怪獣娘×令和ウルトラマン クロスオーバーユニバース スピンオフ集 作:特撮恐竜
「・・・・・・。」
『なぁ、ヒロキ・・・お前本当に大丈夫か?』
『このままだと大量出血で命を落としかねんぞ。』
『あいつらとの距離・・・少し離した方がいいんじゃねえか?』
「御免な、3人とも心配かけて・・・でも、僕は大丈夫だから。』
ヒロキは鼻を押さえながらテラスで椅子に腰掛けた状態でオレンジジュースの缶を持ちながらタイガ達と話していた。クララもヒロキの隣に立って話し掛けてくる。
「ヒロキ、本当に大丈夫デスカ?」
「え、あー、まぁ平気。・・・あははははは・・・。(大半は君のせいだけど・・・。)」
ヒロキは乾いた笑い声で心境を誤魔化す。数秒間沈黙が続くとヒロキが話題を振るべく話し掛けた。
「そういえば皆は?」
「レッドキングとエレキング、ガッツ達は卓球に行ってマス。ゴモラはマッサージ機に向かって・・・アギラちゃん達はマガちゃん達、ザンドリアスちゃん達とゲーセンに向かいマシタ。」
「く、クララちゃん、皆に付いていかなかったの?」
「ヒロキを放っておける訳ないじゃないデスカ。」
「クララちゃん・・・。」
ヒロキはふと時計に目を向ける。するとまだ夕飯まで時間がある事に気付いた。
「よく見ればまだ夕飯まで時間あるんだね。」
「エエ、ヒロキはどうシマス?」
「んー・・・僕はどうしようかな〜・・・取り敢えずこの建物を見て回りたいかな〜。」
「だったら一緒に行きまショウ!」
「へっ?いいけど・・・クララちゃんも来るの?」
「いいからいいカラ!行きマスヨ‼︎」
クララはヒロキの手を掴むとグイグイ引っ張っていく。こうしてヒロキは夕飯までの間、クララと一緒に建物内を探検する事になった。
そして時間が過ぎて夕飯後、ヒロキは自身の部屋でTVを見ながら寛いでいた。
「美味しかったな・・・魚の天ぷら・・・。」
夕飯に出た料理を思い出しながらTVを眺めるヒロキ。するとCMが終わって音楽番組が流れ始める。
『はい、皆さんこんばんは‼︎本日の目玉は小野大輔による『ドラマティック』と鈴木このみの新曲・・・』
「今日も音楽番組ではウルトラマンへの応援歌が発表されたね。」
『ああ・・・まさかここまで俺達への応援を込めた歌を作ってくれるなんてな・・・。』
「それだけ多くの人達がタイガ達を応援してくれてるんだよ。」
彼らがそのまま音楽番組に目を向けようとした時、ドアをノックすること音が聞こえてきた。ヒロキは思わずドアを開けるとそこにはクララがいた。
「クララちゃん。」
「ヒロキ、今大丈夫デスカ?」
「大丈夫だけど・・・何か?」
「これから皆でゲームやるんデス!ヒロキも来マスカ?」
「ああ、ちょっと待ってて。」
ヒロキは少し準備を終えて部屋を出ると皆が寝ている部屋に入る。そこは大部屋で彼女達全員が余裕で寝られる大きさの部屋だった。そこでは既に人生ゲームが行われていた。
「やったぁぁ‼︎あたし大金持ち‼︎」
「・・・・・・いいなぁ、ボク、リストラされちゃったよ・・・。」
「よっしゃ、遂にメジャーデビューだぜ‼︎」
「俺もオリンピック出場だぁぁ‼︎」
「既に盛り上がってるね・・・。」
「ヒロキも混ざればいいんデスヨ。皆、ヒロキを連れてきまシタヨー‼︎」
クララの声にアキ達はヒロキ達を振り向く。するとトモミが歩み出してヒロキの手を掴んだ。
「待ってましたよ、ヒロヒロ‼︎」
「トモミさん!」
「1人部屋のヒロヒロが寂しくないよう皆で遊べるゲームを沢山持ってきましたぁ〜。既に始まっちゃいましたけど皆で遊びましょう‼︎」
「はい‼︎」
ヒロキとクララが加わり人生ゲームが再開される。ゲームの中、皆の声が聞こえて来る。
「嘘ぉ・・・ギャンブルに負けて借金まみれってぇぇ・・・。」
「凄ーい‼︎ヒロちゃん、会社を立ち上げちゃったよ‼︎」
「まだ油断は出来ないけどね。ここから会社を大きくしないと・・・。」
「ああ〜‼︎大怪我して選手引退なんて〜・・・。」
「・・・・・・面白くないわね、部下に嵌められて追放なんて。」
「よっしゃ‼︎これで億万長者ぁぁ‼︎」
色々な声がありながらも人生ゲームを終えたヒロキ達は今度はババ抜き勝負をしていた。特にミコとランはバスでの雪辱を果たそうと張り切っている。
「今度こそ負ける訳にはいかないよ‼︎わたしはいかなる戦いにも負けた事が無いガッツ星人だもの‼︎特にエレにはね‼︎」
「私だってバスの時のようにはいかないわ。最後にババを引くのは貴方よ、ガッツ。」
「それはどうかなぁ〜・・・さぁ、勝負開始‼︎」
「ミコさんがいつになく張り切ってるんだけど・・・しかもランさんまで・・・。」
「2人ともバスの中でいつもビリ争いしてたからね・・・。」
「だから2人とも燃えているようデスネ・・・エレキングにしては珍しいデス。」
睨み合うミコとランを横にヒロキとアキとクララが小さく呟く中、ババ抜きが始まった。そして10数分後、サチコがミコからカードを引く。
「わーい‼︎これであたしも上がりだ〜‼︎」
「嘘ぉぉ⁉︎またわたしとエレの2人だけぇ⁉︎」
「・・・解せないわね・・・。」
ミコとランの熱意も虚しくサチコが上がった事で2人はまたしてもビリ争いになる。そして2人がお互いを見ると激しく火花を散らしながら睨み合っていた。
「エレ・・・今度こそ負けないわよ。」
「それはこちらの台詞よ、ガッツ。」
「2人とも凄く怖い・・・。」
「み、ミクちゃん・・・気持ちは分かるけど・・・。」
2人は激しく睨み合う。そしてミコがランのカードを引いた。それはスペードの10だった。ミコの残り1枚のカードが同じカードだったため、このババ抜きはランの負けとなる。
「やったぁ‼︎これで抜けられたぁぁ‼︎」
「ぐ・・・次は無いわよ、ガッツ。」
悔しそうにランがミコを睨む中、トモミは新たなゲームを取り出していた。
「次はこのゲームをやりましょう〜‼︎」
「それって?」
「ツイスターゲーム。ルーレットで指定された色のマスに手足を置いて体が倒れないようにするゲームです〜‼︎」
「ヘえ〜、面白そうじゃん‼︎」
「ルーレットを回す進行係は〜誰がやりたいですか?」
「じゃああたし‼︎あたしがやりたい‼︎」
「わたしも入れて‼︎」
「ではミクミクとガツガツにルーレットを任せますね〜。参加者は誰がやりますか〜?」
「よっしゃ〜‼︎ジャッパ、一緒にやろ‼︎」
「ふえ⁉︎・・・う、うん‼︎」
「ヒロキ、一緒に出まショウ‼︎」
「へっ?僕?・・・まぁ、いいけど。」
「じゃあわたしも出るー‼︎」
「では、参加者はバサバサ、ジャパジャパ、ヒロヒロにキンキン、ゴモゴモで決まりですね〜。」
こうして進行係と参加者が決まったところで参加者達がシートを囲む。そしてミコが参加者達に誰が行くか振り掛ける。
「さあさあ、早速ツイスターゲームを始めるよ‼︎最初は誰がいく?」
「・・・・・・誰もいないなら僕から行こうかな。」
「ヒロだね、ミクラス‼︎」
「OK‼︎ルーレット、スタート〜‼︎」
ミクラスがルーレットを回し始めた。針が止まりヒロキの手を置く位置が指定される。
「ヒロ、右足が青ね〜。」
「ああ。」
「左足は緑だよ〜!」
ヒロキはミコとミクの誘導で指定のマスに手足を乗せ、やがて腕立て伏せの体制になる。次にミカヅキの番になった。
「それじゃあ、ゴモたんは両手青で左足青、右足赤ねー‼︎」
「りょーかい〜‼︎」
そしてミカヅキが手足を指定されたマスに持っていく。そして2人が完全にマスに手足を乗せるとヒロキの顔が何かに接触する。柔らかいその感触を確認しようと正面を向いたヒロキの顔の前にはミカヅキのお尻があった。
「み、ミカヅキさん⁉︎」
「ヒ、ヒロちゃん⁉︎なんでそこにいるの〜⁉︎」
「し、知りませんよ‼︎」
「フフフ、面白い事になったね〜!」
「み、ミコさん⁉︎アンタ楽しんでないか⁉︎」
「そりゃあ楽しいよ〜!こんな面白い事他にないじゃない‼︎」
ヒロキはミコに文句を述べると溜息をつきながら顔を下に向ける。そして再び正面に目を向けてしまった。ミカヅキは胸こそ平らなもののお尻の発育はかなり良く、ヒロキは思わず彼女のお尻に見惚れてしまう。
(ミカヅキさんって・・・お尻は大きいんだな・・・。って‼︎何見つめてんだ僕は‼︎これじゃ変態じゃないか‼︎)
「ヒロちゃんってば〜、わたしのお尻そんなに見んといて〜!いや〜ん、恥ずかしいやないか〜‼︎」
「べ、別に見惚れてない‼︎ていうか大声でそんな事言うな‼︎」
顔を赤くするアキ達や黒いオーラを漂わせるベニオとトモミを気にする暇もないとばかりにヒロキは思わず右隣に目を向けると前屈みになったユカの顔が至近距離にあった。あと数cm近かったら頭がぶつかっていたくらいの距離にヒロキは驚く。
「ゆ、ユカちゃんどうしてこんな位置に⁉︎」
「し、知りませんよぉ〜‼︎(どうしてこうなっちゃったのぉぉ・・・うう・・・こんなにヒロキさんと顔が近いなんて〜‼︎)」
人一倍体臭を気にするユカはよくお風呂に入るため普段からフローラルな香りを漂わせている。ヒロキは少し動けばキスしかねない至近距離から漂うユカの香りを気にせずにはいられなかった。
(ユカちゃんって・・・普段から良い香りするけど・・・こんな至近距離にいたら彼女の凄く良い香りがぁぁぁぁ‼︎ユカちゃん胸大きいし・・・これ、学校の男子の中でこの香りにやられた男子多そう・・・。)
「あの・・・ヒロキさん、わたしの顔に何か?」
「ああ、いや何でもない‼︎」
ヒロキは思わず下に頭を向けると今度は左に視線を向ける。そこにはヨウが片足と片手で体を支えていた。体勢的にかなり辛そうなヨウにユカが心配の言葉を掛ける。
「ば、バサちゃん、大丈夫⁉︎」
「な・・・・・・何とか‼︎わたし・・・バランス感覚には・・・・・・・・・自信ある・・・・・・から・・・‼︎」
「いや、本当に大丈夫⁉︎」
ヒロキも心配になるヨウの体勢にヒロキは思わずミコ達の方を向く。そして彼女達に向かって叫んだ。
「アンタら、いつまでこの体勢にしておくつもりだ⁉︎早くルーレットを回してくれ‼︎」
「えー、今の状況の方が面白いのになー。」
「いや、ヨウちゃんだけでも楽な体勢にしてあげて‼︎彼女辛そうだから‼︎」
「まぁ、バッサーもその体勢じゃきついよね〜。仕方ないから回してあげる。」
そう言ってミコは再びルーレットを回した。ヨウの左手が青マスに置かれる。ヨウは大分楽になった。その後もツイスターゲームは続き、ルーレットが回される。そして数分後、ヒロキの周りは大変な事になっていた。
(どーすりゃいいんだこれ〜⁉︎)
ヒロキの左隣にはミカヅキのお尻が、右隣にはヨウの豊満な胸が至近距離にあり、少しでもずれればお尻や胸に接触してしまいそうな距離にいた。更に後ろではユカの胸にヒロキの足が当たっている状態になっている。
(ひ、ヒロキさんの脚・・・当たってるよぉ・・・。)
(ぐぐぐぐぐぐぐぐ・・・腕が吊るぅぅぅぅ‼︎)
ユカが顔を赤らめる中、ヒロキは体を支える両腕に意識を集中させていてそれどころではなかった。その両隣では少しでもヒロキの体がズレ、自身とヒロキが接触する事を期待しているミカヅキとヨウがヒロキを囲む。しかし、それだけでは無い。ヒロキの正面には四つん這いになったクララがいて、彼女のヨウ、ユカ以上の巨乳が強調されている。クララもヒロキが少しでもズレればその顔が自身の胸に接触する事は確実な距離にいる。
(フフフ、ヒロキ・・・ワタシはいつでも待ってマスヨ〜。ワタシの胸に飛び込んできて下サ〜イ‼︎)
ヒロキは腕の限界を感じ始めるとルーレットを回すミコとミクに目を向ける。
「2人とも早くルーレットを回してくれ‼︎」
「え〜、ヒロ〜、人に物を頼む時はそれ相応の対応があるんじゃないの〜?」
「そうだよ、ヒロキさ〜ん。」
「何いいいいい‼︎・・・・・・ルーレットを回して下さいお願いしますぅぅぅぅ‼︎」
意地悪い笑い顔を見せるミコとミクにヒロキは苦悩すると観念したようにお願いする。すると2人がルーレットを回した。
「ヒロ‼︎右手を緑のマスね‼︎」
ヒロキはそのまま緑のマスに手を乗せようとする。すると顔に柔らかな感触を感じる。ヒロキが何の感触か確認するとクララの豊満な巨乳が自身の顔に接触した事に気付く。
「く、クララちゃん⁉︎」
「フフ、待ってマシタヨ、ヒロキ〜♪」
この時、ヒロキは楽になれる体勢になる事だけに意識を集中させていたため、クララの胸に接触するかどうかまで考えていなかった。その結果、ヒロキの顔はクララちゃんの胸に接触してしまったのだ。ヒロキはクララの胸から離れようとするがこれ以上動いたらマスの外に手足がズレかねない位置にいたためクララの巨乳の感触を感じずにはいられなかった。ヒロキに好意を持つ者とそれを見て楽しそうな顔をするガッツ姉妹とラン以外が顔を赤らめる中、クララの大きくて柔らかい胸の感触を感じ続けていたヒロキは地面に完全に着いてしまう。クララの胸の感触にやられてこれ以上持たなかったのだ。
「はい‼︎ヒロ脱落決定〜‼︎」
「もう〜、キンちゃんばっかりいい思いして〜‼︎」
「本当ズルいですよ、キングジョーさん‼︎」
「フフ、ワタシの勝ちデース‼︎ネ、ヒロキ。」
クララはそのままうつ伏せで倒れているヒロキに声を掛ける。しかし、ヒロキは顔を赤くしながら気絶していた。
「あらら、ヒロキってば・・・そんなに刺激的だったのデスカ?ワタシのおっぱいハ?」
「きゅ〜・・・。」
こうしてこのツイスターゲームはヒロキの脱落で幕を閉じた。
ツイスターゲームは某ジャンプのラッキースケベな主人公が主役の漫画で知りました。