【手直し中】魔法少女リリカルなのは!?「私立聖祥大学付属小学校最弱の少年」 作:ヘルカイザー
では、よろしくお願いします。
〜景太サイド〜
《実験体の蘇生ができません。実験体の生命活動完全に停止。これ以上の処置を無意味を判断。蘇生を中止します。》
景太は目を開けたまま手や身体から完全に力が抜けぐったりしてしまっている。
しかも、瞳孔は開いてしまっていた。
「けいくん.......嫌........いなくなっちゃ......嫌だよ......。なんでよ.........。こんなの嫌.......イヤ、いや、嫌!?嫌ぁぁぁぁあああああああああああああああああああああ!!!」
『ドクン.......ドクン........』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここは何処?
真っ暗で何も見えない.......。
でも意外と怖くない。
と言うか僕はどうなった?
僕は.......死んだの?
「貴方はまだ生きてるよ?」
え.......。
君は........誰?
何処にいるの?
「私が誰であるかは関係ないことだよ。それより今は貴方がどうしたいか。」
僕がどうしたい......か?
それってどういう事?
だって僕は.......そうだよ、僕はあいつにロストロギアを寄生させられて.......死んだ........。
「だから死んでないってば。一時的に肉体が耐えきれずにシャットアウトしただけ。それより貴方は、何を望むの?」
僕の望み?
そんな物は.........な....いや、ある....。
「それは何?」
僕が望むもの......力だ。
守る為の力が欲しい!
「もしそれで貴方がこの先、一生1人になるとしても?」
欲しい!
1人になってもいい。
僕は守りたい、大切な人を。
それに元々僕はもう1人だ。
失うものなんてない。
「本当にそうかなぁ?貴方にはまだ失うものがあるはずだけど?」
ないよ........僕には失う者なんて......。
「貴方は勘違いしてるんだね?貴方は捨てた気でいるだけ、戻ろうと思えばいつでも戻れる。だけど力を手にしたらそうはいかない。今度はもう戻る事は出来ないよ?」
それは..........。
でも僕は.......自分を殺してでも守りたい.......。
このクソDr.みたいな奴から僕の守りたい人を。
「そう......分かったよ。貴方の望みを叶えてあげる。その代わり貴方から少しずつ代償を頂くよ?」
代償?
それって......何?
「ふふふ♪貴方の命、それを少しずつ、少しずつ貰う。その代わり貴方には力をあげる。それとこれは注意だけど。貴方が力を解放する度にその代償は、大きくなっていく。また貴方は貴方と親しかった人と一緒に過ごしてはならない。もし過ごせばその人から命を少しずつ吸い取られる。でも多少近づいたりとか一時的にとかだったら平気だから、助けたりとかはできるよ?」
............わかった。
一つ教えて?
「何かな?」
君は誰?
「私?私は【ベイン】。今は貴方の中にいる、とても寂しがり屋の女の子だよ♪これからよろしくね?景ちゃん♪」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
スゥゥゥ
ギン
「馬鹿な........私の実験は失敗した..........何故.......「いや.......成功したよ。」っ!?」
バキッ、バキッ、パリーン
バッ
景太は自分を固定している手枷を無理やり破壊しクラムから距離を取る。
「景太君........君は今死んだ筈じゃ.......。それに.....この鋼鉄の手枷をどうやって破壊した........。」
「ああ、死んだ。だけどお前を殺す為に戻ってきたよ。」
〜殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ〜
景太の頭の中をこのワードがしつこく駆け巡る。
「という事は.......私の実験は成功したんだね?あっはははは!?やったぞ!!さぁ〜景太君どんな力があるんだい?見せてくれよ。」
金色の景太の目はクラムを捉えている。
「どうしたんだい?さぁぁぁ!!!早く見せ.......ろ.......。(馬鹿な.......喋れない........一言でも喋ったら殺される。)」
クラムが感じているのは殺気だがそれは前に比べて格段に濃密度なっている。
ガチャ
景太は、台の上に置いてあるデュエルディスクをセットすると手をクラムに突き出した。
「デュエルだクソDr.!今すぐ殺してやる。」
景太は殺気を少し弱めクラムを挑発する。
「馬鹿め!?お前が普段やるデュエルと一緒にするなよ?システム!!モード・ジャッジメント・フィールド!!!」
景太達を半円状の光のフィールドが囲む。
ガチャ
そしてクラムもデュエルディスクをセットした。
「行くぞ?」
「「デュエル!!!」」
〜サイドアウト〜
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〜アリシアサイド〜
「何が......起こったの?けいくん.......生きてる......。」
「お兄ちゃん.........?」
アリシア達は固まり声も出ない。
当然だ、今死んだ人間が生き返ったんだから。
「マズイぞ!?ジャッジメント・フィールドでのデュエル。景太はバリアジャケットを着ていない!?下手をすると怪我じゃ済まないぞ!!!」
クロノが説明した通りジャッジメント・フィールドはバリアジャケットを着たもの同士がするデュエル。
このフィールドでバリアジャケットを着ないでデュエルする事は自殺行為だ。
その状態でダメージを喰らえば只では済まない。
下手をすると死ぬ可能性があるのだ。
〜サイドアウト〜
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〜デュエルゾーン〜
《クラムのターン》
ライフ4000
手札5
「私のターンだ!私は魔法カード、デビルズサンクチュアリを発動。フィールドにメタルデビルトークンを特殊召喚する。そして、このトークをリリース!来い!!人造人間サイコ・ショッカー!!!」
「フ・フ・フ.........。」
人造人間サイコ・ショッカー攻撃力2400
「このカードが存在する限り互いに罠カードを発動する事は出来ない。更に私はカードを1枚伏せターンエンドだ。」
ライフ4000
手札5→2
伏せ1
《景太のターン》
ライフ4000
手札5→6
「僕のターンドロー!僕は魔法カード、影依融合を発動。手札のシャドール・ビーストとシャドール・リザードを融合!!いでよ!エルシャドール・ミドラーシュ!!!」
エルシャドール・ミドラーシュ攻撃力2200
「そして、影依融合の効果で墓地へ送られたシャドール・ビーストの効果で1枚ドロー!更にシャドール・リザードの効果、デッキからシャドールカードを1枚墓地へ送る。僕はシャドール・ドラゴンを墓地へ送り、効果発動。相手の魔法、罠カードを破壊する。その伏せカードを破壊!」
パリーン
「くっ.......馬鹿な.....融合しただけで.......なんてデッキだ.....。」
「エルシャドール・ミドラーシュに装備魔法ワンダーワンドを装備、装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。」
エルシャドール・ミドラーシュ攻撃力2200→2700
「エルシャドール・ミドラーシュで人造人間サイコ・ショッカーを攻撃!!!」
ミドラーシュの攻撃がサイコ・ショッカーを破壊する。
ドガァァァァン
「ぐっ......ぉぉぉ.......。」
ライフ4000→3700
「僕のバトルフェイズは終わりだが、装備魔法、ワンダー・ワンドの効果発動。このカードと装備モンスターを墓地に送る事でデッキからカードを2枚ドロー!更に墓地へ送られたミドラーシュの効果により、墓地からシャドール魔法、罠カードを1枚手札に加える。僕は影依融合を手札に加え、カードを2枚伏せターンエンド。」
ライフ4000
手札5
伏せ2
《クラムのターン》
ライフ3700
手札2→3
伏せなし
「なんて奴だ.......あれだけ動いておきながら手札が私より多いとは.......。私のターンドロー!魔法カード、死者蘇生!私は墓地から人造人間サイコ・ショッカーを特殊召喚する!!!」
人造人間サイコ・ショッカー攻撃力2400
「まだだ、私は人造人間サイコ・ショッカーをリリースして、いでよ!?人造人間サイコ・ロード!!!」
人造人間サイコ・ロード攻撃力2600
「サイコ・ロードでプレイヤーにダイレクトアタックだ!?電脳エナジーインパクト!!!」
キュイン、キュイン、キュイン、ズドォォォォォン
この攻撃を景太はあろうことか伏せカードが2枚もあるのにも関わらずスルーした。
ギン
ドカァァァン
ライフ4000→1400
景太の居る場所を爆煙が包む。
「フフフフ、景太君?バリアジャケットを着ていない君はもう立つことも出来ないほどボロボロの筈だ!」
徐々に煙は晴れていく。
「フフフ.......な!?」
「何かしたのか?」
煙が晴れたそこには景太が無傷で立っていた。
ダメージを負った気配はない。
「馬鹿な!?確かにライフダメージを受けた筈だ!!なのに何故バリアジャケットを着ていない君が無傷なんだ!!!」
「さぁ〜な。」
ギン
景太の目が怪しく光る。
「くっ.......カードを1枚伏せターンエンドだ。」
ライフ3700
手札3→0
伏せ1
《景太のターン》
ライフ1400
手札5→6
伏せ2
「僕のターンドロー!手札から死者蘇生を発動。墓地からエルシャドール・ミドラーシュを特殊召喚!」
エルシャドール・ミドラーシュ攻撃力2200
「そして、影依融合を発動!フィールドのミドラーシュと手札の超電磁タートルを融合、いでよ!!エルシャドール・ネフィリム!!!」
エルシャドール・ネフィリム攻撃力2800
「攻撃力2800だと!?」
「そして、エルシャドール・ネフィリムの効果発動。デッキからシャドール・ビーストを墓地に送りカードを1枚ドロー!行くぞ.......エルシャドール・ネフィリムでサイコ・ロードを攻撃!」
ネフィリムの手から針のような光が発射されサイコ・ロードへと放たれる。
「はは!馬鹿が!!速攻魔法、突進!!!このカードは指定したモンスターの攻撃力を700ポイントアップする。これでお前のモンスターは「ドガガァァァァン」.......ぐぉぉぉおおおおお!?......ぐっ...馬鹿な.....何故私のモンスターが.........。」
突進により攻撃力でサイコ・ロードがネフィリムを超えたはずなのだがそれを無視してサイコ・ロードが破壊される。
「エルシャドール・ネフィリムは特殊召喚したモンスターと戦闘した時そのモンスターをダメージ計算前に破壊する。」
クラムの顔は唖然としている。
ここまで無茶苦茶だと大抵のデュエリストは折れる。
「一体どうなってるんだ!?バリアジャケットを着ていない状態でダメージは受けない、それにこの衝撃は........。」
クラムはバリアジャケットと同じ性質の白衣を着ている。
にも関わらずモンスターが破壊されただけで生じた衝撃にクラムは混乱していた。
それは単純に自分の理解を超えたために思考が停止したのだ。
「まだ終わってない。リバースカードオープン!!速攻魔法、融合解除!このカードでネフィリムを分離させる。」
エルシャドール・ミドラーシュ攻撃力2200
超電磁タートル守備力1800
「何........。」
「ミドラーシュでプレイヤーにダイレクトアタック!!!」
ミドラーシュがクラムに向かい突っ込んでくる。
そのスピードは目で追うのがやっとだった。
ヒュン、ドガッ
「がはっ!?........うっ.......この痛みは.......ゴホッ....。」
ガク
クラムが衝撃で膝をついた瞬間口から大量の血を吐き出す。
ライフ3700→1500
「どんな気分だ?痛いか?苦しいか?だが、美花の味わった苦しみはこんなもんじゃないぞ?お前のような奴は死なないと分からないようだからな。」
「ぐっ........おのれぇぇ.......モルモット如きが私に牙を向けおって.........私が実験材料を何に使おうが私の勝手だ!!今にお前も「速攻魔法、神の写し身との接触。」な、なんだそのカードは........。」
景太はクラムの話を遮りリバースカードを発動させた。
「このカードは、手札、フィールドからシャドール融合モンスターによって決められたモンスターを墓地に送りエクストラデッキからその融合モンスターを特殊召喚する。僕は再びエルシャドール・ネフィリムを特殊召喚!!!」
エルシャドール・ネフィリム攻撃力2800
「何.........速攻魔法での融合.....だと.......。」
これはバトルフェイズ中での特殊召喚である為そのモンスターは攻撃が許される。
「お前がこれまで痛めつけてきた者の痛みをその身で死をもって知れ!」
「フ、何を馬鹿な。私はバリアジャケットと同等の性能がある服を着ているのだぞ?この攻撃を受けて私が死ぬなんて事はあり得ない!!」
クラムはそれはあり得ない事だと否定する。
しかしクラムは内心何処か恐れていた。
さっきの衝撃の強さを見てもこのデュエルで何かが起こっているのは事実だからだ。
「お前がこのデュエルで生き残ることはない。それがお前が僕にくれた力の一つだ。」
その瞬間、景太の目が金色の状態で淡く赤みがかかる。
「終わりだ。ネフィリムでプレイヤーにダイレクトアタック!!!」
ギン
景太の異様な雰囲気と眼力、それに当てられたクラムは恐怖を抑え切れなくなった。
「よ、よせ........く、来るな!?あ....ああ.......うわぁぁぁああああああああああああ!!!」
ザクザクザク
「ゴホッ.....ゴフッ......こんな.......馬鹿な......事が.......ぁ.。」
無数の光の針がクラムを串刺しにしその攻撃はクラムの命を奪う。
その攻撃はまるで現実で刺されたかのように無数の刺し傷が残り、辺りを血の海にする。
「それがお前の求めた研究の成果だ。」
その光景を見ながら呟いた景太の顔は笑っていた。
ライフ1500→ー1300
〜デュエルゾーンアウト〜
〜アリシアサイド〜
「何.......これ.........。」
そのデュエルを通信で見ていたアリシア達は呆然と見ていた。
デュエルで........それもバリアジャケットを着ていて人が死んだ?
どうしてこんな事が起きるの?
っ!?
けいくん........どうして笑ってるの.......。
けいくんはどうして人を殺して笑っているの?
けいくんはどうしてしまったの?
そんな事をぐるぐると考えているアリシアだったが景太が研究室から何処かへ行こうと歩き出したのを見て叫んだ。
「けいくん待って!!!」
その声が届いたのか景太は止まり通信モニターの方へ振り返る。
「けいくん帰って来るんだよね!?今ここに帰って来るんだよね!!!」
アリシアは強く怒鳴るように尋ねる。
シュン
覇王の力を解き金色から黒へと瞳の色が変わった景太は話し始めた。
「僕は.......帰れない........。」
その一言でアリシア達の顔は悲しく歪み始める。
「どうし.....て?」
「この子を.......【ベイン】を受け入れたから。」
何それ......そんなのわかんないよ.......。
その子を受け入れたらどうして私達と居られないの?
「景太君まさか貴方..........。......そうなのね?」
リンディは何かに気づいたのか景太に尋ねる。
「はい。」
景太は短く切り答える。
「分かりました。梅雅景太、貴方をSSSランクの危険人物として指名手配します。」
「どうして!?何でけいくんにそんな事言うの!?お義母さん!!!」
突っかかりたい気持ちがあるのはアリシアだけじゃない。
他の皆も同じ気持ちだ。
「やめてアリシアちゃん......これでいいんだ、これで......。」
景太はアリシアを止める、その表情は昔の優しかった頃の景太だ。
「景太君逃げなさい。捕まったら........嫌よ?」
指名手配にすると言っていた人間が捕まったら嫌っと言う矛盾したお願いに皆は理解が追いついていない。
「お気持ち感謝します。では.......。」
そう言い景太は研究所から出て行く。
「けいくん!!!」
「お兄ちゃん!!!」
アリシアと美花は叫ぶがそれで景太が止まるはずもない。
けいくん.........行っちゃ.....嫌だよ......。
アリシアは涙を流しその場に暫く佇んでいるのだった。
次回もよろしくお願いします。