俺らでジオウを神作にする!   作:鳴滝の■■

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永遠のヒーロー

690:俺らでジオウを神作にする

ゲイツ覚醒ふぉー!

 

691:鳴滝の息子→コピー体

ここいらで一旦オリジナルの鳴滝の息子の方へ視点を変えてみようか。

 

 

 

『ほらほら!鈍ってんじゃないわよ!』

『行くぜ!行くぜェェ!(毎回思うんだが……主導権をそっちが握るなら憑依する意味あるか?)』

『フンッ!ハァッ!兜割り!!』

 

『…………』

『ではそろそろ始めるか』『1から3まであるがどれを使う?』『2だな。1は強力だが肉体への負担が大きすぎる。3は安定しているが、この数では焼け石に水だろう』

『では、』

 

何かしらの液体が入ったアンプル。『2』と張り付けられたその中身を自動注射器で卵へと注入していく。

 

692:俺らでジオウを神作にする

ヒッハッーするエンジョイ勢の幹部達。

それと元財団の会長である『卵』を囲って何かしている直属の部下達である。

 

693:俺らでジオウを神作にする

財団Xの婆さん……絶対まともなドーパントじゃないだろうからワクワクするな

 

694:俺らでジオウを神作にする

フータロス憑依の電王、やっぱり戦っているのはイッチだったのか

 

695:俺らでジオウを神作にする

イッチ強ェェェ

 

696:俺らでジオウを神作にする

盾をチャクラムみたいに振り回してやがる

それで若干、モモタロスみたいな戦い方にも見えるという匠の技ですわ

 

697:俺らでジオウを神作にする

もしかしなくてもイッチって強い?(何度目かの気付き)

 

698:俺らでジオウを神作にする

少なくとも戦闘センスはバカ高い

鎧武なら駆紋戒斗以上呉島貴虎未満のセンスって自分で言ってたし

 

699:俺らでジオウを神作にする

流石、幼少期にゴミ山に捨てられ、家を焼かれて母親は消され、単身拳一つで生き残っただけはある

 

700:俺らでジオウを神作にする

ごとき氏に取って変わる平成最後のラスボスだぞ?弱くては困る

 

701:鳴滝の息子→コピー体

『それにしてもあと何れぐらい戦えばいいのかしら?』

『うーん。そうだなぁ。30分ぐらい?』

『意外と直ぐだな。それにしても、やはりこの数はやりすぎではないか?これでは民衆にも被害が出てしまう』

『おいおい人聞きが悪いぜ《軍人さん》。我々はこの国の矛であり盾、絶対の正義だ。その最高幹部がまさかマッチポンプを仕掛ける為に統制者を意図して暴走させたなんて、まさか!アハハ!!!』

 

……まぁオリジナルはここでは語らんだろうが、この混乱に乗じて、《面白くない》モブ達は片っ端から間引いている感じやね

 

702:俺らでジオウを神作にする

え?

 

703:俺らでジオウを神作にする

面白くないって……え?

 

704:俺らでジオウを神作にする

どういう基準?

 

705:鳴滝の息子→コピー体

その世界の民度ってのがあるやろ?

これまで皆を守って傷ついてきた仮面ライダーに対して、敵の簡単な情報操作に踊らされて非難する~的な。

ネットなんかで《叩く》ぐらいならオリジナルも見逃してくれたんやろうが、配信で悪意ある印象操作やデモなんかをしてライダーに危害を加えようとするバカは神作の雑音になるから粗方消すって言ってたわ

 

706:俺らでジオウを神作にする

ひえっ

 

707:俺らでジオウを神作にする

そんな理由で殺すのか

 

708:俺らでジオウを神作にする

倫理観……

 

709:俺らでジオウを神作にする

一体どれほどの人が亡くなることだろうか

 

710:俺らでジオウを神作にする

でもそういう人が居なくなるお陰で財団の批判も少なくなるだろうね

 

711:俺らでジオウを神作にする

>>710

つまり神作の為の秘策にして、財団に逆らう存在は許さないという悪役ムーヴを同時にやっているということ?

 

712:俺らでジオウを神作にする

まぁ、イッチの気持ちも分からなくはない。

あんだけ救われてた癖に、顔も知らない誰かから一方的に与えられた情報に踊らされてライダーを精神的に追い詰め、その癖また同じピンチになって()()()助けられると歓声を上げて感謝するとか言う……先ずは謝罪が先だろうがと、毎回苦味を感じている

 

713:俺らでジオウを神作にする

何となく政治関係は殆ど間引かれそう

 

714:俺らでジオウを神作にする

ソウゴが王様になっても違和感ない状況にしようとしてる?

 

715:俺らでジオウを神作にする

日本政府はボドボドダー!

 

716:俺らでジオウを神作にする

成る程……つまりクォーツァーは全滅か

 

717:俺らでジオウを神作にする

あぁ言うのって演出なのは分かるけど、正直いるかいらないかで言えばいらないよな

敵の悪辣さやリアルを描写する上で便利なのは理解出来るんだけど、これ以上ないとは思えない

 

718:俺らでジオウを神作にする

ある意味、『まぁいいでしょう』の人の「争え!」で全国放送をフルシカト決めてたセイバー世界が理想ではある

 

719:俺らでジオウを神作にする

お前らライダーが身を削って守る人間の姿がこれか?

↓↓↓

それでも!俺は!

 

こういうのは好き

 

720:俺らでジオウを神作にする

あんまり好きな作品の悪口は言いたくないんだけど、扱い切れないなら最初から出さないで欲しい気持ちはある

 

721:俺らでジオウを神作にする

>>719

こういう風に丁寧に描写されるのはいいねん。

人の残酷さや浅ましさ、守るべきものは何なのかと主人公が悩みぬいて決意を新たにするとか王道展開で燃えるやん。

問題なのは序盤だったり終盤だったりでふわっとやり出して、ふわっとしたまま終わらせるから、民衆へのヘイトだけ残るねん

 

722:俺らでジオウを神作にする

それでも殺すのはちょっと……

 

723:俺らでジオウを神作にする

仮面ライダーで義務教育を卒業しているような男だ。説得するだけ無駄やろう

 

724:俺らでジオウを神作にする

イッチにとってこの世界は仮面ライダージオウという存在を輝かせる為に存在しているんだろうな

 

725:俺らでジオウを神作にする

一部の権力者とかだったら逮捕なり左遷なり何とでも処理出来たけど、民意はどうしようもないからな……

 

726:俺らでジオウを神作にする

どのぐらいの数になりそう?

 

727:鳴滝の息子→コピー体

少なく見積もって2万ぐらい?

 

728:俺らでジオウを神作にする

多いな

 

729:俺らでジオウを神作にする

ちょっと多すぎる。普通に大災害クラスやん

 

730:俺らでジオウを神作にする

統制者以外にも野良で怪人が暴れているという伏線を張ってるとはいえ……剣崎達が責任を感じてしまいそうで

 

731:俺らでジオウを神作にする

何とか……手心というか

 

732:俺らでジオウを神作にする

想像の百倍ぐらい桁が違った

 

733:俺らでジオウを神作にする

これは……えっぐい

 

734:俺らでジオウを神作にする

有象無象の危機に最高最善の魔王が降臨して、見事これを治める。話としてはまとまっているが、それにしても

 

735:鳴滝の息子

Delete(消去)

待って!!?

人を勝手に超絶サイコパスの快楽殺人兵器に仕立てないで!

そんなことしない!しない!から!第一ワイには洗脳があるやろ!何でライダー様が悲しむようなことをしないといけないねん!!!!

 

736:俺らでジオウを神作にする

お、イッチ!

 

737:俺らでジオウを神作にする

何だ、コピーの早とちりか

 

738:俺らでジオウを神作にする

だよな。イッチがライダーの悲しむことをするわけがない

 

739:俺らでジオウを神作にする

ふぅ……てっきり俺らは神作を作ると乗せられて大犯罪の片棒を担がされているものかと

 

740:俺らでジオウを神作にする

戦闘中に大丈夫か?

 

741:鳴滝の息子

あーもう!コピー君は後で説教や!

こっからはフータロス先輩に身体を動かして貰ってワイが実況するで!!!

フフフッ……何か最高に盛り上がるフィナーレを横取りするみたいで気が引けるが、実はワイがテレビで初めて観たのはブレイドなんや。

 

本当は実況したかったが、オーマの日という物語の転換期にラスボスが何もしないわけにもいかず大々的に動いていたが……ここからは俺のステージだ!っとばかりにジオウの方へカメラを向けるで!!!!!

 

 

 

 

 

 

「っ、ふはっ。ははは!まさに一手及ばずってわけ?」

 

ブレイドが突き出した剣の先はキングの一歩手前で止まり、そしてノイズとなって消えていく。

 

「惜しい、実に惜しかった!時間をかけずに早期決戦、まさに歴戦の戦士みたいな動きだった!」

 

キングはそれを笑う。額にかいた汗にも気付かず、掴んだ勝利を確かめるように何度も口にした。

 

「勝った、勝った、勝った!」

「くっ!?」

 

剣崎は困惑とも驚きとも、そして僅かな歓喜にも見える苦い顔をするが、それも仕方がなかった。

アナザーブレイドが彼の肩を掴み、キングから離れるように投げ飛ばすと数メートルほど跳んでゴロゴロと転がる。

受けどころが悪かったのか剣崎の額がパックリと割れ、地面に落ちた赤い鮮血が目に止まった。

 

剣崎はかつてキングフォームを乱用することによりジョーカーへとなり、その血は緑に変色した筈だった。

――――アンデッドから人間に戻っている。

 

ライダーの歴史を封印するものがあるというのはソウゴから話を聞いているので何故という疑問は湧かなかったが、ジョーカーになってから鈍くなっていた感覚が人間のそれへと戻り、急に戻ったせいなのか頭がぼおっとなる。実際に味わってみると何とも奇妙な感覚であった。

 

背後でボヨンと薄い鉄板を叩いたような音がした。

 

「そうか!ブレイドの歴史が失くなったってことは統制者も!!」

 

剣崎が振り向くと、絶え間なくダークローチを産み出していた統制者の姿がノイズが走るように不安定なものへとなっている。

 

「おっと。危ない危ない。」

 

 

ブレイド!

 

このまま止まってくれと思う矢先。

キングはアナザーブレイドをウォッチに戻す。

そして先ほど出来上がったばかりのブレイドウォッチに近づけると、その二つは融合して一つになった。

形としてはブレイドウォッチそのままだが、ひとまわり小さくなったような気がする。

 

「あー」

 

口を開け、それを飲み込む。

 

 

ごくんっ

 

「おお、おおお!」

 

変化は直ぐに起きた。

一瞬、剣崎が封印したエースと酷似した怪人態になったキングはブレイドに変身し、それがぶよぶよと溶けてアナザーブレイドの姿になったかと思うと三体を組み合わせたかのような姿へとなる。

 

『これが、ブレイドの全てか……いいね』

「俺たちの力が」

『ん?あぁ、そうだね。こことか、こことか、ギャレンやレンゲルっぽいだろ?君を起点にして繋がる全ての可能性は僕の物だ。最早アナザーファントムなんてちゃちな存在じゃない。オリジンファントムとでも名乗ろうか。最強の怪人の力を見せてあげるよ』

 

キングは右手を空に浮かぶ統制者に向けた。

 

『僕をバトルファイトの勝者と認定し、願いを告げる。全種族を滅ぼし、世界をリセットするんだ。だけど今のままだと時間がかかりすぎるから、僕をコピーしろ』

 

ドクン。ノイズが走っていた統制者が波紋する。

ドクン。統制者は赤く光り、バキリっバキリっとその内側から殻を破るように数体のキングが召喚された。

 

『流石に世界そのものとも言える僕をダークローチのように無尽蔵に生み出す力はないのか。でもあれだけいれば充分かな』

 

「ふざけるな、何で多くの命を奪おうとするんだ!!!」

 

『ん?面白いことを言うね。君たち生き物はそうやって世界を支配してきたんだろうに』

 

「お前のやろうとしていることは支配じゃない。ただの破壊だ!」

 

剣崎は立ち上がり拳を振るうが、こともなげに受け止められる。

 

『今の君は人間なんだぜ。それにライダーですらない』

「さっきまでは仲間に任せていたのに今は自分で戦うんだな。俺が弱くなったからか?」

『……僕にも都合ってものがあってね』

 

掴んだ剣崎の手をゆっくりと捻っていく。

 

「ぐわッ!」

『忌々しい話。僕らは君たちライダーには負けるように出来ている。今でこそその縛りを脱することが出来たが、もし先ほど僕が戦っていれば、不思議なことに君の力は元に戻り、あっけなくやられていただろう』

 

本当に、本当に……嫌なモノとして作ってくれたものだ。

底冷えするような声で唸る。

剣崎の手首が徐々に曲がってはいけない方に向いて喘いでいるが、彼はキッとキングを見つめて訴えた。

 

「死にたくないのに何故壊す。お前のやっているのは支離滅裂だ」

『何が言いたい?』

「怖いんだろう。そういう風に作った存在が。逆らえば殺されるかもしれないから、全部壊して生きようとしているんじゃないのか」

『そうだね。役割を押し付けられた作り物の僕でも心だけは僕だけのものだ。だから死にたくないという心に従い、僕は全てを破壊する』

「誰も居なくなった世界で一人……それは生きていると言えるのか?誰にも会えず、ただ生きていることだけを自覚しながら時を刻んで、その先には何があるんだ?」

『ふ、バカだなぁ。そんなの壊した後で統制者に仲間を増やせと命令でもすればいい』

「統制者はそこまで万能な存在じゃない。ましてや一度願いを叶えたお前の望みをもう一度叶えてくれるかどうか」

『チッッさっきも言ったろ?僕が世界だ!システムの一部に過ぎない統制者が命令を拒否出来るものか。それに例え一人だって僕が生きていれば………』

 

 

 

 

 

 

また、行き止まりか……。

 

ハァ……寒いな。

 

腹が減ったなぁ

 

ここは何処だ。まぁ別にいいか

 

 

…………帰りたい。あの時、俺は何をすれば皆といられたんだろう

 

 

 

 

742:俺らでジオウを神作にする

何だこの走馬灯みたいなやつ?

 

743:俺らでジオウを神作にする

剣崎の記憶?

 

744:俺らでジオウを神作にする

ブレイド本編の映像じゃなさそうだけど

 

745:俺らでジオウを神作にする

まさかジョーカー時代の話か?

 

746:俺らでジオウを神作にする

その時、キングの脳内に溢れ出した存在しない記憶

 

747:俺らでジオウを神作にする

橘さん達から離れていた時の……

 

748:俺らでジオウを神作にする

キングはブレイドの世界そのものだからジョーカーだった剣崎の記憶も持ってるのか

 

749:俺らでジオウを神作にする

寂しそう

 

750:俺らでジオウを神作にする

剣崎は世界を守りたい一心なんだろうけど、孤独を選択するキングにも同情しているのか?

 

751:鳴滝の息子

「一人は辛いんだ。もしかしたらなんて希望が打ち砕かれた時、何も失くなった世界でお前はどうする?どうしようもないんだよ」

『だったら大人しくライダーに倒されていればいいってアンタは言うのか』

「どうして俺がお前を倒さないといけないんだ」

『そういうモノだろ!?』

「どういうものだよ!」

『あぁ、もう!お前と話していると頭が痛くなる!あと少しで僕の計画は完成するんだ。邪魔するって言うならここで!』

 

 

「ウオオオオオオオ!!!!!!」

 

752:俺らでジオウを神作にする

ここで真打ちジオウ登場!!!

 

753:俺らでジオウを神作にする

久しぶりの素のアーマータイム、フォーゼ!!!

 

754:俺らでジオウを神作にする

セカンドフォーゼではないのか

 

755:俺らでジオウを神作にする

ヒーローは遅れてやってくる

 

756:俺らでジオウを神作にする

こっちに来たってことはあっちはゲイツが担当する感じか?

 

757:俺らでジオウを神作にする

行けるぜソウゴ

 

758:俺らでジオウを神作にする

今回は何て言うか敵も味方も迷いまくってるな

 

759:俺らでジオウを神作にする

何だろう。メンタルが一番死んでるソウゴが一番不安定要素が高いんだけど、それでもソウゴなら何とかしてくれるという安心感が凄い

 

760:鳴滝の息子

『チィッッ!!!また良い所で邪魔を!!!』

「ソウゴ!」「だいっ、丈夫みたいだね……ハァ……ハァ。さっきまで沢山湧いてた怪人達が出てこなくなって、6体のアナザーファントムが出てきた。それで睦月達の変身が解けて俺がこっちに……状況を聞いていい?」

「あぁ。お前の言ってたライダーの力を奪うアイテムで俺の力を盗られたみたいだ。それでやつは統制者に願いを叶えて貰って世界を滅ぼす為に自分のコピーを生み出した。それですまん。これだけは聞かせてくれ。……始が、俺たちの仲間で、一人消えたやつが居なかったか?」

 

「いや?そう言えば不思議そうにしている人がいたけどあの人が剣崎の言ってたもう一人のジョーカーなのかな?」

「そうか良かった!」

 

761:俺らでジオウを神作にする

ん?歴史を奪われたのに始さんが消えてない?

 

762:俺らでジオウを神作にする

これはどういうことだ?

 

763:俺らでジオウを神作にする

クイーンを飲み込んだからかな

 

764:俺らでジオウを神作にする

兎に角良かった!

 

765:鳴滝の息子

『常磐ソウゴ。ある意味ここで君と会えたのは僥倖だよ。まだオーマジオウには成っていないようだね』

 

「あぁ……そうだ」

『しかも噂のセカンドとやらの力ですらなく、軟弱なフォームでここに来た。オーマジオウになる暇なんて与えない、確実にここで潰させてもらうよ!』

「待て!俺たちは別にお前と争うつもりは!」

『甘ちゃんなんだよその考え自体がさぁぁぁ!!!!!未来なんてどうなるか自分じゃ分からないならその時その時で最善取るしかねぇんだよぉぉぉ!!!』

 

キングの爪がフォーゼアーマーのブースターモジュールと打ち合い、激しい火花を散らす。

 

「ッぅ!そうだよね。未来がどうなるかなんて分からないから俺は最高で最善の未来の為に」

 

ジクウドライバーが黄金に輝き出した。

 

「そんなことはない!!!」

 

ジリジリと圧されるソウゴの背中を押して剣崎が叫ぶ。

 

「最善を選ぶってのは何も突拍子もなくて一か八かの賭けに出るような事じゃない!悪い未来を想定して、そうならない為に考えて、回り道でも誰も傷付かないそんな優しい未来を選ぶ為にある言葉だろ!!!」

 

『逃げたお前が何を言う!!!』

 

「逃げた!あぁ逃げたさ!でも諦めた訳じゃない!ずっと一人で、仲間一人に頼れなくて悔しくて寂しかったさ!だから考えてた。どうすれば俺や始が犠牲にならずにまた皆の元で暮らせるかって!」

『そんな夢物語があるものか!答えなんてどうせ出なかっただろう!!!』

「出なかったよ!なのに今は俺は人間に戻っている。それに消滅すると思ってた始も何か平気みたいだ」

『なんだ?ある日、降ってきた幸運が全部解決してくれるかもっていいたいのか?ふざけんなよ!いつ殺されるかもしれない、こんな腐った世界!一度滅ぼした方が確実だ!!!』

 

「……そうだよ。争いと差別はいつまで経ってもなくならない。ならいっそのこと、全部壊して、作り直せば」

 

益々光を強めるベルト。

 

「それでも!それでも俺は自分が産まれたこの世界を愛している!!!例えどれだけ世界が汚れていても、きっといつかは誰もが幸せになれる世界になれると信じて、戦う!!!」

「うわっ!?」

 

ジオウを押し退け、剣崎は生身でキングの前に立った。

 

『詭弁を、詭弁だけを並べて誰が信じるものか!やはりお前はここで消えろ!!!!』

「剣崎っ!!!」

「お前達が運命と戦うことを諦めてしまったというなら代わりに俺が戦ってやる。俺はお前たちに救われたみたいなもんだからな。今度はこの手でお前らを!」

 

キングがエネルギーを圧縮した拳を撃った。

まるで砲弾のようなスピードで跳んできたそれに剣崎は―――

 

 

 

A(エース)のラウズカードを取り出した。

 

 

 

 

爆炎が舞う

 

766:俺らでジオウを神作にする

剣崎!!!!

 

767:俺らでジオウを神作にする

剣崎!

 

768:俺らでジオウを神作にする

剣崎!おいぃ!!!!

 

769:俺らでジオウを神作にする

大丈夫か?大丈夫なのか!?

 

770:俺らでジオウを神作にする

何故ここでAのカードを

 

771:俺らでジオウを神作にする

これは序盤で出てきたアナザーファントムの?

 

772:俺らでジオウを神作にする

アナザーファントムはブレイドの力には含まれないから残ってたのか

 

773:俺らでジオウを神作にする

でも、おい!剣崎!!!それでどうするって言うんだよ!

 

774:俺らでジオウを神作にする

分からん。剣崎には何か考えがあったんだと思うが、この至近距離ではどのみち……

 

775:俺らでジオウを神作にする

ま、まだや……短時間ならセカンドの巻き戻るで

 

776:鳴滝の息子

爆炎が舞う。

 

ソウゴは仮面の下で顔を蒼白にさせて尻餅をついていた。

 

「俺が、俺が迷っていたから……剣崎が、あ、あああッ!!!」

『ふ、所詮は逃げるだけで何も成し遂げて来なかった負け犬か。次は君だよジオウ』

 

付着した塵を払いながら爆炎の中から出てきたキング。彼は戦意喪失したジオウへまた同じ攻撃を

 

「いや、それは違う」

 

パシリ。キングの手を後ろから掴んだ存在がいる。

 

『ば……か……な?』

 

信じられない。まさか人間があれをまともに受けて生きているだなんて。キングが横目で掴んだ手を見ると、それは生身ではなく銀色の装甲を纏っていた。

 

『ッゥ!?ブレイドか!!!何故だ!力は僕が全部ッッて誰だお前!!!?』

 

何らかの手段でブレイドの力を取り戻したのだろう。そう思って振り向けば、知らない仮面を着けた戦士がそこにいた。

 

「仮面ライダーだ。この姿も仮面ライダーブレイドなんだ!俺がライダーになったのは愛した人々を守る為だ。この想いが有る限り、俺はどんな姿であっても仮面ライダーブレイドだ!!!」

 

知らないベルト。知らないアーマー。確かにブレイド系列の姿であるが既存のライダーのどれとも似ても似つかない銀色の戦士だった。

 

「ハァァァ!!!」

『ぬっバカな!?』

 

何をしたのか。いつの間にか吹き飛んでいたキングは驚いて叫ぶ。

殴られた?この僕がいつの間に!?と混乱するより先に体は動いて無像のエネルギー弾を放って牽制する。

 

「ふんっ!」

 

腕を払って吹き飛んだ。

 

『は!?』

 

「剣……崎?」

「ソウゴ。立てるか?」

「う、うん」

「俺はアイツを倒さずに無力化したい。そういう時お前達はどうしてるんだ?」

「えっと……多分、あの姿と強さはウォッチを取り込んでるからだよね。それを壊せばいいんだけどブレイドウォッチはあっちが持ってるから、セカンドとツーの力を使えば俺が」

「分かった。協力して欲しいんだがいいか?」

「いいけど、どうして剣崎はアナザーファントムまで助けようとするの?俺も分かり合おうとしたけど一度も無理だったのに」

 

※ポンコツは除く

 

「短い時間だったが話してみて分かった。アイツは悪意があって暴れているんじゃなくてただ生き残りたいから暴れてるんだ。考え方も何だか単調で多分、産まれてからそんなに経っていないんだと思う」

「それでも怪人で、もう被害は出てるかもしれないんだよ?また暴れ出したらもっと犠牲が出る。ここで倒せるなら倒しておくべきじゃないか」

「やっぱり傲慢……だよな。けどその時は俺がアイツを食って自分ごと封印する」

 

それはブレイドの力を取り戻してジョーカーに戻ることを意味していた。その後で封印されブレイドウォッチに戻れば統制者も居なくなる。

剣崎自身、多くのアンデッドを封印しておいて何を今さらかと自覚していたが、それでもあのキングはまだ変われると感じてしまったのだ。

 

 

「本気なんだね」

「あぁ」

「仮面ライダーブレイドの想いを受け取った。どんなに無駄で無意味に見える回り道でも、それで誰も傷付かない優しい世界を目指せるなら、俺もそんな未来を掴んでみたい」

 

 

ベルトの発光が治まる。

 

 

ジオウ・(セカンド)✖️ジオウ(ツゥー)

 

「行くよ!」

「おう!」

 

二人の銀色の騎士が走り出した。

 

777:俺らでジオウを神作にする

ふゅいやぁぁぁぁぁ!!!!

 

778:俺らでジオウを神作にする

熱い!熱いぜ!

 

779:鳴滝の息子

『戯れ言を!』

「ハァァァ!!!」

『ぐぅっ!!!』

「オゥリャァァァァ!!!」

『嘗めるな!』

 

ブリザード

 

ブレイドの力を取り込んでいるキングには当然ラウズカードを使える能力もある。

 

「これは俺が受け止める!」

『なんの!』

 

タイム

 

「止まった時間は俺が動かす!!!」

『くそったれめ!!!』

 

時を止めるカードの力はジオウには効かなかった。

 

「ここで!」「合わせてくれ」

 

「「ハァァァァァァ!!!!!」」

 

今のブレイドにはA以外にカードがない。

ジオウセカンドも倒すことが目的ではない以上、強力な必殺技は使うことが出来ない。

 

懐に入り込んだ両者は阿吽の呼吸でキングの胸部を斬りつける。

 

『があああああ!!!!』

 

火花が散り、仰け反るキング。

それでも意地で立ち上がろうとする彼の胸部に続け様、二人のキックが炸裂した。

 

『い、痛い……嫌だ…こんな所で…死にたくない!』

「だったらもう戦いなんてやめて俺と一緒にこい!」

「君が助けを求めるなら俺たちライダーはその手を絶対に掴みとってみせる!!!」

 

ドロップ

ファイア

ジェミニ

 

最後の抵抗とばかりに跳び上がったキングは二体に分身して最大の必殺技を放つ。

 

「「ウオオオオオオオ!!!!」」

 

これに対抗するにはセカンドも必殺技を切るべきだ。だがそれではキングを倒してしまうと、このバカ二人が取ったのは愚直に迎え撃つことだった。

 

大きなエネルギーが炸裂し、流石の二人とも言えど苦しい声を漏らす。

 

 

だが『くそ……どうしてだよ。こんなバカなアンタらを格好いいって思っちゃったじゃないか』

 

 

ブレイドの姿が変わる。誰もが知る仮面ライダーブレイドの姿へと変わる。

アナザーファントムのキングが願ってしまったのだ。

この二人に救われたいと、力の流動が起きたわけではない張りぼての小さな祈りだが、それでも鳴滝が仕組んだ奇跡は確かに本物だった。

 

 

 

バキリ、バキリ。

 

ブレイドとアナザーブレイドのウォッチが砕ける。

気を失ったキングは人間態に戻って、剣崎はしっかりと受け止めた。

 

 

 

「やったね」「おう!」

 

拳を合わせる二人。

変身が解けた剣崎の唇には緑の血が流れていた。

 

「……どうやらキングが一時的でも勝者として願いを叶えた後だから統制者は世界の終わりを起こす気はないようだが、こいつが生み出したコピーは消えていないだろうな。どうする?今からあっちに走るか?」

「それ本気で言ってる?」

 

二人は顔を見合せ笑う。

 

 

「始達が」「ゲイツが」

 

彼処にはいる。

 

三つの黄金の柱が立ち上る。

少し遅れて山のような爆炎が膨れ上がった。

 

 

 

 

 

 

「これにてブレイドの物語も最高最善の形で終演となった。うん、実に良い物語だったね」

 

六体のうち、あぶれてこちらへと来たコピー体を踏み潰しながら鳴滝は満足げに頷いた。

 

780:俺らでジオウを神作にする

あぁ……終わったか

 

781:俺らでジオウを神作にする

今回もさいっこうだな!

 

782:俺らでジオウを神作にする

最高でした!

 

783:俺らでジオウを神作にする

ハッハ!まさかアナザーファントムを助けて終わるとは!

 

784:俺らでジオウを神作にする

Aの力で全く新しいブレイド!諦めない勇気を貰ったソウゴ!望まない運命から救われたキング!今回も間違いなく神作やな!

 

785:俺らでジオウを神作にする

生身で!?イッチ生身でアナザーファントム倒したの!?

 

786:俺らでジオウを神作にする

最後の終わり方もいい……これから本格的にイッチがラスボスとして動いていくんやね

 

787:俺らでジオウを神作にする

いつの間にフータロスフォームから変身解除したのか知らんが、ありがとうイッチ。この物語を俺たちに見せてくれて

 

788:俺らでジオウを神作にする

キングのお陰でバトルファイトは終わったし剣崎と始は人間には戻れなかったけどハッピーエンドだからよし!

エースのカードがあるからキングが暴走しても剣崎は抑える力はあるわけだしブレイドウォッチは継承出来る感じかな?だとしたらその間だけでも人間に戻れて本当にハッピーエンドになるじゃないか!

 

789:俺らでジオウを神作にする

エピローグはハカランダで天音ちゃんと始さんが再会して、その後お帰りパーティーを開く流れだ。準備や何やらでジオウが何でも解決事務所が参加して、キングは剣崎が無職だからハカランダでバイトとかすることになる流れだろう、俺は詳しいんだ。

 

 

詳しい……けど、来週の編集版が待ち遠しくて涙が出るぜ

 

 

 

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