俺らでジオウを神作にする!   作:鳴滝の■■

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過去との訣別

「お前、剣崎か!?」

「橘さん!?それに始も!?」

「このっ!どれだけ探したと思ってる!!!」

「ぐえェっ!?」

「ちょっ!橘さん!いきなり殴ることないでしょ!?」

 

 

「……ゲイツ」

「ジオウ……にウォズ。ツクヨミは一緒じゃないのか?」

「うん。てっきりゲイツ達と一緒にいるんだと思ってた」

「おやおや、まだ懲りずに『そんなもの』と一緒にいるのかい?相変わらずと言えばいいのやら……君の無鉄砲さにはいつも驚かされてばかりだよ」

「うるさいですねー。安全圏で駄弁ってるだけの参謀気取りが。ここで潰してやりましょうか?」

 

バチバチと視線がぶつかり合う。片や拳が頬を振り抜いた。

右を見ても左を見てもとても旧知の仲と呼べる間柄ではなさそうだが、【仮面ライダー】バラバラだった彼らが集うのに統制者という嵐の元凶は分かりやすいほど十分な存在だった。

 

「それで街の被害は?」

「今のところは財団でも対処可能とのことです。しかし財団とも言えど兵力には限りがあり、現状維持は持って三日……それまでの間に何れだけ避難を済ませて、また無限に涌き出る怪人への永久的な防衛処置を組み上げるか作戦の目処は立っていないとのことです」

「破壊は出来ないの?」

「無理……ですね。あの銅板は財団が回収し、あわよくばと破壊の方法を模索してきましたが、世界崩壊レベルの一撃でも欠片一つ落とすことはありませんでした」

「世界、崩壊レベルの……」

「あぁ、言っておきますがあくまで2019年現代の兵器で、ですからね。財団は様々な技術を取り入れていますが、流石に未来のあれこれなんかはどうしようもないので」

 

「未来、か……」

 

 

ソウゴはそっとジクウドライバーに触れた。

 

だとしたらやはり……これしかないじゃないか。

 

 

「なら俺たちに出来ることは……何になるんだ?あの怪人達の討伐作戦に参加すればいいのか?」

「っ!そうだ、始!!!何でお前が居るのに世界の終わりが始まってるんだよ!」

「そうですよ、俺たちはてっきり貴方が封印されたものと」

「その事だが、朗報だぞ剣崎。バトルファイトから離脱する術を見つけたかもしれん。現に俺は不老不死の怪人でありながらジョーカーとは別の存在へと成った」

「別の存在に?な、何だよそれは!教えてくれ!」

「その前に、」「分かってる。受け取れ」

 

相川始は橘に目をやり、受け取ったトランクを開いて剣崎へと差し出す。

 

「……戦わなければならない、のか」

「そうだ。ジョーカーとしての力を使えば恐らく事足りるだろうが、お前にはジョーカーとして戦った経験がない。時間もないことだ。使いなれた力の方がいい」

 

「……分かった。元から覚悟はしてたことだしな。それでどうやってジョーカーを辞めればいいんだ?」

 

「アンデッドを喰え剣崎」

 

 

 

560:鳴滝の息子→コピー体

『は?』

 

と言うことで二組合流や。

後半戦へと行きマッセ⤴⤴

 

561:俺らでジオウを神作にする

いや、笑うのよ

 

562:俺らでジオウを神作にする

ソウゴがオーマジオウになるしかないと決意を決める一方でこれである

 

563:俺らでジオウを神作にする

喰え←ヒロアカじゃあるましw

 

564:俺らでジオウを神作にする

橘さんはやっぱり殴ったか

それで始は思考が蛮族なのよ

 

565:俺らでジオウを神作にする

始さんの口振り的に血とか肉片だけじゃ無理ぽいのよな。それこそ丸ごと食べないと意味ないんだろうな

 

566:俺らでジオウを神作にする

これからは逃げたキングの捜索になるのか……

 

567:俺らでジオウを神作にする

魔王軍、レベルカンスト勢から追いかけ回されるキングは泣いていい

 

568:俺らでジオウを神作にする

キング……良いやつだったよ

 

569:俺らでジオウを神作にする

絶対に逃げられない戦いが今、始まる

 

570:俺らでジオウを神作にする

これはキングの強化安価が来るか?

 

571:俺らでジオウを神作にする

そもそもキングを捕まえる必要ってなくない?

エースはもうカードにしてるんだし、リモートで召喚して食わせればいいじゃん

 

572:俺らでジオウを神作にする

>>571

そういやそうやん

 

573:俺らでジオウを神作にする

だとしたらキングはまさかの放置?

 

574:俺らでジオウを神作にする

封印解けたと思ったらライダーに囲まれてるとか地獄やん

 

575:俺らでジオウを神作にする

エースが何をしたって言うんだ

 

576:俺らでジオウを神作にする

一瞬あれ?ギーツのエースのこと言ってる?って勘違いしたけど、A(エース)のカードでエースってことね

 

577:鳴滝の息子→コピー体

『成る程。あのアナザーファントムを捕食すればあれは止まるのか……』

『問題は残りのアンデッドを探すのに、どうすれば……』

『アンデッドサーチャーなら持ってるぞ』

『え、え……ちょっと、え?――よ、よぉおし!頑張って完食?するぞー!』

『おい、それはカードに封印したやつでは駄目なのか?ここに来る前に一体捕まえたんだが』

『駄目ですね……バトルファイトは最後の一人になった時点で戦いは終わり。カードに封印したアンデッドを解放する手段がないわけではないですが、恐らく今回も使えなくなってるかと』

 

578:俺らでジオウを神作にする

あ、そうだった

 

579:俺らでジオウを神作にする

バトルファイトに参加してないアナザーファントムは例外かと思ったけど、リモート自体が使えなくなってるんだっけ?

 

580:鳴滝の息子→コピー体

『ッ!皆っ!』

 

話し合いの最中だが、統制者から湧き出す怪人――ダークローチがこちらに気づいた。

 

581:俺らでジオウを神作にする

おいおい、数が多過ぎるぜ

 

582:俺らでジオウを神作にする

百はいるか?

 

583:俺らでジオウを神作にする

でも余裕で行けるんじゃね?

 

584:俺らでジオウを神作にする

街に向かっていたのが何故方向転換してこちらに?

 

585:俺らでジオウを神作にする

いや、違う。街に向かう数は変わってない。増殖速度が上がってるんだ、異常な速度で

 

586:俺らでジオウを神作にする

おかしい……明らかにブレイド本編の時より増えるのが早すぎる。あれでも一週間は持ったのに

 

587:俺らでジオウを神作にする

オーマの日だからか?

逢魔ヶ時とは元から不吉なことが起きる時間帯のことを指すが、それを一日としてとらえるなら、今日一日だけで世界が滅ぼされる厄災になるんじゃ

 

588:鳴滝の息子→コピー体

『ッッッ変身!!!』

 

ジオウ・(セカンド)✖️ジオウ(ツゥー)

 

いち早く気づいたジオウが飛び出して迎撃に当たる。

 

『剣崎達は、そのアナザーファントムを探して!ここは俺が抑えるから!!!』

『なッ無茶だ!何れだけ居ると思ってる!』

『無茶なんかじゃない!』

 

【龍騎】

 

ベルトのスロットは埋まっているので装着することは出来ない。けれどジオウがウォッチを起動するとドラグレッダーとダークウイングが召喚された。

飛行能力を有した彼らはジオウの指示に従い、ダークローチ達へと走る。

 

『バカな……ベルトを通さずにウォッチの力を引き出した?だとすればあの時も』

 

ズキリとゲイツの頭が痛んだ。

 

『でもやっぱり一人に押し付けるには負担が大きすぎる。橘さん、せめて俺たちだけでも』

『あ、ああ!』

 

『辞めてくれ!!!!』

 

 

ソウゴは叫ぶ。

 

 

『誰も巻き込みたくないんだ!』

 

 

見れば彼の全身はうっすらとだが黄金に輝いていた。

ベルトにいたってはウォッチを含めて銀色になっている。

 

いつでもオーマジオウになれる状態というのだろう。

このまま剣崎達がバトルファイトを終わらせる方法を見つけたのなら良し。見つけられなくとも自分がオーマジオウになれば解決する。

けれどオーマジオウの力の余波で傷ついて欲しくないからとソウゴは彼らを遠ざけるのだ。

 

589:俺らでジオウを神作にする

ソウゴのストレスががが

 

590:俺らでジオウを神作にする

いきなりツーを使ったのは珍しいと思ったが、そうか。オーマジオウになるつもりなのか

 

591:俺らでジオウを神作にする

ジオウからオーマジオウになる瞬間を見たくないと言えばウソになるが、それはお前がキツイだけだぜソウゴ

 

592:俺らでジオウを神作にする

もう剣崎達は良いから早くキング探しに行こうや!

 

593:俺らでジオウを神作にする

背負い込み過ぎている

 

594:俺らでジオウを神作にする

もっとこう……手心というか、何というか

 

595:俺らでジオウを神作にする

ここはブレイド組レジェンドライダーがビシッと決めて肩の荷を下ろしてあげるべきでは?

 

596:俺らでジオウを神作にする

もしここでオーマジオウになるならゲイツはどうするんだろう?やっぱりお前は最低最悪の魔王だー!て敵対するのかな?

 

597:鳴滝の息子→コピー体

『ふふ、ハハ………あはははは!!!!間もなく!もう間もなくだ!最低最悪の魔王が降臨する祝福の時!』

 

ウォズはいよいよかとハイになってるな。

 

『クッどうする……ここでやつがオーマジオウになるというなら、せめて完全になりきる前に!』

『…………』

 

ゲイツは葛藤し、そんな背中を感情の読めない目で見るファムちゃん。

 

『彼らが何を抱えているのか俺には分かりませんが、それなら四人でそのアンデッドを探しましょう』

『いや、ここにいる全員がライダーなのか?もし違うならせめて半分は残るべきだろう』

『えーと君』『私ですかぁ~?』

『あれそんな喋り方だったけ?…………まぁいいや。君たちは戦う力はあるの?』

『えぇまぁ。あそこで高笑いしてる変人より私は強いですし、ゲイツ君は更に上を行きます。私たちを放っておいてキングを取りにいかれても大丈夫ですよ』

『でも……』

『剣崎。この子もそう言ってくれてるんだ。探しに行こう』

『それが正しいことなのか?』

 

598:俺らでジオウを神作にする

うーん

 

599:俺らでジオウを神作にする

どっちとも言えんな

 

600:俺らでジオウを神作にする

分岐点って感じ

 

601:俺らでジオウを神作にする

ここでキングを探しに行くのが正解なのか、それともジオウと一緒に戦うことが正しいのか

 

602:俺らでジオウを神作にする

ソウゴは自分が追い詰められたぐらいじゃオーマジオウにはならないと思うけど、仲間や守るべき民達が犠牲になるぐらいならオーマジオウになるだろうな

 

603:俺らでジオウを神作にする

せめて足止め出来るキャラがジオウ以外にいればなぁ

 

604:俺らでジオウを神作にする

それとソウゴが安心して任せられるぐらい頼りある存在であることだな

 

605:俺らでジオウを神作にする

>>604

それで思ったけど、今のソウゴって頼りになる存在いなくないか?

翔ちゃんはわりとそれに近かったけど歴史継承したから無理だし、ゲイツとは不仲だし

 

606:俺らでジオウを神作にする

不仲って言うか喧嘩別れしたままって感じ

 

607:俺らでジオウを神作にする

言うほどソウゴは気にしてないだろうけどゲイツが気にしてそう……あと、ソウゴがオーマジオウになりそうだから気も許せない状態だし

 

608:鳴滝の息子→コピー体

『そう……あ、その………………何で誰も戦わないんだ?』

『え?』

『何でソウゴにだけ任せてるんだ?君たちも戦え…るんだろう?』

『だって充分でしょう?私たちが出ていって何になるって言うんですか?』

『それでも一人で戦うのは心細いじゃないか。いくらソウゴが強いからって言っても、あんな数』

『ならさっさとキングを探しに行けばいいじゃないですか。元栓を断たないと終わらないんですし』

 

剣崎の言葉が詰まった。

 

『……お前達、仲間じゃないのか?』

 

それに反して怪訝な顔をした相川始が問いかける。

 

『私が仲間など畏れ多い……私は我が魔王の忠臣にして彼の覇道を見届けるもの。それを阻む存在は例え蟻であろうと許しはしない』

『……今、やつと共闘することは出来ない。これまで正しいことをしてきたが、それでも歴史が変わらないというのならせめて世界を壊される前に今度こそやつを倒す』

『ドライブ様の歴史を奪った存在ですからね。ゲイツ君が戦うならそれのサポートに回りますよ』

 

609:俺らでジオウを神作にする

何て言うか……歪だこの魔王軍

 

610:俺らでジオウを神作にする

今までソウゴが神作プレイをしていたから何とも思ってなかったが、こいつ本編に比べて仲間の好感度を全く稼いでねぇ

 

611:俺らでジオウを神作にする

ウォズが求めるのは仮面ライダーではなく魔王だし、ゲイツが求めるのは魔王ではなく仮面ライダーだし、ファムちゃんはドライブ様の歴史返せだし

 

612:俺らでジオウを神作にする

もうすぐ魔王になるから従ってるウォズ

仮面ライダーだから黙認しているゲイツ

この二人は真逆だな

 

613:俺らでジオウを神作にする

あれだ……取り敢えずドライブの歴史を返そう

 

614:俺らでジオウを神作にする

>>613

ポンコツが寝返ったところで何か出来るとでも?

 

615:俺らでジオウを神作にする

>>614

ポンコツが寝返るともれなく救世主も着いてくるから

 

616:俺らでジオウを神作にする

これにはライダー業界でもトップ3に入る本編不仲組(一位は多分ファイズ)のブレイドでも絶句するレベル

 

617:俺らでジオウを神作にする

ブレイドは不仲というか不協和音と言うか……誰か仲間になる度に誰か裏切るから……あと睦月の精神汚染の期間が長すぎた

 

618:俺らでジオウを神作にする

あの橘さんが「おいおいマジかよコイツら……」みたいな顔してるのがウケる

 

619:俺らでジオウを神作にする

ブレイド組「ナズェミテルンディス!!」

 

620:俺らでジオウを神作にする

それはそうとキングを探しに行け

 

621:鳴滝の息子→コピー体

『剣崎さん』『剣崎』

『あ、うん。分かってる。早く行っ』

 

『キングはお前一人で探しにいけ』

 

 

『え?』

 

 

『お前の言いたいことぐらい分かる。誰かの為に戦えるものを持っている人間は強い。それこそ世界を背負って戦えるなら恐ろしい強さだろう。けど、一人は寂しいもんな』

 

『自分が最強だ。自分以外にライダーは必要ないって思っていた時期が俺にもありました。けど、そんな俺を見捨てずに助けてくれた人達に気づかされたんです。人やアンデッドも支えあって生きていけるものなんだって。そしてそれはとても温かくてかけがえのないものであるのことを』

 

『アイツは過去の俺たちだ。仲間であるのに痛みを分かち合えず、同じ理想を掲げながら別の道を選んでしまった。ここでアイツを見捨てるようなら俺たちはあの頃から何も変われていない……そうだろ?』

 

『…………ありがとう!』

 

剣崎はヘルメットを被り、エンジンを吹かした。

キングのいる先は、橘が持っていたアンデッドサーチャーが差していた。

 

『橘さん、相川始……受け取ってくれ』

 

そして睦月はカテゴリーKのカードを二人に手渡した。

 

『ふ、腕は鈍っていないだろうな』

『生憎、先ほど睦月にしごかれたばかりだ』

『あ、いや……すいません』

 

 

三人はカードを掲げ、スライドする。

 

 

 

【【【変身】】】

 

 

622:俺らでジオウを神作にする

お、おおお!

 

623:俺らでジオウを神作にする

先輩ライダー、先輩ライダーしてる

 

624:俺らでジオウを神作にする

これで勝てる…のか?

 

625:俺らでジオウを神作にする

ゲイツがなぁ……どう動くかぁ

 

626:俺らでジオウを神作にする

あの……水を差すようで悪いんだが、最悪の選択してない?

アナザーファントムことキングってアンデッドを操る能力があるんだろ?

剣崎って今、アンデッドじゃなかったっけ?

 

627:俺らでジオウを神作にする

あ、

 

628:俺らでジオウを神作にする

 

629:俺らでジオウを神作にする

いやいや、それ知ってるソウゴが言わないわけ……言える余裕がない

 

 

 

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