【手直し中】魔法少女リリカルなのは!?「私立聖祥大学付属小学校最弱の少年」   作:ヘルカイザー

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最弱の理由

〜景太サイド〜

 

早朝・景太邸にて

 

チュンチュン、チュンチュン。

 

コケコッコー。

 

今時家に鶏がいるのか!?

 

っと!

 

思うのかもしれないが実はこの家には一匹いるのである。

 

「景太〜もう朝だよ〜起きないと〜。」

 

んん〜。

 

「景〜太〜。あ〜さ〜。」

 

あさ.......?

 

時間は........まだ6:30じゃないか.......。

 

「なんだよエンジェ。まだ早いよ〜。」

 

いつもより10分早いじゃないか。

 

「えぇ!?いつもより10分早いだけでそんなこと言うの!?せっかく起こしてあげたのに〜。」ぷんぷん

 

「あはは。冗談だよエンジェ。起こしてくれてありがとう!そしておはようエンジェ♪」にこ

 

「うん♪おはよう♪景太♪」にこ

 

彼女はマドルチェ・エンジェリーのエンジェ。

 

カードの精霊だ。

 

僕には生まれつきカードの精霊が見える。

 

中でも彼女は特別で僕が物心ついた頃から一緒にいる。

 

僕の一番長い友達だ。

 

いつもこうして朝は起こしてくれる。

 

精霊は早起きなんだね。

 

そもそも精霊は寝るのか?

 

まぁ〜細かいことは気にしない。

 

「景太〜?今日もデュエルしないの?」

 

エンジェは物足りなそうな顔をしている。

 

そんな顔されてもなぁ。

 

いや〜僕もしたいんだけどさ。

 

「エンジェもわかってるでしょ?僕の相手をしてくれる人なんていないよ。まぁ〜アリシアちゃん達はしてくれるかもだけど。」

 

そう......試験以外で僕とデュエルなんてしてくれない。

 

皆時間の無駄だといい断られる。

 

「景太はまたつまんないこと気にしてるんでしょ?」

 

あはは。

 

エンジェはわかっちゃうか。

 

「そうだね。アリシアちゃん達にお願いすればデュエルしてくれると思うよ。でもそのせいで変な噂をされて欲しくないから。」

 

アリシアちゃん達とデュエルすれば恐らくこの前みたいな僕をよく思っていない連中に目をつけられる。

 

そうなればアリシアちゃん達が嫌な思いをする。

 

仮に僕をチームに入れたなんて噂が出たら..........。

 

そんなのは耐えられない。

 

「景太〜ダメだよ。それじゃ、景太が........。」

 

そうなんだけどさ。

 

「エンジェ?心配してくれるのは嬉しいよ。でもこれは僕の意地でもあるんだよ。2年前僕とチームを組んだ仲間にチームから追い出されたあの時から........。」

 

そうだ。

 

2年前。

 

僕のチームは聖祥カップの初戦で敗退した。

 

内容は僕が足を引っ張った事による負け。

 

でもまさかそれでチーム全員から責められるとは思わなかった。

 

追い出されるとは思わなかった。

 

僕は確かに弱い。

 

でも僕も努力してないわけじゃない。

 

ただ.......ただ僕は僕の友達で家族だった精霊の皆が苦しんでる所を見たくなかった。

 

だから.......自分のモンスターを守るための戦術をとった。

 

でもそれは.......結果的にチームの足を引っ張った。

 

余計な戦術を取ればそれだけ他がおろそかになる。

 

わかっていた。

 

わかっていてもやめられなかった。

 

だって......僕には彼女達精霊の姿が見えるから。

 

本当は僕はデュエリストは向いていないのかもしれない。

 

それでもデュエルを捨てられない僕は女々しいのかな......。

 

「景太?私達は確かにカードの精霊だよ。デュエルで攻撃されれば痛いよ。苦しいよ。でもそれはしょうがないことなんだよ。景太が気にすることじゃない。景太は優しいから気にするなって言っても無理かもしれないけど。それでもこれだけは覚えておいて景太!私達はどんな時でも景太と共に戦う。それだけは忘れないで!」

 

エンジェ..........。

 

「あはは。ありがとうエンジェ♪」

 

さて。

 

今日も1日頑張るぞ!

 

〜サイドアウト〜

 

〜シュテルサイド〜

 

「んん〜。ふわ〜ん........。もうこんな時間ですか。」

 

時計は既に7:10分を指していた。

 

着替えますか。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

スタ、スタ、スタ、スタ

 

ガチャ

 

!?

 

はぁ〜。

 

またですか。

 

「おはようございます景太。」

 

「あ!おはようシュテル!」

 

聞くまでもなくアレですよね。

 

「また朝ごはん作ってくれたんですか景太。」

 

「うん♪」

 

嬉しいのですが。

 

嬉しいのですがなんか........。

 

「景太?たまには私が作ります。いつも、いつも作ってもらっては悪いですよ。」

 

「え〜と。気にしなくていいのに。」

 

またそうやって........。

 

「僕レヴィ起こしてくるね♪」

 

スタ、スタ、スタ、スタ

 

「いえ、それならわた......しが.......。」

 

行ってしまいました。

 

「ん?シュテルどうしたのだ?そんな所に突っ立って。」

 

ディアーチェですか。

 

「いえ、なんでもありません。おはようございます。」

 

「お、おう。おはよう。」

 

スタ、スタ、スタ、スタ

 

ガチャ

 

「シュテル〜ディアーチェ〜おはようございます。」

 

「おはようございますユーリ。」

 

「おはようユーリ。」

 

後はレヴィだけですか。

 

ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ

 

まったく。

 

「朝から元気ですね〜。」

 

バンッ

 

「皆おはようー!?」

 

「おはようございますレヴィ。」

 

「おはようレヴィ。ドアはもっと静かに開けられんのか?」

 

「おはようございますレヴィ〜。」

 

ディアーチェ。

 

それはいくら言っても直らないと思いますよ。

 

「これで全員揃ったね♪じゃ、食べようか♪」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「じゃ〜僕は先に出るから。」

 

「はい。行ってらっしゃい景太♪」にこ

 

「あはは。行ってきますシュテル♪」にこ

 

ガチャ

 

バタン

 

行っちゃいましたか。

 

景太も一緒に登校すればいいのですが。

 

『僕は朝は用があるんだよ。ごめんね。』

 

なんて言われてしまいます。

 

朝から一体何をしているのでしょうか?

 

〜サイドアウト〜

 

〜景太サイド〜

 

スタ、スタ、スタ、スタ

 

ピーンポーン

 

「はーい。」

 

ガチャ

 

「おはようございます。桃子さん。」

 

「 あら♪おはよう景太君♪いつもごめんね。まだ起きないのよ。悪いけど起こして貰えるかしら?」

 

「はい。了解です!」ビシッ

 

少年は家の中に入り階段を上がる。

 

スタ、スタ、スタ、スタ

 

ガチャ

 

「スーッスーッスーッ。」zzz

 

やっぱり爆睡ですか。

 

「なのはちゃん朝だよ!そろそろ起きないと遅刻するよ!」

 

「んん〜。後365日〜。」

 

一年間寝る気ですか!?

 

「もう!そんな凄いこと言ってないで起きなよ。なのはちゃん起きて〜。」

 

ゆさゆさ、ゆさゆさ

 

「んん〜景君がちゅーしてくれたら起きる.......。」

 

.............いや、いや。

 

「なのはちゃん流石にその寝言はあり得ないでしょ?起きてるよね?」

 

「む〜バレたの!」

 

いや起きてるなら早く起きようよ。

 

「はぁ〜。」

 

「ため息つかれたの!?景君ごめんね!?悪ふざけしすぎたの!?嫌いにならないで!?」

 

あはは。

 

「冗談だよ。嫌いになんてならないから。大体何年の付き合いだと思ってるのさ。」

 

「そうだけど.......。景君に嫌われたら死んじゃうよ。」

 

それは大袈裟じゃない!?

 

貴方はウサギですか!?

 

いや、それは違うか。

 

ウサギは寂しくて死ぬわけじゃないから。

 

はっ!?

 

いやそんなことはどうでもいいんだよ。

 

それより最初はこれが大事だ。

 

うん。

 

「じゃ〜改めておはようなのはちゃん♪」にこ

 

「うん♪おはよう景君♪」にこ

 

なのはちゃんとは幼馴染だ。

 

初めて会ったのは公園だったかな?

 

まぁ〜そんなこんなで僕は朝の弱いなのはちゃんを起こしに毎朝なのはちゃんの家に来ている。

 

シュテル達には言っていない。

 

なんかものすごい事になりそうだから。

 

「じゃ〜僕は外で待ってるから。」

 

「え〜。ここにいてもいいのに〜。」

 

いやいやおかしいから

 

「なのはちゃん?僕は男なんだから着替てる所にいるのはダメでしょ?」

 

「景君ならい・い・よ?」

 

そんな可愛いポーズしてもいないからね。

 

「じゃ〜外にいるからね。」

 

「景君はいけずなの!?」

 

バタン

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガチャ

 

「景君お待たせなの!」

 

よし!

 

今日も任務完了!

 

「景君?今失礼なこと考えなかった?」

 

だって本当のことじゃんか。

 

「考えてないよ。さて、行こうかなのはちゃん♪」

 

「うん♪♪」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バス停にて

 

「じゃ〜なのはちゃん僕はここで。」

 

僕は学校までは走って行っている。

 

これが日課だ。

 

なのはちゃんはバスだからここで一旦別れるけどね。

 

「ちぇ〜景君もバスで行けばいいのになぁ〜。」

 

ん〜今更なんだよね〜。

 

「でもこれが日課だからさ。ごめんね。じゃ後で。」

 

タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ、タ

 

「ああ......行っちゃったの。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

学校にて

 

タ、タ、タ、タ、タ、タ

 

「はぁ、はぁ、はぁ〜。よし到着。」

 

スタ、スタ、スタ、スタ

 

はっ!?

 

バッ

 

後ろから気配を感じ振り向く。

 

「お、おはよう景太。どうしたの?」

 

「お、おはようフェイトちゃん。その......後ろから気配を感じたんでてっきりアリシアちゃんかと.......。」

 

違ったか。

 

「姉さんなら.......。」

 

え?

 

「けいくん♪」

 

ガバッ

 

「ちょっ!?」

 

な、なんでそっちから!?

 

そっちは僕が最初に向いてた方なのに!?

 

「ん〜けいくん♪おはよう〜♪今日もぬくい〜♪」すりすり〜すりすり〜

 

「お、おはようアリシアちゃん。てかそれやめて〜!?」

 

皆見てる!?

 

見てるから!?

 

「けいくんも嬉しいくせに〜♪」すりすり〜すりすり〜

 

恥ずかしんだって!?

 

「やめてよアリシアちゃん!?ヤバイって!?」

 

「やだ!?」

 

そんな元気良く否定!?

 

「けいくんは私のだ!?」

 

何の話!?

 

「姉さん?景太が困ってるよ?それにそろそろチャイムなるよ?」

 

「ちぇ〜わかったよ。」

 

パッ

 

はぁ〜助かった。

 

「じゃ、じゃ〜僕は教室に行くから。」

 

スタ、スタ、スタ

 

「待ってよぉ〜!?私も行くぅ〜!?」

 

タ、タ、タ

 

「姉さんは本当に景太が好きなんだね。」

 

〜サイドアウト〜

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜アリササイド〜

 

放課後私達チームHEROは特訓をしないである人のデュエルを見に体育館に来ている。

 

「これより梅雅景太と朝倉勘九郎の模擬デュエルを行います。」

 

そう。

 

景太のデュエルよ。

 

景太のデュエルを見に来ているのは私達だけじゃない。

 

この学校の半数近くのチームが景太のデュエルを見に来ている。

 

確かに景太は弱い。

 

それこそこの学校では勝ったことはないわ。

 

だからこの学校の半数は景太を『最弱』と蔑み馬鹿にする。

 

でも私達を含めここに見に来ている残り半数は違う。

 

皆景太のデュエル技術を参考にしに来ている。

 

勿論本人はそんなことは気づいていない。

 

だってそれは勝つための技術じゃない。

 

だから景太もそれを参考にする人なんていないと思ってる。

 

でもそれは違うわ。

 

景太のその技術は私には真似できない。

 

そんな方法は考えられない。

 

いえ、私だけじゃない。

 

ここにいる他の人全員がそれを真似ようとは考えないはず。

 

何故ならその技術はモンスターを守る技術だからよ。

 

その技術だけなら景太はこの学校最強だわ。

 

でもだから景太は勝てない。

 

確かにモンスターを守れば自分の戦力は減少しない。

 

でも景太のそれはもう異常を通り越して狂気すら覚えるわ。

 

まるで私達には見えない何かが傷つくのを恐れているかのように。

 

デュエルは攻撃をしなければバーンデッキや特殊勝利条件のデッキ以外勝てないのよ。

 

景太だってそれをわからないほど馬鹿じゃないわ。

 

だったら何故それをしないのか。

 

それは私達にはわからないわ。

 

でももし景太が攻撃をする戦術をとったなら。

 

ふふふ♪

 

景太はどれだけ強いのかしらね?

 

「アリサ達も見に来ていたのですか?」

 

あら?

 

「シュテルじゃない。そう言う貴方達も景太のデュエルを見に来たのかしら?」

 

「ええ。なんだかんだ言って景太のデュエルは1度も見たことありませんでしたから。」

 

そう。

 

そう言えばフェイトとはやても初めてだったかしら?

 

「なら。よ〜く見ているといいわ。景太がただの『最弱』じゃないってことを。」

 

「アリサ!?それはどう言う事ですか?」

 

「見ていればわかるわよシュテル。」

 

〜サイドアウト〜

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〜景太サイド〜

 

今日は模擬戦かぁ〜。

 

すっかり忘れてたよ。

 

しかも相手がよりによって。

 

「よう?久しぶりだな?景太。」

 

「そうだね。勘九郎。」

 

元チームメイトとはね。

 

「相変わらず最弱やってるのか?」

 

「やりたくてやってるわけじゃないんだけどね。」

 

そうだ。

 

僕だってそんな言葉で呼んで欲しくない。

 

「まぁ〜いいや。チームメイトじゃないお前がなにしてようと俺には関係ない。悪いが勝たせてもらう。」

 

そうだね。

 

でも。

 

「やるからには負けるつもりはない。」

 

「その闘志だけは認めてやるよ。」にや

 

「そりゃ〜どうも。」にや

 

やっぱり勘九郎。

 

君だけが昔のチームメイトの中で僕を理解してくれた。

 

だから僕も持てる全てを君にぶつける。

 

「行くよ勘九郎!」

 

「ああ!景太!」

 

「「デュエル」」

 

こうして少年の模擬戦がはじまった。

 

 

 




次回もよろしくお願いします。
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