ラッシュデュエルは調整中!   作:夜鹿

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 すいません、かなりはっちゃけた内容のデュエルになってます。それでも許せそうな方のみ閲覧してください。



第3話 編入試験!

「そういえば、その服は制服ですよね?という事は年齢的には中高校生ですか?……いや、中には私服の人も結構居ましたし……」

 

 吹き飛ばされた私を観察していた吹田は、私を見てそう言ってきた。そもそも私は学校に遅刻しそうになった所をトラックに轢かれたのだから学生服を着ていてもおかしくは無いだろう。もっとも、着ているのは生前通っていた紺色のブレザーだけどな。

 

「どこにも所属していないならトーハ第3学園に編入しませんか?ここからそう遠くない場所にありますし、DPさえあれば寮にも入れますよ。」

 

 そう聞くと警察署近くの寮にお世話になる必要は無いと考えた私は吹田に連れられてトーハ第3学園に向かう事となった。ただ、途中でタクシーを拾って向かって分かったのだが……トーハ第3学園は並の大学よりも広い敷地を持っていた。

 

「編入試験はその日の担当教諭とデュエルするだけです。勝敗に関わらずデュエルをやり切る事で合格となりますね。なのでサレンダーや戦意喪失等は不合格に成り得ますので注意して下さいね。」

 

 そう言われてから職員室らしき場所に連れて行かれた私は、腹を押さえた状態で担架で緊急搬送されていく男性教諭を見る。牡蠣で腹を下してしまったらしい彼は、実は今日の編入試験担当教諭であったらしく、編入試験が翌日になりそうだった。しかし………。

 

「……ところで、要相談なんですが……」

 

「ひっ!わ、分かりました!すぐに代理が出来る人を探します!」

 

 吹田が事務員にある写真を見せると、事務員は顔色を変えて電話をし始めた。吹田……アンタ何の写真を見せたんだと思いつつ、事務員が電話越しに何度も頭を下げているのを見届けるのだった。

 

「あ、あの……代理として日田先生が編入試験の担当教諭となってくれるそうです……。なのでその写真は…」

 

「処分しておきますね。いや~、話が早くて助かりますよ。それでは失礼しますね。」

 

 それから数十分程歩いて音楽ホールらしき建物に入ると、そこにはオペラでもやるのかと言わんばかりに豪華なステージが構えられていた。そして、ステージの上で待っているのが、編入試験を担当する日田先生なのだろう。

 

「ようこそ、亜城 幽海君。……それと、胡散臭い新聞部の小娘もいるのか。」

 

「そんな邪険にしなくてもいいじゃないですか。」

 

「……まぁいい。今回編入試験を担当する、吹奏楽部顧問の日田 修造だ。よろしく頼む。」

 

「亜城 幽海……です。よろしくお願いします。」

 

 日田先生は鋭い目つきに荒々しいオールバッグな髪型、キッチリと着こなした燕尾服+革靴という……どこかのアニメで見たようなイケメンだ。まぁ、この世界は顔面偏差値が高い奴はとことん高いからな……ネタに走っている奴もいるけどと思いつつ、私はデュエルディスクを構える。

 

 今回は〈ジェムナイト〉メインのデッキである事には変わりないが、デフォルトから少しいじっている。転生者特典なのかDPとカード使用で溜まっていく熟練度等でカードが生成できるので取り敢えず作成して入れてみたカードもある。LEGENDカード等の特別なカードは作成できない制約もあるので割とシビアなのだけどね。

 

 

「では、早速……「「デュエル!!」」

 

亜城 幽海 LP 8000

日田 修造 LP 8000

 

亜城「私のターン、1枚ドロー!〈ジェムナイト・ルマリン〉〈ジェムナイト・ガネット〉を召喚!カードを3枚伏せてターンエンド。」

 

亜城 幽海 LP 8000 

山札 35枚 手札 0枚 伏せ 3枚 墓地 0枚

〈ジェムナイト・ガネット〉☆4 ATK 1500

〈ジェムナイト・ルマリン〉☆4 ATK 1200

 

日田「ふむ…あまり良いカードが来なかったのか?まぁいいだろう。私のターン、1枚ドロー。〈幻奏の音女ソナタ〉〈幻奏の音呼(おとこ)テノール〉を召喚。〈ソナタ〉が召喚されたターン終了時まで天使族モンスターの攻撃力は300アップする。」

 

 〈幻奏〉テーマはOCG出身のテーマである。ARC-Vのメインヒロイン?が使用していたカードではある。ヒロインもデュエリストタイプな作品だったが、後半に行くと人のデュエルを見学しているだけじゃね?と言わんばかりにデュエルに参加しなかった気がする。そのせいで他のテーマよりも層が薄いテーマだ。……だからこの世界での新規が予想できないんだけどな!

 

日田「手札1枚をデッキに戻し、魔法カード〖幻奏の不協和音〗を発動。自分フィールドに存在するモンスターと同じ攻撃力を持つ相手モンスターを全て破壊する。攻撃力の上がった〈ソナタ〉、〈テノール〉と攻撃力が同じ〈ジェムナイト・ガネット〉〈ジェムナイト・ルマリン〉を破壊。」

 

亜城「じ、自分のモンスターが効果で2体以上同時に破壊されたのでトラップ発動!【次弾装填】!デッキを破壊されたモンスターの数+5枚めくり、その内3枚選んでデッキトップに好きな順番で戻す。残りのカードはデッキに戻してシャッフルだ。」

 

 私はこの効果で〈ジェムナイト・アレキサンド〉→〈ジェムナイト・ラズリー〉→〖フュージョン〗の順番にデッキトップを整えた。ただ、ダイレクトアタックを防ぐ罠は仕掛けてない為、総攻撃はフルで喰らうのだけどな……。

 

日田「〈幻奏の音女ソナタ〉でダイレクトアタック。」

 

亜城「うぅっ………」

 

亜城 幽海 LP 8000-1500=6500

 

日田「〈幻奏の音呼テノール〉でダイレクトアタック!」

 

亜城「ぐっ……。」

 

亜城 幽海 LP 6500-1200=5300

 

吹田「……結構マズい状況ですね。先程の【次弾装填】で整えた3枚に上手く噛み合うカードを引けないと、何も出来ないまま敗北しますよ……。」

 

亜城「そんな事分かってる!……ただ、今回あのカード達を抜いてるんだよな……。」

 

 これまで〈磁石の戦士マグネット・バルキリオン〉に頼り切りな所もあった為、〈マグネット・バルキリオン〉セット6枚+αを抜いて代わりに別のカードを入れている。【次弾装填】もその1枚だ。

 

日田「まだまだこれからだと期待しておこう。ターンエンドだ。」

 

日田 修造 LP 8000

山札 36枚 手札 1枚 伏せ 0枚 墓地 1枚

〈幻奏の音女ソナタ〉☆3 ATK 1200

〈幻奏の音呼テノール〉☆2 ATK 900

 

 

 

亜城「私のターン、5枚ドロー!よし!私は〈ジェムナイト・ラズリー〉と〈ジェムナイト・アレキサンド〉、〈ジェムレシス〉を召喚!」

 

亜城「フィールドに2体以上の〈ジェムナイト〉モンスターが存在する為、〈ジェムレシス〉の効果発動!デッキから2枚目の〈ジェムナイト・アレキサンド〉を手札に加える!そして〈ジェムレシス〉をリリースして〈セイクリッド・スピカ〉をアドバンス召喚。」

 

 いきなりセイクリッドが出てきたと思うかも知れないが、このカードは〈ジェムナイト・ラズリー〉の熟練度上昇により手に入ったカードの1枚である。

 

亜城「魔法カード〖フュージョン〗発動。〈ジェムナイト・ラズリー〉と〈セイクリッド・スピカ〉をリリースし、〈ジェムナイト・セラフィ〉をフュージョン召喚。」

 

亜城「墓地に〈ジェムナイト〉が存在する為、条件を満たした〈ジェムナイト・セラフィ〉の選択効果発動。墓地に存在する魔法カード1枚を手札に戻す。私は〖フュージョン〗を選択して手札に戻す。〈ジェムナイト・アレキサンド〉をリリースして効果発動。〈ジェムナイト・サフィア〉を手札に加える。そしてモンスターをセット。」

 

亜城「バトル!〈ジェムナイト・セラフィ〉で〈テノール〉を攻撃!」

 

日田「この程度のダメージならば甘んじて受けよう。」

 

日田 LP 8000-(2300-900)=6600

 

亜城「私はこれでターンエンドです。」

 

日田「私のターン、4枚ドロー。〈幻奏の音女アリア〉を召喚。魔法カード〖フュージョン〗を使用し、〈アリア〉と〈ソナタ〉をリリースする。」

 

日田「響け歌声!流れよ旋律!タクトの力の導きにより力重ねよ!フュージョン召喚!今こそ舞台へ!〈幻奏の音姫マイスタリン・シューベルト〉!」

 

日田「私は自分の墓地に存在する〈幻奏の音呼テノール〉〈幻奏の音女アリア〉〈幻奏の音女ソナタ〉をデッキに戻し、〈マイスタリン・シューベルト〉の効果発動!相手の墓地に存在するモンスターを上から3体までデッキに戻す!〈ジェムナイト・アレキサンド〉〈セイクリッド・スピカ〉〈ジェムナイト・ラズリー〉をデッキに戻す!そして、戻したカードの枚数×200ポイント、攻撃力をアップする!コーラスブレイク!」

 

吹田「攻撃力3600ですか……。あのお手軽さは反則級ですね。その分、デッキに戻すカードを指名できないのが残念です。」

 

亜城(………選択可能ならヤバかった。)

 

日田「バトル!〈マイスタリン・シューベルト〉で〈ジェムナイト・セラフィ〉を攻撃!ウェーブ・オブ・ザ・グレイト!」

 

亜城「トラップカード【地縛霊の誘い】発動!攻撃対象をセットモンスターに変更する!」

 

 セットされていた〈ジェムナイト・サフィア〉が爆算する。守備表示なのでダメージは無かったが、墓地のモンスターが戻されると【磁場障壁】でも対策が難しい。まぁ、〈ジェムナイト・セラフィ〉は天使族なので【磁場障壁】は使えないのだけどね。

 

亜城「……ヤバかった……。」

 

日田「ほぅ、最初とは違うな。だが、付け焼き刃ではいつまでも持たないぞ。私はこれでターンエンド。」

 

 

亜城 幽海 LP 5300

山札 31枚 手札 2枚 伏せ 1枚 墓地 6枚

〈ジェムナイト・セラフィ〉☆5 ATK 2300

 

日田 修造 LP 6600

山札 35枚 手札 3枚 伏せ 0枚 墓地 2枚

〈幻奏の音姫マイスタリン・シューベルト〉☆6 ATK 2400

 

 

亜城(……〈マイスタリン・シューベルト〉は墓地にモンスターが3体存在しなければ効果を発動できないからこのターンで倒せなくても問題ない…とも限らないのが怖いんだよなぁ……。)

 

亜城「私のターン、3枚ドロー!〈ジェムナイト・ガネット〉、〈ジェムナイト・ラズリー〉を召喚!2体をリリースして〈ジェムナイト・クリスタ〉をアドバンス召喚!」

 

亜城「バトル!〈ジェムナイト・クリスタ〉で〈マイスタリン・シューベルト〉を攻撃!」

 

 〈ジェムナイト・クリスタ〉を迎え撃とうと〈マイスタリン・シューベルト〉が音波らしき物を撃っているが、執念で追いついた〈ジェムナイト・クリスタ〉の拳を受ける。既にボロボロだった〈ジェムナイト・クリスタ〉と渾身の一撃を受けた〈マイスタリン・シューベルト〉は同時に爆散した。

 

亜城「〈ジェムナイト・セラフィ〉でダイレクトアタック!」

 

日田 修造 LP 6600-2300=4300

 

日田「ぐっ……!なかなかやるじゃないか。だが、ここで削りきれなかったのを後悔する事になるぞ。」

 

亜城「それはどういう事ですか……?私はこのままターンエンドです。」

 

日田「私がこのターンまで罠カードをセットしていない事から、なんとなく想像できるだろう?私のターン、2枚ドロー!……このターンをどう乗り越えるか……それが編入試験の合否を決めるだろうな。では、行こうか。」

 

日田「狂える天使の歌声よ、恐怖に包まれし舞台よ!旋律の彼方にて力重ねよ!マキシマム召喚!開演せよ!〈幻奏の晴れ舞台ザ・ファントム・オブ・オペラ〉!」

 

 日田先生の声に合わせて現れたのは、音楽ホールに新たな舞台をそのまま乗っけた様な巨大なパイプオルガンに、舞台を盛り上げる〈幻奏〉モンスター達、そして主役となるオペラ座の怪人や歌姫、男爵に扮した者達だ。マキシマム=巨大モンスターとは言うが、オペラホールそのものになるとは流石に予想外だ。

 

 私はモンスターの大きさに圧巻されるが、まだモンスターが召喚されただけという事を思い出し、なんとか持ち直した。このまま呆然としていれば編入試験は不合格になるだろうしね……。

 

日田「ほぅ、立ち直るか。まぁ、それ程の実力がなければこの学園で生き残るのは難しいからな!では、LPを1000支払い、〈ファントム・オブ・オペラ[R]〉の効果を発動!」

 

日田 修造 LP 4300-1000=3300

 

日田「相手の墓地のカードを、相手の手札が5枚になるように手札に戻す!君の手札は2枚!私は【次弾装填】【地縛霊の誘い】〈ジェムナイト・ラズリー〉の3枚を選択。さぁ、選択したカードを手札に戻してもらおう!」

 

亜城「なっ……ライフコスト1000でそれはヤバすぎじゃ無いか!?」

 

 ラッシュデュエルの特徴である大量ドローがまさか!と思う方法で封じられてしまった。しかも【次弾装填】や【地縛霊の誘い】は使える場面が限定されている為、使えないカードで手札を埋められた事に焦りが収まらない。

 

日田「…あまり万能という訳でも無いがな。選択肢を狭めるという戦略を乗り越えられない様では、頂点を目指す事などできないのだよ。私はデッキの1番上のカードを1枚墓地に送り、〈ファントム・オブ・オペラ[L]〉の効果発動。このターン、このカードは2回攻撃できる。」

 

日田「残念だが、これで君の勝つ可能性は残っていないだろう。最後のドローに全てを賭けると良い!バトル!〈ファントム・オブ・オペラ〉で〈ジェムナイト・セラフィ〉を攻撃!」

 

亜城「……確かに、次のドローが最後の1枚になるのは間違いない。だが、希望は可能な限り残らせて貰う!トラップカード【踏ん張り所】発動!このターン終了時まで私の受けるダメージを倍にする代わりに、自分のモンスターは破壊されない!」

 

亜城 幽海 LP 5300-(3500-2300)×2=2900

 

日田「もう一度だ!〈ファントム・オブ・オペラ〉で〈ジェムナイト・セラフィ〉を攻撃!」

 

亜城 幽海 LP 2900-(3500-2300)×2=500

 

亜城「ぐわぁぁぁっ!!や、やっべー。ギリギリだ、マジでギリギリだ。だが、〈ジェムナイト・セラフィ〉は残せたぞ!」

 

日田「……成る程、見事だ。だが、次のターンのドローで何も引けなければ君の敗北だ。既に合否の判断は付いている。思い切り来るといい。ターンエンドだ。」

 

吹田「ここから巻き返すのは至難の業ですよ。どうするのか見物ですね……。にしても、編入試験でマキシマム召喚するなんて思いませんでしたよ。濱先生はマキシマムモンスター持ってないですけどね……。」

 

 

亜城 幽海 LP 500

山札 28枚 手札 5枚 伏せ 0枚 墓地 7枚

〈ジェムナイト・セラフィ〉☆5 ATK 2300

 

日田 修造 LP 3300

山札 32枚 手札 2枚 伏せ 0枚 墓地 4枚

〈幻奏の晴れ舞台ファントム・オブ・オペラ〉MAXIMUM  ATK 3500

 

 

亜城「私のターン!……これが、最後のドロー!!」

 

 引いたカードを見た私は、思わずガッツポーズしていた。吹田はにんまりしてるし、日田先生もにこやかにこちらを見ているのが不気味だが、取り敢えず私はメインフェイズをとっとと勧める事にした。

 

亜城「私は〈ジェムナイト・アレキサンド〉を召喚。そのままリリースして効果発動。〈ジェムナイト・ラピス〉を手札に加える。そして〈ジェムナイト・ラピス〉と〈ジェムナイト・ラズリー〉を召喚。」

 

亜城「魔法カード〖フュージョン〗発動。〈ジェムナイト・ラピス〉と〈ジェムナイト・ラズリー〉をリリースして〈ジェムナイトレディ・ラピスラズリ〉をフュージョン召喚。」

 

亜城「デッキの1番上のカードを墓地に送り、〈ジェムナイトレディ・ラピスラズリ〉の効果発動。相手モンスター1体につき500ポイントのダメージを与える。」

 

日田 LP 3300-500=2800

 

亜城「墓地に〈ジェムナイト〉が存在するので〈ジェムナイト・セラフィ〉の選択効果発動。墓地の魔法カード〖フュージョン〗を手札に戻す。……そして、〈クリスタル・ローズ〉を召喚!」

 

 先程引いたカード、〈クリスタル・ローズ〉が現れた事に日田先生は困惑していた。まぁ、岩石族ではあるが、〈ジェムレシス〉みたいに名前だけだと関連性が無いように見えるからなぁ……。

 

亜城「手札を1枚墓地に送り、〈クリスタル・ローズ〉の効果発動!デッキに存在する〈ジェムナイト〉モンスターとこのカードを入れ替える!この効果を発動したターン、私はこのターンにフュージョン召喚したモンスター以外で攻撃宣言が出来なくなる。私は〈ジェムナイトマスター・ダイヤ〉を選択し特殊召喚!」

 

 〈ジェムナイトマスター・ダイヤ〉はOCGだと融合モンスターだが、ラッシュデュエルではマキシマムモンスターとなっていた。3体以上で融合するモンスターはマキシマムになる傾向があるのか?〈マグネット・バルキリオン〉もそうだったし。

 

日田「マキシマムモンスターはマキシマム召喚で出さなければ通常モンスターに等しいモンスターだ。何を考えている?」

 

亜城「普通ならそう思うかも知れないが、案外融合素材に指定されるカードは意外なモンスターが多いんだよ!私は魔法カード〖フュージョン〗を発動!〈ジェムナイト・セラフィ〉と〈ジェムナイトマスター・ダイヤ〉をリリースする!」

 

亜城「絆の剣を受け継ぎし宝石の乙女よ、高貴なる輝きで全てを切り裂け!フュージョン召喚!現れろ、〈ジェムナイトレディ・ブリリアントダイヤ〉!」

 

日田「マ、マキシマムとフュージョンを素材にしたフュージョン召喚だと!」

 

吹田「重すぎませんかね……。まぁ、知り合いに似たカード持ってる人居ますけどね。」

 

 まぁ、普通は驚くよなぁ。でも、OCGだと連続融合は割とよく見るから珍しくないんだ。そう心の中で平静を保ちながら私は〈ブリリアントダイヤ〉の効果を発動する。

 

亜城「デッキの1番上のカードを墓地に送り、〈ブリリアントダイヤ〉の選択効果発動!墓地に存在する〈ジェムナイト〉1体につき攻撃力を200アップする!私の墓地に存在する〈ジェムナイト〉は11枚、よって2200攻撃力アップ!」

 

亜城「バトル!〈ブリリアントダイヤ〉で〈ファントム・オブ・オペラ〉を攻撃!」

 

日田「ぐわぁぁぁぁっ!」

 

日田 修造 LP 2800-(5200-3500)=1100

 

亜城「これでトドメだ!〈ジェムナイト・ラピスラズリ〉でダイレクトアタック!」

 

日田 修造「ぐはっ!…………み、見事だ。」

 

日田 修造 LP 1100-2400=-1300

 

Winner 亜城 幽海

 

 

 

 

 パチパチパチと、先程の〈ブリリアントダイヤ〉の攻撃で掻き消えた筈の〈ファントム・オブ・オペラ〉の舞台からカーテンコールの様な盛大な拍手で出迎えられていた。……役者が消えただけで舞台自体はそのまま残り続けていたのは時間的な問題もあるのだろう。

 

 

「合格だ。編入試験担当者として、君をトーハ第3学園の生徒として認めよう!」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

「学生寮に関わる事については新聞部の小娘に聞いた方が早いだろうが……取り敢えずこのカードを見せれば仮の部屋で休めるはずだ。」

 

 そう言いながら日田先生はプラスチック製のカードを差し出してきた。これは編入試験合格の証らしく、学生寮エリアで見せれば仮拠点は貰えるらしい。ならば早速学生寮エリアに向かおうと思った私は……ドンッ!と開いた音楽ホールの扉で思いっきり頭をぶつけた。

 

「日田先生!彼女の編入試験、お願いしてもよろしいですか!」

 

 扉の先には巫女服の絶壁少女と、その後ろにいる私と同郷らしきボブカットの少女が申し訳なさそうに立っているのだった………。





 そんな訳で今回の対戦相手が使っていたのは一応〈幻奏〉です。オリカ、魔改造有りで〈マイスタリン・シューベルト〉くらいしかまともに調整できていなくても一応〈幻奏〉です。本来対戦する濱先生は〈寿司天使〉使いで最初はそう書こうとしたのですが、ARC-Vでの因縁から急遽こちらに舵取りしました。

 極力OCGに近づけた条件+効果にしようとしていますが、ステータス等の数値が下がったりを筆頭にアニオリ→OCGみたいな魔改造も多くなってしまう事について、感想などで意見を貰えるとありがたいです。
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