ポケモンユナイトストーリー   作:ゆうたx

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第三十三話 アーマーガア、最強の一撃

ウォーグルのインファイトがアーマーガアを襲う、だがアーマーガアは持ち前の耐久力で耐える

そして、返しの1擊ウォーグルに炸裂する、その一撃でウォーグルが何と戦闘不能なった

「ばかな、ウォーグルが一擊」想像をはるかに超えるアーマーガアの一撃に動揺を隠せない

「すごいよアーマーガア、でもなんで攻撃力を上げてないのに倒せたの?今の技は何」

「あれは、ボディプレスという技です」「ボディプレス?」

「攻撃ではなく自分の防御を攻撃の数値としてダメージを与える技ですアーマーガアは

防御力を最大値まで上げていたので、あの威力が出たのだと思います」カナが説明してくれる

「すごいよ、アーマーガアそんな技を覚えたの」「ですが、それだけではありません」「えっ」

「いくらアーマーガアの防御力が高いとはいえ、防御力を二段階上げたウォーグルを

一撃で倒すなど不可能です、インファイトで守りを捨て、耐久力が落ちていたとはいえ、

急所に当たらない限りは倒せません」ソウタロウが補足を入れる

「急所に当たったから一撃だったってこと」

「ええ、急所は自分の不利なランク補正を無視してダメージを与えられます、アーマーガアは

ウォーグルの防御力が2段階上がったのを無視してダメージを与えた、しかもダメージ1、5倍で

だからこそ倒せたのです」

「ここで急所を引くとは何という強運、ですがあのまま戦っていても勝てたかどうか

・・・運がいいのは私のほうかも知れませんね」

アーマーガアに急所に攻撃を当てられ、運が悪いように見えるウォーグル使い、だが

プライドが傷つかないで済んだ分、運がよかったのかもしれないと思った

ここで、アナウンスが流れる、「オレンジチーム全滅よって、勝者紫チーム」

「リーダーも倒されたのですか、スーパーランクの大会ぐらいだったら、間に合わせのチームで

勝てると思ったのですが、甘すぎる考えでしたね」

「今度は間に合わせのチームじゃなくて、ちゃんとしたチームでリベンジにしにきてよ」

「はい、次こそは必ず勝たせてもらいます」「あと、君の仲間にもちゃんと謝って」

「・・・わかりました、2人とも私の実力もまだまだだというのに、上から目線で雑魚扱いして

間に合わせのチームと言ってしまったことを謝罪いたします、どうもすみませんでした」

ウォーグル使いは深く頭を下げた

「まあ、おかげでスーパーランクの大会に出れて楽しかったよ」

「うん、僕たちは別のチームを作ってまたビギナーランクからやり直すよ」

「お二人とも本当に優しいですね、人間として劣っていたのは私の方ですね」

マリンに負けて、2人に優しさに触れてウォーグル使いは少し謙虚になった

そして大会初戦は終わり、みんなで合流ウォーグル使いはトゲデマル使いに謝罪し

バンギラス使いも3人に謝罪し和解した、5人は2、3に分かれて

別のチームを作って、また大会に参加するようだ

そして、カケルはカナを誘ってトレーニングに、ナギとソウタロウは2人で遊ぶようだ

マリンも誘ったが用があるといって家に帰ってしまった

『正解は1つじゃない、それが私の座右の銘、法に触れない限りどんなことであっても

正解の要素を持っている、そう考えてきた、それなのにウォーグル使いのやり方を

完全に否定してしまった・・・ウオーグル使いのあのやり方は、本当に間違いだったの?』

マリンは一人悩んでいた

 

 


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