俺らでジオウを神作にする!   作:鳴滝の■■

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2019・ユートピアなアヴェンジャー

652:鳴滝の息子

あけおめ!!お前ら!元気にしているか!

新年一発目のジオウの時間やで!

 

653:俺らでジオウを神作にする

明けましておめでとう!

 

654:俺らでジオウを神作にする

あけおめイッチ!

 

655:俺らでジオウを神作にする

あけおめ~!

 

656:俺らでジオウを神作にする

明けましておめでとうだな!

 

657:俺らでジオウを神作にする

おお!来たか!

 

658:俺らでジオウを神作にする

待ってました!

そんであけおめ!

 

659:俺らでジオウを神作にする

今日は仕事休みだからじっくり楽しむぜ!

 

660:俺らでジオウを神作にする

よっしゃ!先週はゼッツが休みだったからライダー成分に飢えてたんや!

 

661:俺らでジオウを神作にする

ばっちこい!

 

662:俺らでジオウを神作にする

今年も神作頼みますでー!

 

663:鳴滝の息子

しゃ!

じゃあ早速始めて行くで!

 

そんで一昨日ぐらいに今回は何のレジェンド回になるかは秘密って言ってた通り、アナザーファントムの性能紹介もなしで直で本編や!

 

 

 

『……俺、どうすれば』

 

先ずは前回の戦いで戦意喪失してしまったソウゴ視点から。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△▽△▽△

 

「俺、どうすれば……」

 

常磐ソウゴは失意に沈んでいた。

 

彼は今まで、ツクヨミが見せた未来の自分だという最低最悪の魔王オーマジオウ。彼のようには絶対にならないと、なってなるものかと、正しい王様になろうと努力してきた筈だった。

 

例えこの先、王様になれなかったとしても俺に力を託してくれた皆の恥になるような生き方だけはするものかと必死に生きてきたのだ。

 

しかし、常磐ソウゴはオーマジオウに敗れてしまった。

それはもう完膚なきまでに、挙げ句の果てには敵に命を救われるという惨めな様まで晒して逃げるように帰ってきた。

 

自分はアナザーファントムを一体倒すだけでもやっとだと言うのに、あの魔王は事も無げに全てを蹂躙してみせた。

 

あんなの、勝てる訳がない。

 

ソウゴの心はあの時、恐怖に屈してしまったのだ。

 

 

相手が未来の自分だったのが問題だったのではない。

問題なのは助けを求める人々はあんなに居たのに……勝手に絶望して逃げてきた自分だ。

 

そんな自分がソウゴは何より許せなかった。

 

こんな自分が王様に。そして仮面ライダーとして今後もやっていけるのだろうか。

 

「ソウゴ!居る!?」

「……ツクヨミ?」

 

「大変なの!アナザーファントムが街を滅茶苦茶に!」

 

その答えを出す機会は早々に回ってきた。

 

 

664:俺らでジオウを神作にする

大分、メンタルやられるな。

 

665:俺らでジオウを神作にする

思ったよりやられてた

 

666:俺らでジオウを神作にする

オーマジオウ怖い!もうアイツとは戦いたくない!じゃなくて、何で助けを求めている人が居たのに俺は諦めてしまったんだ……て考えるのは実にソウゴらしいと言えばいいか、なんと言えばいいのやら

 

667:俺らでジオウを神作にする

気負いすぎやな

 

668:俺らでジオウを神作にする

俺でも逃げるよ。だからそう落ち込まんといて

 

669:俺らでジオウを神作にする

メロンのキミに敗れた紘汰とはまた違った挫折の味わい方

 

670:俺らでジオウを神作にする

ショック受けている理由が……

 

671:俺らでジオウを神作にする

そんで今回はいきなりアナザーファントムか

 

672:俺らでジオウを神作にする

アナザーライダーは今回ない方向なのかな?

 

673:俺らでジオウを神作にする

まぁイッチはまだライドウォッチの原理を解明出来てないから、タイムジャッカー側が用意してくれないとアナザーライダーは用意出来ないんだが

 

674:俺らでジオウを神作にする

今回はアナザーファントムを倒した後にアナザーライダー戦?

 

675:俺らでジオウを神作にする

このメンタルでアナザーファントム戦は大丈夫なのか?

 

676:俺らでジオウを神作にする

これって、百パーセント使えないんだろ?かなり不味いんじゃね?

 

677:俺らでジオウを神作にする

上手くゲイツがサポートしてくれたらいいが

 

678:俺らでジオウを神作にする

ジオウだけだと厳しそう

 

679:俺らでジオウを神作にする

都合よくレジェンドが参戦してくれる展開を願うしかないな

 

680:鳴滝の息子

では早速。

 

『寄越せ!寄越せ!貴様らの夢も希望も全部()()()の物だァァァァ!!!』

 

681:俺らでジオウを神作にする

……こいつは、ユートピアか

 

682:俺らでジオウを神作にする

つまり今回はダブル編!

 

683:俺らでジオウを神作にする

うわ……片方の割れた仮面から眼球が丸見えや

 

684:俺らでジオウを神作にする

何かカッコいいんだけど、アナザーライダーみたいな醜悪デザインだな

 

685:俺らでジオウを神作にする

俺らっどういうことや?

 

686:俺らでジオウを神作にする

まさかテラーもいるとか?

 

687:俺らでジオウを神作にする

加頭順がNEVERだったから、片面が死人みたいにボロボロなのか?

 

688:鳴滝の息子

『い、嫌ぁぁぁ!!!』

『ハ、ハハ……』

 

一人、逃げ遅れた女性がアナザーファントムに顔を掴まれ、だがその拘束は直ぐに解かれた。

 

『顔が……』

『どういうこと!?』

 

女性には顔がなかった。

まだ生きてはいるようだが、その異様な様にソウゴ達の間に戦慄が走る。

 

『……ツクヨミは皆の避難を!』

『うん、分かった!』

 

 

『寄越せ……寄越せ……!』

『これ以上は好き勝手させる訳にはいかない!』

 

ジオウ

 

ソウゴはジオウウォッチをメインに装填し、そしてゴーストウォッチと天空寺タケルが身に付けていたブレスレットを取り出した。

 

ゴーストウォッチとブレスレットは融合し、ゴースト・ムゲン魂ウォッチへと変化する。

 

それをソウゴはベルトへと装填しようとするのだが――バチバチと火花が散って、ムゲン魂ウォッチは弾き出された。

 

「なっ!?」

 

まさかワイがベルトを修理ついでに改造した結果だとは夢にも思わないソウゴの脳裏に過ったのは「失望」という二文字。

ゴーストの力は、助けを求める人々を見捨てて逃げた自分を見限って力を貸してくれないのかと、かなりの衝撃を受けた。

 

「…………それでも、今だけは!」

 

ここで思考停止して足を止めるのだけは違うだろうとソウゴは自分を叱咤し、通常フォームに変身する。

 

「止めろ!!!」

 

ジカンギレードでアナザーファントムへと斬りかかった。

 

689:俺らでジオウを神作にする

……イッチ。

 

690:俺らでジオウを神作にする

やめて。これ以上、ソウゴを精神的に追い詰めないで

 

691:俺らでジオウを神作にする

限定解除しようぜ

 

692:俺らでジオウを神作にする

つっら

 

693:俺らでジオウを神作にする

ムゲン魂ウォッチが弾かれた時の顔が……見えられねぇよ

 

694:俺らでジオウを神作にする

違うんだ。これも全部イッチってやつが悪いんだ

 

695:俺らでジオウを神作にする

どうすんねんイッチ!百パーセントが弾かれたから、これ多分普通のアーマーも使えないと思ってるぞ!

 

696:俺らでジオウを神作にする

あんなん誰でも逃げるから仕方ないって!

 

697:鳴滝の息子

『仮面……ライダーァァァァ!!!!』

『ぐっっ!やっぱり、これだけだと!』

 

血走る目(露出した片目だけ)でジオウを見つめ、途端に標的を民衆からジオウへと変えたアナザーファントム。

 

ジオウからすればそれは願ったり叶ったりであるが……やはり敵わない。

これでも幾度も死線を潜っているお陰もあって、早々に潰されるということはないが、一撃を防いだだけで手は痺れて剣を手放してしまいそうであった。

 

 

『お前らが……あの時、あの時、弟を助けてくれていればぁぁぁぁ!!!信じていたのに……仮面ライダーァァァァ!!!!』

『くっ……ぐわぁぁぁぁ!!!!』

 

698:俺らでジオウを神作にする

ゲイツ助けて!

 

699:俺らでジオウを神作にする

あぁ!剣が!?

 

700:俺らでジオウを神作にする

このラッシュはキツイだろ……

 

701:俺らでジオウを神作にする

このアナザーファントムの仮面ライダーに対する憎しみの様は何だ?

 

702:俺らでジオウを神作にする

せめて普通のアーマータイムは使えること教えて上げて!

 

703:鳴滝の息子

『ハァ……ハァ…………』

『仮面ライダー……』

 

ソウゴの変身は解けた。

そして覚束ない足取りでアナザーファントムが生身のソウゴへと迫る。

 

『ソウゴ!逃げて!』

 

そんな時。ツクヨミからの援護射撃があった。

 

『ツクヨミ!』

『皆の避難は済んだ!私が時間を稼ぐから早く!』

『でも!』

『前に、トキさんが言っていたでしょう。アナザーライダーもファントムも元はといえば未来から来た私たちの責任なの。だからソウゴは早く逃げて!』

 

ツクヨミは恐らく、ソウゴの不調を悟ったのだろう。

もうやられてしまったのか、それとも到着が遅れているのか。未だ姿を現さないゲイツに変わって殿を名乗り出た。

 

『そんなの!出来る訳がない!』

 

ここで逃げたら、取り返しがつかなくなるような気がして、ソウゴは再びジオウウォッチを構える。

 

『ソウゴ!』

 

ジオウ!

 

『く、ぐぉぉぉぉお!!!!』

 

強制変身解除直ぐに、二度目の変身だ。

当然、負担は大きい。だがジオウは満身創痍の身体にムチを打って走り出す。

 

『ソウゴ!』

 

ツクヨミは悲鳴を上げるように叫ぶ。

それに分かっている。アナザーファントムが積極的に人々を襲っている事例は今回で初めてだが、奴らは共通して仮面ライダージオウの命を狙っている。このまま突っ込めば自分はただでは済まないだろう。

それでも、もう嫌なんだ!とソウゴはジカンギレードにジオウウォッチを装填して、超必殺技の構えを取った。

 

『食らえ!!!!!』

 

『グガァァァ!!!!』

 

真っ正面からの衝突はアナザーファントムに軍配が上がった。

剣の輝きが打ち砕かれる。

 

『……償え!仮面ライダーァァァ!!!』

 

ジオウのみぞおちにアナザーファントムの拳が深々と入る。

 

『お、ぇ……』

 

変身が解かれたソウゴは力なく地面に倒れた。

 

 

『ソウゴ!!!!』

 

ツクヨミが駆け寄るが、もう遅い。

 

『ハ、ハ……仮面ライダー……』

 

アナザーファントムの伸ばした手がソウゴの顔を―――

 

『夢も希望も……全部俺達だケの物ダァ……』

 

掴む「よーし、よく頑張ったな坊主」ことはなかった。

 

アナザーファントムとソウゴとの間に現れた黒い帽子。

 

『お、お前ハァァ!!?』

 

『人から生きる希望を奪い、エネルギーに変換する……ガイアメモリ由来ではないらしいが、その特性はドーパントと同じらしい』

 

704:俺らでジオウを神作にする

あ……

 

705:俺らでジオウを神作にする

ああ

 

706:俺らでジオウを神作にする

嘘だ。

 

707:俺らでジオウを神作にする

ああ!

 

708:俺らでジオウを神作にする

!!?

 

709:俺らでジオウを神作にする

貴方は!!!

 

710:俺らでジオウを神作にする

この帽子は!

 

711:鳴滝の息子

 

『左ィィ翔太郎ォォォォ!!!!』

 

『何だ、俺の名を知ってるのか……なら話は早い。ここは俺の街じゃねえが、仮面ライダーとして少し相手をしてやる』

 

ジョーカー!

 

男がスロットが一つしかないベルトを腰に巻き、ジョーカーメモリを装填する。

小規模の黒い嵐に包まれて現れたのは漆黒の戦士であった。

 

『……その姿は!?』

『うん?こっちは知らねぇのか?なら教えてやる。俺の名は仮面ライダージョーカー……』

 

『知ってるわ!』

『いや、知ってるんかーい!なら名乗らせるんじゃねぇよ、恥ずかしい―――――まぁ、その何だ。行くぜ?』

 

712:俺らでジオウを神作にする

うおおおお!!!!

 

713:俺らでジオウを神作にする

翔太郎だ!!!!

 

714:俺らでジオウを神作にする

いきなりキタ-!!!!

 

715:俺らでジオウを神作にする

あああぁぁぁりがとうございます!!!!

 

716:俺らでジオウを神作にする

翔太郎……しかもジョーカーが見れるだなんて

 

717:俺らでジオウを神作にする

これは夢か!?夢なのか!

 

718:俺らでジオウを神作にする

いきなり神展開過ぎる!

 

719:俺らでジオウを神作にする

これは熱い

 

720:俺らでジオウを神作にする

ただアナザーファントムの反応がさっきから妙な感じがするな……

 

721:俺らでジオウを神作にする

ジョーカー!!!!

 




左翔太郎参戦
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