俺らでジオウを神作にする! 作:鳴滝の■■
巨大蜘蛛襲来
TOKYO・千代田区
日本大手の通信会社である『WAI』が居を構えるそこで、今、一人の男の愕然と目を見開いていた。
「えぇぇ!?俺が編集長っすか!?」
「あぁ、今まではOREジャーナルの元社長として俺が切り盛りしてきたが、いい加減昇進しろって周りが煩くてな~」
彼の名は
「そんなこと急に言われたって困りますよ。それに編集長になるなら俺より適任がいますって!」
「いいや、お前しかいない。確かに能力だけならお前以上のやつはいるが、お前は編集長として一番大切な物を持ってる」
「大切な物?なんですかそれ?」
「バカ。それを俺の口から言ったら意味ないだろうが。そういうのは自分で見付けるんだよ。自分で。
まぁ兎も角だ。俺がここを離れるまで残り二週間。そんなに編集長になりたくないなら俺が納得するようなやつを連れてくるんだな」
「そんな俺より優れた人なんて直ぐに見つかりますって」
真司が振り返ると、何故か他の社員は揃って顔を背けた。
「……ん?」
前もって言っておくが、編集長という役職は別に罰ゲームのような物ではない。真司だって自分よりも相応しい人がいるだろうから。そんな思いさえなければ喜んで引き受けていたまでもある。
「ちょっと……あ、恋野!」
「すいません、外回り行ってきます!」
「えっあぁそうか。なら佐藤ちゃん」
「私も外回り行きます!」
「なら……後藤は?」
「すいません。今ちょっと大きいヤマを追ってるんで」
だがしかし。空振り三振。バッターアウト。
「一体皆どうしたって言うんだ?」
650:鳴滝の息子
という訳で龍騎編の始まりや。
651:俺らでジオウを神作にする
あら?
652:俺らでジオウを神作にする
OREジャーナルが潰れていない……だと?
653:俺らでジオウを神作にする
冒頭からしておかしい
654:俺らでジオウを神作にする
真司が編集長!?
655:俺らでジオウを神作にする
大分歴史が歪み初めている……
656:俺らでジオウを神作にする
どういう状況だ?
657:俺らでジオウを神作にする
どうせイッチが何かしたんやろ?
658:俺らでジオウを神作にする
WAI……ワイ……イッチの一人称じゃねか!
659:俺らでジオウを神作にする
良かった……中年無職(?)、独り身、ボロアパート、自殺未遂という完全に終わってる状況から真司が救われた!
660:俺らでジオウを神作にする
WAIってイッチが作った会社か
661:鳴滝の息子
>>660
まぁ流石にバレたか。
本当はOREジャーナルをそんまま残そうとしたんやけど、どうにも無理そうでな。財団の権力に物を言わせて通信会社を買収してから、そこにOREジャーナルを吸収させた。
他のメンバーは色々あってやめてしまったようだが、完全に縁が切れたってわけじゃなくて今でも連絡は取り合ってるみたいやで。
662:俺らでジオウを神作にする
スゴいな
663:俺らでジオウを神作にする
イッチはもうそっちの才能で生きた方がいいのでは?
664:俺らでジオウを神作にする
でも桃井さんとかも辞めちゃったのは残念
665:俺らでジオウを神作にする
ここぞという場面で財団の影をちらつかせていく!
666:俺らでジオウを神作にする
見たところ良いオフィスだけど、もうOREジャーナルの本社はなくなっちゃったのかな
667:俺らでジオウを神作にする
会社はなくなっちゃったけど、上手く次にシフトチェンジ出来たってこと?
668:俺らでジオウを神作にする
個人的に生活が安定している結果、真司のメンタルが安定しているのは喜ばしいが、ここまで大胆な改変は珍しいな
669:俺らでジオウを神作にする
龍騎は世代じゃないけど、ジオウ本編での扱いはちょっと可哀想だったから良かった
670:俺らでジオウを神作にする
過去を改変するなんて何か訳ありか?
671:鳴滝の息子
私用、3。所用、7って所やな。
今回の話の都合上、どうしても城戸真司にはジャーナリストとしていて貰わないと困るのと、最初はOREジャーナルが潰れてもジャーナリストとして再就職先を斡旋するだけでもいいかと思ったが、それだと寂しいってことで今回の形になった。
672:俺らでジオウを神作にする
ジャーナリストであるのが重要?
673:俺らでジオウを神作にする
だとすると何かしらの事件を追う感じか?
674:俺らでジオウを神作にする
事件の匂いを感じる
675:鳴滝の息子
まぁ詳しいことは実際に見て貰った方がええやろって話で…………。
『もうっ!うるさい!!!!』
『うわぁぁぁぁぁ!!!!!』
暴力を振るう母親と号泣する10歳ぐらいの女の子。
場所は……団地かな。
本来なら小学校に通っている時間帯に、いつの物かも分からない大量のゴミ袋が積まれた住まいで怒鳴り付ける母親という図から見て分かる通り、虐待の現場である。
見ていて気持ちのいい物ではないが、それは母親がハサミを振り上げたことで急変する。
『あんた何か……あんた何か生まなければ!』
カーテンから差した僅かな光がハサミの刃に反射したのだ。
するとどうだろう。ハサミから突如、蜘蛛の化け物のような物が糸を吐き出して母親を引きずり込んだ。
『い、いやぁァァァ!!!!!!』
ムシャリムシャリ、ムシャリ
ここら辺はグロいのでカット。
そして隣の部屋に住んでいる住人に催眠をかけて通報させる。
これでジャーナリストの城戸真司をこの事件に巻き込むっていう寸法や。
676:俺らでジオウを神作にする
ディスパイダー……
677:俺らでジオウを神作にする
何故こいつがここに?
678:俺らでジオウを神作にする
危なかった。イッチが咄嗟にカメラをズラしてくれなかったら吐いてたかもしれない
679:俺らでジオウを神作にする
カメラはずらしてくれたけどね……音がね
680:俺らでジオウを神作にする
しかし何故、こんなタイミング良くミラーモンスターが
681:俺らでジオウを神作にする
こいつが出るってことは、「うわっ!折れた!」がまた聞けそう
682:俺らでジオウを神作にする
状況からして、この女の子が呼び寄せた?
683:俺らでジオウを神作にする
ミラーモンスターがいるってことは龍騎達の力も戻ってる?
684:俺らでジオウを神作にする
て言うかヤバない?このままだと女の子も喰われちゃうだろ?
685:俺らでジオウを神作にする
ミラーモンスターが人々を襲うっていう事件?
686:鳴滝の息子
『…………』
『………………』
母親を捕食し、数秒ほど少女を見つめ、鏡の世界へと帰っていくディスパイダー。
『…………ママ』
あまりに突然のことで呆然とする少女。
ちなみにここでディスパイダーが来なかったら彼女は母親に刺殺されていたんだけど、それは言わないが吉と見た。
ここでちょっとだけカメラアングルを変えて、壁に飾られた一枚の絵を映し出す。
そこには複数のミラーモンスター達が描かれていた。
687:俺らでジオウを神作にする
え?
688:俺らでジオウを神作にする
この絵って……
689:俺らでジオウを神作にする
あれ?
690:俺らでジオウを神作にする
何処かで見覚えが
691:俺らでジオウを神作にする
若干違うけど、これって優依ちゃんが描いたやつと同じじゃね?
692:俺らでジオウを神作にする
今は亡き優依ちゃん。
ミラーモンスターを生み出した彼女と同じ絵を描く女の子………この子ってもしかして優依ちゃんの転生体とか?
693:俺らでジオウを神作にする
それか似たような絵を描いちゃったから閉じてたミラーワールドが開いたとか?
694:俺らでジオウを神作にする
えっ……おぉ。成る程……優依ちゃんや神埼士郎がいないのにどうやってミラーワールドを展開するのかと思ったら、この子が今回の元凶になるって訳か。
695:鳴滝の息子
ここで一旦、前回大活躍したゲイツ君の方を見てみたいと思う。
『……何?もう変身出来ないだと?』
『"もう"ではなく暫くですが。進化態に作り替える為に本来のボディを御父様に預けておりまして、今の私はスペアの……見た目通りのか弱い少女なのです。だからその……ゲイツ君の迷惑になるなら、もう近寄らないと言いますか、せめてお別れの言葉をと……』
『バカを言うな。例えお前が戦えなくなっても俺がお前を足手まといに感じる訳がない。お前が俺の近くに居たくないというなら話は別だが』
『そんな訳ないです!』
『……そうじゃないなら俺に守らせろ。俺はお前に誇れるようなライダーになりたい。そう思ってこの力を手に入れたんだ。だからその……なんだ。お前が側に居てくれないと意味がないだろ』
『……キュ』
顔から湯気を噴いて倒れるファムちゃん。
あーあ、ゲイツ君がファムちゃんを気絶させた~なんて、こっちは随分と平和そうやね。
『……(ジオウ。どんな理由があったかは知らないが、ヤツがドライブの力を手に入れたのは事実だ。出来れば協力したいが……下手をすればこいつが暴走しかねない。暫くは俺だけで戦うしかないだろう)』
そしてドライブ担当であるファムちゃんが、ドライブの歴史を継承したソウゴと相対してどう動くのか。それを危惧したゲイツは今のところジオウ組と合流するつもりはないみたい。
696:俺らでジオウを神作にする
平和だね~
697:俺らでジオウを神作にする
そうか。ソウゴがファムちゃんを殺してしまうことを危惧してるのか
698:俺らでジオウを神作にする
成る程ね。案外ゲイツの事だからソウゴに頭を下げて次の話にでも関係を修復していると思ったけど、ファムちゃんの為に距離をおく感じか
699:俺らでジオウを神作にする
聞きましたか?奥さん!お前に誇れるようなライダーになりたい。ですって!
700:俺らでジオウを神作にする
ゲイツは多分、ファムちゃんに惚れてる。
惚れてなくとも実の家族のように大切に思ってる
ファムちゃんは……惚れてるか憧れてるか、まだどっちか分からんな
701:俺らでジオウを神作にする
ソウゴもソウゴで夢が壮大過ぎて重いけど、ゲイツも別の意味で重くなってて
702:俺らでジオウを神作にする
そうか。前回の泊さんを見てるからドライブウォッチが継承されたことは知ってるのか。
確かにドライブ大好きなファムちゃんが、ドライブの歴史を奪ったソウゴに会ってどういう行動を取るかは……考えなくても分かるな
703:俺らでジオウを神作にする
これ大丈夫?
ファムちゃんがソウゴに倒される未来とかないよな?
704:俺らでジオウを神作にする
と言うかゲイツはファムちゃんの名前を知ってるんだろうか?
いやそもそもファムちゃんって名前あるのか?
ファムって名前自体、俺らが勝手に呼んでるだけだし、実はまだ名無しだったとか
705:俺らでジオウを神作にする
ゲイツがファムちゃん絶対守るマンになってる
706:鳴滝の息子
一方のジオウ組
『次はこっち?えぇ……一体何処まで歩けばいいの?』
『ごめん。ツクヨミ。でも無視しちゃいけない気がするんだ』
何やら急いで何処かへ向かってるご様子。
ソウゴは片手に持つダブルウォッチを掲げ、その針が示す先へと歩を進めていた。
『ここは……』
『何か事件があったみたいね』
そして二人が着いたのは、先ほどの少女がいた団地である。
既に野次馬に囲まれたそこで、ダブルウォッチがカタカタと揺れた。
『う~ん。これは近づくのは無理そうだな』
『何甘えたこと言ってるんですか、編集長。今の時代、情報は鮮度が命。さぁ行きますよ』
『だから編集長じゃないって……』
707:俺らでジオウを神作にする
おや?またもや早期にレジェンドと接触か
708:俺らでジオウを神作にする
ダブルウォッチが導いた?
事件の匂いを嗅ぎ取ったということか?
709:俺らでジオウを神作にする
うわ……殆ど空き家で黒シミだらけの……いかにもな限界団地やん
710:俺らでジオウを神作にする
あの女の子は警察に保護されたのかな?
711:俺らでジオウを神作にする
何やら刑事物のドラマのような始まりである
712:俺らでジオウを神作にする
ダブルウォッチにこんな機能があったとは。
一瞬、イッチが魔改造したのかと思ったけど、ソウゴの全ての人を救いたいという思いにウォッチが応えてくれた可能性もあるわけか
713:俺らでジオウを神作にする
団地の外観がホラーで草
714:俺らでジオウを神作にする
警察もいるみたいだが、蟹刑事!蟹刑事はいるか!?
715:俺らでジオウを神作にする
原作とは完全に流れが変わってるいるが大丈夫だろうか
716:俺らでジオウを神作にする
そういや今回は怪人紹介がなかったけど……どうしたんやろ?
717:俺らでジオウを神作にする
>>716
もしかしてさっきのディスパイダーがアナザーファントムだったりする?
718:俺らでジオウを神作にする
……蟹刑事を探してたら団地の掲示板にてまたもや浅倉威を発見。懸賞金300万。……最大値やん。
これは浅倉が出るのは確定と見るべきか?
719:俺らでジオウを神作にする
リュウガは出ないのかな?