俺らでジオウを神作にする! 作:鳴滝の■■
ふざけるなよ。こんなのでどうしろって言うんだ。
「やっぱり、ここに居たか……」
「俺たちを確実に消す為なのかな?……でも良かった。人質だったとしても一先ずバスの人達は無事そうだね」
スウォルツはあの場所から動いていなかった。
常磐ソウゴの言うとおり、待っていれば自分達が戻ってくるという確信があったのだろう。アナザージオウの力により産み出したアナザーライダー達を小間使いのように使い、玉座というにはお粗末な路傍の岩の上で悠々と構えていた。
「作戦通り、戦闘は俺が引き受ける。飛流はそのうちに人質の救助、そのあとはサポートをお願い」
「サポートって言ったって……これ」
門矢士から渡されたアイテムだ。一見ディケイドライバーにも見えるそれは強力な武器になりえるようにも思えたが、飛流は数刻前の出来事を思い出す。
『ん?これ、使うにはカードがいるんじゃないか?』
『……そろそろ時間だ。まぁ頑張れ』
『おい!カードは!?』
門矢士曰く、バグのようなものだと言われて渡された腕に装着するタイプのアイテム。カードをスキャンすれば一時的にライダーを召喚出来るらしいが、肝心のカードは渡されないままやつは消えてしまった。
そしてそのままズルズルとソウゴについてきたが、両親が生きていてくれて嬉しいという思いと共にやはり自分だけ先に帰っていればと後悔が湧いてくる。
アナザーディケイドの力を見た今、例えジオウとアナザージオウの両者の力を以てしても勝てるヴィジョンが浮かばない。これから自分たちが行うのは無駄死にに等しいもので、そんなことで命を散らしたくはないと飛流はどこまでも悲観的だった。
475:鳴滝の息子
『……来たか』
『あれ?どうしてまだそこにいるの?俺たちのことは見逃すんじゃなかったのかな』
『知れたことを。まさか本気にしたわけではあるまい』
『王の発言には責任がつくものだよ。ましてや人の生き死にを軽々しく扱うものじゃない。そんな王様には誰もついてこないんだ』
『この俺に膝を折らない人間など生きる価値すらないということだ。お前も役にはたったが、反抗的な態度が目に余る』
―――――――――――――――――――――――
『くっ!?』
『……これほどの力。俺以下とは言え集めた功績は高く買っていたが、何の対策も出来ず、馬鹿正直に現れただけか。どうやら警戒し過ぎていたようだ。くはっ、最低最悪の魔王の最後がこれとは笑えてくるな』
と言うわけでピンチやね…………。
476:俺らでジオウを神作にする
そだねピンチだね……じゃないのよ
477:俺らでジオウを神作にする
喋って時間稼ぎ?するつもりなのかと思ったけど、スウォルツ側に隙がねぇ
478:俺らでジオウを神作にする
本編ではオーマジオウにするために、殺せる状況になっても見逃してたことあるけど、今はそんな理由ないもんなぁ
479:俺らでジオウを神作にする
>>478
そもそも本編は何年もかけた計画の集大成だったから、ちょっと予想外のことが起きても我慢してたけど、今のスウォルツは始めたばっかで想像以上の利益得たから早上がりしようとしてる
480:俺らでジオウを神作にする
まさか変身すらさせてもらえないとは
481:俺らでジオウを神作にする
鍵はやっぱり、あのアイテム?
482:俺らでジオウを神作にする
>>479
字面に起こすと目先の欲しか見えない絵にかいたような無能上司のようだ。
483:俺らでジオウを神作にする
あのディエンドライバーのパクりみたいなアイテムで大丈夫なんだろうか?
484:俺らでジオウを神作にする
カードはないみたいだが使えるの?
485:俺らでジオウを神作にする
この状況を打開出来るとしたら平成二期ライダーになってくるんだろうけど、あれってWの放送時期に発売されたゲームだからカード対応してるかな?
486:鳴滝の息子
何度も言うが、今回はちゃんと仕事するで。
そういうことで飛流君視点に移るが、バスの中に乗り込んでるところやな。
『グギャ!?グギャァァ!?』
『っっっっ!』
見張り役のアナザーライダーを背後から首を絞め、バスの外に放り投げる。
そのまま車内に侵入して、戸惑う人達に叫んだ。
『おい!今のうちに逃げるぞ!!!』
『逃げるって言ったって、外にはあの化け物がいるんだろ!?走って逃げれるのか?』
『た、助けてくれたのはありがたいけど……』
『バスで逃げるのはダメなのか?』
そこで飛流君は思う。
こんなでかい的で逃げるとかバカか!?
いやでもスウォルツはソウゴが抑えてくれてるし、今なら行けるか?、と。
『チッ!生憎だが俺は免許持ってないんだよ!…………あ、父さ…………アンタは大型トラックも運転出来たよな!アンタが運転しろ!』
『な、何故私がトラックの運転が出来ると…………』
『貴方……』『父さん?』
『あ、ぁぁ分かった!』
家族達の心配する声に奮起し、ぎこちなくも運転席についた飛流君のお父さん。
―――――――――――――――――――――――
『くそっ、このタイミングかよ!?』
最悪のタイミングの時止めに舌を打つが……
―――――――――――――――――――――――
『このまま行って!』
『お前は……』
487:俺らでジオウを神作にする
ここでツクヨミの登場か
488:俺らでジオウを神作にする
この反応は覚えてるパターンだし飛流君大丈夫だろうか
489:俺らでジオウを神作にする
ウールに教えてもらって時止め反射が使えるようになった?
490:俺らでジオウを神作にする
ソウゴ達なら戻ってくる筈だって隠れてたのかな?
491:俺らでジオウを神作にする
これってツクヨミの近くだけ時止めが無効化されてる?
492:鳴滝の息子
そやね。半径12メートルぐらい。ちょうどすっぽり覆われる形で、この空間の支配権はツクヨミちゃんが握ってるみたいや。
『お願い早く!じゃないとソウゴが!』
『………………今は、いい。そうだ。逃げることが先決だ』
いつもなら、詰め寄りたい所だけど状況が状況なので我慢するみたいやな。
幸いにもこの時止めでアナザーライダー達も止まってる。
なら今のうちにとバスは動き出すが、スウォルツがそれを見逃すわけもなく。
『不味い、狙われてる!?』
『あんなのぶつけられたら、このバスは保たないぞ!』
493:俺らでジオウを神作にする
デスボールかな?
494:俺らでジオウを神作にする
そりゃ、ソウゴが足止めの役割を果たせていない以上は、こうなるけれども
495:鳴滝の息子
『あああああ!!!!クソっやってられるか!』
頭を掻きむしる。このまま窓から飛び出して逃げたいが、そんな度胸もないのか、飛流君はうずくまって発狂した。
『大丈夫だよ。あれはあの人が止める』
『は?なんだお前……』『運転手さん。だからそのまま走って』
『お前、見て分からないのか!止めるって誰が止めるんだよ!?』
その少年はこのバスにいる子供の一人だった。
皆が次の瞬間には死ぬかもしれない状況におののく中、不自然なほど落ちついた様子で宥めてくる。
『時計の針は止められても、時間を止めることは出来ない。それって時間を止められたら時計の針も止められるってことになるよね。ならさ、時計の針が動かせたなら止まった時間も動き出すと思わない?』
『なにが言いたい……んだ?』
そんな時、チッ、チッ、チッ、チッと時計の針が進むような音がした。
『時空を超え、過去と未来をしろしめす。生者も死者も関係ない……俺は全てを救う』
『ッゥ!お前まさかこの時代の』
ジオウ
496:俺らでジオウを神作にする
うおおお!
497:俺らでジオウを神作にする
やはり我が魔王!我が魔王は全てを解決する!
498:俺らでジオウを神作にする
今回はやられ役かと思ったが、そんなことはなかったぜ!
499:俺らでジオウを神作にする
ここからはジオウのステージだ!
500:俺らでジオウを神作にする
これは熱いぜ
501:鳴滝の息子
これが演出ってやつですよ(ワイ→子供ソウゴの姿)
そして時止めに適応したジオウの戦闘データをこっそり盗ませてもらうで……グフフフ。
『貴様……何故動ける!?』
『これは……うん。いける気がする!よく分からないけど、アンタの能力はもう俺には効かないってことだ!』
『なっ!?……この俺の力を無力化だと!?我が血族ですらないやつが生意気な!』
502:俺らでジオウを神作にする
修理した時にデータを横流しに出来るようにでもしてたのか、ちゃっかりしてんなぁ
503:俺らでジオウを神作にする
これは凄い偉業
504:俺らでジオウを神作にする
本編で見たかった
505:俺らでジオウを神作にする
流石は我が魔王
506:俺らでジオウを神作にする
本格的にタイムジャッカーの長所が死んだ瞬間である
507:俺らでジオウを神作にする
これってベルトがなければ(変身しなければ)無力化出来ないってこと?
でもライダーなんてベルトを四六時中持ってるような存在だから実質時止めは完全攻略されたのか。
508:俺らでジオウを神作にする
血族がって言ってるけど、ウールとオーラって実は遠い親戚だったりするのかな?
509:俺らでジオウを神作にする
>>508
ディエンドにも能力上げてたし、後天的に能力を使えるようになる人と、元から使える人の二パターンがいて、両者では能力の理解度的な意味で格が違うんじゃない?
前者が後者に勝てるわけがない的な?
510:鳴滝の息子
ジオウとアナザーディケイドの対決を見ながら飛流君達。
『よしっ!このまま行け!』
『はいぃぃ!』
どうやら下手に加勢せずに逃げるよう。
このまま逃げられては面白くないだろうと、バグスターウイルスを近くの客にプスリっ。
『ウヴ!?うわぁぁぁぁぁ!!!!!』
エグゼイド
ちな、アナザーエグゼイドだけは黎斗さん経由で扱えるんだよね。
『なっ!?感染してたのか!?』
『危ないっ!』
そろそろソウゴ君の演技も疲れてきたので、わざとアナザーエグゼイドに殴られて気絶(演技)する。
『ソウゴ!』
『グルゥ!』
『うわっ!』
ツクヨミのファイズフォンから放たれた銃弾をアナザーエグゼイドが跳ね返して、飛流君(少年の姿)の近くに被弾してしまう。
『今のは……』
511:俺らでジオウを神作にする
この光景を見て飛流君はソウゴとツクヨミ。二人が事件の犯人でないことを確信するんか
512:俺らでジオウを神作にする
図らずも過去の展開をなぞってしまったのか。
513:俺らでジオウを神作にする
本編飛流に見せてやりたかった真実が今ここに……
514:鳴滝の息子
みんなの視線が離れた隙に本物のソウゴ君とオーロラカーテンで入れ替わるで。
『俺は……そうか。最初から間違っていたのかよ』
『ちょっと貴方。こんな時に膝つかないでよ!』
『俺はずっと復讐したかったんだ。俺の人生を無茶苦茶にした存在に……その為に色々なことをした。だけど、なんだ。本当に復讐するべき相手からは逃げて、あろうことか俺を
今まで周りの人間は邪魔ばかりして、自分は常に正解を選んできたつもりだった。
けど結局は自分も奴らと同じ、自身のエゴを押し通そうとするバカだったんだ。』
『これは…やるよ』
飛流は持っていたアイテムをツクヨミに押し付ける。
『えっ』
『使い方はアイツに……ソウゴに聞くといい。ライダーにはなれないがライダーの力を借りられる凄いもんだ。きっと正しいヒーローをやれてるお前らならそれの使い方も間違えない』
そのまま、倒れ込むように前へと歩きだした飛流に待ったをツクヨミはかける。
『まさか死ぬつもりじゃないわよね?』
『責任はとらないと……そうしないと俺は自分が許せない』
『バカ言わないで!怖くて、力がなくたって貴方はこの人達を助ける為にここまで来たんでしょ!?それは守りたかったからなんじゃないの?それなのに、そんな簡単に命を…………』
『
バスの中は広いが、それでも歩く分には狭い。
直ぐにアナザーエグゼイドの前へと立った飛流は―――――「ウグッ」腹を貫かれる。
「「きゃぁぁぁぁあ!!!!!」」
悲鳴が木霊する。だが不思議と血飛沫は起こらない。
「……あ、ぁぁ。やっぱりこれ、人として生き返ったわけじゃないのか」
飛流の腹を貫通したアナザーエグゼイドの腕。
それに闇。そう敬称する以外に言葉の出ない。靄がゆっくりと纏わりついている。
「あの日も、こんな何もない晴れた日だった」
痛くはない。ただ物理的にも精神的にも胸にポッカリ穴が空いていた。
飛流はほんの数週間前の出来事を思い出す。
自身が死んで生き返った日のことを。
ドコンっ。
「なんだ?」
平日の昼間。ご飯を買いに行こうと出掛けていた飛流は遠くで聞こえた爆発音を不審に思って立ち止まった。
運動会……にしては時期が違う。近くには軍事演習場なんてものはなく、また不発弾を処理しているだなんて話は聞いていなかった。
何か事件でもあったのだろうか?
その日はバイトもやることもなく、野次馬として彼が足を向けたのは仕方のない話だった。
そして、警察が規制線を張っているそこは確かに何か大きなものが爆発したような後があった。
飛流は知るよしもなかったが、そこは仮面ライダーゲイツとスウォルツが戦った跡地であったそうだ。
既に両者とも現場を去っており、特に目を引くようなものはない。野次馬もそれが分かると徐々に去っていったのだが、どうしてだか飛流は惹き付けられた。こんな何もない場所でこれだけの破壊跡。『不自然な事件』だとあの日を思い出したからかもしれない。
「おい、見つかったか?」
「いや、ない。せめて壊れたアナザーウォッチぐらいは回収したかったんだが」
科捜研…なのだろうか。作業服姿の男達の会話が耳に入る。
「どのみち、あの傷だ……遠くへはいけないだろう。まぁ手負いでも、俺たちなら返り討ちにされちまうんだろうが」
「はぁぁぁ。ウォッチを献上すれば、何でも好きな願いを叶えてくれるって話……期待するだけ損だったか」
ウォッチとやらを誰かに献上すれば何でも願いが叶う。
大人の、それも警察が真面目にする話にしてはふざけていて、実に奇妙な光景だった。いつもならバカな奴らだと一笑したが、不自然な事件との関連性を思うと冗談では片付けられないかもしれない。
何でも願いが叶う……か。
飛流はウォッチとやらを探してみることにした。
そして爆発の跡から威力を想定し、微妙な地形の変化から成人男性が吹き飛ばされただろうと仮定し、何処まで飛ばされ、そして医者に頼れない特殊な事情を抱えた重傷人がどこに隠れるかを推理して…………見つけた。
「や、おはよう!そしてハッピーバースデー!生き返った気分はどうだい?」
が、そこで彼は何者かに殺されたのだ。
そして鳴滝を名乗る男に蘇生させられた。
犯人の顔は覚えていないが、殺された時の痛みと恐怖は覚えている。
もう二度とあんな思いはしたくない。
だがやつはまだ君を狙っているだろう。そう言われて鳥肌が立つ。そしてそれは何故かと問い詰めれば、無意識のうちに握り締めていたアナザージオウウォッチを指された。
「力の使い方……学んでみない?」
はじめは自衛の為。そしてアナザーファントムという強者を安定して倒せるようになると、この力を復讐の為に使いたいと飛流は傲るようになった。
515:俺らでジオウを神作にする
おおおお……
516:俺らでジオウを神作にする
底知れぬラスボスムーヴ
517:俺らでジオウを神作にする
イッチが暗躍してる。そしてスウォルツ……お前飛流君を殺してたんか。今さらとはいえ……お前、落ちる所まで堕ちたな。
518:俺らでジオウを神作にする
相変わらず口元だけ見えて満面の笑みなのは怖すぎるんだな。
519:鳴滝の息子
『やっと分かった。元の時代で俺を殺したのはスウォルツだった。そしてスウォルツが持っていたアナザージオウの力は俺を選んだ。今は無理やり奪われているが……』
『グルゥ!?ギャガ……01010010000……』
アナザーエグゼイドの姿が溶けて、飛流に吸い込まれる。
『すべてのライダーを統べるなんて芸当は俺には出来そうにない、』
エグゼイド
『それでも
520:俺らでジオウを神作にする
そうか。ジオウは全ライダーを統べる力。
アナザージオウは偽物だが、同じ偽物なら統べることも出来るという……
521:俺らでジオウを神作にする
だから飛流はあんなに死ぬことを恐れてたのか
522:俺らでジオウを神作にする
スウォルツが飛流を殺したのは、ゲイツにやられて本当に後がない状況で、虎の子のアナザージオウウォッチを盗られそうになったからなのかな?
523:俺らでジオウを神作にする
飛流がアナザーエグゼイドの姿に……そしてクソが。お前の母さんが怯えてるじゃねぇか……
524:俺らでジオウを神作にする
どうしてこうなるん?
525:俺らでジオウを神作にする
誰のせいかと聞かれたらスウォルツのせいだから反応に困る
いや、困らねぇわ。みんなでスウォルツぶっ殺し祭り初めようぜ!
526:俺らでジオウを神作にする
偽物とはいえ、ジオウに選ばれた青年。
彼の辿る道は果たして……
527:鳴滝の息子
『きゃぁぁぁぁ!?』
『化け物になった?』
『ハァァァ…………そうだよな。俺はヒーローにはなれない』
『そんなことはないわ』
『いい、無理に慰めなくて。昔からそうなんだ……誰かの為だとか社会が良くなるように行動すると大抵上手くいかない』
こんなんだからアナザージオウになんて選ばれるんだ。
飛流は肩を落とした。
『適当な所まで走ったら置いてってくれ』
そしてふてくされるように地面に座り込む。
528:俺らでジオウを神作にする
ンンンンン……この言葉には出来ない鬱展開
529:俺らでジオウを神作にする
飛流を飛流をこれ以上いじめんでやってくれ
530:俺らでジオウを神作にする
アナザージオウとしての器である飛流にはアナザーライダーを無条件で取り込む資格がある。
それはいい……だがもう死んでるってなんだよ。飛流が何をしたって言うのさ
531:俺らでジオウを神作にする
イッチはちゃんと生き返らせてあげて?
532:俺らでジオウを神作にする
悲鳴をあげられて、怯えられること。
自身に負の感情を向けられるのを当たり前として受け入れられてしまっているのはちょっと見てられないな
533:俺らでジオウを神作にする
自分が死人ってことで色々吹っ切れたのかもね
534:俺らでジオウを神作にする
何の技術で蘇生させられたんだ?