ブラック・ブレット―仮面使い―   作:島夢

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第5話

「冗談みたいに手荒い歓迎だ」

 

 

 俺はなぜかいきなり突っかかってきた変な集団を怪我を負わせないようにぼこぼこにしながら呟く…。

 誰だこいつらは…なんでいきなり襲われなきゃならんのか………うん?そういえばなにか言っていたような気がするが、いきなり銃を突き付けてきたので思わずやってしまったが…まあ、向こうから先に手を出したんだからいいか…。

 

 

「ぐっ…クソッ…」

 

「あんたらなんなんだ?俺は仕事に来ただけなんだが」

 

 

 倒れている人たちに向かって言う。

 そういや、聖天子の護衛官とかいたな…こいつらか?だとしたら弱すぎて話にならねぇ…影胤レベルの奴が殺しに来たとき、どうするつもりだよ…。

 ん?いや、普段は糞爺が一緒だなら大丈夫なのか…。

 

 とかどうでもいいことを考えながら倒れている護衛官たちを無視して、聖天子に呼ばれている部屋へ向かって歩き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お久しぶりですね、聖天子様」

 

「ええ、お久しぶりです…」

 

 

 俺は今聖天子様の前にいる…部屋に護衛っぽいのがいたのだが、聖天子様が外に出ていろという感じの命令を出したので外に出ていて今はいない。

 

 聖天子様は微笑を浮かべている…。俺も微笑を浮かべている。

 

 

「直に会うのはお久しぶりですが、連絡はいつも取り合ってますね」

 

「ええ、いつもメールか電話がかかってきますね…流石に忙しいときは連絡が途絶えますが…」

 

 

 そう、この聖天子様、結構な頻度でメール、電話とかしてくるのだ。いや、うれしいけどね?こんな可愛い女の子と連絡しあってるってのは嬉しいけどね!

 でも、俺は嬉しくても彼女がもたないんじゃないかなぁと思うんだよなぁ…。

 

 

「仕事の合間にれんらくをくれるのは嬉しいのですが、無理をしていませんか? 疲れているのなら、私との連絡よりも疲れをとることを優先していただいた方がよろしいのですが…」

 

「いえ、あなたと連絡を取ると疲れも取れますし、とても楽しいですから」

 

 

 それはどういう超常現象なのだろう…?明らかに仮眠をとったりする方が疲れはとれるだろうに…。

 変なところで頑固なのでこの辺は置いておくことにしよう…。糞爺は帰ってくるのは二日後だったな。

 ならそれまでの依頼期間かな?

 

 

「依頼内容の確認をいたします、よろしいでしょうか?」

 

 

 聖天子様は俺に向かってそう言う、これを聞かなきゃはじまんないもんね…。

 

 

「ええ、どうぞ」

 

「依頼内容は私の護衛です、詳細は菊之丞さんのいない二日間の護衛です」

 

 

 ふむ、予想通り…まあ、そこまで苦労する内容でもないだろう…。

 聖天子はめっちゃ堂々としている…菊之丞様がいない間の保険みたいなものだろうなぁ…俺の立ち位置…。

 まあ、もちろん全力でやるけどな。

 

 

「お気づきかと思いますが、あなたは保険のような存在です、二日間、菊之丞さんの代わり…といってはなんですが、そのような立ち位置になっていただきます」

 

 

 まあ、だろうね…聖天子暗殺なんて考えるところはないだろうし…。ん?これもしかしてフラグ?

 

 いや、考えないようにしようか…。

 

 

「はい、わかりました」

 

「では、よろしくお願いします」

 

「ええ、必ず守りますよ、何があってもね」

 

 

 俺は微笑みながらそういう。

 まあ、前回護衛についたときは予想外すぎる事態が起こって怪我させかけたし、俺自身も死にかけたしな…今度は完璧に守るさ。

 もし完璧にできなくても彼女だけは絶対に守るさ、俺一人の命と国家元首の命…どっちが重いかなんて一瞬でわかるしな。

 

 

「え?」

 

「え?」

 

 

 え?って言われたのでえ?って聞き返しちゃった…!

 えぇと…もしかして嫌だった?俺に守られるの…やばい、ちょっと悲しい…。

 あ~…調子にのって必ず守りますとか言わなきゃよかったなぁ…あ~…恥ずかしいなぁ…マジで恥ずかしいなぁ…。

 聖天子様を見ると顔を少し赤くしながら目をそらし、少し動揺しながら俺に話しかけてきた

 

 

「はじめて護衛をしてくださったときも同じことをおっしゃっていましたね」

 

 

 ああ…いや、まあ…あのときは舞い上がっちゃっててドヤぁ!って感じで言ったんだけど、そのあとまさか死にかけるとはな…うん、あれはガチでやばかった…。

 正直、あの土壇場で聖天子様とコミュ築けてよかった…あれがなかったら死んでた…うん…。

 

 

「はい…あのときは、私の力が及ばず、危うく怪我を負わせるところでした、申し訳ありません…」

 

「いえ、責めているわけではありません、あのときは私を命がけで守っていただきましたから…とても感謝しています」

 

 

 いや…聖天子様のこういうまっすぐなところは好きなんだけど、この人、他人のためなら自ら危険に突っ込んでいくから冷や冷やするんだよなぁ…。

 

 だからこそ守ろう、守りたいと思えるのかもしれんがな…。

 

 気づけば聖天子様の赤面も治っていたので話の続きができるな…。

 

 

「では、よろしくお願いいたします、仮夢さん」

 

「いえいえ、今はお仕事中ですので『仮面の道化師』ですよ、聖天子様」




主人公と聖天子様のはじめての出会いの話は次回、書きます





聖天子様護衛の際、襲っていきたのはガストレアではなく……ペルソナ関係の敵ですね

奴ですよ…俺にとってはトラウマです、はじめて会ったときはマジびっくりしましたし、普通に全滅させられましたからね…(泣)

この説明で分かった人、あなたはすごいです

感想待ってます!

次回も頑張って編みます!

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