俺らでジオウを神作にする! 作:鳴滝の■■
ウィザード編
「戦争じゃぁぁぁ!。戦争じゃぁぁぁ!。戦争じゃぁぁぁ!」
それは一頭身のキャラが喋る、古代のVTuberのような物。
「ど、どうしたんだぜ
「どうしたもこうしたもないわよ!ウィザード編が公開されたいま日本は晴コヨ派、晴凛派に分かれ混沌を極めているの!」
ここと同じで、少しだけ異なる世界では今日、そのキャラを用いて仮面ライダーの考察動画が投稿されたようだ。
「さて、一通り叫んで落ち着いたところだし、ウィザード編について話して行きましょうか」
「おぉう……そうするか。じゃあ気を取り直して今回は仮面ライダージオウの8話から9話まで、ウィザード編について解説していくぜ!」
※収録日2018年 11月3日
「ビルド編(1~2)、エグゼイド編(3~4)、フォーゼ・ファイズ編(5~7)は過去の動画で紹介しているのでまだ見てない人は是非見に行って欲しいぜ」
「今回は仮面ライダーウィザードの物語の内容にもガッツリ触れるから、ネタバレが嫌な人はブラウザバック推奨よ」
以後、本編でのネタバレ注意
「ところで麗紫は魔法使いというと、どういったイメージを浮かべるんだ?」
「やっぱり茶色のローブやとんがり帽子、杖を持ったお爺ちゃんって感じかしら?」
魔法使い イラスト屋
「そうだな。一般的に思い浮かべるならこんな感じだろう。この意見を含めて見て貰いたいのが、仮面ライダーウィザードだ」
「あっ、私が言った内容が一つも当てはまってない!」
「そう。仮面ライダーウィザードは魔法の指輪、ウィザードリングを駆使して戦う魔法使い。この事からウィザードは従来の魔法使いのイメージとは逸脱したデザインになっていることは分かるな。先ずは何でこういうデザインになったかを説明していきたいと思うぜ」
「もう知ってるって人はチャプター機能で飛ばしてね!」
>ウィザードのデザイン>ウィザード編「最後の魔法使い」
「ではウィザード編に入るぞ。ジオウ第8話の冒頭。それはオーマジオウに立ち向かう謎の女性の姿から始まるんだ」
「最初は新キャラかと思ったら、フードがばっと捲れてコヨミちゃんが出てきたのには驚いたわ」
「だな。でもこの時の彼女は2068年の時を生きるトキという女性なんだ」
「あれ?と言うことは別人?……でも
「その事については後で詳しく説明するぜ。まぁこの段階ではコヨミちゃんのそっくりさんだとでも思ってくれたらいい。
……彼女はオーマジオウがかつて仮面ライダーウィザードから奪い去った筈の魔法の力を使って仮面ライダーダークウィザードへと変身するんだ」
「これってウィザードウォッチはオーマジオウが持ってるのにどうして変身出来たのかしら?」
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「オーマジオウの持ってるウィザードウォッチに注目して欲しいんだが、よくよく見るとひび割れのような物が見られるんだ。どうしてそうなったかは今回の話では描写されなかったが、恐らくこれが原因だと思うぜ」
「このひびからウィザードの力が漏れ出していたとかそんな感じかしら?まさかオーマジオウ本人がこれをやったとは考えられないし、ゲイツがゴーストとドライブウォッチを奪った話と関係ありそうね」
「そこら辺は今後の展開が楽しみな所だな。話は戻るがダークウィザードへと変身したトキは自らを最後の希望と宣言してオーマジオウに戦いを挑むんだ」
「ここでウィザードのop流して火の魔法を主体に使う戦闘シーンはウィザード編最大の見所と言っても過言ではないわよね!」
「炎の反射加減でダークウィザードの黒い水晶のような頭部がウィザードのように赤くなったように見える所とか、ウィザード本編では未登場だった魔法を多用するシーンはジオウ製作陣の強い拘りが感じられるな」
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「これはうp主が聞いた話だけど、この戦い。ダークウィザードが負ける事は確定していて、かつオーマジオウの最強のイメージを崩さない為に一切苦戦させてはいけないって前提条件があったから演出担当のスタッフ達は相当苦労して捻出したそうよ。初期案ではホープリングの絶大な魔力には流石のオーマジオウも唸るような声を漏らすって台詞があったのに、監督からオーマジオウはそんなもん百発顔面に食らっても眉一つ歪めないからってダメ出しされたぐらいだとか」
「そんな中、ウィザード編を何とか盛り下げない為に魔法というファンタジー要素を過分に取り込むことで当時のファンのみならずウィザードを知らない人達でも楽しめるような、こんな派手な戦闘描写が描かれることになったんだろうな」
切り抜き1【全てのライダーの力を束ねたこの私に、ウィザード一つの力で挑んだ事こそが傲慢であると知れ】
「そして話は進むが渾身の必殺技もやむ無く、オーマジオウに敗れてしまったトキは2018年へと飛ばされ、ごみ山の上で気絶する。ここで一旦トキの出番は終了するんだが8話の最後でそこへ偶然通りかかった仮面ライダーウィザードの変身者『操真晴人』に発見されるんだ。あまりにもタイミングが良すぎる為、これはオーマジオウが意図した物だと思うぜ」
「ここで晴人は善意から彼女を助けようとするんだけど、死んだ筈のコヨミちゃんにそっくりなものだから凄くビックリするよね。でもその時ちょうどアナザーウィザードの影響のせいでウィザードの力と記憶を失ってしまうのよ」
「トキが気絶した後はジオウパートになるな。先ずはアナザーウィザードの変身者のエピソードについて説明するぜ」
「―――で、場面は太陽から帰還したフェニックスとジオウとのバトルになる。いや、バトルというより一方的な蹂躙劇と言った方がいいか。ただでさえウィザード本編で手が付けられないほど強化されていたフェニックスは太陽で何千何万という死と再生を繰り返した結果、ジオウでは最早触れることも叶わない次元にまで上り詰めているぜ」
「いきなりもぐら叩きが始まったと思ったら、全部焼き尽くしちゃうのよね……このフェニックスとオーマジオウってどっちが強いのかしら?」
「ううむ……ここはウィザードが大好きな麗紫を立てて復活すればするほど強くなるフェニックスに軍配が上がると言いたい所だが、オーマジオウは設定上、全ての仮面ライダーの力を持つ存在だ。世界観は異なるがフェニックスと同じ不死身の存在であるブレイドの"アンデッド"を倒せてしまったディケイドの力も継承しているだろうから、もし現状オーマジオウの方が強かった場合、復活なしで呆気なくやられて終わりかもしれない」
「別に私はフェニックスのことはあんまり好きじゃないけど……例えばオーマジオウがビーストの力も使えたら魔力ごと吸収したり出来るのかしら?
全てのライダーの力が使えるって言ってしまえば単純だけど改めて見ると恐ろしく強力な能力ね」
「だな。こうなるとオーマジオウは能力の組み合わせも出来るだろうから、どのライダーの能力と能力を合わせたら最強か、そんな考察動画を出してみたいと思うぜ。
まぁ話は戻るが、フェニックスと戦っても勝てない事を悟ったジオウはフェニックスがアナザーウィザードを倒したことにより一時的に蘇った存在であることを知って、一瞬のうちに逃げ出すんだ」
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「生身でロケットに振り回されることになったウォズが凄い顔をしているわ」
「置いてきぼりにするわけにはいなかったとは言え、このシーンには少しウォズに同情するな」
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「この後、晴人がトキちゃんを発見して8話は終わりね」
「そうなるな。この時、晴人が魔法の指輪を付けていた事から当時はウィザードは歴史の消失の影響を受けていないのではないか?その原因はホープリングにあるのではないかなど色々と考察されていたが、結局アナザーライダーが倒された影響で一時的に力と記憶が戻っていただけで、時間差で力と記憶は失ったぜ」
【第9話】
切り抜き2【あー、もうっ重い!】
「そして9話。アナザーウィザードの復活により再び力と記憶を失った晴人がトキに引きずられる所から舞台は始まるぜ」
「トキちゃんは目が覚めたら晴人が下敷きになっていたものだから自分が踏んづけたせいで気絶したのだと勘違いしてるのよね」
「どうやらこの世界が過去の世界であることは把握しているようで、晴人を最寄りの病院まで運ぼうとしていたらしい。そんな時に偶然通りかかったのがソウゴのおじさんだ」
「前作のエボルトのせいで今のところもの凄く疑われてるおじさんだけど、この時は善意でトキちゃん達を助けようとしてくれるのよね……」
「あぁ。そして晴人を持ち上げようとして腰をやり、三人はそのままクジゴジ堂に向かうことになるんだ」
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「そしてソウゴ達との会合。目を覚ました晴人はソウゴからの助言により、ウィザードの力を取り戻すぜ」
「この時、8話では仁藤が持っていた筈のウィザードウォッチを何故、晴人は持っていたのかしら?」
「公式ホームページの情報によると元々ウィザードウォッチは晴人が気付いたら持っていた物らしい。捨ててもいつの間にか手元に戻ってきてしまう呪いの品のようなもので、本人は不気味がっていたそうだ」
「つまり今回も仁藤に押し付けたつもりだったけど、またいつの間にか戻ってきてしまったということね」
「うp主はウィザードが特別なのではなく、この現象は他のライダーにも共通しているのではと予想したぜ」
「これまでレジェンド達がライダーだった記憶を失っているのにライドウォッチを当たり前のように持っていたのはこういう一面があるからなのかもね」
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「ウィザードの力と記憶を取り戻した晴人はまず、あの日失った筈のコヨミの面影をしたトキに感極まり、本人だと思って抱きつこうとするんだ」
「一切容赦のないトキちゃんのビンタには思わずお茶を吹き出しちゃったわ」
「大切な人に似ていたから抱きしめようとした……これだけなら晴人に非があるように見えるが、現に瓜二つであり、最早この世界に存在する筈がない、ある意味コヨミちゃんその物ともいえるホープリングを身に着けていたトキちゃんを初見でコヨミちゃんとは全く関係のない人物であると判断しろと言うのは流石に酷な話だと思うぜ」
「女の人にビンタされた事より、コヨミちゃんじゃなかったことの方がショックがでかそう」
「だが、そんな傷心に浸っている暇もなかった。晴人にウィザードの力が戻ると同時にフェニックスも復活してしまうんだ」
「私、これ見て思ったんだけど、ライドウォッチをレジェンドが使うとレジェンドに力が戻るというよりレジェンド達の失われた歴史が元に戻るという認識の方が正確なのかしら?」
「まだ情報が出揃った訳ではないから断言は出来ないが、うp主も概ね同じような考えだぜ。もし正解ならソウゴがレジェンドからライドウォッチを受け取る行為はまさに歴史をまるごと継承していると言っても過言ではないという訳だな」
切り抜き3【この本によれば不死身のフェニックスの倒し方は仮面ライダービーストによる捕食が有効だとされていながら、太陽に追放したのは君の個人的な感情を優先させた結果とあるが……もう君が責任を取れる段階は過ぎている。ここは大人しく我が魔王にウィザードの力を献上するべきだと思うがね】
「フェニックスが復活したことは晴人にウィザードの力が戻ったことを面白くなさそうにしていたウォズから告げられるぜ」
「ここでビーストがファントムを倒した際に対象の魔力を補食する回想シーンが流れるのよね」
「ウォズの嫌味から生まれたこの台詞ではあるが、私たちファンとしてはこういう細かな設定までジオウに落とし込んでくれていると分かって思わずニタニタしてしまうシーンであるな」
「そうね。私たちとしては大好きだったレジェンド達の続きを作ってくれるだけでも十分有難いんだけど、やっぱりこの能力をこの怪人に使ったらどうなるのかとか、このアイテムが使えればどうなるんだろうかとか、通常のコラボ回では設定上のバランスを図るために切り捨てられた設定が生きているとファンとしては嬉しくなっちゃうのよね!」
「一応補足しておくとネット版仮面ライダーウィザードでメタバース的な立ち位置になるがフェニックスが自力で太陽を脱出できるようになるのは100万年後の話になるという話があった。
……ファントムの寿命が何百年あるのかは分からないが作中でキマイラより長生きのファントムがいない事から恐らくは人間とそれほど変わらないのだろう。だからウィザードのフェニックスの討伐方法は最善ではないにしろ間違ってはいなかったと思うぜ」
切り抜き4【ふざけないで!】
「しかしジオウでフェニックスが舞い戻ってきてしまったのは揺るぎない事実だ。たった数回の死と再生でウィザードの強化フォームを上回ったフェニックスが何千、何万と死と再生を繰り返した……もうこれに対抗するにはウィザードの歴史をなかったことにするしかない。ウォズからの脅迫めいた言葉に晴人はウィザードウォッチを差し出すか……と思われた矢先、トキが叫ぶぜ」
「トキちゃんは本来の歴史を知っているからフェニックスが舞い戻ってきた要因が自分達、未来人にあると勘づいてしまうのよね。だからこの負債を現代に生きる晴人が背負う必要はない。私が背負うって…………覚悟がんぎまりって言うか、背負い過ぎって言うか。何なのかな。ウィザードの決め台詞が俺が最後の希望だ、って言葉だけどトキちゃんはそれを体現しようと足掻いてる感じがして見ていて痛々しかったわ」
「今までの情報からオーマジオウの支配する2068年は明日に食べる食料に苦労するほどかなり酷い状況らしい。そんな中で唯一の希望。仮面ライダーとして育った彼女の心境がどのような状態であったが鑑みれるシーンであったな」
「テレポートの魔法で姿を消すトキちゃんが、大丈夫だからって辛そうに笑う所は晴人と同じく咄嗟に手を伸ばしてしまったわ。あのカットは監督からコヨミちゃんを意識して発言してくれって指示があったらしいけど…………正直ちょっと悪趣味ね」
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「テレポートで消えたトキを探す為、マシンウィンガーを走らせる晴人であったが、運良く……と言っていいのか。誰よりも早くフェニックスと対面するぜ」
「フェニックスとの距離は大分ある筈なのに、晴人の周囲が蜃気楼のように揺らいでいる演出にはフェニックスの底知れなさを感じたわ」
「ここで晴人はフェニックスと戦闘するが、強化フォームであるドラゴンスタイルまで出しても全く歯が立たないんだ」
「特撮ってよく血しぶきの変わりに火花を散らせるけど、いくらウィザードが攻撃してもフェニックスは微動だにしないのよね」
「この時のフェニックスのスペックは未だに公開されていないが、公式からウィザードの軽く数百倍はあると明言されているぜ」
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「そしてジオウの参戦だ」
「ソウゴって毎回、毎回余裕がない相手だからか初手から必殺技を放ったり積極的に急所を狙ったりと戦闘スタイルがわりとガチだから、謎の安心感があるのよね」
「今回も不意打ち気味に必殺技を纏ったブレードで切り裂こうとするんだが、フェニックスの厚い装甲に防がれてしまう。だが、一度戦っているだけあってそんな事は織り込み済みであったのか次なる戦法に思考を巡らせるジオウ。ウィザードはその合間にアナザーウィザードが香織さんを狙って動いていることを伝えるんだ」
切り抜き5【俺は人々の希望を守る仮面ライダーウィザード、お前の王様になる希望は俺が叶えてやるよ】
「直にフェニックスの強さを体感し、晴人はここでウィザードの力をソウゴに譲渡するしかないと思ったのだろう。ソウゴに情報を渡すとウィザードウォッチを取り出そうとするんだが、ここでソウゴはフェニックスは自分が抑えるからとウィザードにアナザーウィザード討伐を頼むんだ」
「今の自分がフェニックスに勝ち目がないことなんて嫌というほど分かってる筈なのに……これが王の器ってやつかしら」
「ソウゴは言う【誰かを犠牲にして立つ王様なんて俺は成りたくない。ウォズには悪いけど、その時は別のやり方で王様を目指すよ】
ここで初めてソウゴの最高最善の王様になるという夢がオーマジオウへと至ることとイコールでないのが判明するんだが、その発言を受けて、感銘を受けたとばかりに晴人はウィザードウォッチをソウゴに譲渡するんだ」
「これはウィザード本編の話になるけど、晴人はかつてプロサッカー選手になることが夢だったけど、練習の事故で親友の選手生命を脅かすほどの大怪我をさせてしまった負い目からその夢を諦めるのよね。だけどその親友はその怪我を理由にプロサッカー選手になる夢を諦めたりはせず、必死に頑張っていた……その事を思い出したのかしら。
かつての自分には選べなかった道を歩むソウゴの姿には希望の魔法使いとして応援せずにはいられなかったんでしょうね」
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「ここでウィザードの物語は終わりか……と見せ掛けて、なんと歴史の消滅と共に消えた筈のフェニックスが突如復活するんだ。しかもウォッチは譲渡した筈なのにウィザードの力まで戻ってしまう」
「これはアナザーウィザードを進化させるのにフェニックスが魔力を注いでいたことが関係しているのかしら?」
「フェニックスを連れ戻した謎の男が何かしたんだろうな。
ウィザードの歴史が消滅したのに復活した……原因は分からないがアナザーウィザードが倒されれば事態も変わるのでは?とウィザードは決死の時間稼ぎをすることになるんだ」
『お前らに俺の苦しみの何が分かる!』
『分かんないよ。分かる訳がない。でもこれだけは分かる。マジシャンとしてのアンタの人生も今の怪物としてのアンタも全部その力が作った物なんだ』
『そんなのは俺も分かってる!だけど俺はあの人の為にこの6年間頑張ってきたんだ!なのに頑張った俺を除け者にして俺がいなければ店を存続することも出来なかったあの二人が幸せになるなんておかしな話じゃないか!』
『……やっぱり何も分かってないよ』
ウィザード!
『アンタは楽な道を選んだだけだ。その力で出来ることしか見えなくなってる』
『お前らを殺せば俺の正体を知る人間はいなくなる!それであの二人も必ずこの手で…!』
『……変身』
アーマータイム!
『祝え!』(以下略
『さぁショーを終わらせよう』
「完全な逆恨みから私怨に走るアナザーウィザードにソウゴは幕引きを告げる……その場面が移り変わると途端にオールドラゴンから始まるのよね」
「あぁ。そしてフェニックスは単純なスペックでは大きく上回っているものの自分を太陽まで投げ飛ばしたオールドラゴンの力をえらく警戒していた。特に得意な筈の空中戦を彼が必要以上に避けている姿からウィザードはフェニックスが自力で太陽から脱出した訳じゃないと悟るんだ」
「そして満を持してインフィニティの登場。そのすぐ後にトキちゃんが現れたわ」
「ここでトキちゃんの後ろ姿に、平成ジェネレーションズで対面することになった泊進之介の面影を見るのが良いんだよな。どっちか片方ではなくウィザードと黒いウィザードの二人で戦うという、まさにお祭り企画に相応しいあり得ない共闘という訳だ」
「ここからの戦闘シーンはハリウッドで映像技術を学んだ新米監督が指揮を取ったとかで、マーベル並みの激しい戦闘が続くわ。しかもトキちゃんはウィザードの作中で登場した技の殆どを使ってくれるという特大のファンサービスよ」
切り抜き6【……ハァ、何か飽きてきたな】
「だが、一瞬のミスが命取りとなって二人はフェニックスの業火に飲み込まれてしまった」
「私、この流れは絶対に二人が勝つんだと思って見てたから一瞬で二人が消滅した展開には呆然とするしかなかったわ」
「ここで一旦、ジオウ組へと視点変更するんだが、麗紫のようなウィザードファンは生きた心地がしなかったんじゃないか?」
「えぇ……何て言うか全身の力が抜けたみたいだったわ。折角の続編で主人公が死亡するなんて、下手な寝取られよりもダメージでかいもの」
「正直、このまま終わっていたら大炎上待ったなしだったろうな。しかしまた場面が移り変わると、そこは暗い闇の中……晴人はそこで自分は死んでしまったのかと思うんだが、一筋の光……ホープの輝きに導かれ、そしてトキ。いや操真晴人の最後の希望であるコヨミちゃんと真の意味で再会するんだ」
「まさかトキちゃんが本当にコヨミちゃんの生まれ変わりだったとは……ウィザードウォッチの亀裂から漏れだしたホープリングが赤ん坊の姿になったのは理由は分からなかったけど、晴人にもう一度会いたいっていう彼女の強い想いがそうさせたのかしら?」
「今まで私達はトキがホープリングを持っていると思っていたが、それは見掛けだけで実際は彼女自身がホープリングであった。だから無尽蔵ともいえる魔力でバンバン魔法を放てたんだろう。
だが、ここで勘違いしてほしくないのだが、今の彼女はウィザードの冬映画のようにホープ・リングが核に人の形を形成しているのではなく、指輪から人へと生まれ変わり、今の時代を生きる人間として存在しているということだ。だから生きる為には飲食を必要とするし睡眠を取らなければならない」
「つまり今の彼女からホープリングだけを抜き取ったり、逆にホープリングに戻したりは出来ないということね」
「あぁ。時代を越え、世界を越え、こうして二人は再会した。もう二度と離れない、ずっと一緒だ……と両手を合わせる二人の左手の薬指に新たなウィザードリングが誕生するんだ」
「その名も仮面ライダーウィザード『エクリプス』
まさかジオウでレジェンドの新作フォームが出るとは思わなかったら、奇声を上げて喜んじゃったわね」
「黒に金というシンプルながらアダルトな色彩と新郎新婦のスーツとドレスを足して割ったような中性的なデザインをしてるのが印象的だったな」
「しかもこれが超超強いのよ!二人の想いが続くほど無限に成長する。二人の燃え上がる炎を前には全ての火炎が見劣りする……からの炎に対する完全耐性。そしてほんの一瞬接触しただけで相手の魔力を枯渇寸前まで吸いとって、更に1.5倍の火力で打ち返す超超必殺技!これだけてんこ盛りの中、これから二人の歩んでいく道に一滴の血も流れないとばかりに、この技は相手を絶対に殺せないという究極のロマン設定。今回限りの限定フォームであることが本当に惜しまれるわ!」
「あれだけ強敵であったフェニックスを赤子の手をひねるように倒してしまうんだ。この放送後直ぐにエクリプス・リングの発売されたらしいが、当たり前のように開始数分で売り切れたぜ」
「再販もあるだろうけど、エクリプス・リングは今回のとウィザードの作中で白い魔法使いが使っていた二種類あるからこれから買う人は気をつけてね」
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「こうしてアナザーウィザードが討たれ、フェニックスもまた歴史の消滅と共に消え去る……かと思われたが、オルトロスオルフェノクが仲間に迎え入れようと歓迎する。だがウィザード達に敗れて気が立っていたフェニックスはその勧誘を蹴ってしまい、あろうことか攻撃してしまうんだ。結果、彼/彼女の逆鱗に触れたフェニックスは太陽に逆戻りとなりソウゴが王様になって晴人にウォッチを返還しても太陽で死に続けるしかないというエンドだった」
「どれだけ他者に譲歩されても自分の好きなように生き、散々人々を不幸に陥れたフェニックスには自業自得のエンドね。どうやら謎の男達は歴史の消滅を回避する方法を知ってるみたいだったからこのままフェニックスが仲間になったら大変なことになるって、ちょっとだけ焦ったけど結果的に元の鞘に収まってホッとしたわ」
「だな。――――さて、長くなってしまったがウィザード編の解説は以上となるぜ」
「あら?ウィザードの歴史が消滅した後の晴人とコヨミちゃんのエピローグはなかったの?」
「あぁ。恐らく今を生きる人間となったとはいえウィザードの歴史がなかったことになれば当然、ホープリングも存在しなかったことになる。そうなればホープリングから生まれたコヨミちゃんはウォッチが返還されるまで晴人と離ればなれになる。そんな後味の悪いエンドになるとかで、カットされたんだろう。
最後はウォズがソウゴが王様になりウォッチを返還した後の話と思われる内容を少しだけ話し、「二人は末長く幸せに暮らしたとさ。めでたし、めでたし」と物語をきれいに締めくくったぜ」
「ウィザード編は過去一のクオリティだったわね!これを越える話なんて今後登場するのかしら?」
「さぁどうだろうな?分からないが一つだけ言えるのは今の仮面ライダーには心配する要素が一切ない。きっと私達が待っていれば期待以上の話をこれからも産み出してくれるということだ」
「そうね!ジオウ制作陣の皆様にはしっかりとした休養とふんだんな給料で心と体を癒しながら最高の作品を生み出してくれることを期待しているわ!」
「次回はオーズ編になるから気になる人は是非チャンネル登録していって欲しいぜ」
「それじゃあ」
「「また来てねー!」」