お爺ちゃんが怖くて家出する。   作:ビックボブ

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お待たせして申し訳ないぺこ。


第5話

◯月×日

 

今日は久しぶりのお休みだった。

 

午前中は日課になってるトレーニングをして午後からは最近できた彼女とデートだった。

 

デートといってもここらで遊びに行ける場所など限られているので少し遠出をしてシャボンディ諸島に遊びに行った。

 

場所によっては治安が悪いが俺がいれば大丈夫であろうとここまで遊びに来た、天竜人や海賊などがそこらへんをウロチョロしてなければ楽しい場所だ。

 

ここで俺の彼女を紹介しよう。

 

名前はクロワ。

 

軍の近くのパン屋の看板娘だ、身長は150cmくらいで小柄ではあるがこの世界の住人だけあって出るとこは出て引っ込むところは引っ込んでいるナイスバディな女の子だ。

 

髪の毛は緑がかった黒で肩までで揃えられている。とてもふんわりした喋り方で見ているだけでも癒される可愛らしい子だ。

 

そのおかげでパン屋はいつも大繁盛。彼女を目当ての海兵でパンパンだった。

 

彼女との出会いのきっかけはありきたりだった、ある日仕事終わりに何を食べようか考えながら歩いていたところに彼女はしつこいナンパにあっていた。

 

俺は腐っても海軍だ、見過ごすのもなんだったので声をかけようとしたところしつこくナンパしてたのは海兵だった。

 

適当にあしらって帰そうとしたが俺に喧嘩を売ってきやがったので返り討ちにした。途中で俺が上官だと気づいて謝っていたが腹が減ってイライラしていたので訓練所の地面に首から下を埋めて放置してきた。

 

それがきっかけなのか彼女に好意を抱かれて毎朝仕事前に基地の門の前で焼き立てのパンと行ってらっしゃいの声掛けを貰ってからの出勤が日課になっていた。

 

上司や部下に妬みの視線で見られながらの出勤がキツくなったのでやめるように言ったら悲しい顔をされて余計に周りからバッシングを受けるようになった。

 

そこからはトントン拍子で話が進み今では交際して半年が経った。

 

そんな彼女と午後は夕方までショッピングや遊園地などで遊んで夜はご飯に行った。

 

前々からサカズキさんを紹介をすると彼女に言っていたので少し緊張した様子だったがいざ合わせてみたら驚くほど早く打ち解けていた。

 

途中でサカズキさんの葉巻がきれて俺が買いに行っている間に2人で何かを話していたらしい。

 

気になって2人に聞いても何もないと言っていた。

 

サカズキさんが気持ち悪くニヤニヤしていたので指摘したらぶん殴られた。

 

 

 

 

 

 

 

〜SIDEサカズキ〜

 

 

「遅いのぉ、どこまで買いに行っとるんじゃヤツは」

 

「多分ですけど普段からサカズキさんが吸われてる葉巻を探してるんじゃないですかね?」

 

「吸えればなんでもええと言うとるのに…」

 

今ワシの目の前にはガンツが連れてきた娘がおる。

 

当の本人はワシの葉巻を買いに行ったまま帰ってこん

 

「すまんのぉ、初対面のワシと2人きりは少々気まずいじゃろう」

 

「そんな事はないですよ、普段聞けないガンツさんの事やよく話題に出るサカズキさんとお会い出来てとっても楽しいです!」

 

なるほどのぉ、よく出来た娘じゃ。

 

部下たちの間でもよく話題にでよる娘じゃったっが近くのパン屋で働いていて面もよく愛想がいいで昼頃になったら部下達がこぞってパン屋に足を運んどると…

 

ワシと2人きりになっても嫌な顔せず笑顔で会話しおる気持ちの良い娘じゃ

 

しかし気になる一言を聞いた

 

「ワシの話題がよく出ると?ガンツはワシの悪口でも言いよるのか?」

 

少し意地悪な質問をしすぎたか

 

しかしこの子は優しい笑みを浮かべて語りかけてくる

 

「ガンツさんの口からはサカズキさんや仕事の悪口は聞いた事はないですよ、多少の愚痴は聞きますが人を悪く言うような事は全く聞きません、ただ…」

 

言うか言わないか少し迷っているような態度で少し気になり聞いてみた

 

「ただ?」

 

困ったような顔で、でも少し楽しそうに話してきた。

 

「この事はガンツさんには内緒にしてくださいね?ガンツさんはサカズキさんの事をお父さんみたいな人だって言ってたんですよ。物心つく前にお父様を亡くされてたみたいで、それでお母様に聞いたお父様の印象がサカズキさんそのものだとかで、でもそういうのは別として厳しくても優しいところがあるサカズキさんの事を本当のお父様だって思ってるって言ってました!」

 

畳み掛けるように娘は言った

 

「実は私にも父がいないもので…一度もお会いしていないのに失礼ではあるのですが、勝手にお父様みたいな人だなって…」

 

照れ臭そうにそんな事を言う娘にワシは照れ隠しで空になったグラスをあおる。

 

 

ワシの目からマグマが出ちゃいそう…

 

この歳になって涙脆くなったもんじゃ。

 

ワシは海軍、いついかなる時も戦場に身を置く者として家庭は作らんと決めていた。

 

両親を早くに亡くしたこともあって若い頃から訓練に明け暮れた。

 

そして今の地位になったがこの性格からか周りからは煙たがられるようになっていた、クザンやボルサリーノはなんだかんだで部下からは慕われておる。

 

ワシにも命懸けでついてくる部下はおるが忠誠に近いものじゃ、そんな中現れたのがガンツじゃった。

 

ヤツがそんなふうにワシの事を思っていたとは…

 

そう思っているとガンツが肩で息をしながら帰ってきた。

 

「遅れてすみません!サカズキさんの葉巻がなかなか見つからなくて!」

 

「吸えればなんでもええと言ったろうに」

 

そんなワシとガンツのやりとりを微笑ましそうにクロワは眺めている。

 

今日飲む酒は美味いのぅ、たまにはこうゆうのも悪くない。

 

「どうかしたんですか?ニヤニヤして、すこし気持ち悪いですよ?」

 

……この息子には少し指導が必要なようじゃ。

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