怪獣娘×令和ウルトラマン クロスオーバーユニバース スピンオフ集   作:特撮恐竜

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久しぶりに金曜日に投稿しました。それではどうぞ。


おジョーさんとのデート(後編・NEW)

ヒロキとクララはショッピングモールに入ると以前入ったランジェリーショップを見つける。するとクララが立ち止まってヒロキの袖を引くがヒロキは全力で拒否する。

 

「ヒロキ。」

「行かない。」

「ヒロキ。」

「行かない。」

「ヒロキ‼︎」

「行かないってば‼︎絶対に行けないよ‼︎」

「どうしてデス⁉︎ワタシとランジェリーショップに入るのそんなに嫌デスカ?」

「だってさ・・・それは・・・そのさ・・・。」

 

クララに問い詰められたヒロキは顔を赤くしながらしどろもどろになる。その様子からヒロキの心境を確信したクララはヒロキの腕を自身の胸に当てながら強気に出る。

 

「あ〜、成る程デスネ〜。ヒロキってばHデスネ〜‼︎ワタシのランジェリー姿でも想像してたのデスカ〜?」

「ち、違うよ‼︎そんなんじゃないって‼︎」

「では何故顔を赤くしてるのデス〜?何を考えているか分かり易いデスヨ〜‼︎」

「け、決してクララちゃんが想像してるような奴じゃないから‼︎」

「そんなに顔を赤くしても説得力ないデスヨ〜。そ・れ・に・・・Hな事を考えていないと言うのであればあそこに入れる筈デスヨネ?なのに何故入ろうとしないんデス?もしそれ以外に」

「分かった分かった分かった‼︎分かったから‼︎あそこに行こう!ね‼︎」

「そうこなくっチャ‼︎行きマスヨ、ヒロキ‼︎」

 

ヒロキは結局クララに連れられてランジェリーショップに入って行った。店に入ると目についた正面のランジェリーを見てヒロキは思わず妄想してしまう。

 

(あのランジェリー、ほぼ紐なんだけど・・・まさかクララちゃんアレを?クララちゃんがアレを着たら・・・・・・・・・駄目だ刺激が‼︎・・・刺激が強すぎるぅぅぅぅ‼︎)

「ヒロキ、どうしたのデス?」

「い、いや何でもないよ‼︎気にしないで‼︎」

 

ヒロキは誤魔化そうとするがクララはヒロキの目の前に展示されていた紐パンに目を付ける。すると彼女はニヤニヤしながらヒロキに迫ってきた。

 

「Ohh、ヒロキってばワタシにこれを着て欲しいのデスカ〜?ヒロキはこういう下着が好みなのデスネ〜。」

「ち、違、違うよ‼︎そんなんじゃない‼︎そんなんじゃないから‼︎」

「OKデス‼︎それでは買って来マスネ〜‼︎」

「待って待って待って‼︎待ってってクララちゃん‼︎」

 

ヒロキが制止するもクララはヒロキが見ていた露出の多い紐パンを買ってしまう。下着が入った袋を見て含み笑いをするクララの後ろでヒロキは身の危険を感じていた。

 

「フフフ・・・いい買い物が出来マシタ〜‼︎もう最初から気分は最高デス〜‼︎」

(ヤバイ・・・あの格好のクララちゃんに迫られたら・・・絶対に身が持たない‼︎どうしよう・・・僕は取り返しのつかない事を・・・‼︎)

 

レジで会計を済ませるクララの横でヒロキは頭を抱える。そして会計が終わってランジェリーショップを出るとクララがご機嫌なのに対してヒロキは落ち込んでいた。

 

「フフフ・・・いきなりいい買い物が出来マシタ‼︎今日は最高の1日になりそうデスネ‼︎」

「ああ・・・うん・・・そだね・・・。」

「どうしマシタ?」

「ううん・・・何でもない。」

 

ヒロキは気を取り直して顔を上げるとクララと一緒に足を進める。今度はサングラスの店に立ち寄り、2人で様々なサングラスを試していた。

 

「この星型のサングラス、いいデスネ‼︎」

「そっかな・・・僕的にはこっちの炎型の奴が好みかな。」

「おお〜、燃えるようにサングラスのレンズが赤いデスネ〜。トライストリウムを連想させるそれはヒロキにピッタリだと思いマ〜ス‼︎」

「本当⁉︎」

「エエ、赤を焼き尽くす正義の炎を操る光の戦士、ヒロキにピッタリじゃないデスカ‼︎」

「そっか・・・ありがとクララちゃん‼︎」

 

ヒロキはクララの言葉を受けてサングラスを購入する。そしてサングラスショップを出た2人はメフィラス姉妹が手掛けるNISHINAブランドの店に来ていた。

 

「凄いな・・・エミリさん達、本当に一流デザイナーなんだね。」

「当然デス‼︎ワタシがファッションショーで着る服もNISHINAブランドが多めデスカラ‼︎」

「けど・・・男性ファッションは無いんだね。」

「NISHINAブランドは女性ファッション専門デスカラネ。けど、最近は男の子用のファッションも考えているみたいデスヨ。」

「へ〜。でも結構値段するね・・・。」

「GIRLSの給料ならある程度は買えますから心配はいりまセンヨ。」

 

ヒロキとクララは話しながら店に売られた様々な衣装を見歩いている。そんな中、クララが黒と赤が混じった女物のシャツに目を付ける。

 

「Ohh、これは‼︎最近アサミが買ったシャツ‼︎中々手に入らなかったんデスヨネ〜。」

「なんか・・・女物にしてはタイタスっぽいな。他に赤と銀のスカートとか赤と黒のレディースシャツとか青のワンピースとか・・・なんかタイガ達を思わせる商品が並んでるね。」

「実際、タイガ達をモチーフにしたそうデスヨ。地球に久しぶりにやってきたウルトラマンであるタイガ達は女の子にもファンが多いデスカラ。」

「そうなの?」

「ヒロキ、相棒なのに知らなかったのデスカ? NISHINAブランドがトライスクワッドをイメージしてデザインしたこの商品は発売当時、すぐに売り切れる程だったんデスヨ。」

「そ・・・そうなんだ・・・。流石にそれは知らなかったな・・・。」

 

相棒達の女の子達からの人気にヒロキは思わず唖然とする。そんな中、クララの発言を聞いて2人のデートを側から見守っていたタイガ達は照れ臭そうにしていた。

 

『マジかぁ・・・何か照れ臭いな・・・。』

『う・・・うむ・・・確かに。』

『ま、全く人気が無いって言われるよりはマシだけどよ。』

 

タイガ達が照れている一方でトライスクワッドをイメージした衣装以外にもクララは様々な衣装に目を向ける。そして赤のワンピースと黒のワンピースに目を向けるとそれらを取ってヒロキに見せた。

 

「ヒロキ、どっちが似合うと思いマス?」

「へ?僕が選ぶの⁉︎」

 

ヒロキはクララが手に持つワンピースを見てモデルである彼女にはどちらも似合うと思い、悩み始める。

 

「う・・・う〜ん・・・難しいな・・・。クララちゃん、モデルなんだし何着ても似合うと思うけど・・・。」

「フフ、ありがとうデース、ヒロキ‼︎」

「うーん・・・・・う〜ん・・・・・・僕は・・・こっちの方がクララちゃんに似合うと思うかな?」

 

ヒロキは赤い方に指を刺す。クララはそれを知って嬉しそうに笑みを浮かべると両方のワンピースを抱えてレジに向かう。

 

「フフ。Thank youデース‼︎それじゃあ買ってキマスネ〜‼︎」

「・・・結局、2つとも買うんじゃん。」

 

クララはその他にも様々な服を買って店を後にする。そしてお昼頃になった2人はショッピングモールの中にあるイタリアンレストランに立ち寄り、お昼ご飯を食べていた。ヒロキがミートソースドリアを食べているとクララがフォークに絡めた海老クリームスパゲッティを口元に差し出してくる。

 

「ヒロキ。」

「ん?・・・ん⁉︎」

「Say ahh。」

「・・・え?・・・ここで?」

 

ヒロキは以前のスイーツバイキングの出来事を思い出して戸惑い始める。するとクララは自身の胸をテーブルに乗せてその大きさを協調する様に誘惑してきた。覚悟を決めたヒロキは顔を赤くしてパスタを口にするとクララは誇らしい顔で笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼食を取った2人はその後歩いているとゲームセンターに立ち寄る。そしてボクシングゲームを見つけたクララがその手にグローブを装着していた。

 

「それじゃあ・・・行きマスヨ〜‼︎」

「クララちゃん、本当に大丈夫?」

「大丈夫デス、ワタシは怪獣娘デスヨ。このくらい楽勝デス!」

 

そしてクララの拳がサンドバッグにお見舞いされた。すると画面のスコアが最高得点を叩き出した。

 

「やっタ‼︎ヒロキ、見て下サイ‼︎ワタシ、やりマシタヨ〜‼︎」

「ええええ⁉︎クララちゃん、強すぎない⁉︎」

「怪獣娘は変身してなくても力が強いデスカラ‼︎このくらいのスコア楽勝デスヨ。」

 

ヒロキは顔を見て青ざめて彼女を絶対に怒らせないようにしようと誓う。そしてクララのスコアを見て自身の拳を見たヒロキはボクシングゲームに挑む。

 

「うおりゃああああああああ‼︎」

 

気合いを入れて拳を打ち込むとクララと同じくらいの数字が表示される。それを見てヒロキはガッツポーズを浮かべていた。

 

「よっしゃああああ‼︎」

 

そしてボクシングゲームを後にすると2人は足でリズムを追うダンスゲームに挑む。ヒロキとクララの動きはほぼピッタリだった。

 

「クララちゃん、着いてきてる⁉︎」

「勿論デス!ヒロキの方こそ遅れないで下サイヨ‼︎」

 

ヒロキはクララに頷くと音程に合わせて足をスライドさせていく。そして2人のスコアはほぼ同点を叩き出した。

 

「よっしゃああ‼︎」

「yeah、やりマシタ‼︎」

 

2人はお互いの点数を見て同点だと分かるとハイタッチする。音ゲーを後にしてシューティングゲームコーナーに移るとプレイヤーがかつての防衛チームの一員になり、ウルトラマンを援護して怪獣と戦うシューティングゲームを見つけた。

 

「ヒロキ、見て下サイ!最近稼働された話題のゲームがありマスヨ‼︎」

「へ〜、これが噂の・・・もうここにも置かれてたんだね。」

「折角デス。一緒にやりまショウ‼︎」

「いいよ‼︎」

 

2人は席に座るとお金を入れてゲームを起動する。画面には科学特捜隊やウルトラ警備隊などかつての第一次大怪獣時代に怪獣と戦った歴代の防衛チームの制服に身を包んだアバター達が写る。

 

「成る程ね、噂通り、様々な防衛チームの一員になって怪獣と戦うんだ。」

「いいデスネ〜。ヒロキはどの防衛チームがいいデスカ?」

「う〜ん・・・僕は・・・・・・ZATで。」

「OK‼︎では行きまショウ‼︎」

 

どの防衛チームの一員になるか決めると画面にヘルベロスと戦うタイガが写る。ゲームの画面にヒロキは驚いた顔を浮かべた。

 

「えっ⁉︎タイガ⁉︎まさかこれ、歴代の防衛チームとなってタイガを援護するの⁉︎」

「のようデスネ、相手もヘルベロスデスシ・・・。」

「何かタイガをZATが援護するなんて不思議な絵面だな・・・来るよ、クララちゃん‼︎」

「OKデース‼︎」

 

ヒロキの声で2人のゲームが始まった。そして数十分後、2人は満足したような顔でゲームの感想を述べながら屋上のベンチでゲームの感想を話している。

 

「いやぁ・・・全ステージクリア出来たね〜。」

「エエ、色々なステージがあって、様々な怪獣が出てきて、とっても楽しかったデス‼︎」

「まさかヘルベロスだけでなくギャラクトロンMK2、セグメゲル、ナイトファング、ギガデロスにゴロサンダーが登場するとは思わなかったよ。」

「怪獣の能力も忠実に再現されててこれまでの戦いが再現されてマシタネ。」

「うん、僕らの戦いをモチーフにしたのもあってか再現性も高かったと思う。セグメゲルの炎で毒状態になるとライフゲージが減り続けるし、ギガデロスにビーム兵器を使うと増えたりするし。それにしてもクララちゃん、ラスボスの時凄い顔してたよね・・・あれはモデルがなっちゃいけない顔だったと思うよ・・・。」

「仕方ないじゃないデスカ。だってラスボスはあのトレギアだったんデスヨ。それに・・・ヒロキだってトレギアへの怒りをぶつけてたでショウ?」

「ま・・・まあね・・・。」

 

クララの指摘にヒロキは顔を濁してクレープに噛り付く。するとクララは思い出したようにヒロキに訊ねた。

 

「そういえばヒロキ、貴方どうして最初の防衛チームを選ぶ時にZATを選んだのデス?」

「ん〜・・・やっぱりお爺ちゃんから話を聞いて一番印象に残っていたチームだったから・・・かな。」

「そういえば・・・ヒロキのお爺様はZATと親交が深かったらしいデスカラネ。そう考えれば納得デス。」

「僕らの時代じゃあの類の兵器を操縦出来る人がいないからかつての歴史防衛チームになってタイガ達を援護するのは新鮮な気分だったよ。それにしても・・・実際にあの類の兵器が今でも使えたら・・・これまでの戦いも少しは違ったのかな?」

「あの類の兵器・・・今では一部が万が一の時に備えて歴代防衛チームの博物館に残っていますが・・・長い年月が経って操縦出来る人がいなくなって使えなかったデスカラネ・・・。」

 

クララはヒロキの言葉にこの世界に残された数少ない一部の歴代防衛チームのライドメカを思い出しながら口を開く。そして夕陽が出始める中、ヒロキに向き合って口を開いた。

 

「でも、ヒロキ達はあの類の兵器無しで本当によく戦ったと思いマス。敵がウルトラマンというワタシ達にとって絶望感が強い状況でも諦めず、立派に戦い抜きマシタ。近くにいたワタシが言うのですから間違いないデス‼︎」

「クララちゃん・・・。」

「だから、そんな野暮な事を言うのは無しにしまショウ‼︎ほら、折角綺麗な夕焼けが出てるのにそんな気分じゃ楽しい時間が台無しデスヨ‼︎」

「そうだね・・・ありがとクララちゃん‼︎」

 

ヒロキはクララの言葉で笑みを浮かべると正面の夕陽に目を向ける。暫く2人は夕陽を眺めていた。

 

「夕陽・・・綺麗だね。」

「そうデスネ・・・ヒロキ、クリーム付いてマスヨ。」

「へ?何処何処?」

 

ヒロキが指で口元辺りを拭おうとした時、クララの唇がヒロキの口に限りなく近い箇所に触れた。不意打ちのキスを受けたヒロキは思わず顔を赤くする。

 

「く、クララちゃん⁉︎」

「フフ、ご馳走様デス。」

 

そして時計が6時を回ろうとした頃、2人はショッピングモールを離れて帰路に付いている。ヒロキの顔は未だに赤いままだった。そんな中、分かれ道で2人は停止する。

 

「それじゃあ、僕はこっちだから。」

「エエ、分かってマスヨ。」

「それじゃあ、またね。クララちゃん。」

 

ヒロキは分かれ道でクララに背を向けて歩き出そうとする。その時、クララがヒロキを呼び止めた。

 

「ヒロキ‼︎」

「?・・・⁉︎」

 

ヒロキが後ろを向こうとした時、クララがヒロキの頬にキスをする。そしてヒロキの顔は茹で蛸のように更に真っ赤になった。クララはそんなヒロキに笑顔を向けている。

 

「ヒロキ、それじゃあまた明日‼︎それと・・・ワタシはいつでも待ってマスヨ‼︎」

 

クララはそう言ってヒロキに背を向けるとその場を立ち去っていった。ヒロキはクララの背中を眺め続けている。

 

「クララちゃん・・・。」

 

呟いたヒロキは暫くの間、彼女の姿が見えなくなるまで眺め続けていた。そんなヒロキにタイガが話しかける。

 

『おいおい、いつまでボーッと突っ立ってんだ?早く帰ろうぜ。』

「ああ、御免‼︎そうだね、タイガ。」

 

ヒロキはタイガの指摘で我に帰って帰路に着く。そしてこの数日後、ヒロキは自身の気持ちに決着を付ける事を決意するのだった。




今回、ヒロキ達がプレイしたゲームは怪獣バスターズとウルトラマン・ザ・ライドを参考にして考えました。
後にZ時空やトリガー時空でも登場させる予定です。
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