深夜ロドス電話相談室 作:Dr.Natsuki
実は失踪してないので初投稿です。
昇進2エイヤ強いな〜。
え、CEO?
昇進1レベル60ですが何か?
ロドスアイランド、それは『
そんなロドスアイランド(以下ロドス)の3人のリーダーがいる。
…のだが、毎回説明していると長くなるので割愛させていただく。
そのロドス3大トップのうちの一人、ドクター。彼は今日も、深夜の執務室にいるのだった…。
《AM 0:47 製薬会社、ロドス本艦にて。》
深夜、大人のオペレーター達でも寝る準備を始める時間。
本来なら電気が消えていなければならない執務室に二人の人間の人影があった。
片方は、最近やっと首に貼っていた湿布を剥がしても大丈夫になった灰毛白肌金眼のフェリーンの医療オペレーター。
もう片方は、最近
二人の間には“深夜ロドス電話相談”と書かれたプラカードと、スピーカーに繋がれた黄色い電話機が置かれており、今日もフェリーンのほうが受話器をとっていた。
しばらくの会話の後、話が終わり、スピーカーからの声が消えた。
何故か、フェリーンは呆れたような目でドクターのことを見ており、ドクターはただただ無言を貫いていた。
フェリーンが電話本体の押し込み部分を押し、電話を切る。
その、カチャッといった音が静かな室内に響き、ドクターが物悲しげな視線をフェリーンに向ける。
数秒の沈黙の後、フェリーンが切り出した。
「…ドクター、今の相談を聞いていたか?」
「……あぁ、聞いていたとも。」
ドクターは生気のない声で答える。
「……じゃあ、69という数字がなんの数字かわかるはずだ。」
「…待ってくれ、何か色々と言いたいことがあるかもしれんが、その数字がなんの数字かを言うのだけはやめろ。さもないと俺が吐血して死ぬぞ。」
69という数字を聞いた瞬間、ドクターは突然立ち上がり、何かをしゃべりながらフェリーンの方に詰め寄る。
「いや、この件に関しては医療部として、そして、殲滅作戦に従事した一人のオペレーターとして言う必要がある。」
ドクターの態度の急変を特に気にすることもなく、フェリーンはため息をつくように息を吐いて、黄色い受話器を片手にこう尋ねた。
「どうして、ケルシー先生のために貯めていた合成玉を残り69個になるまで使ってしまったんですか?(電話猫並感)」
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第二話 「どうして限定ガチャの前に石を使いきってしまったんですか?」
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「…どうして……か。」
ドクターは自分で吐き出した血を雑巾で拭きながら呟いた。
『…ドクターは前から、地道に合成玉を貯めておったのだ。理由を聞いたら、「ケルシーを前線に引っ張り出…ゲフンゲフン、ケルシー先生に戦場に出てもらう必要がありそうだからだ。」って言って、我慢して10000個近くの合成玉と10枚くらいのスカウト券、それに純正源石もいくつか貯めてて、もっともっと貯める予定だったはずなのだ。そのはずなのに、掲示板に貼ってあった常設スカウトのオペレーターリストを見た瞬間、貯めてた合成玉とスカウト券を持って、事務室へ走っていってしまったのだ。気になって、あとから倉庫番*2のスカベンジャーに聞いてみたら、合成玉が69個しか残ってなかったのだ!ドクターがいきなりあんな風になっちゃうなんて…事件の香りがするのだ!でも、誰に聞いても苦笑いするだけで教えてくれないのだ…。どうしてドクターはあんな風になってしまったのだ?教えて欲しいのだ!』
電話をかけてきたメイの声は好奇心半分、怯えが半分といった様子だった。そんなに怖かったのか?とドクターは思った。
しかし、それと同時に、だいぶ申し訳ないような気持ちも湧いてきた。
「そんなに怖がらせるほどヤバい感じだったのか、俺…。…いや待て、そんなにか?」
ドクターは首を傾げた。しばらく考えていたが、
「…うーん、そんなに怖いか?俺。正直、普段の俺と今日の俺とを見ていてどう思った?正直に教えて欲しいんだが…。」
結局、普段の自分の様子など気にしていないので、どんな風に見えているのか聞いてみることにした。
「自覚症状無しか…。新手の
「えっマジ…そんなになの…?」
「ああ、なんというか、形容し難いんだが、……スカウトの時のドクターは理性がマイナスくらいになっている感じはしたな。」
「…うっそーん。」
ドクターは頭を抱えた。想像以上に今回の自分は酷かったらしい。
「何故そんなに石を使ってしまったんだ…。」
フェリーンが呆れたような顔で尋ねる。
「ふむ、…それを説明するには今のロドスの状況を話す必要がある。…少し長くなるぞ。」
ドクターはそう前置きし、話しはじめる。
「まず、現在ロドスはチェルノボーグ移動都市停止作戦の真っ最中であることは君も知っているだろう。」
「ああ、今回の作戦にはケルシー先生も同行していると聞いている。……いや待て、ドクター。作戦中、君はケルシー先生と一緒にいるはずだ、何故今ここn…」
それ以上はいけない。という誰かの声とともに、突如としてフェリーンの脳内に大量のエーギル成分が流れ込み、
「で、だ。サリアの硬質化とイフリータの灼獄、プラマニクス、エイヤの素質バフとS2のデバフを使い、ファントムで足止めすることで、なんとかパトリオットを倒すことに成功し、レユニオン内での混乱に乗じて中央へと進行、そして……2級感染リスクを鎮圧した、というのが現在の状況だ。作戦名で言えば、JT8-2といったところだ。」
「…ああ、状況はわかった…が、それが石の消失に関係あるのか?」
「大いに関係あるんだな、これが。」
ドクターは重々しく頷いた。
「…俺は、昇進2のオペレーターが少ない中で、かなり無謀な攻略作戦を実行し、なんとか成功させてここまで進行することができた。…だが攻略作戦中、必ずぶち当たる壁があったんだ。」
なんだと思う?とドクターはフェリーンに問う。
「…ふむ、火力不足のせいでボスが倒せなかったのか?」
「違う。火力はイフリータとエイヤ、エクシアが解決してくれた。」
フェリーンは、数秒考える。
「…では、重装の耐久力不足で戦線が崩壊したのか?」
「それも違うな。昇進2Lv30のサリアとニェン、昇進1Lv60のクオーラとグムがいるのに耐久力不足…なんてことが起きるわけがないだろう。」
フェリーンはまた、数秒考え…
「…じゃあ、何が問題だったんだ?」
結局、普通に聞いてみることにした。
「…序盤のザコ敵に対する殲滅力不足だ。」
「なるほど……は?」
フェリーンがドクターの方を見る。
「…だから、ミッションの序盤に出てくるザコ敵に対する殲滅力が圧倒的に足りなかったんだ。」
「どうして…。」
何故そんなことが起きるのか…?フェリーンは問うた。
「理由は簡単、ザコ敵が強すぎるんだ。」
「大丈夫かドクター、一行で矛盾してるぞ。」
そうとしか言いようが無いんだ…そう言ってドクターは頭を掻いた。
「犬、遊撃隊、伝令兵、砲兵、ウルサスコマンドー、帝国先鋒、ウルサスドローン…。つまるところ敵の火力が高すぎて先鋒や前衛オペレーターを置いても壊滅するんだよ…。」
ドクターは酷く遠い目をしていた。彼のR8-8やR8-11の演習施行回数は軽く50回を超えているのだ。
「なるほど…。で、それを解決できるオペレーターを呼ぶために石を使ったと?」
「そのとおりだ。…これを見てくれ。」
ドクターは今期の常設スカウトのオペレーターリストを取り出し、フェリーンの前に広げた。そこには…
『シルバーアッシュ氏、マウンテン氏の履歴書を人事部が入手しました!』
と書かれていた。
広範囲の大量の敵を一人で葬れるシルバーアッシュ、そして低コストで出すことができ、高い殲滅力と回復力で単独ルート閉鎖すらできるマウンテン。
「シルバーアッシュとマウンテン…、なるほど、殲滅力としては申し分ないな…。」
「そういうことだ。つまるところ、これはコラテラルダメージだ。」
ドクターはしょうがなかったんだみたいな顔をしていた。
「なるほど…、しかしパッと見オペレーターが増えているようには見えなかったのだが、雇用できたのか?」
フェリーンはロドス内でシルバーアッシュもマウンテンも見ていないため疑問に思って聞いてみることにした。
ちなみに余談であるが、フェリーンはロドスに所属しているオペレーター全てを記憶している。そのため、新しくオペレーターが増えていると気づくのである。
それに対するドクターの返答は…
「(__言葉になっていないドクターの呻き声__)」
…いや、返答にすらなっていなかったが、反応からして
「それに…だ。ケルシー先生ならそこら辺の雑兵の処理はできるはずだが?」
フェリーンの呟きに、ドクターが顔を上げる。
「それは本当か?」
ドクターは「それマ?」といった表情を浮かべていた。
「知らなかったのか?ケルシー先生は初期のコストこそかかるものの、Mon3trさえ出してしまえばルート閉鎖が可能だ。」
ロドスがまだバベルだった頃、オペレーターの人数が少ないときにケルシーがMon3trで大量の敵を殲滅しているのを見たことがあったフェリーンは思い出して少し寒気がした。
「更に、今回はナニカとの交信に成功し、かなり特殊な出自を持つオペレーターを招集できる可能性があったのだが…。」
そう、実は今回、人事部はナニカからの信号をキャッチし、交信に成功しているのである。具体的に言うと限定オペレーターで補助の異格ナントカさんである。
「…石、無いんだが。」
「そうか、それは残念だな。だが、無計画に石を使ってしまった奴がいるからな。しょうがない。」
フェリーンの容赦無い言葉がドクターを抉った。
「…じゃあ、俺はどうすれば良かったんだ…。」
どうしようもこうしようも、終わった後だ。フェリーンがそう言い、続けて、
「だから今は、次にこういうことが無いように石の管理法は見直すべきだろうな。」
と言ってドクターの肩を叩いた。
「…あぁ、そうだな。これからはもう少し石の使い方を考えてから使うようにしよう。」
ドクターもこれに懲りて、これからはきっと石の使い方は改善されるだろう。フェリーンは安堵した。
その時だった。
「ハーイドクター!」
ドアが開くカシュッという音とともに誰かが中に入ってくる。
「ッ!クロージャ!?何故ここに!?」
「あたしはロドスのマスターエンジニアだよ?ドクターがロドスのどこにいるかなんて5秒でわかるんだから。」
入ってきたのは購買部の管理者兼ロドスのマスターエンジニアのクロージャだった。彼女はフェリーンのほうには目もくれずドクターに近づいていく。
「ドクター、石が無くて困ってるんでしょ。そんなドクターのために新しいパックを入荷したよ!」
そう言いながら、超至近距離まで近づいたクロージャは手に持っていた端末をドクターに見せる。
「…クロージャ、あれほど俺はパックを買わないと…。」
ドクターは怪訝な表情を浮かべる。彼は月パスしか買わないほぼ無課金ドクターなのである。
「ふふーん、今回入荷したのは感謝祭物資パックと招聘指名パックの2つ!どちらも今まで見たことが無いほどの豪華なパックだよ!」
“豪華”という部分に反応したドクターを見たのか見ていないのかはわからないが、そのままクロージャは続ける。
「感謝祭物資パックは90個の純正原石に10回スカウト券、龍門弊や作戦記録までついて、たったの1ヒグチ*3!更に、招聘指名パックは星6指名券に10回スカウト券までついてたったの3ノグチ*4!2つ合わせて更に月パスを買っても1ユキチ*5内で収まっちゃうとってもお得なパックなんだよ!」
期間限定だから買うなら今しか無いよ!とクロージャはそう言って、ニコニコとしながらドクターの前に立っている。
フェリーンがドクターを見る。すると、ドクターがフェリーンの方に顔を向け、
「すまないが、今すぐに特殊オペレーター、ユキチを用意してくれ。一人でいい。購買部まで頼む。」
そう言ってそのまま購買部の方向に全力疾走で向かっていってしまったのであった。
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_数時間後、ロドス面接室にて
「サルカズの傭兵、Wよ。本当にお久しぶりね……って、何よその顔。え?『来てほしかったけど違う』?『とりあえず、ケルシーに来てほしかった』?…あんた、今殺していいかしら。」
ロドス内に爆音が鳴り響いたとか。
皆さんは交換誰にしましたか?
我がロドスでは審議の末、ソーンズを交換しました。
ですとれっつぁつよい。(IQ3)
次回》
→Wが昇進2になったら。