俺らでジオウを神作にする!   作:鳴滝の■■

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Jは変わらない/キングJr.の挫折

722:鳴滝の息子

『ライダー、パンチ!』

『ふん!効かんわ!』

 

徒手空拳で戦うジョーカーの戦闘スタイルは必然的に接近戦になってしまう。

 

『おっと危ねぇ……』

 

当たり前だが、この世界にはレジェンド補正だとか初登場補正だとかはない。

強いやつが勝って、弱いやつが負ける普通の世界。

 

 

あえて言おう。ジョーカーではアナザーファントムに勝てない。

感情をトリガーにパワーが増強されると言っても限度があるし、あくまでもユートピア擬き。エネルギーの過剰摂取で自爆は期待出来ないし、今回ワイはアナザーファントムにデバフを入れたりはしていない。

 

むしろ、オーマジオウ編を経て、財団Xの科学力を吸収して完成させたこのアナザーファントムは歴代最高の出来であった。

 

だから直ぐに決着はつく…………筈なんやけど。

 

『ほらほらどうした!全然当たらないぞ?』

『抜かせ!お前だけは俺が倒す!』

『ライダー、キック!』

『効かねぇ!』

 

橋から飛び降りたり、車の下に潜ったり、電柱に登ってから相手が追い付いてきたタイミングで飛び降りたりと、アナザーファントムは良いように弄ばれていた。

 

『ハァ……ハァ……くそ!ふざけやがって!』

 

う~む。まだまだ青いな。

流石に運用するのが早すぎたのかもしれん。

 

『よし、今のうちだ!逃げるぞお前ら!』

『えっ!?貴方が倒してくれるんじゃないの!?』

『今は無理だ。相棒もいないし、それに何よりアイツは…………ま、探偵の勘ってやつだ。ここは先輩に任せて一時撤退しとけ』

 

その坊主はこいつに乗せろと、リボルギャリーを呼び出したジョーカーはその中からバイクを取り出すと、「ギリギリまでアイツを引き付ける」と言って、勝手に何処かへ行ってしまった。

 

『もう!』

 

気絶したソウゴを引っ張って何とか車内まで運び込むツクヨミ。

リボルギャリーは自動で動き始めた。

 

 

ここら辺で一区切りやな。

 

723:俺らでジオウを神作にする

マジか……リボルキャリーまで出てくるとは

 

724:俺らでジオウを神作にする

何やろう。最高か?

 

725:俺らでジオウを神作にする

今までにないほどレジェンド成分が過剰なんだが

 

726:俺らでジオウを神作にする

これって時系列的にはどれぐらいになるんだろう?

 

727:俺らでジオウを神作にする

風都探偵の頃じゃないかな……でもトキメ関連がややこしくなりそうだけど

 

728:俺らでジオウを神作にする

えっ?実写のトキメが見れるの?

……大丈夫か?(全年齢版)

 

729:俺らでジオウを神作にする

何か翔太郎の言い分だと、フィリップがいないから倒せないとも、アナザーファントムに何かありそうだからあえて倒さないとも、どっちとも取れるのがいいな

 

730:俺らでジオウを神作にする

と言うかイッチよ。流石にそうとしか思えないんだが、今回のアナザーファントムって中身がいるよな?

変身タイプなのか、変異タイプなのかは知らんけど、仮面ライダーに恨みを持つタイプのやつ。

 

731:鳴滝の息子

>>730

 

そうやね。いるで中身の人物。

 

だから強力な怪人のわりに動きがぎこちなかったやろ?

お前らに変な先入観持たれて後でがっかりされて欲しくないから、あえてネタバラシするけど、レジェンド関連の人物とかではないぞ。

 

今はまだ、そういうもんだと思ってくれたらいい。

 

 

732:俺らでジオウを神作にする

オーケー

 

733:俺らでジオウを神作にする

となると恐らくアナザーファントムの集合体はイッチが変身する流れだろうし、その実験みたいなことかな?

 

734:俺らでジオウを神作にする

気にしなくていいってことね

 

735:俺らでジオウを神作にする

てっきり、ダブル関連の被害者かと思ったけど、イッチがそういうなら分かったわ

 

736:俺らでジオウを神作にする

この後の流れはリボルキャリーが探偵事務所まで運んでくれるって感じかな?

 

737:俺らでジオウを神作にする

果たしてフィリップはいるんだろうか……

 

738:俺らでジオウを神作にする

何だろう。予算関係ないイッチ時空で気にするのもバカらしいんだけど、物凄く出てこなそうな感じがする

 

739:俺らでジオウを神作にする

>>738

分かる。フィリップだけ別件で留守にしてるって言われそう

 

740:俺らでジオウを神作にする

……翔太郎がジョーカーに変身してくれた時はすごくテンション上がったけど、確かにあそこでダブルじゃなくてジョーカー選んだのって、普通に考えればフィリップが不在だからだもんな

 

741:俺らでジオウを神作にする

なん……だと?フィリップが出ない?

 

742:俺らでジオウを神作にする

前に言ってたフータロス先輩がいつの間にか持ってたというダブルウォッチがカギか?

 

743:鳴滝の息子

そんじゃ、続きいきまっせ。

 

 

『着いた……みたい』

『ぅぅ……ここは?』

『ソウゴ!良かった、目が覚めたのね』

 

ソウゴ達を運んだリボルギャリー。

どうやら止まったみたいだと外に出てみると、そこは何かの倉庫のような場所だった。

 

『さっきの人が居てくれたら良かったけど、流石にまだ帰ってきてないか』

『さっきの人?』

『あぁ、ソウゴは気を失っていたのよね。ソウゴが倒れた後、私たちを助けてくれたライダー……きっと過去に活躍したライダーだとは思うんだけど、彼が出してくれたマシーンに私たちは連れてこられたの』

 

『そっか……』

 

『あんまり根を詰め過ぎたら身体に毒よ?』

『うん、ありがとう』

 

力なく笑うソウゴ。

何か勇気づけるような言葉を掛けれればと思ったが、気の効いた言葉は思い浮かばなかった。

 

『と、ともかく。ここか何処だか調べないと』

『だね。手伝うよ』

 

どうやら誰も居ないみたいだし、適当に流すで。

 

744:俺らでジオウを神作にする

……バタッ(膝から崩れ落ちる音)

 

745:俺らでジオウを神作にする

ぐおふぁ!?

 

746:俺らでジオウを神作にする

ウソだ!

 

747:俺らでジオウを神作にする

誰も居ないみたいだし、誰も居ないみたいだし、誰も居ないみたいだし

 

748:俺らでジオウを神作にする

ウソつくんじゃねぇ!!!

 

749:俺らでジオウを神作にする

よく探してみろ!

 

750:俺らでジオウを神作にする

居る筈なんだ……そこに!絶対!

 

751:鳴滝の息子

『あ、ツクヨミ見て!これってアナザーファントムじゃない?』

『本当……この写真に載っている場所は何処かの施設かしら』

 

ソウゴ達はアナザーファントムついてまとめられた資料を発見した。

 

『全部俺たちが倒したことのある怪人だ』

『でも一枚も私たちが写ってない。背景も見覚えのない場所ばかり』

 

もし、先ほどの彼がアナザーファントムについて調査していたとして、それ事態は何もおかしなことではない。しかしこれまでアナザーファントムと熾烈な戦いを繰り広げてきた自分たちが一枚も写っていないのは少々妙なことだとツクヨミは思った。

 

『アナザーファントムはアナザーライダーを倒して直ぐに現れるのよね?』

『……そう言うことか。例外もいたけど、奴らの写真を撮ろうと思ったら嫌でも俺たちが映る筈』

 

ここ半年近く戦ってきて、今さらかと思うけど、ソウゴ達はアナザーファントムが何処から来て、彼らの背後に何が居て、どういう目的で動いているのかを詳しくは知らない。

ただジオウとゲイツを嫌っているのとレジェンドライダーとは基本争う意思がないぐらいだ。

 

もしこの写真を撮った人物が自分たちよりアナザーファントムのことに精通していたら……最悪なのがアナザーファントム側の人間であることだが、いつかは戦いを終わらせたいと願っているソウゴにとっては希望の光であった。

 

『もっと探してみよう』

『うん!』

 

『おっと、悪いが、それ以上見せる訳にはいかねえな』

 

そんな時、現れたのは左翔太郎である。

 

『貴方はさっきの仮面ライダー』

『アンタが俺たちを助けてくれたって言う……』

 

『取り敢えず、上行こうぜ』

 

752:俺らでジオウを神作にする

よし、その上にフィリップが居るんだな

 

753:俺らでジオウを神作にする

もしかして所長もいない感じ?

 

754:俺らでジオウを神作にする

おいおいマジか……

 

755:俺らでジオウを神作にする

時系列的に、いつの話なんだ

 

756:俺らでジオウを神作にする

おかしい……何故、予算のないイッチ時空で、いる筈の人物がいないんだ

 

757:俺らでジオウを神作にする

フィリップがいないことはショックだがそれはそうとして、ダブル組が集めたアナザーファントムの資料か……。これはどこまで真実に迫っているか気になるな

 

758:俺らでジオウを神作にする

案ずるな、まだ絶望するのは早い

 

759:俺らでジオウを神作にする

何で翔太郎達がアナザーファントムについて調べているのかは気になる。

前に言ってたけど、ダブルウォッチはフータロス先輩が持ってるらしいし、ライダーの記憶を保持して、ジョーカーに変身出来た理由とかも

 

760:俺らでジオウを神作にする

言うてまだ序盤だし、フィリップが出てないと判断するのは早計だと思うんだけど

 

761:俺らでジオウを神作にする

こっから翔太郎は挫折したソウゴに先輩ライダーとして適切なアドバイスをしつつ、アナザーファントム対策に協力してくれる感じかな?

 

762:俺らでジオウを神作にする

……もしや、フィリップはゲイツの所に行ってるんだろうか?

 

763:俺らでジオウを神作にする

そういや、ソウゴの街が風都からどれぐらい離れているか分からないけど、翔太郎が街の外に出ていた理由って何だろう。

アナザーファントムの資料を集めてたとかそんな感じなのかな?

 

764:鳴滝の息子

『砂糖はいるか?』

『え、あ…はい』

『俺は……ミルクを』

 

『そうか。ほら、どうぞ』

 

『『ありがとう』』

 

自分の分は当たり前のようにブラックを淹れる翔太郎。

 

『にがっ……』

 

苦かったらしい。

 

『……さっきの怪人のことだが、アイツは人気のない森の中で撒いてきた。被害者の方も病院に搬送済みだ。一先ずは安心だろう』

 

『そうですか』

 

『お前らがアイツと同じ……アナザーファントムだったか?ドーパントやヤミー、ゾディアーツと似ているようで中身は異なる……しかし矢鱈滅多に強い怪人について、さっきの資料を見た通り、俺たちはずっと調べていた』

 

『それって!』

『教えてくれるの!?』

 

『先輩としてここはカッコつけて教えてやりたい所だが、ダメだ』

 

『なんで!?』

 

『別にお前らの力を疑ってる訳じゃない。だがあれは依頼人に頼まれて用意したものだからな。いくらライダー仲間といっても気軽に見せていいもんじゃねぇ』

 

『依頼って……』

 

『俺はこの街で探偵をやっているのさ』

 

翔太郎は名刺を取り出してソウゴ達に手渡した。

 

『この街を泣かすやつは誰であろうと許さない。風都一のハードボイルドにして、探偵と言えばこの俺様のことだ。もし風都の観光がしたくなったら俺を頼りな。俺はこの街の全てを知り尽くしている』

 

『は、はぁ……?』

 

『お前ら、後輩ライダーが最近キナ臭い事件に巻き込まれているのは知っているが、まぁ安心しろ。アナザーライダーってのは兎も角、アナザーファントムの()()()()()()()()()()()()については俺に任せとけ』

 

『……あ……うん。もしそうしてくれるなら有り難い、かな?』

『……ソウゴ?』

 

そんな人任せなことは出来ないといつもなら反論してきそうなソウゴの、らしくない答えに首をかしげるツクヨミ。

 

『そう言えば前にお前の仲間も来たみたいだが、そんときは留守にしてたからな。―――ほれ、必要なんだろ?これも持っていけ』

 

そして『ダブルウォッチ』をソウゴの前に差し出した。

 

『………………』

 

 

765:俺らでジオウを神作にする

果たして受けとるのか受け取らないのか

 

766:俺らでジオウを神作にする

あら?翔太郎も持ってたんだ。と言うことはダブルウォッチは二つある?

 

767:俺らでジオウを神作にする

……これは受け取らないんじゃないか

 

768:俺らでジオウを神作にする

かなり参ってる感じだからな……

 

769:俺らでジオウを神作にする

少なくともライダーの力がなくなるデメリットについては質問してきそう

 

770:俺らでジオウを神作にする

まさかソウゴが他人に責任を丸投げするとは

 

771:俺らでジオウを神作にする

うわ……キツいな

 

772:俺らでジオウを神作にする

翔太郎はデメリット分かってるんだろうか?

 

773:俺らでジオウを神作にする

フィリップが検索して、ウォッチがなくても変身出来る方法を見つけ出したのかな?

 

774:俺らでジオウを神作にする

何か翔太郎はある程度、ジオウ本編の流れについて理解している感じだが、ウォッチ譲渡のデメリットは把握しているんだろうか?

 

775:俺らでジオウを神作にする

もう、休めジオウ

 

776:俺らでジオウを神作にする

翔太郎達に依頼したやつって誰だ?

 

777:鳴滝の息子

『……ごめん。受け取れない』

 

『うん?――あぁダブルに変身出来なくなるって言うなら問題は』

『俺には資格がないんだ』

『しかくぅ?』

『……俺は力を託してくれたみんなの期待を裏切ったんだ。相手がすごく強くて、頑張ったけど勝てなくて……それで逃げた。そんな俺がアンタみたいな人から力を受け取る訳にはいかないよ』

 

『……なる、程』

 

翔太郎はソウゴの顔とウォッチを交互に見て、「はぁ……」と息を吐く。

そしてウォッチを回収した。

 

『……ソウゴ。本当にいいの?』

『うん。他のウォッチも返しにいかないとね』

 

それじゃあ、ありがとう。と立ち上がるソウゴ。

 

『あー待て待て待て!気が変わった!お前ら、ちょっと俺の依頼を手伝いな。ライダー仲間なら兎も角、仕事仲間になら少しは情報も融通してやれる!』

 

『いや、でも……』

 

『いいから!お前らも今まで戦ってきたやつがどんな存在なのか、いつまでも全く分からねぇってのは気持ち悪いだろ』

 

778:俺らでジオウを神作にする

おや?風向きが

 

779:俺らでジオウを神作にする

翔太郎が先輩ライダーとしてソウゴを導こうとしてる?

 

780:俺らでジオウを神作にする

最高だぜ。流石は風都一のハードボイルドな男

 

781:俺らでジオウを神作にする

風都一(なお、おやっさんは殿堂入りしている模様)

 

782:俺らでジオウを神作にする

ここからソウゴは上手く挫折を乗り越えられるのか

 

783:俺らでジオウを神作にする

あーうん。何かフィリップは完全に出ない感じだけどもういいわ。翔太郎はソウゴのメンタルを修復してくれ

 

784:俺らでジオウを神作にする

探偵パートか

 

785:俺らでジオウを神作にする

依頼主が誰がなのか気になるが、今まで何となくイッチが作ったやベイ怪人としかイメージがなかったアナザーファントムについて詳しく語られそうで楽しみ

 

786:俺らでジオウを神作にする

ライダー仲間はダメで探偵仲間はオーケーな基準が分からんが、翔太郎的にはソウゴを弟子にした感じなのかな?

 

787:俺らでジオウを神作にする

これで最終的にソウゴが翔太郎に憧れて帽子をかぶり出したら笑う

 

788:俺らでジオウを神作にする

ウォッチ返還を当たり前のように口に出すレベルだからな……どうやって翔太郎が解決してくれるか楽しみ

 

789:俺らでジオウを神作にする

ここまでガッツリレジェンドが話に関わって来るのって初じゃね?

 

790:俺らでジオウを神作にする

ダブル編はワイらの原作知識が全く通用しないから、いつもとはワクワクの度合いが全然違う

 

791:俺らでジオウを神作にする

先ずは自分に似合う帽子探しからだって、WIND SCALEに連れて行かれそう。←翔太郎の幼馴染みが勤めていた店

 

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