今回は大蛇が夏イベに出る事になったら…の出発前を書いてみました
※1人名前が隠れてる人がいますが、まぁネタバレになるので隠してます
とある夏に発生した極々微小の特異点、危険度も低くバカンスに向かうにはちょうど良いとの事
それならばと数日の休暇を過ごす事となったその特異点への準備を整え、集合場所であるオペレーションルームに集まっていたカルデアの面々
するとゲートが開き威厳ある声が聞こえてきた
『此度は愛娘達も行くらしいではないか…
であれば、余は此処に残る、などとは言えぬであろうなぁ』
聞こえてきた声は遊ぶ気満々でオペレーションルームにいる伊吹童子、その大元にして父親である八岐大蛇のものだった
『どうだ、これぞ八岐大蛇…さまぁもぉどである』
そう言って入室し佇む八岐大蛇、その姿は普段見せるそれでは無く…
蛇の意匠があしらわれた法被、結われアップにされた八岐の長髪
そして褌に黒目眼鏡、そして肩に担いだ酒樽と…まぁ一目に浮かれていると分かる姿だった
「えっと…ずいぶん浮かれてるね?」
そのあまりの情報量に固まる周囲、その中でおずおずと声を掛けた藤丸に大蛇は愉快そうに笑いながら答えた
『愛娘達と隠れ住まずに過ごす初の夏、浮かれぬ方が無理と言うものよ
のう、我が娘…伊吹童子よ!』
「パパ、ごめんなんだけど…
向こうに着いたら、その格好で私の半径100m以内に来ないでね?」
『なにゆえだ!?』
同意を求めた娘からのまさかの言葉に驚く大蛇
そんな大蛇を見たまま伊吹童子は話し始めた
「いやー…確かにパパの生前は隠れ住んでたし、一緒に夏を楽しんだりは出来なかったもの
一緒に過ごせる夏ってなって浮かれる気持ちは分かるわよ?」
そう言ってニコニコ笑う伊吹童子、しかし『でも…』と続けると
「その格好で隣歩かれるの、恥ずかしい」
その笑顔のまま、なんとも辛辣な一言を発した
『は、恥ずかしい…?余の…渾身の夏服が…?』
娘からの辛辣な一言にその場に崩れ落ちる八岐大蛇、そんな大蛇を遠目に見ていた■■■■が近寄ってきた
「あー…その、なんだ」
そして言い淀みつつ、隣に跪くと肩に手を置き励まし──
「まぁ…元気出せっtブフォッ…!」
──耐えきれずに、吹き出した
『よりによって貴様に励まされたくなんぞないわァ!!
と言うか笑ってるではないか貴様ァ!!』
「いやァ悪い悪い!!
笑われ■■■■に掴みかかる八岐大蛇
大してそれを笑い飛ばす■■■■
(((((またやってるよ…この2人…)))))
そんな二柱の神の喧嘩…もとい取っ組み合いを周りは呆れた様子で見守るのだった
伊吹童子を辛辣にしたのは作者の趣味です、反省はしてません
大蛇様と伊吹童子(酒呑童子)は親子なんですもの
でも文中と1話にも書いたけど、大蛇様と娘は逃げて隠れ住んでいたんですもの
…サーヴァントになった今くらい、普通の親子らしい関係にしてあげたかったんです