ブラック・ブレット―仮面使い―   作:島夢

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みんなのトラウマやべぇ奴!

死神タイプのあの子が出ます!
まあ、今回は登場だけですけどね…

感想本当にありがとうございます!

ゆっくり楽しんでいってください!




第6話

「あなたが私の護衛についてくれるとあの時のことを思い出します…」

 

「ええ…あの時は本当に申し訳ありませんでした」

 

「いえ、結果的に守っていただいたのですから、あなたが謝る必要はありません」

 

 

 車の中で聖天子様と会話しながら思い出す…。あの時のこと…約一年前のこと…俺がまだ15歳だった…。

 なんでも屋をはじめて…まだ1年たったと言った頃…。

 色々な依頼をこなして結構知られるようになって…そして、聖天子様護衛の仕事を受けた俺は、彼女の護衛をしていた…。

 襲撃者もなく…このまま何事もなく終わると…そう思っていた…。

 

 『25時』が訪れるまでは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                ―――回想―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これは…空の色が…おかしい?」

 

 

 俺は空を見上げながら呟く…。

 棺桶のようなオブジェが立ち並び、俺と聖天子様しかここにはいない

 

 途中まで一緒だった聖天子様の護衛十数人…どこにいったのか…0時を迎えた瞬間に訪れたこのわけのわからない空間…。

 

 

「なんでしょう…この空…この棺桶のようなものは…」

 

 

 聖天子様はいつも通りの口調で話そうとするが、少しだけ声が震えている…。自分を抱くように両腕を組んでいる。

 まあ、そりゃ怖いだろうな…。

 だが、俺はなんとなくいつか来るんじゃないかと予想できていた。

 

 俺が貰った能力はペルソナだったからだ…それもペルソナ3の…な。

 なら影時間が来ても不思議じゃない…いや、正確には影時間は来たらおかしいのだが…予想はできていた。

 しかし影時間ができる前からペルソナはあったので…関係はないとは言わないが、ペルソナがあるからといって影時間が来ることはないと思っていた…が予想だけはしていた

 

 まさかこのタイミングとはな…。

 

 聖天子様の護衛中に来ることになるとは思わなかった。

 

 

「聖天子様、これは少し異常事態ですね…とりあえずはぐれた人たちと合流を…」

 

 

 俺がそこまで言ったとき、聖天子様は俯きながら…小さな小さな…ほんの少しの雑音で掻き消えそうなそんな声で尋ねてくる。

 

 

「あなたは…どうしてそんなに落ち着いていられるのですか…? ここは…明らかに普通じゃないのに…あなたは…怖くないのですか?」

 

 

 流石、若干15歳にして国家元首…この光景を見て取り乱さずに俺に質問できるなんてな…。

 でも…やっぱり怖いか…。

 なんとか元気づけてやりたいなぁ…。

 俺に言えることだけ言うとしようか…。

 

 

「最初に護衛につくときに言ったでしょう? 『必ず守ります』って」

 

「!」

 

 

 聖天子様はその整った綺麗な顔をバッとあげ、俺の顔を見る。

 俺は微笑みかけながら続ける

 

 

「その守る立場の俺が、今も怖くても耐えているあなたより怖がってどうするんですか? 少なくとも、そんなんじゃあなたを守れないでしょう?」

 

 

 そりゃ俺だって怖いさ、影時間なんてはじめての体験だからな…。

 予想はしててもこんなに気味が悪いとは思っていなかったし、何かが来るかもしれないと考えると気が気じゃない…。

 

 けど彼女を守らなきゃならないしな…。怖がってても仕方ねぇし…。

 

 

「ありがとう…ございます」

 

 

 聖天子様は俯いてそういった…まだ怖がっているのかな?と思ったけれどどうも違うようだ…顔を赤くしていた。

 

 それからしばらく、とりあえず移動はせず、体力の消費が激しい影時間の中なので休むことにした。聖天子はベンチに座らせている。

 彼女が座るとまさしくちょこんって感じの効果音が付きそうな…いや、どうでもいいか…。

 しばらく休んでいると…

 

 

 突如、銃声が聞こえてくる。

 

 

「銃声?」

 

 

 俺は顔を上げ、銃声が聞こえた方を睨み付ける…。どうやら曲がり角の向こうから聞こえてくるようだ…。

 

 銃声は断続的に続いている…。いくつかのハンドガンが何回も発砲されているようだ…。

 

 曲がり角からこっちまでは十数メートルある…。

 

 

『う、うわぁぁぁあああああああああああああああああああああああ!!』

 

 

 悲鳴!? 弾かれたように袖から剣を出す、それと同時に聖天子も弾かれたようにベンチから立ち上がる。俺は今にも曲がり角まで走って行ってしまいそうな顔で曲がり角を見ている聖天子様を冷や冷やしながら見る。

 

 曲がり角から誰かが走ってきた…なにかから逃げているかのようだ…逃げてきたのは…。

 

 

「護衛の人?」

 

 

 俺は思わずつぶやく…この時間に入った瞬間はぐれた護衛の人の一人だった…。

 なんだ?何から逃げている?いやな予感がする…。

 

 それに銃声は『複数』聞こえたはずだ…ならばなぜ彼一人しかいない?

 ほかの人たちは…?

 

 曲がり角の向こうからは『鎖を引き摺る様な』不気味な音が響いてくる…。

 

 

「た、たすけ」

 

 

 彼は俺たちを見てそういったが、彼の声を最後まで聞くことは叶わなかった…。

 

 彼は言い終わる前に長く大きい猟銃に心臓部分を『貫かれて』絶命した。

 そして彼の命を『刈り取った者』は彼の後ろにいた…。

 

 脚の無い人間がボロキレのようなコートを着込み、布で顔を覆って眼だけを出し、長く大きい、普通の人間では到底扱えるはずのない銃を両手に持ったその者の姿は…

 

 

 

 

 

 

 

         俺の目にはまさしく…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           死神に見えた…。






みんなのトラウマ死神タイプの刈り取るものさんです!
それにしても、刈り取るものさんよぉ…銃使えよ…なんで銃で胸を貫いてんだよ…というツッコミはなしの方向で…!

さて…これからどうなるんでしょうね?

奴はペルソナのゲームの中でも最強ランクの敵…さて、どうするか…



感想待ってます!

次回も頑張って編みます!

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