俺らでジオウを神作にする! 作:鳴滝の■■
廻る。
廻る。
世界が廻る。
カチカチと規則正しく、カチリ、パキッと時に不規則に。
「……この本によれば」
針の音で喧しい時計ばかりの空間。ウォズはいつものようにページを広げ、語り出す。
「時は2000年。一度は幕を下ろしたライダーの歴史は赤き戦士クウガによって再び紡がれ、アギト、そしていまなお伝説的人気を誇る龍騎の誕生によってその地位を磐石な物とした」
すると硝子の割れるような音がして、何処からともなく現れたヤゴの化け物ような怪人がウォズへと迫る。
「おや、もうそんな時期でしたか。これは少し、時間を戻さなければ」
ジオウ・
世界の法則が逆転する。
時計の針は左回りとなって、ヤゴの怪人は何処かへ吸い込まれるように消えてしまった。
そして何事もなかったかのようにウォズは紡ぐ。
「……今、鏡の世界が再び開かれる。
『これで俺は』
『必ず生き残るぞ』
『ミラーワールドを閉じる方法……』
『嘘、ソウゴが死んじゃった』
『ジオウ……その力は』
『彼、確実に消されますよ』
『俺に成れって言うのか。ここでオーマジオウに』
そして予期せぬ終末により、これまで目をそらし続けていた現実を突きつけられた我が魔王」
『俺が……俺が!うわぉぉぉぉぉ!!!!!!』
「世界の終演を防ぐ為、遂に我が魔王は最低最悪にして最強のオーマジオウへと至る決意を固める。……おや、どうやら話しすぎてしまったようです。これらは皆さんには少し先のお話でしたね」
ザクザク ザクザク
ザクザク ザクザク
ザクザク ザクザク
失っていく。折角この世界を駆けずり回って集めた力が。あの
「よし!次はこいつだ!」
また一つ。集めたミラーモンスターの中でも頭一つ抜けていたドラグレッダーを持っていかれた。こいつは強いがそれよりも遥かに強い俺を食い物としか思ってないバカなので、普通に契約者が居なくても食らい付いてくる。だから出来れば最後まで残しておきたかったが仕方あるまい。
『キシャァァァァァア!!!!!』
「おっと?もしかして味方してくれるの?」
ドラグレッダーの頭に乗ったジオウが残りのミラーモンスターも解放するべくデスト・ロイに迫る。
「こちらも早く終わらせようか」
そしてTRICKのカードを使い、三体に分身したナイトはシアゴースト達と決着を着けようとしている。
堪えろ。まだだ。まだその時じゃない。
なぁそうだろ?神崎士郎。
例えお前が幽霊擬きから本物の亡霊になっちまおうと、お前がお前である限り、妹の事を諦められるとは思えねぇ。
俺とお前は似てるから分かるんだ。自分は死んでもいいから叶えたいものがある。その為なら家族や友人、大切な人間を巻き込んでも構わないと本気で思ってる。
だから俺が今しないとならないのはひたすらに耐えることだ。お前を信じてその時を待つ。
大丈夫さ。お前なら必ずやり遂げて見せる。手足がなくとも喋れれば上等だ。
自棄を起こして突撃なんてしちゃいけない。
正真正銘、最初で最後の計画だ。失敗すれば俺は勿論、アイツも妹を救える機会を失うことになる。
だから耐えろ。デスト・ロイ。この世全てを食らい尽くす厄災の獣の俺よ。相手が最低最悪の魔王の卵だろうと、あらゆる世界に手を伸ばす得体の知れない
「これで、終わりッッッ!?」
『キシャァァァァァア!!!』
『キシャァァァァァア!!!!?』
二体の龍が空で交わり、振り落とされたジオウ。
「痛てて…………」
尻餅をついて痛がる。
ふと視界を上げると、そこには彼の見知った顔があった。
「城戸真司……?」
「何、城戸だと?」
「……変、身」
ジオウが知っている人の良さそうな笑みを浮かべた彼とは似ても似つかない、まるで全てを見下しているような薄ら笑いを浮かべた城戸真司。
短い間で一体彼に何があったと言うのか、それを問いかけるよる前に、彼はカードデッキを取り出した。
ベルトが反転して彼の腰に巻き付く。
そのベルトに真っ暗なカードデッキが装填される。
「やっぱりアンタも仮面ライダーだったんだ」
敵か味方か。彼の醸し出す雰囲気を読み取れないほどジオウは鈍くない。ソードベントと音がして召喚した剣を片手に此方へと駆け出したリュウガに対抗して立ち上がるジオウ。
「ハァッ!」
だが二人の間に割って入ったナイトがリュウガを抑える。
「こいつは俺が抑える!お前はあれを!」
「ッッ!」
心情的には二人で戦いたい。だが先ほどナイトが倒した筈のシアゴーストが見れば何十、何百と此方を窺っているではないか。
限界が近い。
「うん、分かった!」
デスト・ロイに取り巻くモンスターは残り一体。あれを切り離して、そのまま倒してしまえば女の子達を助ける事が出来る。そしてコアを破壊すれば外に出られる。
またエグゼイドの能力でアイテムを取り出したジオウはそれで自身を強化。一気に畳み掛けるべくエグゼイドウォッチをジカンギレードに装填して、超必殺技の構えを取った。
「これで終わりだ!」
タイムベント
来た。来た。来た来た来た来た来た来た来た来た!!!!!!!!
さぁ見ろよ。親父様、こいつが必死こいて切り離した力が、モンスターが俺の体に戻っていく。失われた力がどんどん全盛期へと近くなる。
仮面をしていても分かるぜジオウ。何が起こってるのか分からないんだろう。とんだ間抜け面。
あと少しだったが、この戦いの勝者はこの俺だ。
【やめろ】
ハッ!今さら遅い。
俺が何のためにリソースを割いてミラーモンスターをくっ付けたと思ってる。展開なんて下らないものを優先する親父様の命令を無視する為に、こいつらに敵をぶっ殺してもらう為だ。
【やめろ】
アナザーファントム。
とある世界、とある伝説を築き上げてきた仮面ライダー達を苦しめた悪の結晶。
だがあくまでそれは、それら怪人達を模倣した贋作のもの。
オリジナルを知ることで強くなれるだとか、本物になれるだとか……そういう設定を信じこんじまっている哀れな兄妹達は滑稽だが、俺は知っている。
俺はこの世界をただ面白くする為だけに生まれた玩具だ。シナリオに従順な駒であるために植え付けられた設定に違和感を持たないように動かされるロボットであらなければならない。
【やめろ】
今、俺の体内に仕組んだ爆弾を作動しようとしたか?
残念。親父様はミラーワールドの技術を自分なりに調べて手の内に落とし込んだようだが、どこまで行ってもそれは神崎士郎の猿真似に過ぎない。
つまり神崎士郎と手を組んだ俺が、その危険性を考えない訳がないんだ。もうとっくに切り離させてもらっている。
【やめろ】
そら認めろよ。心があれば強くなるからだなんて幼稚な考えでとんでもねぇ物を搭載しやがって。
心を作れるなんてお前は天才だよ親父様。だが心というものを安く見すぎたな。
反抗期ってやつだ。俺はお前に反逆する、お前が死ぬほど努力して成し遂げようとする大業を今から台無しにしてやる。
【やめろ】
恨みはない。俺を産み出してくれたことに関しては感謝しているが、誰かに生き死にを握られるのは勘弁なんだ。俺はこいつを殺し、怪人はライダーに倒されるもの。そんな決められた運命をぶっ壊す。
【やめろ】
ファムには悪いことをしたと思っている。アイツのお陰で俺は心を手に入れたようなもんだし、俺は弟のように可愛がってもらっていた。だが心に目覚めたお前が、このまま感情をアイツに弄ばれ、安い哀愁物語の犠牲となるぐらいなら何も知らないうちに死ぬ方が幸せだろう。
【やめろ!】
──じゃあ。そろそろ。
大口を開けたモンスター達が一斉にジオウへと噛みつく。
「ぐ、ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
それに伴う悲鳴。どんな頑固な精神力のある人間でも喰われながらに発狂するなというのは無理のある話だ。
その鎧を剥ぎ取って血をすすり、肉を食らう。そして骨を噛み砕いてやろう。
思ったより最近パワーアップしたアイツの力は強大で喰い尽くすのには時間が掛かりそうだが、俺の予想通り『百%の力』の時のような爆発力はこの力にはない。
まともにやり合えば危うい場面もあったかもしれないが、こうなってしまえば袋のネズミだ。
懸念点はまた新たな力に目覚めてしまうかもしれないと言う可能性だが、あれはこいつの強い意思の力が形になったことによって起きた現象だ。今のように考える暇を奪ってしまえば対策は出来る。
助けに出るライダー達も俺がモンスターを奪っているから脅威にはならない。ゲイツも同じだ。王蛇の足止めを突破出来たとして、ジオウの殺害を止めに入ろうものなら、ファムが止める。心なんて異分子の絡まないアナザーファントムは基本、オリジナルの力を奪った存在を憎むようになってるからな。
このままジオウが死ぬなら好きにさせるだろう。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ……」
今回はそれでも万が一のことを考えてキーパーソンである城戸真司と距離を離し、他のライダーとは敵対関係になるように仕組んでいたが、これならそこまでやるつもりはなかったかもしれない。
ジオウの悲鳴が聞こえなくなり、肉をかき混ぜるような音が何度も響き渡る。
「ジ…………オウ?」
「やった?」
ゲイツとファムが来たか。分かってはいたことだが、あの熱を感じられない瞳は……心を失ったという証だろう。ゲイツはそれに違和感を感じているようだが、気づくのは大分先になりそうだ。いや気づいたとしても認めるのが怖くて見て見ぬ振りをするかもしれない。
「ハァ……ハァ……ハァ……嘘だろ。そんな!」
「落ち着け!お前のせいじゃない」
城戸真司と秋山蓮。俺を築いた核となるライダー二人も力を失ったとなってはどうすることも出来なかった。
「ソウゴが……死んじゃった」
最後に遅れてきたツクヨミが、膝をつく。
「終わったか」
そしてあぁ。オーディンが俺の背後にいる。
常磐ソウゴの死はこれから起こすことへの始まりに過ぎないが、約束は果たそう。
俺は自らの腸を裂いて、捕らえたガキ達を丁重に取り出す。
これらは、神崎優依と同じ力をもった……けれど彼女のようにミラーワールドを開いたりミラーモンスターを生み出すまでの力はない矮小な存在だ。
ここまで言えば分かるだろう。彼女達は個人ではどうしようもないが、合わせれば神崎優依の代わりになる。
それでまたライダーバトルを始めるのかと問われれば、その答えは否。
「時間がない。始めるぞ」
これより始まるのは、まさに奇跡。
親父様から与えられた知識だけでは分からない。この世界を誰よりも知り尽くしたこの男だからこそ可能なのだろう万能の願望器を造り出す儀式だ。
コアの前にガキ達を並べて俺は一歩足を引く。
そして万能の願望器となったこれでこの男は神崎優依の復活を俺は──は?
無防備となった俺の背中に、突撃してきたドラグブラッカーとゴルトフェニックスがめり込んだ。
おい………は?どういうことだ。俺はこれ以上モンスターを制御出来るリソースはない。だからそのリソースを増やして、この世界に溢れたモンスター達を全て吸収し、最強になる。
その計画だった筈だ。それが…………ががッ。
不味い。元々ギリギリだったこれに二体も追加されたことで、頭の中がかき混ぜられる。
このままでは俺は本当に理性を失って怪物になるだろう。
そんな事は望んじゃい……ない。
まさかお前………………裏切りやがったな?
「何度繰り返しても優依が生き残る世界にはならなかった。ただやり直すだけでは意味がない。お前の役目は、この時空を破壊することだ」
はっ。そのあとで理想の世界へ作り替えようってか。
クソ……初めからお前も俺を駒の一つとしか見てなかったって訳かよ。
心があるから裏切れたと思ったら、裏切られた。これが因果応報ってやつなのか?
クソ……あぁ、クソ。
消えたくねぇ……死にたくねぇ。
誰か、
……俺に自由を
200:鳴滝の息子
『今ここに最新にして最強のミラーモンスターが誕生した』
201:俺らでジオウを神作にする
お、おぉ…………
202:俺らでジオウを神作にする
ウソ……だろ?
203:俺らでジオウを神作にする
ソウゴが……え?
204:俺らでジオウを神作にする
まさかまさかの大逆転
205:俺らでジオウを神作にする
は?ソウゴは?
206:俺らでジオウを神作にする
本当に死んだの?
207:俺らでジオウを神作にする
ちょっ!?ソウゴ
208:俺らでジオウを神作にする
これって……ガチ?
209:俺らでジオウを神作にする
デスト・ロイがソウゴを食べちゃった
210:俺らでジオウを神作にする
しかもそんなデスト・ロイをオーディンが無理やり契約しちゃったよ
211:俺らでジオウを神作にする
そんな……途中までは順調だったのに
212:俺らでジオウを神作にする
どうして?
213:俺らでジオウを神作にする
イッチの物語終わっちゃった?
214:俺らでジオウを神作にする
訳が分からないよ
215:鳴滝の息子
『そんな……バカな!ジオウがこんな簡単にやられる訳がない!何かの間違いだ!』
『…………あれは、終わりましたね』
『何を!』
『常磐ソウゴの生死がどうであれ、あれは常磐ソウゴが今まで奪ってきたライドウォッチごと取り込んでしまいました。自分たちの管轄ではないライダーの力に手を出せばどうなるか。まさか知らなかったわけではないでしょうに。彼──確実に消されますよ』
うん。そういう訳。やっちゃおうか!
……と、あら?
あー成る程。成る程。お前ら朗報やで!ジオウは死んでない!……からもう少しワイらが登場するのは見送るわ!!!
216:俺らでジオウを神作にする
ッッ!?本当か!?
217:俺らでジオウを神作にする
ソウゴ生きてる!?生きてるの?
218:俺らでジオウを神作にする
良かった!
219:俺らでジオウを神作にする
はぁぁぁぁ……肝が冷えたぜ
220:俺らでジオウを神作にする
ビビらせやがって
221:俺らでジオウを神作にする
そうだよな。ソウゴがそんな簡単にくたばる訳ないよな
222:鳴滝の息子
どうやら今のソウゴは喰われるギリギリで鏡の世界のソウゴに引っ張られて過去のミラーワールドに行ってるぽい
映像に切り替えるで。
『ここは……?』
『仮面ライダーが救えなかった世界だ』
『ライダーが救えなかった?何で……それにこの怪人の数って』
『お前のように死んでも諦めないやつはいる。だが死んだらそれまでだ』
二人の目の前。レイドラグーンに腹を貫かれた城戸真司の姿が映る。
『助けないと!』
『待て。この世界は俺たちの時代にはもうなかったことになっている。お前が助けたところで結果は変わらない』
『なかったことになってるからって……それでも目の前で困ってる人を助けない理由にはならないだろ!』
『そういうとこだ。常磐ソウゴ。お前はあの日、全てを救うと誓った。だがなら何故オーマジオウにならない?それだけの覚悟がありながら何を今さら恐れている?』
『俺が恐れている?』
『お前はWの歴史を継承した時、光と闇、表と裏。全てを受け入れ、その時確かにオーマジオウになる資格を手に入れた筈だった。……内から溢れ出る力を感じただろう?だが結果はどうだ?こんな中途半端な力を生み出して、自分はオーマジオウにならない。そんな決別をしたつもりかは知れないが、お前がオーマジオウになるのは運命なんだよ。
全てを救いたいと本気で願うならオーマジオウになる未来を受け入れろ。さもないと全てを失うことになるぞ』
『だけど……俺がオーマジオウになったら、あんな最低最悪の未来を作ってしまう。そんなの俺には出来ない。…………それが俺の答えだ。もういいだろ、俺は城戸真司を助ける!』
ソウゴは飛び出してジオウ・セカンドへと成る。
城戸が怪我をする前まで時間を戻すつもりのようだ。彼はそのまま城戸へと駆け寄るが、巻き戻しの力を使おうとしてすり抜けた。
『無駄だと言った。今のお前はここにはいない。常識に乗っ取られたその力ではこの世界に干渉することは不可能だ』
その時、ソウゴは何故彼が自分をここへ連れてきたのか分かったような気がした。
『俺に成れって言うのか。ここでオーマジオウに』
223:俺らでジオウを神作にする
おっおう…
224:俺らでジオウを神作にする
まさか、この場面に直面するとは思わなかった
225:俺らでジオウを神作にする
ここでオーマジオウになるか否かを決めろと
226:俺らでジオウを神作にする
オーマの日にはまだだいぶ早いで
227:俺らでジオウを神作にする
鏡の世界のソウゴは、ソウゴを認めてくれたからセカンドになれたんだと思ったけど、やっぱり認められないから龍騎編で出てくる感じなのね
228:俺らでジオウを神作にする
ここでオーマジオウになったら後の流れが大分沼る
229:俺らでジオウを神作にする
オーマジオウになれば真司は救えるけど、現代の真司とはリンクしていないから意味はない。だけどソウゴの心情的に目の前の誰かを見捨てるなんて選択肢は取れる訳がないと……
230:俺らでジオウを神作にする
策士だな
231:俺らでジオウを神作にする
でも何でオーマジオウにならないと干渉出来ないんだろう?
実はソウゴは肉体的には死んでるとかだったらトラウマ物なんだが……
232:俺らでジオウを神作にする
でもジオウセカンドでも戦い方によってはあっさりやられるって分かったからな…………と言うかイッチ版ジオウ怖いよ。何で初登場してからそれほど立ってない新フォームで補食シーンがあるねん
233:俺らでジオウを神作にする
これはオーマジオウになってしまうのでは?
234:俺らでジオウを神作にする
早いよ。展開が早いよ
235:鳴滝の息子
『でも俺がオーマジオウになったら…………ッ!』
ソウゴに悩んでいる暇はない。
今にも生き絶えてしまいそうな城戸真司が龍騎に変身して戦っているのだ。
『分かった!成る!俺はオーマジオウになるから!』
覚悟や決意を固めた訳ではない。感情のままに叫んだ。
『この人に届くように手を!力を!頼むっ!!!!』
『フっそれでいい……』
笑う鏡の世界のソウゴは懐からジオウⅡの片割れのウォッチを取り出した。
『これは?』
『オーマジオウになった時、お前が受けとる筈の力だ。……まだオーマの日までは時間がある。覚悟さえ確かめる事が出来れば今はそれで良い』
それに安堵したのは言うまでもない。
ジオウは黒と金の配色が施されたツゥーを空いたバックルに装填した。
ジオウ・
ルビー色のセカンドへ王冠と黄金のラインが組合わさる。
祝え!(以下略)
『これは……』
その時、この世界と繋がったような感覚をソウゴは掴んだ。そして龍騎に手を伸ばして巻き戻しの力を使用すると、千鳥足だった龍騎は途端に真っ直ぐに立ち、腹を押さえて不思議そうにしている。
『えっ?傷が塞がった……』
『良かった。助ける事が出来たんだね』
『お前は?』
『俺の名は常磐ソウゴ。アンタを助けにきたんだ』
236:俺らでジオウを神作にする
成る程。これで真司のあの発言に繋がるんだ
237:俺らでジオウを神作にする
繋がった
238:俺らでジオウを神作にする
この時名乗ってたから真司はソウゴのこと知ってたんだな
239:俺らでジオウを神作にする
まさか令和ライダー特有の中間パワーアップフォームをここで見れるとか……
240:俺らでジオウを神作にする
分かってはいたけど、王冠とか金の装飾とかオーマジオウ要素が追加されてて辛い
241:俺らでジオウを神作にする
お前は運命から逃れられないんだって言われてそうな見た目
242:俺らでジオウを神作にする
ビジュアルは格好いいんだけど、運命からは逃れられないのだと分からせられるから痛々しく感じる
243:俺らでジオウを神作にする
真司が助かって良かった……けど、それに払う代償があまりにデカすぎるよ。ソウゴはさぁ……もっと仲間を頼ろう?
244:俺らでジオウを神作にする
デスト・ロイに喰われかけた時も、誰にも助けてって言わなかったし、この覚悟ガンギマリのソウゴがオーマジオウにならない最大のキーポイントは仲間に頼れるか否かによるんだと思う
245鳴滝の息子
『でもごめん。こいつらを全部倒すことは俺には出来ない。だけど、この世界を終わらせる方法は知ってるんだ。だから俺がそこまでの道を切り開くからアンタたちはそれを通ってくれないかな』
『最後の一人になるまで戦うこと以外にミラーワールドを閉じる方法を知ってるというのか?』
『分かった!けど君だけが犠牲になるってのはナシだ。それだけは約束してくれ』
『うん……きっと俺たちは遠くない未来でまた会える。だから先ずはこの戦いを終わらせよう!!!』
『……蓮』『あぁ。流石に目が覚めた。城戸、この戦い、必ず生き残るぞ!』
『おう!』
【
巻き上がった炎を風が打ち上げて紅蓮の竜巻を呼び起こす。
バイクに跨がった三人のライダーがマフラーを吹かした。
246:俺らでジオウを神作にする
まさか十何年越しに龍騎生存ifを見られるとはな…
247:俺らでジオウを神作にする
原作とは違う展開になりそうだけど、未来の真司達が覚えてるってことは繋がってるのかな?
248:俺らでジオウを神作にする
ここにきて龍騎成分をふんだんに盛り込んでくる展開ちゅき!
249:鳴滝の息子
『ハァッ!』
『フンッ!ハァッ!』
『オリャァァァ!!!』
『良かった!場所は変わってない!あのコアを貫けばミラーワールドは閉じる筈だ!』
『成る程、あれを』
『だが敵の数が多いな……』
どうにかこうにかレイドラグーンの波を捌きながら、たどり着いたジオウ達。しかしソウゴが指差した先にはその数倍近くのレイドラグーンがひしめきあっていた。
『しまった……時間が』
これを越えるのは難しそうだ。
対策を考えようとして、ジオウは先ほど世界と繋がった時とは真逆の感覚に見舞われた。
オーマジオウになってから受け取る力とは言ってもやはりそのものでないせいか、このアイテムではここまでなのだろう。
ならばと先頭に立ったジオウは最後の大技を繰り出すべくジカンギレード、そしてサイキョーギレードを取り出した。
『二人とも。俺が今から道を作る。それをしたら暫くは会えなくなるかもしれないけど、また必ず会えるから……迷わず突っ切って欲しい』
『死ぬ……訳じゃないんだよな』
『うん』
『なら今度会うときは飯でも奢らせろ』
『分かった』
二人と短い言葉を交わして、二つの武器を合わせた。
ジオウサイキョーと書かれた斬撃がコアまで一直線に駆け抜ける。
そしてジオウの視界は霞み………………「戻ってきた」
「バカな!?」
ジオウが再び現れた時、そこにいたのは今まさにオーディンが女の子達を生け贄に捧げようとしていた所であった。
「お前は確かに死んだ筈だ!」
「…………アンタが誰なのか、俺には分からない。けど分かるよ。その子達を犠牲にしようとしている」
「だからどうした?それを邪魔するつもりか?」
「うん」
ジオウは直ぐ側に立っていたデスト・ロイに触れる。
バチッバチッとプラズマのような物が走って、全てのモンスターが消え、全てがウォッチとして抽出された。
「まさか……奪ったというのか。貴様は既にもう!」
「俺……どう足掻いても魔王になっちゃうらしくてさ、だから遠ざけるんじゃなくて受け入れる事にしたんだ。………オーマジオウの力を」
【龍騎】【ナイト】【ゾルダ】【王蛇】【シザース】【ライア】【ガイ】【タイガ】【インペラー】【ファム】【リュウガ】【ベルデ】【オーディン】
ジオウがウォッチを起動し、彼の背後に現れた13ライダー達。
「させん!ここまできて諦められるか!」
【
吸収したミラーモンスター全てを奪われたとて、オーディンが無理やり結んだデスト・ロイへの契約は持続していた。彼は最後の障害となったライダー達を打ち払うべく大きく舞い上がる。
………が、
【【【【【【【【【【【【【
文字通り数が違った。
空から落ちる神の名を冠したライダーの一撃を、地に足を着けたライダー達が飛び上がって打ち払う。
「優依ィィ!優依ィィィィィィィィ!!!!!!」
奇しくもトドメとなったのはジオウに召喚されたオーディンによるもの。
彼は本当は神崎士郎だったのか。それとも本人が言うように亡霊のようなものだったのか。
大きく爆発してしまった今となっては知るよしもない。
「ジオウ………その、姿は………その能力は」
「うん。オーマジオウの力だよ」
ゲイツが頭を押さえ、ソウゴに問い掛ける。
これにて龍騎編は終わり。
エピローグは編集版で楽しんでな
250:俺らでジオウを神作にする
………終わった
251:俺らでジオウを神作にする
最後にゲイツのトラウマをしっかり刺激していく!
252:俺らでジオウを神作にする
ライダーの力を強制的に奪う。それまさに魔王のごとし
253:俺らでジオウを神作にする
何故だ……何故この世界はソウゴに厳しいのだ
254:俺らでジオウを神作にする
これはもう和解無理やん
255:俺らでジオウを神作にする
何でよりにもよって、こういう再会の仕方になっちゃうかな
256:俺らでジオウを神作にする
多分、今までのソウゴなら最後に龍騎とナイトと協力してトリプルライダーキックで倒してたんだと思う。
けど、自分は魔王になるって僅かなりとも認めちゃったから、全部自分が頑張れば良いって考えになっちゃったのかな
257:俺らでジオウを神作にする
このオーディンはやっぱり神崎士郎本人ではなさそう。神崎士郎が残した優依ちゃんへの無念が集まって出来た集合体っぽい
258:俺らでジオウを神作にする
仲間を頼れと言った側から敵対フラグを建てるやつがいるか
259:俺らでジオウを神作にする
これ………原作みたいにツクヨミも裏切るような流れにならない?
260:俺らでジオウを神作にする
見て見ぬふりをしていた最低最悪の側面に向き合う時が来たか
261:俺らでジオウを神作にする
ジオウセカンドとツゥーが並んで最強に見えて、欲しくなかった
262:俺らでジオウを神作にする
これって鏡の世界のソウゴから渡されたのはジオウツゥーの片割れだけで、もう片っ端はウォズが持ってるのかな
263:俺らでジオウを神作にする
ゲイツが救われたと思ったらすかさずソウゴ苛めは辞めてくれ
264:俺らでジオウを神作にする
これ怖いのが別にイッチが誘導しているとかじゃなくて自然とそういう流れになっていってるってことだよな
265:俺らでジオウを神作にする
ディケイドは世界というよりライダーに嫌われてるイメージだったけど、ジオウはライダーより世界そのものに嫌われてるイメージ
266:俺らでジオウを神作にする
ツクヨミが離脱したらソウゴの味方がおじさんしかいなくなっちゃう
267:俺らでジオウを神作にする
誰かソウゴを助けてやってくれ
268:俺らでジオウを神作にする
次回はキカイ編……だけどミライダーはイッチ時空ではなかったことになってるから何が起こるか分からんな。
269:俺らでジオウを神作にする
アナザージオウ編が前倒してくるのか?
270:俺らでジオウを神作にする
こうなったらイッチがソウゴのメンタルケアをしてあげるしかないな
271:俺らでジオウを神作にする
今のジオウとアナザージオウが戦ったら、メンタル面にもよるだろうけど、アナザージオウは瞬殺されそう