夜になり、月は満月だった。
紫「それじゃあ開くわよ。」
紫は目の前の湖面の月のところにスキマを開いた。
紫「さあそこに入って。」
楠雄「(わかった。)」
紫「着いてからしばらく歩いたら着くはずだからよろしくね。」
楠雄「(あぁ。)」
楠雄はスキマに入る。
楠雄「(ほう、ここが月なのか。)」
楠雄がしばらく歩くと何か結界のようなものが見えてきた。しかし、その結界は通り抜けられた。脳内に紫が話しかけてきた。
紫(あ、いい忘れてたけど、穢れ落としてるから月の都の結界は通れると思うわよ。)
楠雄(あぁ、通れたな。)
紫(あらそう。そしたら綿月屋敷近くの武器庫に侵入して頼んだもの盗ってきて頂戴ね。)
楠雄(あぁ、わかってる。)
脳内の会話が切れる。
楠雄(それはそうと武器庫の場所が分からないからそこら辺の奴に聞こう。)
楠雄は近くにいた人(玉兎)に話しかけた。
楠雄「(すまないが武器庫の場所を知らないか?)」
玉兎「はい?て依姫様!?どうされたんですか!?武器庫の場所を忘れるだなんて!」
楠雄「(しばらく行ってないからな。忘れてしまったんだ。)」
玉兎「依姫様も意外とおっちょこちょいなところがあるんですねぇ。武器庫の場所なら案内いたしますよ。」
楠雄「(ありがとう。助かるよ。)」
玉兎に着いていくことおよそ10分後
玉兎「ここですね。」
楠雄「(ここか。ここまでの案内、ありがとう。)」
玉兎「どういたしまして。」
玉兎はどこかに行き、楠雄は『サイコキネシス』で鍵を開けた。
楠雄「(ほう、これが武器庫の中身か。見たことの無い武器ばっかだな。)」
また脳内に紫が話しかけてきた。
紫(そろそろ武器庫に侵入できたかしら?)
楠雄(できた。)
紫(あら速い。近くにスキマを開けておくからそこに盗品を入れて頂戴。)
楠雄(了解。)
楠雄は武器庫の物をあらかたスキマに放り込んだ。
楠雄(これで全部だ。)
紫(お疲れ様。あとは満月が終わる前なら好きにしちゃって良いわよ。)
楠雄(了解した。)
脳内の会話が切れる。
楠雄「(よし、それじゃあ綿月屋敷とやらに行くか。)」
楠雄は武器庫を離れ、屋敷に向かった。
門番兎「おかえりなさいませ依姫様、ただいま門を開けます。」
楠雄は屋敷に入っていった。
豊姫「おかえり依姫」
楠雄「(ただいま。)」
豊姫「あれ?いつもは『ただいま戻りました。御姉様』なのに。」
楠雄「(そうだった,,,かしら?)」
豊姫「そらに,,,髪の色が若干ピンク寄りになってるわ。それにあなたならすぐに兎達の方を見に行くはず。さてはあなた,,,偽物ね。」
楠雄(まずい。)
楠雄は『テレポート』で逃げた。
豊姫「あら、逃げたわ。」
依姫「ただいま戻りました。御姉様」
豊姫「あらおかえり。本物の依姫。」
~スキマ近く~
楠雄「(危なかった。やはり事前調査がないと厳しいな。それはともかく帰ろう。)」
楠雄はスキマに入る。
紫「お疲れ様楠雄。今日はもう寝て、明日に備えなさい。」
楠雄「(やれやれ。疲れた。)」
次回 楠雄の幻想郷生活最終回。楠雄の幻想郷生活"は"