魔進チェイサーはヴィジランテ(リメイク版)   作:ティガ・レウス

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魔進チェイサーは元A組と敵対する

 あの事件の後、俺たちA組は放課後や休みの日に自主的に集まり、緑谷の捜索をしていた。轟♀はA組に失望してB組にクラスを移したのでA組は18人となっていた。ちなみに心操もA組に失望していたのでB組に入る予定らしい…

マスコミによると、路地裏の一角で緑谷を見た、という目撃情報が寄せられているらしい。しかも一箇所でなく、不特定多数のところで目撃されているようだ。俺たちは、時には県をまたいで緑谷を見つけるべく、怪しいところを探して行った。

 

「……いたか?」

 

「……いいや。」

 

「……きっと緑谷は、俺たちのこと

恨んでるんだろうな。」

 

「恨まれて当然のことを、俺たちは

してしまったんだ……。」

 

「緑谷ちゃん……。」

 

「緑谷さんは、私たちを許してくれるのでしょうか……。」

 

「……デク君……。」

 

「……ケッ。」

 

このやり取りも、一体何回目なのだろうか。本当に緑谷はいたのかマスコミのデマでは無いのか目撃情報自体、信用できる情報なのかそもそもアイツは生きているのか、色々な考えが脳裏をよぎる。そんなことを考えている内にみんなは次の場所を探し始めていた。

 

ーーーーーーーー

ーーーー

ーーー

 

その頃飯田達は別の場所を探していた

 

「緑谷君は見つかったか?」

 

「いいや、見つからない」

 

「こっちもだ」

 

「そうか・・・」

 

「お前ら、なにやってんだ?早く行くぞ」

 

「あぁ」

 

「分かった」

 

「今、行く・・・ん?誰だ?あいつ」

 

路地裏の奥に進むと、紫のジャンパーに灰色のジーンズを着た奴がいた

そいつが俺を見た俺はやべっと思った。その瞬間、俺の腹に蹴りが入った

 

「ガハァッ!!」

 

ドゴォン‼︎

 

「なっ!!切島君!大丈夫か⁉︎」

 

「おい!切島‼︎」

 

「み、緑・・緑谷をみつ、、けた」ガクッ

 

「おい!きりし、『スタスタ』?!」

 

「なんだ…不意討ちには強いと思ったが、弱いんだな切島」

 

「そ、その声、緑谷、か?飯田!皆を此処に集めろ!」

 

「あぁ![プルルルル]、皆!緑谷君を見つけた!今すぐ此処に来てくれ!!」

 

~数分後~

 

『緑谷!!本当にすまなかった!!』

 

「黙れよこの偽善者が!よく言える台詞だな」

 

「おい!クソ眼鏡!そこか?一体何やって…………?……ッ!デク!?おい、クソ眼鏡!そいつデクか!?」

 

「緑谷君だって!?」

 

「デク君が!?」

 

「緑谷!」

 

「緑谷さん!」

 

「何!?緑谷だって!?」

 

「緑谷ちゃん!」

 

みんなが一斉に駆けつけてきた。

 

「本当にゴメン!許されるなんて思ってないけど、謝りたいの!」

 

「ごめんなさい!」

 

「本当にすまなかった!」

 

「すまない!緑谷!」

 

次々に謝罪の言葉を並べていくクラスメイト達、俺もそのうちの一人だ。俺たちは緑谷君に、ひどいことをしてしまった……。俺は委員長失格だ……!

 

「……来てくれたとこ悪いけど、俺はもう

雄英に戻るつもりは無い……。」

 

「「「!?」」」

 

「な、何でだよ!?」

 

「緑谷君の無実は証明されたんだぞ!?」

 

「……ケロ。やっぱり私たちの

せいなのよね?緑谷ちゃん……。」

 

「お願いです!話を聞いてください!」

 

口々に、戻らない理由を聞いていくクラスメイト達。

 

「今更誤ってももう遅い。お前らは信じてくれなかったが信じてくれたのは焦ちゃんと焦ちゃんの家族と一部の人達だけだ」

 

「「「な⁉︎」」」

 

「轟さんだけは気づいてましたの⁉︎」

 

「轟はそんな事言ってなかったよ⁉︎」

 

「当たり前だ。焦ちゃんはお前らに失望したからなついこの間B組に移籍したと連絡があった」

 

「こんのクソデクが……!」Boom!!

 

突然、爆発音がしたと思えば

 

爆豪が、手から爆破を出していた。

 

「テメェ、一体今まで何処ほっつき歩いていやがったんだ!?クソデク……!!」Boom!!Boom!!

 

「爆豪!?何する気だ!?」

 

「引子おば「黙れよ」っ⁉︎」

 

「母さんは信じてくれたが精神を病んで入院したんだよ!てめぇらのせいでな…」

 

緑谷君は弓と銃を足した武器を取り出した

 

「変身」

 

銃を手の平に当てて水平にした後上に上げた

 

【BREAK UP!】

 

禍々しい音声が鳴り装甲が重なっていき出久は変身を完了した

 

「何だあれ!?」

 

「緑谷が変身した!?」

 

姿は壊れたようなバイクの装甲を纏い片目は隠してもう片方の目が光っていた

 

「緑谷出久の名は捨てた。俺は魔進チェイサー。ヴィランと偽善者ヒーローの番人。同時に…死神だ‼︎」

 

爆豪が飛びかかっていったのと同時に二人の戦闘が開始される。

緑谷は、手元にある武器を使いながら爆豪に応戦していた

 

「……!!あれは……!!」

 

「?ヤオモモ何か知ってんの?」

 

「……“魔進チェイサー”というヴィジランテを

ご存知ですか?」

 

「……?この間話題だった?」

 

「ええ、その魔進チェイサーです。私の一族の情報網で、その動画を持っているのですが、その……姿も戦い方も今の緑谷さんと一致してるんです!」

 

「!?緑谷が……あの“魔進チェイサー”だって!?」

 

「そんなバカな……。」

 

「いえ……間違いありません。私は、魔進チェイサーの映像を何度も見ていますので……。」

 

「ハッ!姿と戦い方が変わろうがデクはデクだぁあ!!死ねぇえええ!!!」

 

「誰が死ぬか」

 

そう言って緑谷君が走り出した瞬間

 

「な、なんだ…⁉︎身体が重てぇ‼︎」

 

「お、俺達もだ‼︎」

 

急に僕達の"身体が重たく"なったのだ

 

「終わりだ…‼︎」

 

『エグゼキューションバット‼︎』

 

"重加速"を発動して爆豪の動きを鈍らせ蝙蝠のような武器を背中に装着した後飛び上がり高速で動きながら爆豪にキックを喰らわせた

 

ドゴォ‼︎

 

「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」

 

ドサ

 

「「「爆豪(君、さん)!!」」」

 

「……大丈夫よ。死んではいない。気絶してるだけだわ。」

 

緑谷のやつ……手加減したのか?手加減でヒーロー科でもトップレベルの爆豪を気絶させたってことは……俺らを倒すのは造作もないってことか……

 

「……もう、俺の事はほっといてくれるか?お前らの住む社会には俺の居場所はもう無いんだよ……」

 

変身を解いた緑谷はそう言い放った。

 

「……!待ってくれ!話をさせてくれないか……!」

 

「……断る……。例の女子生徒の件については俺だって知ってる。何しろ自分で口を滑らせたとか……。そんなのに嵌められた自分が情い………」

 

「お前は悪くない!悪かったのは騙された俺たちの方だ!」

 

「……ここまで言って分からないのなら、直接言うぞ。本当に申し訳なく思っているのならもう俺に関わるな。それがお互いのためだ」

 

「……ッ……!」

 

ここまで言われたら、加害者側の俺たちは何も言い返すことはできない。

本当に……情けない!僕としても、クラスの委員長としても。

 

「俺を連れ戻すことで、あわよくば雄英の信頼を取り戻そうとしていたのかもしれないけど……俺は戻る気なんて無い。戻りたくも全く無い。じゃあな」

 

「ま、待ってくれ!」

 

「これ以上追いかけてくるとお前らを処刑するぞ」

 

俺たちは追いかけようとしたが緑谷の殺気が広がり戸惑っていた。その間に去っていく緑谷の背中を呆然と立ち尽くしてただ見ていることしかできなかった。

 

ーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーー

 

[プルル]

 

[ガチャ]

 

「焦ちゃんか?」

 

『うん、私。どうだった?元A組の皆んなは』

 

「次々に謝って俺を連れ戻そうとしていたが戻る気は更々無かったし断ったよ。そしてあの爆発太郎は喧嘩を仕掛けてきたが返り討ちにしたぜ」

 

『自業自得だね。これからどうするの?』

 

「暫くは焦ちゃんの別荘で暮らす事にするよ」

 

『分かった。親父と母さん達には言っとくからね』

 

「ありがとうな。じゃあな」

 

『うん。また連絡してね』

 

[ガチャ]

 

「さてと…行くか」

 

電話を終えた出久は路地裏の闇に消えて行った

 

出久は信頼する人にだけ自らの名前を教えて戦闘中は魔進チェイサーと名乗っている。そして信じてくれた人には表情が柔らかい




次回魔進チェイサーはヴィジランテ

「久しぶりだな…小僧」

「俺は魔進チェイサー。ヴィランと偽善者ヒーローの番人。同時に死神だ!邪魔するならお前を倒すオールマイト」

「戻って来てくれ緑谷少年!」

「何度も言わせんな!俺の名は魔進チェイサーだ‼︎」

次回恩師であるグラントリノ との再会、魔進チェイサー対オールマイト
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