ポケモンユナイトストーリー   作:ゆうたx

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第六話 泣き虫ギスタ

「まずギスタが金を求めていたのは孤児院を救うためだ

ギスタは孤児院で育っていてな、だがそこは経営が厳しくどうしても金が必要だったんだ

そんな時ギスタはマキトから声をかけられた、ビギナーの大会に出場して優勝することが出来れば

孤児院を救うための金を出してやると、だがそれは罠だった

セヒトはマスターランクの大会で優勝するためには俺たちの存在が邪魔だと思った

だからギスタをはめて大会から永久追放し目障りな俺たちを戦わずしてつぶそうと思ったんだ

だがその計画はセヒトのところの心あるチームメンバーによって俺に伝えられた

このボイスレコーダ―がその証拠」

タケルはボイスレコーダーを取り出した

「このボイスレコーダーにすべての証拠が詰まってる、さあマキト言い訳はあるか」

「ちくしょう、全部ばれちまったのか」

「ギスタ」タケルはギスタのもとへと向かう「リーダー」「馬鹿野郎」

タケルがギスタをぶん殴る「なぜ俺に相談しなかった」タケルがギスタに激怒している

「すまねえリあんたに迷惑かけたくなかったんだ」ギスタが頭を下げる

「迷惑なんて思うわけねえだろう、俺たちは仲間だろうが

困ってるときに助け合えねえで何が仲間だ」

タケルはギスタを厳しく説教する、だがそこには愛が詰まっていた

「すまねえ、すまねえリーダー」タケルの愛のある説教でギスタが泣き出した

「ギスタ、もうこんな馬鹿な真似するんじゃねえぞ、わかったな」

タケルはギスタを思いっきり抱きしめた

「根はいい人だったんですね」「そうだねー」「まっ今回だけは許してあげましょ

う」

「そうね、今回だけはゆるしてあげましょう」

ソウタロウとナギはギスタがいい人だったと安心し

マリンは今回だけは許してあげることにした、一番怒っていたカナもマリンと同意見だ

そしてカケルは、まだショックを受けているようだ、静かに沈黙している

「マキト、このことはテレビの全国放送で流されるだろう

会社のイメージアップをするつもりだったんだろうが

大幅なイメージダウンになっちまったな、まあ自業自得だ」

そうマキトはセヒトが優勝したら会社を宣伝してもらうつもりだったのだ

「さっさと会社に帰って謝罪会見の準備でもしておくんだな」

「ちっくしょー」マキト泣きながら自分の会社に帰った

「さて、ギスタ、俺のほかにもっと謝らなきゃいけない奴らがいるんじゃないのか」

タケルはカケルたちのほうを見る

そしてギスタはカケルたちのほうに謝りに行った

「本当に申し訳ないことをした、今更謝って許されるとは思わないが本当にすまなかった」

ギスタは土下座で謝罪する

「孤児院のためだったんだからしょうがないですよ」「そういうこと」

「もう私たち怒ってませんから」「もうこんなことしないででくださいね」

「今度から何かあったら父さんを頼ってください」

カケルたちはギスタにやさしい言葉をかける

そのやさしさに包まれてギスタはまた泣き出してしまう

「今回のお前は泣き虫だなー」タケルがギスタを茶化す

ギスタはそれを否定せず「そうだな、今回の俺は泣き虫だな」笑い出した

それにつられてみんなも笑い出す

自分のやったことは許されることではない一生をかけて償うと固く決意したギスタであった

 

 

 

 


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