「ふー、美味しかったごちそうさまでした」「ごちそうさまでした」
「もうだいぶ暗くなってきたね、そろそろ帰ろうか」「そうですね」
もう夜が近づいてきたので、ソウタロウとマリンは家に帰ることにした
『もうこんな時間ですか、もっと二人きりでいたいですがあたりが暗くなってきたので
そういうわけにもいきませんね、名残惜しいですが今日のところはもう帰るしかないようですね』
本当はもっとマリンと2人きりでいたいソウタロウだが、もうあたりが暗くなってきてしまった
マリンの家に泊めてくれなどとソウタロウに言えるはずもなく、もうお別れの時間がやって来た
「今日は久しぶりにソウタロウと2人きりで楽しかった」「そっそうですか、それは良かったです」
『えっどういう意味ですかマリンさん』マリンの言葉にソウタロウは激しく動揺する
「焼き芋食べてるとき凄いにやけてたよ、そんなに好きなの焼き芋」
「えっ、はいそうなんですよ」『やばい、僕そんなににやけてたのか』
にやけていたのは無論焼き芋のせいではないがマリン笑顔でにやけていたなんて言えるはずもなく
焼き芋でにやけていたことにした
「ソウタロウがにやけていてるところなんて、初めて見た気がする」
「そうですか、確かにあまりそういう表情をすることはないかもしれませんね」
「うん全然見ないそういう顔、だからみんなも見たことないんじゃないかな、ふふッソウタロウの
にやけた顔は私が独り占めだね」「そうですね、もうそんな顔しないと思います」
「じゃあまたねソウタロウ、ばいばーい」「はい、さようなら」そうして二人は家に帰っていった
ソウタロウの家
「まさかマリンさんと2人きりになるなんて思いませんでした、今日は楽しく二人で散歩して
少しは距離が縮まりましたかね・・・マリンさん久しぶりに2人きりで楽しかったと言って
いましたが、僕なんかと2人きりで何が楽しいんですかね・・・きっと気を遣って
言ってくれただけですね、あまり期待しないほうが良さそうです」
マリンの家
「今日はまさかのソウタロウと2人きり緊張したなー、今日はちょっと大胆発言が多すぎたかな
でもソウタロウと二人きりになれる機会なんてめったにないんだから
少ないチャンスを活かさないとね、ソウタロウは私のことどう思ってるんだろうな
ソウタロウも私と同じ気持ちだったらいいんだけどな」
マリンの大胆発言を気を遣って言ってくれたなどとあまり気に留めていないソウタロウだが
マリンの方もどうやらソウタロウに好意を示しているようだ
今回のデートで少し距離が縮まったソウタロウとマリン
果たしてこの気持ちが届く時は来るのだろうか