怪獣娘×令和ウルトラマン クロスオーバーユニバース スピンオフ集 作:特撮恐竜
『俺は光の勇者、ウルトラマンタイガだ‼︎』
『私が力の賢者、ウルトラマンタイタス‼︎』
『で、この俺が風の覇者、ウルトラマンフーマだ‼︎』
「それでは改めまして、国際怪獣救助指導組織通称『GIRLS』にようこそ‼︎ウルトラマンタイガさん‼︎ウルトラマンタイタスさん‼︎ウルトラマンフーマさん‼︎」
タイガ達が真の絆を経てトライストリウムとなりトレギアに勝利した後、ヒロキ達はGIRLSに戻りタイガ達が怪獣娘達に自己紹介していた。タイガ達の声を聞いたトモミが3人に改めて歓迎の言葉を送る。
「わたしはこのGIRLS東京支部に所属している」
『ピグモン・・・だったよな。ヒロキとずっと一緒にいたから皆の事は一通り知ってるぜ。』
「ご存知でしたか、でも、自己紹介させて下さい。わたしは岡田トモミ・・・ピグモンの魂を継ぐ怪獣娘です。」
「じゃあじゃあ次わたしね!わたしは黒田ミカヅキ‼︎ゴモラの怪獣娘‼︎ゴモたんでいいよ‼︎」
トモミとミカヅキを筆頭に怪獣娘達は改めてタイガ達と自己紹介をする。一通りの自己紹介を終えるとミク、レイカが感激したような声を上げる。
「すっごぉぉい・・・あたし達本当にウルトラマンと話せてるよぉぉぉ・・・・・・‼︎」
「本当、今でも信じられません・・・‼︎」
『おいおい、2人とも大袈裟じゃないか?』
「そりゃあそうだよ‼︎まさか本物のウルトラマン達とこうやってお話が出来る日が来るなんて思わなかったんだもん‼︎」
「誰かさんがずっと隠してたせいで挨拶も遅れちゃったしね。」
「あ、あはははは・・・。」
ミカヅキの声にその場にいた皆が頷きながら同意する。ヒロキはミクの言葉に乾いた笑い声を上げるしかなかった。
『でも、それは俺達だって同じだぜ。俺達も皆と言葉を交わしたいなんて思ってたからな。』
「えっ⁉︎タイガも⁉︎」
「お、おい‼︎ザン、お前いきなりタメ口はよせよ‼︎」
『いや、別に気にしなくていいぜ。俺も堅苦しいのは苦手だしな!』
「えっ、いいのか?・・・じゃあ、遠慮なくタメ口でいくぜ‼︎」
「よろしくね、タイガ‼︎」
サチコとミサオの中学生コンビがタイガと仲良く言葉を交わす中、タイタスはベニオとミクの肉体派組と挨拶を交わしていた。
「俺は歌川ベニオ。レッドキングの怪獣娘だ。」
「あたしは牛丸ミク。ミクラスの怪獣娘だよ‼︎」
『よく知っている‼︎よろしく頼む‼︎』
「タイタス、早速ミクラスさん、レッドキングさんと息が合っているね。」
『ヒロキを通して見てきたからな。君達2人からは私に近いものを感じる。共にトレーニングしないか?』
「おお〜‼︎ウルトラマンと一緒にトレーニング〜‼︎やろやろ‼︎」
「勿論だ‼︎俺もアンタとは1番息が合いそうだと思ってたんだよ‼︎」
『・・・旦那とあいつらが一緒じゃ暑苦しくなりそうだな・・・。』
「ま、まぁ・・・いつかはこうなるんじゃないかな〜って思ってはいたし・・・。」
タイタスとミク、ベニオの会話を聞いて思わずフーマとヒロキは苦笑いを浮かべる。その時、ヨウとユカが思わずヒロキ達の顔を覗き込んできた。
「ヒロキさん?フーマ?」
「お2人ともどうしました?」
「へっ?・・・いや、何でもないよ。」
『ああ、別にお前らが気にする事じゃないぜ‼︎』
「そっか・・・。」
ヒロキとフーマの言葉に2人は納得した表情を浮かべる。そしてヨウはフーマの方に話しかけてきた。
「ねえ、フーマ。」
『ん?』
「フーマってさ・・・滅茶苦茶速いよね‼︎わたし、前から思ってたんだ‼︎速くて風みたいでフーマが1番カッコいいって‼︎」
『へへっ‼︎嬉しい事言ってくれるじゃねえか‼︎マガバッサーの姉ちゃん‼︎』
「ねえ、今度わたしもフーマと一緒に空を飛びたい‼︎いいよね⁉︎」
『俺と一緒に・・・ねぇ・・・面白えじゃねえか‼︎けど、姉ちゃん、俺についてこれるかい?』
「大丈夫!うおーって感じで意地でもついていくから‼︎な、ジャッパ‼︎」
「ふえ⁉︎わたしも⁉︎」
『へぇ、マガジャッパの姉ちゃんもか!こりゃ楽しみだぜ‼︎』
「ふえええええ⁉︎無理ですよぉ‼︎フーマさんと一緒に飛ぶなんてぇ‼︎」
「少しいいかしら?」
魔王獣コンビと楽しく話している中、ランが口を切り出す。隣にいるトモミ共々真面目な表情をした2人に全員が注目する。
「タイガ、タイタス、フーマ、貴方達には色々と聞きたい事があるの。答えてもらえるかしら?」
『ああ、俺達に答えられる範囲で良ければ・・・。』
「では・・・まず最初に・・・あの仮面のウルトラマンは何者なんですか?皆さんの戦いを見て私達の味方ではない事は分かるのですが・・・。」
『仮面のウルトラマンって・・・トレギアの事だな‼︎』
「トレギア?それがアイツの名前なのか⁉︎」
『ああ・・・奴は・・・。』
ベニオの言葉をきっかけにタイガ達はトレギアの事、自身達とトレギアの因縁などについて彼女達に説明した。
「まさかお前らが・・・トレギアと・・・そんな因縁があったとは・・・。」
「トレギア・・・アイツ最初からタイガを狙ってたのね・・・。」
「それにしても・・・そんな前からヒロキさんの中にいたなんて・・・。」
トライスクワッドから一通りの話を聞いた怪獣娘達の中でベニオ、ミコ、アキが代表して一通りの事を思い出す。そしてクララがヒロキの顔を見るとヒロキに歩み寄った。
「へっ、クララちゃん、どうしたの?」
「7年前のあの日からずっとヒロキの中にタイガがいたなんて・・・ヒロキ、どうして話してくれなかったのデス‼︎」
「ご、御免‼︎・・・で、でもさ・・・しょうがないだろ‼︎大体、自分の中にウルトラマンが7年もいるなんて誰も思わないって‼︎」
「そ、それもそうデスネ・・・。I'msorryデース・・・。」
クララが下がると今度はトモミがヒロキ達に顔を向ける。そしてヒロキだけでなくタイガ達にも話しかけてきた。
「それで・・・タイガさん、タイタスさん、フーマさん・・・もし良ければ・・・。」
『分かってる‼︎これからも力を貸すぜ‼︎』
『私のこの筋肉の力、この星を守る為にこれからも使わせてもらう‼︎』
『俺も疾風怒涛の速さでお前らを助けるぜ‼︎』
「ありがとうございます、イガイガ、タスタス、フマフマ‼︎」
『ああ・・・ってイガイガ⁉︎』
『タスタスとは・・・私の事か?』
「ええ、どちらともタイタイでは被ってしまいますから〜!」
『ちょっ・・・ちょっと待てよ、なんか随分可愛らしい呼び方だな・・・。』
タイガ達はトモミから名付けられたあだ名を聞いて思わず困惑の声を上げる。トモミは首を傾げながらトライスクワッドに訊ねる。
「ん〜、どうしましたぁ?何か問題がありますかぁ?」
『いや・・・なんかさ・・・恥ずかしくなるから止めてくれねえか・・・ピグモンの姉ちゃん。』
『お前はまだいいだろ‼︎俺なんてなんかノドがイガイガしそうなあだ名なんだぞ‼︎』
『ああ・・・まあ・・・タイガよりはマシか・・・。』
『なぁ、トモミ・・・。』
「ん〜、どうしました?」
『その・・・あだ名じゃなくて・・・普通にタイガって呼んでくれないか?なんかそのあだ名聞いてると・・・喉がイガイガしてきそうで・・・。』
「分かりました、イガイガ‼︎」
『いや、だからそのあだ名を止めてって・・・。』
「流石ピグモンさん・・・ウルトラマン達にも容赦無し‼︎」
「タイガ、それにフーマも諦めた方がいいよ。一度あだ名を決めたらピグっちは頑固なまでに呼び続けるから。」
『ええ・・・おいぃ・・・。』
『マジかよぉ・・・。』
タイガとフーマは思わず落ち込みながら俯いた姿を見せる。落ち込んだ様子の2人にクララとベニオがフォローを掛けた。
「2人ともそんなに落ち込まないで下サイ。2人とも親しみやすいあだ名じゃないデスカ!」
「そうだぜ、ピグモンがお前らをあだ名で読んだって事はお前らの事を仲間だと認めたって事なんだからよ。」
ベニオの言葉にタイガとフーマは顔を上げる。そこにタイタスとミカヅキも加わってきた。
『え?』
『そうなのか?』
「そうだよ、ピグちゃんのあだ名はその人を仲間と認めた証!だから、タイガちゃんとフーマちゃんもピグちゃんからGIRLSの仲間だと認められたんだよ‼︎」
『まあまあ、2人ともいいじゃないか。私は気に入ったぞ。』
『タイタス・・・マジかぁ・・・。』
『しゃーねえなぁ・・・。』
タイガとフーマが渋々納得する。2人の声を聞いたヒロキ達は思わず笑顔を浮かべていた。
「でも、諸悪の根源であるトレギアもやっつける事が出来たんだし、後はヴィラン・ギルドだけだね‼︎」
『いや、そう決めるのはまだ早い‼︎もしかしたら・・・まだ奴との戦いは続くかもしれないぜ‼︎』
「でもよ、お前らの放った光線を受けてアイツ大爆発してたじゃねえか。あんな状況で生きてるとは思えねえけど・・・。」
『いや、タイガの言う通りだ。以前、ジード達が戦った時も奴は必殺光線を受けて尚、生き延びていたという・・・。』
「ジードって・・・タイタスに力を渡したウルトラマン?」
『ああ、以前、ロッソとブル、そしてジードは奴と交戦している。そして1度は奴に止めを刺したと思っていたらしい。』
「えっ、それじゃあ・・・。」
『ああ、奴はまだ生きている可能性が高いって事さ。』
フーマの言葉に怪獣娘達は押し黙る。そして暫く沈黙が続いた後、トモミが口を開いた。
「それじゃあ・・・まだ油断は出来ませんね・・・。」
『ああ、また奴は現れる・・・そして俺達と戦う事になるかもしれない・・・。』
「当分の間はトレギアを警戒した方がいいかもしれませんね・・・。」
「大丈夫‼︎タイガちゃん達もいるんだし何とかなるって‼︎」
「いや、ゴモたんさん、分かってます⁉︎アイツはかなり強い・・・それに加えてずる賢さも随一ですよ‼︎」
平常運転を見せるミカヅキにヒロキが叫ぶ。するとミカヅキはヒロキの方を向いて語り掛けた。
「心配性だなぁ、皆で力を合わせれば出来ない事なんてないよ‼︎これまでだってそうだったんだし、これでタイガちゃん達もわたし達GIRLSと・・・怪獣娘と一緒に戦う仲間になったんだよ‼︎怖いものなんてないよ‼︎だいじょーV V‼︎」
「・・・・・・そうですね、ゴモゴモの言う通りです‼︎今回の件でイガイガ達もパワーアップしました‼︎ここにいる皆さん全員で力を合わせれば何だって出来る筈です‼︎」
「・・・そうだな、今度あの仮面野郎が現れたら俺達全員で殴り飛ばしてやろうぜ‼︎」
GIRLSの中でベテランな2人の大怪獣ファイターとリーダー格の言葉を聞いてその場にいた全員が顔を見合わせる。そして暫くお互いの顔を眺めていると力強く頷いた。
「そうだね・・・ボク達全員で力を合わせれば・・・。」
「敵がウルトラマンでも・・・きっと何とか出来るよ‼︎」
「よっしゃあ、皆でやってやりましょう‼︎」
「イガイガ、タスタス、フマフマ、これからよろしくお願いしますね‼︎」
『ああ、任せろ‼︎』
『うむ、お世話になります‼︎』
『へへっ‼︎』
トライスクワッドの返事に怪獣娘達は笑顔を浮かべる。そして各々とタイガ達に声をかけ始めた。
「そういえばさ、タイガ達って音楽とか興味あるか?」
『音楽?』
「あたしら、バンドやってるの‼︎」
『ああ、ヒロキを通して聞いてたぜ。今まで音楽は馴染み無かったけど・・・姉ちゃん達の歌を聴いてると心が熱くなる何かを感じるな‼︎』
「本当、フーマ⁉︎」
『ああ、また聴かせてくれよ‼︎俺もお前らの曲は気に入ったんだ‼︎』
「へへっ、タイガまで・・・また聴かせてやるから楽しみにしときな‼︎」
「あの・・・タイガさん達はアニメとか漫画とか興味ありますか?」
『アニメって・・・ああ、あれか‼︎』
『ヒロキに1度見せてもらった事がある。私達の星には無い文化で中々興味深かったな。』
「ほ、本当ですか⁉︎じ、じゃあ・・・おまピトは?」
『おまピト?』
「あっ、略称じゃ分からないですよね・・・えっと・・・お前にピットイン・・・略しておまピトと呼ばれています。中高生に大人気のスポーツ漫画です。」
「マガジャッパさん、何か・・・詳しくない?」
「あの2人、エレキングの影響でアニメや漫画に詳しくなりマシタカラ・・・。」
「王道な展開で多くの人達の心を掴む熱血スポーツ漫画なんだよ。わたし達も見てみたけどちょー面白いの‼︎タイガ達も1度は見てみなよ‼︎」
『へぇ、そこまで言うなら見てみたいな。なぁ、ヒロキ、おまピトってアニメ見せてくれよ。』
「あっ・・・ああ、いいよ。」
ヒロキはレイカ、ランから影響を受けたヨウとユカの説明でおまピトに興味を持ったタイガに促され、思わず返事を返すしかなかった。その時、ヨウがヒロキの腕にしがみ付いて話しかけてきた。
「そういえば・・・ヒロキさん‼︎」
「な・・・何⁉︎」
「そろそろわたし達の事も名前の方で呼んでくださいよ‼︎キングジョーさんだけ本名の方で呼ばれるなんて納得いかないです‼︎」
「えっ⁉︎」
「そ、そうです‼︎ユカって呼んで下さい‼︎」
「えっ⁉︎」
「そういや、ヒロちゃんもGIRLSに入ってそれなりに経つもんね・・・。」
「俺の事も名前の方で構わないぜ。知ってんだろ、俺の本名。」
「あたしの事もいいよ‼︎」
「わたしも‼︎」
その後も彼女達がヒロキに名前呼びを許可する。そしてヒロキは全員の声を聞くと少し俯くがすぐに頭を上げる。
「じゃあ・・・遠慮なく呼ばせてもらうよ。いいよね、ヨウちゃん。」
「はい‼︎」
ヒロキ達が時計に目を向けると既に夕陽が沈む時間だった。トモミはそれを確認すると目の前の皆に声を掛ける。
「そろそろ日が暮れてきましたね・・・皆さん、今日はここまでです。今日は帰ってゆっくり休んで下さいね。それと後日、イガイガ達の歓迎会を開こうと思います。」
「おおっ!いいね‼︎歓迎会‼︎」
『ええっ⁉︎俺達の歓迎会⁉︎』
『私達のためにわざわざ・・・。』
『ありがとな、姉ちゃん達‼︎」
「それでは本日はこれで解散としましょう‼︎皆さん、お疲れ様でした。」
トモミの言葉でヒロキ達は夕日とGIRLS東京支部を背にそれぞれの帰路について行った。
前から思っていたのですが・・・おまピトってどんなストーリーなんでしょう・・・?
黒○のバ○ケやテニ○リみたいなものなんでしょうか?