怪獣娘×令和ウルトラマン クロスオーバーユニバース スピンオフ集 作:特撮恐竜
久しぶりの怪獣娘タイガの世界をどうぞ‼︎
今日、この日、ヒロキはミクラス、レッドキングの2人と一緒にトレーニングルームに来ていた。ヒロキは大きなダンベルを汗をかきながら必死に持ち上げている。
「おいおい、ヒロキ‼︎お前はウルトラマンなんだぜ‼︎そのくらい軽く持たないでどうするんだよ‼︎」
「む、無茶言わないで下さい・・・‼︎結構・・・キツイんですよ・・・これ・・・‼︎」
『ならば私が変わろうか?以前から彼女達とは共にトレーニングがしたいと思っていてな。」
「タイタス・・・分かった・・・頼む‼︎」
『心得た‼︎』
ヒロキは自身の体の主導権をタイタスに譲る。ヒロキの体を借りたタイタスが笑いながら2人に話しかけた。
「待たせたな、ミク、ベニオ‼︎」
「あれ?ヒロキさん、凛々しくなってる?」
「私はタイタスだ‼︎今はヒロキの体を借りている。」
「ええっ⁉︎お前タイタスなのかよ⁉︎ヒロキはどうなったんだ⁉︎」
「案ずる事はない。体の主導権を私に譲っただけだ。ヒロキの意識はちゃんとある。」
『そういう事。』
「今日は私が君達のトレーニングに付き合おう‼︎ヒロキを通して君達とは共に鍛えてみたいと思っていたからな。」
「おお〜‼︎タイタスと一緒にトレーニング〜‼︎賛成賛成‼︎」
「前に一緒にやろうと言っていたからな‼︎よろしく頼むぜ、タイタス‼︎」
「うむ‼︎」
『タイタス・・・一応言っておくけど、僕の体を使ってやるんだから僕の体の事・・・考えてね・・・。』
早速タイタス(inヒロキ)とミクラス、レッドキングの優れた筋肉を持つ3人によるトレーニングか始まった。タイタス(inヒロキ)は先程ヒロキが苦戦していたダンベルを軽く持ち上げている。
「ふん‼︎」
「おおっ‼︎凄い力持ち〜‼︎」
「伊達に力の賢者を名乗ってないな‼︎」
「ふふん‼︎お褒めに預かり光栄だ‼︎」
タイタスはその後も先程のより重いダンベルを何度も持ち上げ続ける。その姿にミクラスとレッドキングも感激した目で見ていた。
「すっっごぉぉぉぉい‼︎流石トライスクワッド1の力持ち〜‼︎」
「本当凄えよ‼︎アンタのパワー、俺達も憧れるぜ‼︎」
「ハッハッハ‼︎君達も中々やるじゃないか‼︎流石、力に優れた怪獣の魂を継ぐお嬢さんだ‼︎」
「へへーん‼︎それ程でも・・・あるけど‼︎」
「よし、ならば次は腹筋1万回だ‼︎」
「おー‼︎・・・え?」
「ふ、腹筋1万回⁉︎」
『ちょっ⁉︎タイタス、僕の体だって事忘れてない⁉︎流石に僕の体がもたないって‼︎』
『おい旦那、流石にそれやったらヒロキの体が持たねえぞ‼︎』
『ベニオ、ミク、お前らも止めてくれ‼︎』
ヒロキとタイガ、フーマがタイタスの案に抗議を入れる。ミクラスとレッドキングは顔を見合わせると表情を輝かせてタイタス(inヒロキ)に近付いた。
「いいね‼︎腹筋1万回‼︎あー、でもちょっと足りないかな〜・・・。」
「タイタス、俺なら1万と言わず5万回いけるぜ‼︎」
「ほう、私の日々の筋トレについてこれるとは・・・君達は私の想像以上に見所があるお嬢さんだ‼︎いいだろう‼︎腹筋5万回といこうじゃないか‼︎」
『『『何いいいいいいいいいいいいいいいいいい⁉︎』』』
『待ってタイタス‼︎流石にもたない‼︎僕の体がもたないから‼︎』
「では共にトレーニング開始だ‼︎しっかりついてくるんだぞ‼︎」
「「おー‼︎」」
『あああああああああこの脳筋共がああああああああああああああああああ・・・終わった・・・色々と・・・。』
『ヒロキ、悪い・・・。』
『御免な、ヒロキ・・・。』
筋肉質な2人が共に賛同してしまった事やベニオの案で腹筋の回数が1万回から5万回になった事にヒロキは絶望する。その横で謝るタイガとフーマが見てる中、タイタス(inヒロキ)とレッドキング、ミクラスのトレーニングが始まった。タイタス(inヒロキ)とミクラス、レッドキングは腹筋5万回の後もスクワッド1万回、腕立て伏せ2万回など尋常じゃない回数の筋トレを行う事になり、トレーニングが終わる頃にはヒロキの体は尋常じゃないくらいに疲れ果てていた。全身が筋肉痛で動かないヒロキを見てタイタスが申し訳なさそうな声で謝る。
「タイタス・・・僕の体の事・・・考えてって・・・言ったよね・・・。」
『済まない・・・あの2人とトレーニングしてると・・・中々夢中になってしまって・・・本当に済まない‼︎』
ヒロキは拗ねたようにそっぽを向く。その後、何とか数日で回復したものの暫くの間、怪獣が現れた時、タイタスはヒロキに体を貸してもらえる事は無かったという。
ヒロキが全身筋肉痛から回復して数日後、ヒロキはザンドリアス、ノイズラー達のバンドのライブに来ていた。まだ、ライブが始まる前の観客席にてヒロキはタイガ達と話している。
『へへっ、あいつらのライブを見るの、何か久しぶりって感じがするな‼︎』
「そうだね、タイガ、結構楽しみにしてる?」
『ああ、光の国では中々聞かないからな。それに・・・怪獣娘の中でなんかサチコとミサオの2人とは何か妙に波長が合うんだよ。』
「そういえば、タイガって地球人年齢では中学3年〜高校1年くらいなんだっけ?精神年齢が近いから何となく合いやすいのかもね。」
『おっと、あいつら出てきたぜ。そろそろ始まるぞ。』
フーマの声でヒロキとタイガがステージに注目するとザンドリアス、ノイズラーがバンドのメンバーを連れてやってきた。ザンドリアスがマイクを口元に当てて呼び掛ける。
「皆ーーーー‼︎今日は来てくれてありがとう‼︎」
「最高に盛り上げていくからよろしく頼むぜぇぇぇぇ‼︎」
『やっぱり盛り上がってるな・・・。』
『ああ、彼女達が人気なのが頷ける。』
「最初の曲はこれだよー‼︎ 『Now or Never!」‼︎」
『わあああああああああああああああああ‼︎』
そしてライブが始まった。ザンドリアス達は最初の曲を歌い上げると他にも『Buddy steady go!』、『Sign』などの曲を歌い上げて行った。そしてライブは大盛り上がりで幕を閉じる。ライブが終わった後、ヒロキは解体されたステージの前でサチコ、ミサオと話していた。
「ねえねえ、ヒロキ、タイガ、タイタス、フーマ、今回のライブどうだった⁉︎」
「うん、最高だったよ‼︎」
『ああ、ヒロキの言う通りだ‼︎』
『うむ‼︎サチコ、君の歌声はとてもこの心に響いてきた‼︎この筋肉も君の歌声でとても心躍っているぞ‼︎』
『あのな、旦那・・・何でもかんでも筋肉に持っていくなよ・・・。ま、それはそれとして俺も心が湧き上がったぜ‼︎姉ちゃん達の歌は凄えな。宇宙中を旅してきたけど、姉ちゃん程の歌唱力を持つ奴に俺はあった事ねえよ。』
フーマの言葉にサチコとミサオは顔を見合わせるとすぐさまフーマに詰め寄ってくる。彼女達の疑問にフーマは断言して答えた。
「マジ‼︎あたし達程の歌唱力の持ち主と・・・会った事ない⁉︎」
「お、おいフーマ、それ本当なのか⁉︎」
『ああ、ウルトラマンになって多くの宇宙を旅してきたけど、間違いねえよ‼︎』
『フーマの言う通りだ‼︎俺の故郷、光の国でも娯楽が無い訳じゃないけど、サチコ程までのバンドは中々いないぜ‼︎』
『うむ、U40でもこういう音楽を聞く機会は無いからな。君達の音楽を聞いていると中々新鮮に感じるぞ‼︎』
『本当、お前らの演奏を・・・光の国の皆にも聞かせてやりたいぜ。』
「わーいわーい‼︎ウルトラマンからのお墨付き貰っちゃった〜‼︎」
「ありがとな。3人とも・・・楽しんでもらえて凄く光栄だよ。」
サチコとミサオはトライスクワッドの言葉に笑みを浮かべて喜んでいる。サチコに関しては嬉しさの余り、飛び跳ねており、予報嬉しかった事が伺える。
『へへっ、ロックなんて俺達の星じゃ珍しいからな。』
「そうか・・・因みにタイガ達ってヒロキと地球に来てからはどんな音楽を聞いてるんだ?」
『へ?俺達?・・・そうだな・・・いつもはヒロキが聴いてる曲をそのまま聴いている感じだからな・・・。』
『ヒロキは今時の若者らしく話題のJ-POPをよく聴くから、私達も釣られてよく聴くぞ。』
「へー、因みに気に入った曲なんてあるの?」
『あー、最近だと何だっけ・・・?確か・・・何かのアニメの主題歌だったかな・・・。確か・・・えーっと・・・。』
「親父がスパイで母親が殺し屋、娘が超能力者の仮初の家族が主人公の・・・。」
『ああ、そうそう‼︎あれのオープニング主題歌とエンディング曲‼︎俺、何気に気に入ってんだよ‼︎』
「ああ、あの曲か‼︎アレ良いよな‼︎ウインダムもアニメ本編も面白いんだけど、主題歌も凄くいいって言ってたぜ‼︎」
「アニソンって中々いい曲が多いのよね〜。結構有名なアーティストが担当して有名にもなるし、あたし達もよくカバーする事多いんだ〜。」
『他にも色々と地球の音楽を聴いたな〜。どれもこれも光の国では聞かないような曲ばかりで中々耳に入ってくるんだよな〜。』
「そっか・・・結構地球の音楽、気に入ってくれて・・・何か嬉しいな。なぁ、3人とも・・・お願いがあるんだ。」
『お願い?』
「アタシ達の曲を・・・ロックを・・・お前らの星にも広めてくれないか?アタシ達の曲を他のウルトラマンにも聞いてもらいたいんだよ。」
「何とかお願い出来ない?」
ミサオとサチコの頼みにタイガはタイタス、フーマと顔を見合わせる。そしてすぐさま彼女達に頷いた。
『おう、任せとけ‼︎父さんや爺ちゃん、婆ちゃん、メビウス、ウルトラ兄弟の皆をはじめとした光の国の皆にも聞かせてやる‼︎』
『君達の音楽はU40では中々無いからな‼︎きっと皆、気に入ってくれるだろう‼︎私は構わないぞ‼︎』
『俺の故郷は正直、生きる事に必死すぎて心の余裕を忘れている奴らが多いからな‼︎姉ちゃん達の歌を聞けば必ずが多少安らぐだろうし、そのくらいお安い御用だぜ‼︎』
「ありがとう、タイガ、タイタス、フーマ‼︎」
「アタシらの音楽、お前らに託すぜ‼︎」
トライスクワッドの答えに笑顔を見せる2人を見てヒロキは笑みを見せる。そしてそのままヒロキ達は帰路について行った。
「ひゃっほおおおおおおおおおおお‼︎」
『どうだ、姉ちゃん⁉︎俺と一緒に空を飛ぶのは‼︎』
「もう最高‼︎」
「わ、私は・・・もう限界です。」
ザンドリアス達とのライブの数日後、フーマはマガバッサーと共に空を飛んでいた。マガバッサーの足にはマガジャッパが必死に捕まりながら汗をかいて疲労している。
この日、フーマは何とマガバッサーこと風巻ヨウから一緒に空を飛んで欲しいとお願いされたのだ。フーマも快く彼女の想いに応え、一緒に空を飛ぶ事になり、今に至るのである。因みにマガジャッパがいるのはいつも一緒に行動している都合上、巻き添えを食らい、マガバッサーにしがみ付いているのである。
「も・・・もう帰りたい・・・帰りたいよぉ・・・バサちゃん・・・そろそろ降りようよぉ・・・フーマさんもぉぉ・・・。」
『おいおい、そりゃねえだろマガジャッパの姉ちゃん‼︎まだまだこれからだってって時によ‼︎』
「そうだよ、ジャッパ‼︎折角ウルトラマンと一緒に空を飛べるんだから楽しまないと‼︎」
「ふええええええええ⁉︎そんなあ・・・。」
(でも、このくらいにしておいてあげた方が良くない?ユカちゃん、本当にしんどそうだよ。)
『しょうがねえな。今日はこのくらいにしといてやるか・・・。』
完全にグッタリと首を落とすマガジャッパの様子を見てフーマがため息をつきながら変身を解除する。マガバッサーも降り立って変身を解除すると元の風巻ヨウの姿に戻る。マガジャッパは地面に着地すると同時に倒れ込み、変身が強制的に解除された。
「はあ・・・はあ・・・疲れた・・・。」
「ゆ、ユカちゃん、大丈夫?」
「大丈夫じゃないですぅぅ・・・。バサちゃん、疲れたよぉ〜・・・。」
「悪い悪い‼︎けどさ、わたし、一度ウルトラマンと一緒に飛んでみたかったんだ。特に一押しのフーマとさ。」
『ご指名どうも。それでどうよ?俺と一緒に空を飛んだ気分は。』
「最高‼︎」
『へへっ、そりゃ嬉しいぜ。一緒に飛んだ甲斐があったもんだ。』
「わたしさ、空を飛びたいという思いで怪獣娘になったんだ。」
『ああ、そういえばそんな事言ってたよな⁉︎』
「うん、ヨウちゃんが怪獣娘になったきっかけ・・・確かそんなだったよね?」
「うん、わたしさ、昔から空を飛びたいと夢見ていてさ。それが怪獣娘になって夢が叶うなんて思ってなかったよ。」
「バサちゃん・・・。」
「そしてさ、再び地球にウルトラマンが現れるようになって思ったんだ。自由に空を飛び回るウルトラマンと一緒に飛んでみたいって。ヒロキさんがまさかウルトラマンの正体だとは思いもしなかったけど・・・だからこうやって一緒に空を飛べたんだよね。フーマ、付き合ってくれてありがとう‼︎ヒロキさんも私の願い聞いてくれてありがとね‼︎」
『へへ、そこまで喜んでくれるとはこっちも飛んだ甲斐があったもんだぜ。』
「僕達も楽しかったし、全然平気。また飛ぼうよ‼︎」
「うん‼︎」
ヒロキとフーマの問いに笑みを浮かべて頷くヨウ。その後、帰りもフーマと一緒に空を飛び、完全にユカはグロッキー状態になったという。
その頃、トモミは書類整理を行なっていた。その中から1人の少女の顔写真が貼られた資料に目を向ける。
「この子が新しい怪獣娘さんですね・・・。教育係は・・・そろそろヒロヒロに任せてみますか・・・。」
しかし、トモミはこの少女が更なる波乱を呼ぶ事になるとこの時は思いもしなかった。
週末となると色々忙しくて年内に後何回投稿出来るか・・・兎に角頑張ります‼︎