ラブライブ!ーschool idol produce-   作:AGRS

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どうも、AGRSです。

基本2話連続投稿です。
サブタイはそのためです。

なので更新ペースは空くと思います(殴

それと主人公は一年生です。

それではどうぞ。


第1話 Bは強引に/μ'sとの出会い

「うーん。最高の天気だな。」

 

転入初日。まず学院理事長に挨拶しに行くという事で、

本来登校すべきよりも幾分か早い時間で音ノ木坂学院に

向かっていた。

 

「男子が俺だけか…。うまく馴染めるといいけど。」

そればかりは実際の女子たちの反応に任せるしかない。

 

学校への通学路を歩いていると道中、神社を見つけた。

へぇ、案外家から近いところにあるな。

神社など正月ぐらいにしか行くことがないのでお賽銭でもあげようと思ったが、遅れるわけにもいかないのでまたの機会にすることにした。

 

「ごめんな。次は絶対お賽銭あげるから。」

なんて神社に言いながら音ノ木への道を急いだ。

 

 

 

「ここかな…」

理事長室と書かれた扉の前で改めて自分の身なりを

チェックする。問題ないな…よし。

一度深呼吸して扉をノックした。

 

「ーどうぞ。」

「失礼します。」

 

扉を開け軽く礼をした後、椅子に腰掛けている

女性の前に立つ。

 

「貴方が夢神 晴人君?」

「はい。音ノ木坂学院に転入することになりました。

夢神 晴人です。慣れない事でご迷惑をかけることも

あると思いますがよろしくお願いします。」

「ふふ、あの子と違って礼儀正しいのね。

本当に姉弟か疑うわ。」

 

目の前の妙齢の女性はそんな軽口を叩きながら微笑む。

 

「失礼ですが、姉とはどういった経緯で知り合ったん

ですか?」

「あの子がまだ高校生の時、偶然路上ライブを観てね。

この歳で感動したものだから話しかけてみたのよ。」

「そうだったんですか…それで、どうでした?

話してみた感想は」

「高校生とは思えない程の風格だったわ。もう少し早く

出会っていれば是非、音ノ木坂に来てもらいたかった

くらいに、ね。」

「姉は何に対しても達観してますからね。

理事長との出会いも些細なことと感じたのでは?」

「ふふ…そういう所は姉ゆずりね。何にせよ、あの子の

弟だという事を抜きにしても、貴方を歓迎します。

ようこそ我が音ノ木坂学院へ。色々大変だろうけど

頑張ってね。」

 

手を差し出しお互いに握手する。

その後、学校の説明と何点かの注意を聞いた後、理事長が突然切り出した。

 

「ああ、それとこれは私個人としてのお願いなんだけど

ねぇ…。」

「はい?」

「うちの学校のスクールアイドルの子達の

プロデューサーとしてアイドル活動を手伝って

もらえないかしら。」

「………は?」

 

 

 

「はーい、皆さん静かに!今日は転入生を紹介します。

前にも話した通り男子生徒です!

仲良くしてあげてね~。」

"どんな子だろ?" "イケメンだといいな~"

 

教室の外で待機していると女子の黄色い声が

聞こえてくる。はぁ…。

なんかもう入る前から憂鬱だ。

 

 

「かよちん!真姫ちゃん!男の子の転入生だって!

楽しみだにゃ~。」

「そうだね。仲良くできるといいな…。

真姫ちゃんはどう思う?」

「興味ないわ。たった一人を転入させるなんて…

理事長もなに考えてるのかしら。」

 

「はーい。それでは夢神君、入って来て~。」

先生の声を聞いて教室のドアを開ける。

おぉー…という声が聞こえるが無視して教卓に立った。

「えっと…はじめまして。今日からこのクラスに入る

ことになりました、夢神 晴人です。男子という事で

力仕事などは是非頼って下さい。

出来れば気軽に声を掛けてくれると嬉しいです。

よろしくお願いします。」

 

一斉に大きな拍手が送られてくる。

よかった、噛まずに言えた。

 

「それじゃ質問がある人は…。」

「ハイハイ!質問だにゃーーー!!」

 

うわぁ!?びっくりした、元気な子だな…。

 

「夢神君は彼女とかいるのかにゃ~?」

途端、キャーキャーと女子の声が張り上がる。

女子ってこういう話題好きだよな…。

 

「彼女…ですか。今はいない、かな。」

ふーん、とその子は満足したように椅子に座った。

その後も色々な質問が来たが適当にあしらって

朝のHRを終えた。

 

 

昼休み、持参した弁当を食べようとすると

 

「夢神君!一緒にお弁当食べないかにゃ?」

あ、今日真っ先に質問してきた子だ。

確か、星空 凛だったっけ…、元気で明るい子だったから

印象に残ってる。

 

「ああ、それは勿論。」

断る理由はない。むしろ有難いくらいだ。

 

「あ、あの…私たちもいいですか?」

「うん、一緒に食べよう。」

「ありがとうございますぅ…。」

 

友達であろう小泉さんと西木野さんも机を持ってきて

四人で固める。

西木野さんは黙々と一人で食べ始めたけど…。

 

「夢神君、それ手作り?」

「晴人でいいぜ。名字で呼ばれるの慣れてなくてね。

うん。自分で作ってるんだ。」

「えっと…じゃあ晴人君。晴人君って

一人暮らしなのかにゃ?」

「いや、姉と二人暮らしだよ。」

「そうなんですかぁ…。」

 

その後、弁当をつつきながら話してると星空さんが

言ってきた。

 

「晴人君知ってる?りん達三人はね、

スクールアイドルをやってるんだにゃ!」

 

……!それって桐葉と理事長が言ってた…。

 

「確かμ'sっていうアイドルユニットの…。」

「あれ、知ってるんだ!

りん達も有名になってるにゃ~♪」

 

隣に座ってる小泉さんが苦笑する。俺も事前にμ'sの事を聞いていなかったら分からなかっただろう。

 

ふと右斜め前に座っている西木野さんを見ると

なにやら凄い剣幕でシャーペンを動かしていた。

 

「西木野さん、何してるんだ?」

「…次の新曲の最終チェックよ。私は作曲担当なの。」

「へぇ。それは興味あるな。ちょっと見せて。」

「え、ちょ、ちょっと…!」

 

好奇心で楽譜に目を通す。ふぅん…。

 

「ここのBメロの曲調が少しおかしいな。

それにサビの部分も少しアレンジした方が

印象に残ると思う。例えば…。」

俺は気になった所をシャーペンで書き込んでいく。

 

「ーとまあ、ただ繰り返すだけじゃなくて、僅かに

テンポを変える事で、聴いてくれる人にとっては違い

を感じ取ってくれると思うんだ。」

「………。」

「あ…悪い、出過ぎた真似しちゃって。」

「い、いや、私としてもこんな的確に言ってくれる人は

いないから助かったわ。その…あ、ありがとう。」

 

少し顔を赤らめて西木野さんがお礼を言ってくる。

何て言うか、クールな印象だった分こんなギャップが

あると可愛いと思ってしまう。

 

「す、すごいにゃ、晴人君。りん達さっぱり

わからないのに…あ、そうにゃ!。」

 

嫌な予感がする。凄く嫌な予感が。

 

「晴人君。

りん達μ'sの活動を手伝ってくれないかにゃ?」

「………は?」

 

予感的中。本日2度目の間抜けな返しをしながら

内心そう思う俺だった。

 

 

 

 

 

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