院へ。」

 

「シャル?だけど美花は何かおかしい。さっきの移動速度速いとかそう言うレベルじゃない。人間離れしすぎてる。」

 

シャルの言うとうり任せるしかないか?

 

転移は恐らく美花の前ではできない。

 

さっきの速度で迫られたら終わりだ。

 

「大丈夫よ。私に任せて早く行きなさい。」

 

「くっ.......わかった。」

 

キュィィィン

 

「え.........。誰?貴方?」

 

シャドールは美花にも姿が見えるように力を使う。

 

「貴方の相手は私よ?」

 

「邪魔すんな!!!」

 

スッ

 

ピキィィィィィィィイン

 

「うっ!?」

 

シャドールが手をかざすと辺りを光が包む。

 

「あ..........景太......お兄ちゃん.......。」

 

光が収まるとシャドール以外に誰もいなかった。

 

〜サイドアウト〜

 

〜シャドールサイド〜

 

さぁ〜どうしたもんかしら?

 

まともに接近戦は分が悪そうね。

 

それにこの子の一体何者かしら.........景太の妹って言ってるけど。

 

景太の妹は確かに死んだ筈だわ。

 

私も見てたから確実。

 

「景太お兄ちゃんが........消えちゃった........ふふふ.......あはははは........まぁ〜いいやぁ♪でもぉ♪邪魔した責任はとってもらうよ?」

 

シュン

 

パッ

 

「っ!?」

 

バッ

 

ザザッ

 

アリシアの時と同じように一瞬でシャドールの前に移動しナイフを突き出す。

 

しかしそれをシャドールは体を逸らしかわす。

 

そして距離をとった。

 

「ふふ、貴方本当に人間かしら?今のは危なかったわよ?」

 

「人間?うん♪人間だよぉ♪ちょっと身体能力の高いねぇ♪」

 

ビュン

 

美花はシャドールに迫る。

 

ブィィィン

 

シャドールも手に漆黒の短い光剣を作り出し応戦する。

 

ガキィン

 

「あはは♪凄いねぇ〜♪私について来るなんてぇ♪」

 

「それはこっちの台詞だわ?人間が私と互角何て普通あり得ないことよ?(汗)」

 

ダッ

 

今度はシャドールが前に出る。

 

シュッ

 

そして美花に向かって光剣を振り抜いた。

 

しかし........。

 

「互角ぅ?何ぃ勘違いしてるのぉ?」

 

クル

 

ザシュ

 

「な!?うぐっ.........。」

 

シャドールの放った攻撃をいなし、すれ違いざまにシャドールの身体を斬り裂いた。

 

「その程度ぉ?弱いんだよ!!!」

 

ドカッ

 

「きゃっ‼︎?」

 

美花は動きの止まったシャドールを蹴り飛ばした。

 

ズザザザッ

 

「ぐっ........馬鹿な......お前は一体.....何者だ.......。」

 

ザッ

 

!?

 

「知る必要はないかなぁ〜♪貴方ここで死ぬし♪じゃぁ......さようなら♪」

 

ヒュン

 

ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!

 

「ぐっ.....ああ!?.......ぎっ.....やめ......いやぁぁぁああああああああああああああああああああああああああ!?」

 

シャドーの身体はナイフで何度も貫かれ辺りは血の海になっていた。

 

「あ......ああ.......景........。」

 

「ん?何気安くお兄ちゃんの名前呼んでるのカナァ?」

 

ザシュ!ザシュ!ザシュ!

 

「あ!?い.......あ........。」

 

パタッ

 

最後の攻撃でシャドールは完全に沈黙した。

 

ドカッ、ドカッ

 

美花は動かなくなったシャドールを2回ほど蹴りとばす。

 

「もうおしまい?なぁ〜んだ......つまんないのぉ♪さぁて♪お兄ちゃん探さないと♪」

 

シュン

 

美花はその場から消えその公園には動かなくなったシャドールがだけになった。

 

〜サイドアウト〜

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜景太サイド〜

 

「はぁ、はぁ、はぁ!ついた。でも今更.......いやそんな事言ってる場合じゃない!」

 

ピーンポーン

 

ガチャ

 

「はぁ〜い!え!?景.....太.....君......!?.....え?.......アリシア.......ちゃん........え?」

 

「シャマルさん!?お願いします!!アリシアちゃんを!アリシアちゃんを助けてください!!!」

 

景太が向かったのは八神家だった。

 

病院へ行くより安全で治療も魔法の使えるシャマルがいる。

 

散々はやて達の事を拒絶しておきながら困ったら助けてくれと言うのは虫が良すぎると思った景太だったがアリシアを救うため仕方なく頼る事にした。

 

「わ、わかったわ。早く中に運んでくれるかしら?」

 

「はい!」

 

景太はアリシアを抱え家の中に入った。

 

〜サイドアウト〜

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜フェイトサイド〜

 

ピピピピピピピピピ

 

え?

 

通信?

 

ヴィータから?

 

ピコン

 

「はい、フェイトです。どうしたのヴィータ?」

 

モニターに写っているヴィータの顔は相当急いでいたのか余裕のない険しい顔をしていた。

 

「今すぐ家に来い!!!」

 

「え!?どうして?」

 

今日は遊ぶ予定とか無かった気がするんだけど.......。

 

「アリシアが大怪我して運ばれて来たんだ!!!重体だ!?急いで来い!!!」

 

ブチッ

 

え........。

 

「姉......さん.......。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

フェイトは急いで八神家向かいインターホンを鳴らす。

 

ピーンポーン

 

「はい!あ、来たか。入れよ。」

 

「うん。」

 

フェイトはヴィータに迎えられ家に入る。

 

そしてアリシアのいる部屋に入った。

 

ガチャ

 

「っ!?姉.....さん?......姉さん!?何で!!どうしてこんな!?」

 

アリシアの姿を見た途端フェイトは取り乱した。

 

「落ち着いてフェイトちゃん。大丈夫よ、命の別条はないわ。」

 

「本当ですか?(涙)」

 

心配で目に涙をためたフェイトがシャマルをみる。

 

「ええ。」

 

「でも一体どうしてこんな事に?」

 

シャマルは少し考え込み。

 

「隣の部屋に景太君がいるわ。」

 

「え!?何で景太がここにいるんですか!?」

 

驚くのは当たり前である。

 

景太は指名手配されているのだ。

 

わざわざ管理局に関係のある所に来ているのはおかしい。

 

「アリシアちゃんを運んで来たのは景太君なの。だから景太君に聞くといいわ。」

 

「!?......わかりました。」

 

フェイトは少し驚いたがすぐ隣の部屋に向かった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「それで?何があったんだよ景太。」

 

ガチャ

 

「ん?ああ、フェイトか。そっちはいいのか?」

 

「うん。そこいい?」

 

隣に座っていいか尋ねるフェイトにヴィータは頷く。

 

「景太!何があったの?何で姉さんがあんな......。」

 

フェイトは鋭い顔をし景太を見つめる。

 

「.........僕も何が何だかわからないけど........これはハッキリしてる僕の所為だ。僕の所為でこうなった。」

 

「それは........景太が.......姉さんをあんなにしたの?」

 

フェイトは震える声で聞く。

 

「似たようなもんだ。」

 

ガシッ

 

「!?」

 

ぐいっ

 

ドカッ

 

「ぐっ!?」

 

フェイトは景太の胸ぐらを掴みすぐ横の壁に叩きつけた。

 

「ふざけないで!?何考えてるの?何の目的があって姉さんをあんなに傷つけたの?姉さんは......姉さんはあんなに景太が大好きだったんだよ?なのに何で........どうしてそんな想いを踏みにじれるの!!!」

 

「...........。」

 

フェイトの怒りに景太は何も言わない。

 

いや、言えない。

 

自分の所為。

 

自分がやっていなくても自分の関わりがトリガーとなった事で起きた事。

 

スッ

 

「もういい........景太?確かに景太にした事は私達が悪いよ。でもだからって姉さんをあんなにしていい理由にはならない!!!もう......終わりにしよう?梅雅景太、管理局へのテロリズムと姉さんの殺人未遂で貴方を逮捕します。」

 

「...........。」

 

カチャン

 

フェイトはそう言い景太に手錠をかけた。

 

〜サイドアウト〜

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜美花サイド〜

 

景太お兄ちゃん何処行ったんだろう?

 

これだけ探してるのに見つからないよぉ〜?

 

美花寂しいなぁ〜、寂しいなぁ〜?

 

せっかくお兄ちゃんに会えたのに........。

 

でも諦めないよぉ♪

 

景太お兄ちゃんは美花の物ぉだよぉ〜♪

 

絶対見つけてぇ〜美花だけを愛して貰うのぉ〜♪

 

今まで会えなかった分もまとめてぇ〜ぜぇ〜んぶぅ〜

♪

 

それでそれでぇ〜♪

 

「景太お兄ちゃんを私が殺すのぉ♪そしたらぁ〜お兄ちゃんは、ずぅ〜と私のお兄ちゃんだよねぇ〜♪誰にも渡さないからぁ♪」

 

んふふふ♪

 

あははははははは..........

 

景太お兄ちゃん大好きだよ♪愛してる♪

 

 




次回もよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。