黒雷のウマ娘   作:にゃんこ丸

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今、思いつきだけで書いているので更新は不安定になります。

ご了承ください。

m(_ _)m


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ノエルちゃんの秘密

実は特技がシャッフルダンス



3話

 

 

 ハァイ、ジョージィー

 みんな大好きノエルちゃんだよ! 

 

 今ね。

 

 

 「さっさと終わらせとくれ。夕餉を作るのに遅れるじゃないか。」

 「ど、の、く、ち、がぁぁぁあ!!!!」

 

 

 腕立て千回、三セット中なの。背中に私の何倍もある大岩背負ってね。

 

 

 「なん、でっ!少、しっ!遅、刻っ!し、たっ!だけで!」

 「遅刻は遅刻さね。ほれ、後50回。」

 

 

 こんの鬼畜ババア!たった一分でも遅れたらこの訓練って殺す気か!?

 

 

 「997……998……999……1000!!」

 

 

 終わった!こんの岩クソほど重てぇんじゃこのやろ!割れちまえ!

 

 

 「ウラァッ!」

 

 

 私は我慢ならず、岩を放り投げる。

 とてつもない土煙が上がるが、晴れた場所には傷一つない岩がそこに。

 

 

 「ウガァァァァア!!!」

 「うるさいわ、このダメ娘。」

 「じゃあ、どこに発散すればいいんですか!?ストレス溜まる一方なんですけどぉ!?」

 

 

 あ、もう無理無理。見てよ私の腕、もう小鹿ってくらい震えてる……いや、ブレてるよ残像できちゃってるよ。

 

 

 「ほれ、終わったならさっさと学校からここまで往復してきな。五回だよ。」

 「こんのクソババアァ!」

 「十回に変更。」

 「イヤァァァアア!!!!!」

 

 

 

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 皇帝side

 

 私達は今、夕日に照らされながら長い、長い山道を歩いていた。

 

 ノワールエクレール。彼女に会うために地方に来たところ、住んでいたのはとてつもなく遠い場所だとは想いも寄らなかった。しかも、道が悪いからかバ力のある車しか通れないとのこと。

 今、歩いているのはそのせいである。

 

 

 「本当にこんな所に住んでいるのでしょうか。」

 

 

 そんな事をボソリと呟く女帝『エアグルーヴ』。私も少し疑わしくなっている。

 ここの道は先程も言ったが、悪すぎる。ウマ娘である私達ですらキツいと感じる高低差、草が生い茂っている所と泥道が整地されてないのか、もはや獣道と大差ない。

 そんな道を毎日走っているなど疑わしくもなる。

 

 

 「一度休憩を挟もう、エアグルーヴ。」

 

 「しかし、そろそろ夜になってしまいます。夜中に山にいるのは少々危ないのではないでしょうか?」

 

 「そうだな、村の方々からは確かあと少しだと言われていたが……。」

 

 

 どうするべきか……

 

 そう考えていると何やら足音が。いや、足音と言っていいのか?その音は余りに大きく、なにより

____テンポが速い

 

 もしや、野生の生き物か?こちらに向かってきている?

 冷や汗を流しながら対策を考えようとする。しかし、音の正体が奥の道から現れた。

 

____黒い雷。

 

 いや、違う。少女だ。それも私達が探していたウマ娘だ。

 後ろで束ねた黒髪を風で靡かせ、赤い眼がギラギラ輝き、周りに纏う空気が黒い雷に感電する。

 こんな少女のオーラが余りにも濃く、私は驚愕してしまう。

 しかし、驚いたのは彼女のオーラだけじゃない。この悪路を走っている。しかも、レースと大差ないスピードで駆けていたのだ。

 彼女は私たちに見向きもせずに前を通り抜けようとしていた。

 っ!声をかけなければ!

 

 「そこの少女!すまない!少し止まってくれ!」

 「!!」

 

 私の声が聞こえたのか走るのをやめ、急ブレーキをかける。

 慌てて私達は近づくとこちらを振り返った。

 

 一瞬しか見えなかった彼女の容姿が夕日に照らされ、より鮮明に見えた。

 歳の割に小さい背丈、汗でキラキラと光る透明な肌、そして、無表情で私達を見つめる目鼻立ちが整った顔。

 なんというか、魅了されそうだったと言えばいいのか。私は一瞬だが、彼女に見惚れていた。

 そんな私の隣からエアグルーヴが声をかける。

 

 

 「すまない、貴殿がノワールエクレールか?」

 「……は、はい。そうですが。」

 

 

 おどおどした感じ(無表情)で私達に対面する。先程のピリピリとしたオーラは今は消えていた。

 深呼吸して落ち着きを取り戻し、彼女の目を見据えて話し始める。

 

 

 「すまない、自己紹介が遅れた。私は「トレセン生徒会長のシンボリルドルフさん、ですよね?」……あ、あぁ。」

 「そしてそちらはエアグルーヴさん。お二人共、存じ上げております。レース、見させてもらってます。」

 

 

 彼女の表情は変わらないが少し憧れ、だろうか。トレセンの生徒と同じような視線を感じる。

 

 

 「そうか。知っていたか。なら話が早いな。少し貴殿と話がしたいのだ。時間はあるか?」

 「話、ですか?分かりました。しかし、ここで話すのはアレなんで家に案内します。」

 

 

 彼女はこっちですと言いながら案内してくれた。何とも礼儀正しい少女だな。

 

 

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ノエルside

 

 アイェェエエエエ!?!?

 皇帝!?皇帝ナンデ!?

 しかも、女帝もおりゅぅ!?

 

 ふぅ、落ち着け、私。びーくーるだ。

 何故こんな田舎に来たのかは知らないけど夜中に山に居させるのは不味いな。

 私はノエル!皇帝と女帝をくーるにエスコートする娘!

 

 あっあっあっ、隣来ないで緊張しちゃうのぉぉぉぉ!!!

 

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 皇帝side

 

 案内されてきたのは昔ながらの家(日本家屋と言うのだろうか)がポツンと一軒だけ建っている場所だった。

 

 

 「婆ちゃん、お客さん。」

 「ぁん?こんな遅くに誰だい?」

 

 

 出てきたのは白髪を後ろで纏めている老婆、彼女の祖母であろう方が出てくる。

 

 

 「初めまして。私はシンボリルドルフ。中央トレセンの生徒会会長をやっている者です。」

 

 「同じくトレセンの生徒会副会長のエアグルーヴです。お名前を伺ってもよろしいですか?」

 

 「……早川 稲。ただの老婆さ。」

 

 

 こちらを見定めるかのようにこちらを見る早川さん。その目は一般人とは思えないような眼力だったものだから、冷や汗が背中を伝う。エアグルーヴも微動だにしなかった。

 

 

 「……ふん、ノエル。茶の準備しな。」

 

 「りょーかいだよー。」

 

 

 ノワールと早川さんが家に入っていく。固まったまま動けない私達を振り返ってくる。

 

 

 「外は寒かったろ。さっさと入りな。」

 

 「「あ、ありがとうございます。」」

 

 

 ……なんというか、初めてだ。ここまで圧倒的な威圧感を感じたのは。

 

◇◆◇

 

 「大したもんは出せないがゆっくりしていきな。」

 

 

 そう、早川さんが言うと居間を後にする。多分だが、夕餉の準備だろうか。先程から良い匂いがしている。

 っと、いけないいけない。

 今は前を見なければ。

 ちゃぶ台を挟んで目の前にノワールが座る。

 

 

 「それで、お話というのは?」

 

 「あぁ、実は貴殿の噂を耳にしてね。何でも地方で全勝していると聞いたので、ね。」

 

 「ありがとうございます。」

 

 

 なんというか、固いな。話し方は先程早川さんと話をしていた方が素なのだろう。

 

 

 「…………少し、緊張しているかい?」

 

 「あ、いえ……。」

 

 「楽にしていい。萎縮させてしまっては貴殿の本質を見れない。」

 

 「は、いえ、りょーかいです。」

 

 

 うん、まだ少しだけ固いが先程よりはマシだろう。そして、なにより彼女の目。まだ私達が信用出来るかどうか隅々まで見ているようにも見える。

 これは遠回しに行かない方が良いのだろうな。

 

 

 「ノワールエクレール。単刀直入に言おう。」

 

 

 

 

 

____中央に来る気はないかい?

 

 

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 ノエルside

 

 

 ちゅうおう?

 

 今、皇帝はなんと言ったか。

 

 中央に来る気がないか?

 

 えっえっえっ。

 

 誰が? 私が?

 

 「ええええええええええ!?!?」

 

 

 

 

 

 

 




ノエルちゃん中央に誘われる。

ノエルちゃん、どうするのぉ!?

次回、困惑しまくるノエルちゃん


3話を読んでくださりありがとうございました。
次回もお楽しみに。

『安価』ノエルちゃんどこのチームに入って欲しい

  • 奇天烈なスピカ
  • 優秀無敵なリギル
  • 和み担当カノープス
  • カオスたっぷりオリチーム
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