ルミエールオータムダッシュ(10月下旬)→デジタルとモブコの併走、のはずですがハロウィンで既にモブコがデジたんと顔見知り風になってるのはその、学園スケジュールの諸事情でハロウィンイベントが11月とかそういう感じなんだと思って読んでください。(時系列がまたガバガバですいません)
「ゴールドシップ、確かに私達は貴様の吸血鬼の仮装申請書は承認した。それは事実だ、認める。
…だが一つ聞かせてくれ。その後ろでお前が連れている夥しい数の犬の風船はなんだッ!!」
「1○1匹わんちゃん。」
「なるほどなるほど、1○1匹わんちゃんか、可愛いな〜…ってそういう話をしてるんじゃない!うるさい!犬についている鈴が凄くうるさい!しかも数が多すぎて通路妨害になっている!事実30匹ほど向こうに置いていかれていたのを生徒会庶務が回収したんだぞ!!」
「…なあ、コイツに説教するのもなんだか時間の無駄だと思わないか?」
今日はトレセン学園のハロウィンパーティーです。いつものようにエアグルーヴ先輩になんか怒られているゴルシさん…となぜか今日は珍しくナリタブライアンさんもいます。
…お二人共たまにお近くで見ると思うんですが、上向きで長いまつ毛をしてる上に顔全てのパーツの形が綺麗で、配置も完璧で、羨ましいです。しかも脚が長い。ただ立っているだけですごく絵になる。それでいてレースの実力もお二人共素晴らしいとか、二次元の存在なのかな?
「…ゴルシさん、これ、何年か前のガキ使見て思いつきました?…というか、30匹取れちゃってるならもう71匹わんちゃんじゃないですか。」
「あ、わかる?方正のやつ。頑丈なワイヤーと風船の素材で作ったんだけどなー。なんか取れちゃった〜。」
「元ネタの話してる場合か?…モブコ、お前も止めなかったのか…?」
エアグルーヴ先輩は頭を抱えながらそう尋ねてくる。
「いや私も今日合流して初めてこれ連れてるの知ったんで…というか、前にも言いましたけど、私が言って辞めるならとっくに貴方に言われた段階で問題児卒業してますよ…。」
「それは…そうだが…というかモブコ、お前…その…お前の性格的に派手な仮装はしてこないだろうと私も考えてはいたが…なぜファ○リーマートの店員の制服なんだ?」
「いや、なんか、なんも仮装しないのもあれだからなあと思い…その…地味ハロウィン的な。」
「去年のガソリンスタンドの店員のやつも面白かったよな。」
「…そりゃどうも。」
「…まあ本人がそれでいいならいいが、一周まわってそれは目立ってないか…?」
「…え、そうです、かね?」
「ああ。」
なんと…。なんということ…。
「…おい、またなんか厄介そうな奴が…。」
ブライアンさんの言葉と共に現れたのは、いつもの愛くるしいハーフアップツインテールとリボンを封印して、ウマ娘用の白い全身タイツを見に纏ったアグネスデジタルさん。え、なに?これはなんのコスプレなの?アンノーン?
「おおおっ!多種多様なウマ娘ちゃん四人が集まって会話を!!しかもなんと、モブコさん!今日は、今日は三つ編みのお姿で!なんと可愛らしい!」
「…その、せっかくハロウィンだからと…トレーナーさんが…。」
「これ似合ってるよな〜デジタル!」
なぜかゴルシさんまで三つ編みの話題参戦してきた。やめてなんか恥ずかしい。
「はいぃぃぃぃ!そのパーカーのフードと三つ編みの間の隙間、絶対領域がなんとも言えぬ可愛さを…。」
「え、あ、ちょ…やめて…ください…。」
「確かに三つ編みはモブコに似合ってる!似合ってるがアグネスデジタル!…すまん、恐らくお前の仮装申請書をチェックしたのが私でなかったため確認したいのだが…その仮装のテーマを教えてくれないか?」
「はい、ウマ娘ちゃんの幸福な生活を眺める壁になろうかと!」
「…あ、壁紙と同系色になることで…?てっきり私、色違いのアンノーンか何かかと…。」
「あ〜ポ○モンのな。懐かしいモンの名前モブコ出すなモブコ。
…ただよデジタル。しっぽと耳と顔も隠さねぇとさ、壁と同化できなくね?」
「いや〜それも出来ないか吟味したんですが、辛抱強いオタクのあたしもそこまで隠すとね、耳とかしっぽとか呼吸とか諸々窮屈で違和感がやばくて…その代わり、隠れ身の術的な感じを出すためにこのような物も用意したんで…。」
デジタルさんはそういうと全身が隠れるほどの大きい白い布?を自分の前で広げる。確かに姿は隠れるけど…。
「なあ、それだとウマ娘ちゃん見えなくね?」
「…確かに、前が見えないと元も子もないですよね…。」
「大丈夫ですゴールドシップさん、モブコさん!!このアグネスデジタル!視覚以外の全ての体の感覚を駆使して、ウマ娘ちゃんを感じる事が出来るのでッ!!!!」
「さ、さすが勇者アグネスデジタル…既にそこまでの領域に来ているのか…。」
「…それで納得なんですかゴルシさん…まあ
ご本人が満足なら、いいんですかね…。」
「…なぜお前ら二人はこのアグネスデジタルに対してそんなに冷静なんだ。もう少し驚かんか普通は…。」
「…あのゴールドシップとそのゴールドシップの奇行を飽きるほど見てる奴だ、今更これくらいどうって事ないんじゃないか?」
「ちょっと、ゴールドシップ!なんですのこの犬の風船の群れ!大みそかはまだ先ですわよ!」
「おう、マックイーンじゃねぇか!お、菓子いっぱい貰えたみたいだな!」
マックイーンさんだ。魔女のコスプレしている。可愛いなあ。手には…今日貰った物達かな?お菓子が山盛りになったバスケットが。あんなにいっぱい食べ切れるのかな…。
「ええ、おかげさまで…って話を逸らさないでください!また生徒会の方々にご迷惑を…ってあ!そうでした!わたくし…エアグルーヴさんに報告しなければと思っていた事がありまして…。」
「…なんだかいやな予感がするが…何かあったのか?メジロマックイーン。」
「その…先程二階でアグネスタキオンさんのトレーナーさんとすれ違いまして…彼は仮装はしていなかったのですが…なぜか、七色に七変化しながら光っていて…。」
「…また光ってるんですか…あの人。」
こないだも光りながらグラウンドにいた気がするんだよなあ、あの人。
「ま〜た光ってるのかよアイツ、七色に光るならハロウィンよりクリスマスの方がよくないか〜?」
「…いや、時期とかそういう問題じゃないと思います、ゴルシさん。」
「…また薬品を飲んだのか…わかった、知らせてくれてありがとう、メジロマックイーン。すぐ行って事情聴取しよう…じゃあブライアン、ゴールドシップを頼んだぞ!」
「…わかった。」
「…お疲れ様です、エアグルーヴ先輩…色々お気をつけて…。」
「…ありがとう、モブコ。それじゃあ、本当に回収頼んだぞブライアン!」
私の声掛けにそう返してエアグルーヴ先輩は事情聴取に行った。
「…という訳でゴールドシップ、その犬の軍団を引き渡せ。」
「ええ、ナリブのイケズ〜〜〜!!!」
「…仕方ないだろ、元々回収のためにここへエアグルーヴに連れてこられたんだから。…こんなふざけた物を回収して歩くこっちの身にもなれ。」
ブライアンさんはそう言って頭を抱えてる。そりゃこれからこんなファンシーな鈴の音が鳴る71匹わんちゃん風船連れて歩くんだもんな…。
「ちぇ〜〜。」
「いや、そりゃそうですよゴルシさん…。」
「全くですわ。」
「…すいませんブライアンさん…お詫びの品と言ってはなんですがこのカ○トリーマアム一袋生徒会の皆さんに…あ、ルドルフ会長とエアグルーヴ先輩はこういうの食べませんかね…。」
「いや、心配ない。ありがたく頂戴するが…お前なんでそんな六袋も…。」
「…その…どうせ今日は色んな人に声掛けられてお菓子渡すだろうし…あまったら自分や同室の子の毎日の間食にしてちょっとずつ食べようかと…あ、わんちゃん運ぶの手伝いましょうか?一応友人の物ですし…。」
「いや、向かいの物置部屋に一旦置きに行くだけだから大丈夫だ。…数が多いとはいえ、こんな軽い風船、私一人で事足りるさ。それじゃ、これは頂く。ルドルフとエアグルーヴにも伝えておこう。じゃあな。」
そういって私が差し出したカ○トリーマアムの大袋一つが入ったビニール袋を受け取ったナリタブライアンさんは、71匹わんちゃんを連れて去っていった。
…颯爽と歩くブライアンさん、かっこいいけど…犬の大群と手に提げてるカ○トリーマアムのせいでなんかシュールな感じになっちゃってる…。
「…すいません、ブライアンさん…。」
「…あ、そうだマックイーンさんも、さっきゴルシさんにもあげたんですけど…よろしかったらおひとついかがですか?」
そういって私はカ○トリーマアムの袋をマックイーンさんにも差し出す。
「あら、いいんですの?じゃあバニラ味を一つ。」
この際まだ壁になってるデジタルさんにも一つあげようかな。
「…あの、デジタルさんもよろしければおひとつ…。」
「えぇぇぇぇ!い、いいんですかッ!!!!」
「…そんなに喜んでくれるとは…。」
モブコのヒミツ⑧
好きな人のタイプは「自分のようなダメな存在といていつか不幸せになっても、変わらず地獄まで付いてきてくれそうな人」らしい。
(君が本当に不幸になる時とか地獄に行く前にアイツはしれっと現れてなんか解決しちゃうだろうし、多分君といてアイツが不幸せになることもないからまじで杞憂だけどね。)
併走トレーニング回でモブコと併走して絡んで欲しいウマ娘は?
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