場所は地元です。ポルトヨーロッパって言うんですけどね。
地の文ニガテを克服せねば
「見てくださいナナチ。あれはスペインのお城だそうですよ。素晴らしい出来ですね。」
目の前で起こっている出来事が……オイラにはすぐに理解できなかった。
「これはどうでしょう、ナナチ。飛行機に乗ってぐるぐる回れますよ。」
オイラはリコ達と出会って、ボンドルドを倒した。それで6層への昇降機に乗ったんだ。
「おや、観覧車はどうやら営業していないようです。残念ですね、ナナチ。」
ゆっくり降下していく昇降機に揺られて、疲れもあったから3人全員で寝ることにしたんだ。
なのに…
「何か食べますか、ナナチ。あそこの売店にはフライドポテトやホットドックがありますよ。」
「んなぁ〜…」
夢にしてはリアル過ぎじゃね?
揺れる昇降機に3人の子供。
リコとレグはナナチに抱きついて眠っていた。
ガシャン!
大きな音を立てて昇降機の動きが止まる。どうやら着いたようだ。
音に起こされて、リコとレグは同時に起き上がる。
「おはよ〜」
リコはまだ眠そうだ。
「おはよう、リコ」
レグは既に覚めている。
お互いの状態を確認した2人はナナチに視線を落とす。
…ナナチはまだ眠っている。
「ナナチ〜!起きて起きて!6層だよ!」
6層についた現状を確認して、テンションが最高潮のリコがナナチを揺さぶる。
だがナナチは起きない。
「ナナチ?ナナチ!」
少し強く揺すぶって見たが、やはり目覚めない。
目覚めぬナナチをどうにかする為に、リコとレグは相談し合う。
ナナチはなぜ目を覚さないか。疲れたのか。病気なのか。変な物でも食べたか。変な物が体に入ったか。目を覚ます方法。目が覚めなかったら。
互いの思考が深まっていく中、ナナチは安らかな表情をしていた。
「ンナンナンナンナ」
「おやおやナナチ。食べ物は逃げませんよ。」
食べる手を止められない。なんだこの「ふらいどぽてと」ってやつは!病みつきになる!
「ほっとどっく」も美味しい…夢なんだよな?
ンクンク…ぷはぁ
「んなぁ〜。もう食べられねーぜ。」
あっという間に二つとも食べちまった。今まで食べたことのない、最高の味だった。
「ナナチ、こちらを向いてください。お口にケチャップがついていますよ。」
ゴシゴシと口元を拭ってくれるボンドルド。
というかなんでこいつが居るんだ。それにここはどこなんだ。
見たことのない物ばかり。それに「空」が見える。
「空」だ。
…空
ああ。
青くて、深い、どこまでも青だ。
(白くない、どこまでも青色の空。…綺麗だ)
「ナナチ。次はどこに行きましょう」
ボンドルドの声にハッとするナナチ。
(いけねえいけねえ、見惚れてた。)
「あー…そうだな……アレ行ってみようぜ」
いくつもの座席が繋がっている物を指さす。
途端にボンドルドが渋い顔をする。
「ナナチにはまだ早いですよ。それよりあっちに行きませんか」
ボンドルドが指さしたのは「めだるげーむこーなー」なんだか子供ばかりいる場所だ。
オイラには早いって、なんの事なんだ。
「いや、アレだ」
「しょうがないですね。ナナチ、上昇移動には気をつけてください。」
「んなああああああああああああああああああああ」
1時間での作成。いつも通りの駄文ですが、ここまで読んでくださった皆様方に感謝を。
感想、評価など頂けたら最高に嬉しいです。