俺らでジオウを神作にする!   作:鳴滝の■■

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ソウゴの居場所

151:鳴滝の息子

「ハァァァックション!!!」

「あーら、あらあら。どうしたのソウゴ君。川にでも落ちちゃった?」

 

春先とはいえまだまだ冷えるこの季節。何を思ったか全身ずぶ濡れで帰ってきた常磐ソウゴを叔父は優しく出迎えた。

ソウゴはツクヨミに介抱され、椅子に腰掛ける。その途端どっと疲れが降りてきたようで背もたれに体を預けた。

 

「何であんなところで寝てたか分かる?」

「ううん。昨日はベッドで寝たと思ったんだけど」

「ベッドって貴方の家にあったかしら?」

「やだなぁ俺の部屋は見たことあるでしょ?」

「この家のはね。でも貴方の家って隣じゃない」

 

「……ん?」

 

「ほらソウゴ君。コーヒーだよ」

「ありがとう。あれ?何かいつもより美味しいような……というか模様替えした?」

「うん。この家も一人じゃ持て余しちゃうし、思いきって店を広げて、コーヒーでも飲みながら時計を鑑賞したり出来るようにしようかなって」

「……?へぇそうなんだ。あ、そう言えば、今日、学校は」

「何言ってるの?とっくの昔に卒業したでしょ?」

 

「え?どういう、こと?」

 

どうにも先程から会話が噛み合わない。

それに自分の家だが自分の知ってる家じゃない。怪訝な表情を浮かべたソウゴがスマホを取り出して日付を確認すれば、何と半年以上も先の未来になっているではないか。

 

「俺、未来に来ちゃったのかな?」

 

「「はいぃ???」」

 

呟いたその一言に二人は首を傾げた。

 

152:俺らでジオウを神作にする

記憶喪失確定か

 

153:俺らでジオウを神作にする

そうだよなぁ。タイムマシーンもあるし寝ぼけて起動しちゃったのかと思うよな

 

154:俺らでジオウを神作にする

この状況ならそういう思考回路に落ち着くだろうな

 

155:俺らでジオウを神作にする

これって、例えば一日前のソウゴに会えば解決するのか?

 

156:俺らでジオウを神作にする

>>155

いや、一日前のソウゴが記憶喪失を回避することは出来るだろうが、その場合、このソウゴは世界ごとなかったことにされる。

諸説はこの世界での鎧武編だが、Over Quartzerでもソウゴがオーマジオウにならない世界線を開拓した結果、ゲイツとツクヨミが消滅してた。

あの時は恐らくソウゴの力で二人は復活したのだろうが、このジオウの物語で『ジオウ』の世界線は1本だけであり、仮に複数生じた場合は一つになるまで潰し合うように出来ていると思われる。

 

157:俺らでジオウを神作にする

他のライダーは違うが、ジオウだけは一つしか世界線がないのはありそう

 

158:俺らでジオウを神作にする

じゃないとオーマジオウが複数存在してることになるし

 

159:俺らでジオウを神作にする

ディケイドはそもそも自分の世界がないから他に可能性が存在しようがない、て話だけどジオウは他に与える影響がでかすぎてあっては困るレベルだもんな

 

160:俺らでジオウを神作にする

実際、七人のソウゴは殺し合いになったし、偶発的に他の可能性が広がっても最後には収束しそうではある

 

161:鳴滝の息子

『ソウゴ、ちょっとこっち見て』

 

カシャッ

 

『え?何?』

『やっぱり、日付と一致してる。いい?このカメラは私たちのような未来人がうっかり元の時間軸を忘れてしまった時の為に開発されたものなんだけど、これによると貴方はこの時間軸の常磐ソウゴ本人で間違いないわ』

『いや、でもさ。俺ってこの力を手にしてからわりと最近の記憶しかないんだけど』

『信じられないかもしれないけど………記憶喪失、なのかもしれない。ここだと不味いから貴方の店に行きましょう』

 

162:俺らでジオウを神作にする

ファイズフォンにそんな便利な機能があったとは

 

163:俺らでジオウを神作にする

確かにうっかり前の自分がいる時間軸にもどったらややこしいことになりそう。反対に未来に戻りすぎてもややこしいし。

 

164:鳴滝の息子

『おお!ここが俺の店なの!?と言うか俺って店持つの!?一国の主、社長!つまりは王様だ!』

『あぁうん。そうなんだけど。何から説明したらいいか……記憶を取り戻さないといけないことは分かるわよね?』

『それは勿論だよ』

 

ソウゴはダイザーに飾られたライドウォッチ達を見て重く頷く。

 

『どんな人がどんな思いでウォッチを託してくれたのか、ちゃんと知るべきだ』

『そうね、記憶が失くなってもそういう所は変わらないんだから』

『俺って結構変わった?』

『変わったと言うよりは成長したって感じかしら?』

 

『おっはようございますー!』

『……おはよう』

 

『ゲイツ!と誰?』

 

 

165:俺らでジオウを神作にする

あぁ現状説明も出来んうちに

 

166:俺らでジオウを神作にする

どうする、ゲイツはバレても大丈夫だろうがファムちゃんはヤバイんじゃないか?

 

167:俺らでジオウを神作にする

大前提としてファムがソウゴを恨んでいる(ドライブの力を奪ったから)

襲わないのはソウゴが自分より強いと確信してるから

 

168:俺らでジオウを神作にする

ワンチャン、セカンド使えなくなったソウゴならファムちゃんでもいけるやろ

 

169:俺らでジオウを神作にする

バレたら不味い、けど見破れるかなぁ?

 

170:俺らでジオウを神作にする

ファムちゃんはポンコツすぎて見破れなさそう

 

171:鳴滝の息子

『ねぇ、ツクヨミ。この人だれ?』

『ソウゴ、この二人には記憶喪失なのは話さない方がいいかもしれないわ。ゲイツは多分大丈夫だけど、この子にバレたら最悪貴方は──うん』

『何なの、え?未来の俺って何かヤバイことした?』

 

ツクヨミから言って、ファムは弱い。弱すぎる。

セカンドを使えば万が一にも負けようがないとは思いつつ、戦闘経験はすっかりゼロに等しく戻ってしまったソウゴのことだ。敗けはしなくともかなり苦戦するだろうと記憶喪失のことは二人だけの秘密に留めておくことを提案する。

 

『おい、今日の依頼は何があるんだ?』

『あ、これはこの前のお遊戯会の幼稚園から頂いた感謝の手紙です。許可は貰ってるんでまとめてホームページに載せちゃいますね』

 

『そうなんだ。じゃあお願いするね』

 

『ん?』

『な、何かな?』

『いえ、ツクヨミさんがこちらにいらっしゃるのは珍しいと思いまして。てっきり未来に帰ったものかと思ってました』

『そう言えばそうだな。最近見なかったが何かあったのか?』

 

そこで三人の視線がツクヨミに向く。

 

『ちょっと野暮用があって、離れていたの。でももう大丈夫よ。もう見ているだけなんて言わせないから』

 

172:俺らでジオウを神作にする

もしかして時止めの修行してたのかな?

 

173:俺らでジオウを神作にする

ウールに習ってたのか?

 

174:俺らでジオウを神作にする

もしかして部分的じゃなくて世界を止められるようになった?

 

175:俺らでジオウを神作にする

仮面ライダーツクヨミに変身出来るようになった!とかではなさそう

 

176:鳴滝の息子

『あぁそれより見ました?今日のニュース。警察がG5って新兵器を導入したみたいですよ。早速アナザーライダーを討伐したんだとか』

『え!?アナザーライダーを!?』

 

ソウゴは驚くが、ゲイツやツクヨミからすればあぁアナザーライダーか。という認識であった。

 

『見た目は、仮面ライダーアギトをモチーフにしたみたいね。まぁこの御時世、いくらライダーが居ても足りないぐらいですから人々も大助かりなのでは?』

『そうだな。オーマの日を迎えてからと言うもの、怪人の自然発生の頻度は増えるばかりだ。オーマジオウが誕生しなくともこのままでは俺たちの未来のようになってしまう。せめてこの原因がわかればいいんだが』

『オーマの日を回避出来たのに、それ以外の原因で滅びようとしてるなんて何か皮肉な話ですね~、もしかしてオーマジオウはこれの対処の為にオーマジオウになったのかも?』

『……そんなバカなことがあるか』

『ですよね。結局自分で滅ぼすようじゃ世話ないですよ。ただもしかしたらオーマジオウ級の力が今後必要になってくるかもしれないですよ?常磐ソウゴというお人好しが世界を滅ぼす力に手を出さざるおえない何かが。──ならどうやって強くなります?地道に鍛えるのもいいですけど、私のおすすめはジオウからウォッチを奪っちゃうことですかね』

 

じろりとドライブウォッチを見ながら。

 

『オーマジオウ級か。俺とジオウを合わせても足りないか?』

『全然。死ぬ気でやれば膝ぐらい土につかせられるかもしれませんが、それをやるなら財団の総戦力で挑んだ方がまだ勝ち目があります』

『なら財団Xとの同盟もありか……』

 

考え込むゲイツにツクヨミは尋ねる。

 

『そう言えばゲイツは財団Xについて調べてたわよね』

『あぁ今のところ黒い部分は出てこないが、アナザーファントムの件がどうにも引っ掛かる。ハッキングされて盗まれたそうだがもし見せかけだったとしたら?───全員がこいつみたいなポンコツなら気にしなくてもよかったんだが』

『今、バカにしました?』

『気にするな。ともかく力を付けるなら今までのように立ち塞がるアナザーファントムを倒して行くことが一番手っ取り早いだろう。ウォッチ集めも、特に反対するつもりはない』

『いいの?』

『あぁ、昔ならともかく今のこいつを俺は信用している。人は変われると、それを信じてみることにしたんだ』

 

177:俺らでジオウを神作にする

しれっとG5がアナザーアギト倒してて草

 

178:俺らでジオウを神作にする

これは記憶喪失バレたら不味いやつ

 

179:俺らでジオウを神作にする

ゲイツが信用してるのは今のソウゴだからな。記憶を失ったソウゴではない

 

180:俺らでジオウを神作にする

つまりアナザーライダーのアナザーアギトは倒されて、ものほんのアナザーアギトが本編に絡んでくる流れ?

 

181:鳴滝の息子

ここでウォズの解説が挟まる流れなんやけど、上手く隠れてるようでどこにいるか分からんからスキップな。

 

『それにしても凄いよね。アナザーライダーを警察が倒しちゃうなんて』

『G5だったか。この時代にそれほどの特殊部隊があったとは知らなかったな』

『私たちの歴史ではG3ユニットって名前の特殊部隊だったみたい。これも私たちやタイムジャッカーが歴史を書き換えようとした影響なのかも』

『まぁオリジナルのライダーではないのでアナザーウォッチは破壊されていないでしょうが、警察が回収しているなら滅多なことは起きないでしょう』

『一応、そのG5ユニットとやらを訪ねてみるか』

『そうね。万が一があったら大変だもの』

『しかしすんなり通してくれるかどうか……泊進之介の伝手は使えないか?』

『無理でしょう。どっかの誰かさんが手癖悪く歴史を奪っちゃいましたから』

『あ、それって俺のこと?』

『他に誰がいるんですか。でも私ならデバイスに触れさえ出来れば警察のコンピューターに侵入出来ますし、行ってみて損はないかと』

『おお、君って凄い優秀なんだね』

『まーこれでもドライブ様をアシストするように作られたハイパーAIですからね!』

 

 

どうやらツクヨミがレジスタンスに加入する前の記憶がないことを打ち明けるイベントは起きなかったみたいや。

少し時間を進めて、警察まで行くで。

 

182:俺らでジオウを神作にする

アナザーアギトのウォッチは誰が作ったんだろう?

 

183:俺らでジオウを神作にする

ウールはもうブランクウォッチを持ってないって言ってたし、イッチじゃね?

 

184:俺らでジオウを神作にする

色々と違うにしろGシリーズがアギトを倒しちゃったよ

 

185:俺らでジオウを神作にする

>>184

アギト本編からしたら最悪の展開で草

 

186:俺らでジオウを神作にする

流れ的にアナザーファントムが出る?

 

187:鳴滝の息子

んいや。先ずは雑魚怪人を出してG5の性能のアピールタイムや

 

188:俺らでジオウを神作にする

G5がどこまで進化してるのか気になるな

 

189:俺らでジオウを神作にする

アナザーライダーを倒せるんだから火力が上がってるのは間違いないにして変身システムも進化してるんだろうか?

 

190:俺らでジオウを神作にする

理想としてはゼロワンみたいな感じかな?

 

191:俺らでジオウを神作にする

G5の真価を見せて貰おうではないか

 

192:俺らでジオウを神作にする

今さら無茶振りかもしれんけど、走行中のトラックからバイクが出撃するシーンとか用意出来ないかな?あれ、アギトで一番好きな演出やねん

 

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