黒雷のウマ娘   作:にゃんこ丸

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はい、皆様お久しぶりです。
不肖、にゃんこ丸帰ってきました。

年も明けましたね。
小説の方もこれから開始したいと思います。



9話

 

 

 

 ……はい、足が棒のようなノエルちゃんです。

 

 

 遂に迎えた転校初日。

 心臓が今にも口から出そうです、ハイ。

 

 

 今にもSANチェック入りそうだよ。

 

 

 今現在、担任の方が朝礼やってるんだけど、私は廊下に1人ポツン……。

 

 

 気まずいんですけどぉお!?!?

 ああ!ヤダヤダ帰る!ノエルちゃん帰る!婆ちゃんやっぱり無理だよ!コミュ障の私にどうしろと!?

 助けて婆ちゃん!

 

 

 あ、なんかニッコリ笑ってこっちみてる姿が……。

 あ、あれ?なんでナタ持ってるんすか?え?『アホ娘帰ってきたら(ピーーー)だよ』

 

 

 

 …………(´;ω;`)

 

 

 

 

 

 「どうぞ入ってきてください。」

 

 

 あっあっあっ……。

 ちくしょう!やってやろうじゃねぇか!このやろう!

 

 

 ◆◇◆

 

 クラスメイトside

 

 

 今日、転校生がやって来るらしい。

 こんな時期に転校とは珍しいとは思ったが、所詮は地方から来たウマ娘だろうと思い気にも止めていなかった。

 

 

 そんな娘を気にするくらいなら今はトゥインクルシリーズを気にした方がいい。

 

 

 私達の同年代で目立った功績を出しているのはチームスピカに所属しているウォッカとダイワスカーレットだろう。

 この二人だけでもかなりの強者なのにトゥインクルシリーズと言ったら『学年別』ではない。このトレセン学園にいる『選ばれたウマ娘』は全員ライバルになる。

 

 

 

 これからどんなトレーニングをし、長所を伸ばし苦手を克服するか考えていた。 

 

 

 しかし、転校生が入ってきてその考えが吹き飛んだ。

 

 

 目が離せなかった。

 

 

 その文字の通りの事だった。

 

 

 入ってきたウマ娘は一言で言うなら漆黒。艶やかな黒髪、透き通るような白い肌、整った凛々しい顔立ち。それだけでも他者の目を惹き付けられるだろう。しかし、それよりも目が離せなかった理由は彼女の瞳だった。

 

 

 血のように紅い瞳がギラギラと輝いて、その奥にはバチバチと黒い闘志が爆ぜている。

 その瞳を見ただけで口の中が乾いていく。

 

 

 ただ一言言えるのは、絶対に彼女は強い。

 

 

 見たら分かる。本能が脳に伝えている。

 

 

 「……ノワールエクレール。」

 

 「最強のウマ娘である事を証明する為にここに来た。」

 

 「よろしく。」

 

 

 これから楽しくなりそうだ。

 

 

 

 

 

 ◆◇◆

 

 

 

 

 はい、私は何を言ってるのかしらァ!?

 

 おい!絶対周り引いてんじゃん!拍手のひとつも無かったよ!

 あ〜ぁ!無理無理!ぼっち確定演出入りましたわァ!

 

 

 「……ぇ……。」

 

 

 もうあれよ!体育とかで「はい、ではペアを作ってください。」って言われて「ノワールエクレールさんが残りました」って言われるんだァ!班活動でも1人残されるんだァ!

 ぐすんぐすん。

 

 

 「……ね……ぇ……。」

 

 

 あぁ〜、レースだけして帰れないかしらァ?

 

 

 「ねぇ!!」

 

 「っ!?」

 

 

 えっ!?どちら様ですか!転校生イビリですか!焼きそばパンですか!かしこまりました!

 

 

 「大丈夫?アナタ。」

 

 「……大丈夫、何?」

 

 

 あ〜ら1番大好きダイワスカーレットさんじゃないですかァ……。

 

 ……。

 

 …………。

 

 ………………。

 

 アイエエエエ!?!?

 ダスカ!?ダスカなんで!?

 

 

 「転校してきた後、学園の案内してもらった?」

 

 「まだ、正直どこに何があるか分からない。」

 

 「そう!じゃあ、今から私が学園を案内してあげる!」

 

 

 あれ?なんかダスカさん優しい?そうかァ、ウマ娘は優しい世界だったのかァ……。

 泣いてないし……これ汗だし……。

 

 

 「ついでにスピカへの勧誘も頼まれてるのよね。」

 

 

 前

 言

 撤

 回

 

 

 この私を捕まえようだなんて百年早いぜ!

 

 

 「私は!まだ!どこにも入るつもりは無い!」

 「あっ!ちょっ!?」

 

 

 ◆◇◆

 

 

 沖トレーナーside

 

 

 「で、また勧誘できなかったか。」

 

 

 今、俺は頭を唸らせていた。

 俺の先生、師匠と言っても過言ではない人が『天才』だといい、育成までしていた彼女『ノワールエクレール』をどうにか勧誘出来ないものかと。

 

 

 実際、チームに誘われると中等部は結構喜んでくれる。早めに専属トレーナーを見つけておくと将来的にも成長しやすいからだ。

 

 

 しかし、彼女は一切そんな素振りを見せない。

 

 

 「どうしたものか……。」

 

 ブブブ……ブブブ……

 

 「ん、電話か。……もしもし。」

 

 

 しっかし、こんな時間にかけてくる人なんて……誰だ?

 

 

 『出るのが遅いこの若造が』

 

 「イネさん!?え!?どうしたんですか!?滅多に電話してこないのに!?」

 

 

 忘れることは無い、いまさっき考えていた恩人『早川 イネ』さんからだった。

 しかし、イネさんが住んでいる所は電波が悪くわざわざ数十キロ離れたところにある小さい村に行かないと行けないから滅多に電話してこないのに……。

 

 

 『なにウチのバカ娘は元気にやっとるか聞きに来ただけさ』

 

 「……まあ、元気は有り余ってると思います。」

 

 

 やっぱり。イネさんは彼女をとても大事に思っているのだろう。声色も少し優しさが含まれているように思える。

 しかし、あまりいい反応をされてない彼女を思い浮かべると少し溜め息が出る

 

 

 『アンタ、もしやノエルを勧誘でもしようとしてるかい?』

 

 「いや……そう、ですが……。」

 

 イネさんが大袈裟に溜め息を吐いた。

 な、何か不味ったか!?

 

 『ならアンタのチームに入るなんて夢のまた夢さね。』

 

 「なっ!?何故!?」

 

 『少しは自分で考えな!それと!ウチの娘を安く見るんじゃないよ!』

 

 

 ブツンッ!!!

 

 

 イネさんは何か気づいたんだろうか……。明らかに確信したような口振りだった。

 

 「何か……大事な事を忘れているのか……。」

 

 





さあ、皆さん。
なんでノエルちゃんはチームに入ろうとしないのでしょうか!

正解は待て次回!

『安価』ノエルちゃんどこのチームに入って欲しい

  • 奇天烈なスピカ
  • 優秀無敵なリギル
  • 和み担当カノープス
  • カオスたっぷりオリチーム
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