怪獣娘×令和ウルトラマン クロスオーバーユニバース スピンオフ集   作:特撮恐竜

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今回の時系列は第4話『群狼の挽歌』の後です。

怪獣娘×令和ウルトラマン クロスオーバーユニバーススピンオフ集は公式のボイスドラマに感化されて作った部分があります。ですのでボイスドラマ感覚で見てもらえると嬉しいです。


トライスクワッドが怪獣娘について語るようです

『いやぁ、漸くトライスクワッドが揃ったな‼︎』

『うむ‼︎トレギアにやられて苦節7年、再会できて嬉しいぞ‼︎』

『本当だよな・・・俺なんかペンダントになっちゃってさ、金になるってんで宇宙人の間で売り買いされてたんだから‼︎』

 

漸く揃ったトライスクワッドの3人はヒロキの部屋で再会を喜んでいた。あの後、デアボリックの戦いを終えたヒロキはトライスクワッドの3人と共に家に帰宅した。ヒロキは帰宅して早々喉が渇いたと言って冷蔵庫に向かっている間に3人は再会を喜んでいたのだ。フーマがここまでの道のりを語っているとタイタスはそれに同情するように呟いた。

 

『それは・・・・大変だったな・・・・。』

『ペンダントを売り買いしてた宇宙人達もペンダントの中身がこんな奴だったら目もくれなかっただろうな。』

『おい、タイガ・・・・それどういう意味だよ?』

『だって綺麗なアクセサリーってさ、やっぱ神秘的な部分があるから魅力的だと思うんだ。中身がお前じゃ・・・ないだろ、神秘的な感じが。煩いし。』

『あっ・・・・そう・・・再会早々そんな感じで来るんだ・・・。いいよ!OK!!表出ろコラ!!』

『あっ・・・やんの・・・上等だよ!!お前とマジでやるのは初めて会った時以来だな!!』

『コラコラ、下らないことで喧嘩するんじゃない。』

「タイタスの言う通りだよ、3人とも折角長年ぶりに再会したんでしょ。そんな理由で喧嘩しちゃ駄目だよ。」

『ヒロキ‼︎』

 

タイガの軽口からタイガとフーマが喧嘩になりそうになるもタイタスが彼らを止めようとする。タイガとフーマはタイタスの言葉を一蹴するがヒロキが右手にペットボトルを持って入ってきた。ヒロキは部屋に入るなりタイガとフーマを戒めた。

 

『に・・・兄ちゃんまで言われたら・・・仕方ねぇな・・・。』

「ヒロキでいいよ。」

『おっと・・・そうだった!ヒロキにまで言われたらしゃあねぇな・・・。』

『漸く治まったか・・・すまない、ヒロキ。2人が迷惑を掛けて。』

「いいよ。これから僕達4人で戦っていくわけでしょ。だったら早く君達に慣れないと。クララちゃん達怪獣娘だって本物の怪獣相手じゃきついからさ。」

『そうだな・・・・幾らキングジョーとかレッドキングとか怪獣の魂を宿しているって言っても彼女達は人間だもんな。』

『うむ、確かに。』

『・・・・なぁ・・・お前ら・・・・。』

 

ヒロキの言葉にタイガとタイタスが頷く一方でフーマはどことなく歯切れが悪い話し方をする。フーマの様子が気になったタイタスは彼に話しかけた。

 

『どうした、フーマ?』

『あー・・・そのよ・・・怪獣娘って・・・何だ?』

『おっ⁉︎おいおい、フーマ、お前、この星に来てたのに知らなかったのか⁉︎』

『知る訳ねぇだろ‼︎俺がこの星に来たのはつい最近なんだからよ‼︎名前くらいしか分からねえよ!!』

「まあまあ・・・そういう事だったら僕が教えるよ。」

 

ヒロキは部屋にある怪獣娘について書かれた本やよくメディアに顔を出す怪獣娘達が映された雑誌を取り出す。その中でゴモラやレッドキングなどのメディアによく顔を出す怪獣娘が表紙に写された雑誌を開いて説明し始める。

 

「かつて人類と怪獣が戦い・・・平和を掴んだ時代になって長い時が流れた・・・・やがてこの星でかつての怪獣の魂を宿し、怪獣の姿に変身できる少女達が現れた・・・・それが彼女達怪獣娘さ。」

『怪獣の魂を宿して・・・怪獣の姿に変身できる・・・・マジか・・・・この星の姉ちゃん達の中にはそんな事が出来る奴らがいるのかよ・・・・。』

『私も話を聞いた時は驚いたが・・・事実のようだ。ミクラスのお嬢さんが実際に変身するところを見たからな。』

『フーマも見てみれば分かるだろ。この怪獣娘とか確かにゴモラやレッドキングの面影があるぜ。』

 

タイガは雑誌に掲載されたゴモラとレッドキングの写真を指差す。フーマはその写真を眺めると納得したような声を出した。

 

『成る程な・・・確かにゴモラの特徴の角とかレッドキングの蛇腹のような格好といい・・・本当に怪獣の魂を宿しているようだな・・・けどよ、何でこんな姉ちゃん達が生まれるようになったんだ?』

「ちょっと待ってて・・・えーっとこれ見て。」

 

ヒロキは竜ヶ森で起きた最初の怪獣娘が確認されるきっかけとなった御徴川決壊事件について書かれた雑誌を取り出した。雑誌をめくりながらヒロキは説明を始める。

 

「かつて初代ウルトラマンが初めてこの星で怪獣『ベムラー』と戦った福島県竜ヶ森湖付近の川が大雨の影響で氾濫した時、当時小学生だった1人の少女が川に落ちたんだ。」

『何と⁉︎その少女はどうなったのだ⁉︎』

「それを助けたのが初めてこの星で確認された最初の怪獣娘・・・ベムラーさんなんだよ。・・・あれ、タイタス、知らなかったっけ?」

『うむ・・・初めて聞くな・・・。』

「そうか・・・じゃあ話を続けるけど・・・ベムラーさんは何というか・・・・色々と訳ありな過去があったらしいんだけど・・・その少女を放っておけずに自らの身を顧みず助けに行ったんだ。それで後にGIRLSの設立に携わる事になる当時大学の准教授だった多岐沢博士の後押しを受けて自身に怪獣の魂が宿っている事を公表したんだ。これを受けて世界中で怪獣の魂を宿していた怪獣娘達が自身も怪獣の魂を宿している事を公表し始めたらしいよ。」

『へ〜、そんな事があったのか〜。』

『それにしても・・・初めてウルトラマンが戦った戦地で彼と戦った怪獣であるベムラーの怪獣娘が確認されたとは感慨深いものだな・・・。』

『俺もこれを知った時は驚いたぜ・・・。今、彼女は何をしてるんだ?』

「僕も詳しい事は知らないけど・・・・クララちゃんの話によればGIRLSには所属していないよ。確か・・・探偵をやっているとか言ってたかな〜・・・。」

『GIRLSに所属していない怪獣娘もいるのか・・・。』

『GIRLS?』

「国際怪獣救助指導組織通称『GIRLS』・・・さっき言ってたベムラーの怪獣娘が確認された後のをきっかけに、国連の下、結成された組織さ。怪獣娘の保護やカウンセリング、生活保護に加えて怪獣娘同士が戦う格闘技『大怪獣ファイト』の運営や怪獣娘と一般人の交流イベントとかも行っているんだ。」

『ほう・・・。GIRLSはそんな役目も果たしているのか・・・。』

 

ヒロキは手元にあった雑誌を取ると頷いてタイガ達に話しかける。フーマはヒロキの問いを理解を示すも新たな疑問を口にしていた。

 

「これで怪獣娘やGIRLSについては納得してくれた?」

『ああ!けどよ・・・何でそんな組織が結成されたんだ?』

「そりゃあさ、いきなり自身の身に怪獣の魂が宿っているなんて知ったら誰だって驚くでしょ?力に目覚めたばかりの怪獣娘の中には自身の力を制御できずに暴走してしまう者だっているんだから。」

 

フーマの問いに答えたヒロキの言葉にタイガ達はこれまで戦ってきた怪獣達の事を思い出していた。自身が戦った経験のある様々な怪獣達を思い出しながらそんな存在の魂を持って生まれた彼女達の境遇を推察する。

 

『確かに・・・・怪獣は人間にとって最大の脅威となるからな・・・。』

『今まで人間として暮らしてきたのに・・・いきなり自分に怪獣の生まれ変わりで怪獣の力が使えるなんて知ったら・・・・そりゃあそうなる奴らもいるよな・・・。』

「それに加えて怪獣娘は普通の人とどうしても隔たりが出てしまうところがあるんだよ。例えば運動能力が高まってそれまで出ていたスポーツ競技に出場出来なくなって夢を諦めざるを得なくなった子だっているんだから。」

『怪獣の魂を宿して生まれた故の弊害か・・・。確かに・・・年頃のお嬢さん達にとってはいきなり自身の夢や目標を奪われる事は辛いことだろうな・・・。』

「それだけじゃないよ。かつて人類に脅威を与えてきた怪獣達の魂を持って生まれただけに怪獣娘はかなり強い闘争心を持っている・・・それにかつて人類に様々な脅威を与えてきた怪獣の魂を持って生まれただけに彼女たちは人並み外れた様々な力を持っている。人間の中にはそんな怪獣娘の事を未だに恐れる人だっているんだ・・・。だからGIRLSは一般人に大怪獣ファイトや怪獣娘と一般人の交流イベント、怪獣娘達による競技大会などを催してるんだ。彼女達の闘争心を満たしたり夢を諦めた怪獣娘達に新たな目標や夢を見つけてもらったり、未だ残る怪獣娘達への恐怖心を解消してもらうためにね・・・・。」

『・・・・成程な。』

 

ヒロキの言葉にフーマは自身が思っていた全ての疑問に納得がいったような声を上げる。そんなフーマの横でタイタスがヒロキの持っていた怪獣娘関連の雑誌を眺めて声を上げる。そこにはレッドキング、ゴモラ、キングジョー、ガッツ星人、ザンドリアスにノイズラーの5人が写っていた。

 

『ヒロキ、ここに写っているお嬢さん方は有名な怪獣娘なのか?』

「そうだね・・・その辺も説明しようか・・・まずこの人は大怪獣ファイト初代チャンピオンのレッドキングさん。」

『確かに・・・レッドキングといえば力自慢の怪獣だからな・・・この姉ちゃんが初代チャンピオンというのも納得だぜ・・・!』

『けど、ここに写っているゴモラだって元の怪獣のパワーはレッドキングに負けちゃいない。いつか彼女がレッドキングに勝つ日がくるかもな。』

「因みに大怪獣ファイト現チャンピオンはゼットンさんなんだぜ。」

『ぜ、ゼットン!?ゼットンの怪獣娘もいるのかよ!?』

「いるよ。レッドキングさんの今の目標はゼットンさんに勝って再びチャンピオンの座に返りづく事らしい。他にも大怪獣ファイトで活躍してるのは・・・シーボーズさんに・・・最近デビューしたミクラスさんかな・・・。」

『シーボーズがゴモラやレッドキングとまともに戦えるのかよ・・・・絶対にボロ負けにされるだろ・・・・。』

「それがまともに戦えてるらしいんだよね。ミクラスさんは初デビュー戦で辛くも勝利を収めた事から結構注目を浴びてるらしいよ。・・・今日の一件を引きずってないか心配だけど・・・・。」

 

ヒロキの視線は次にザンドリアスとノイズラーに移る。ヒロキは彼女達を指差して解説を続ける。

 

「ザンドリアスさんとノイズラーさん。この2人は中学生でありながらバンドをやってるんだ。確かザンドリアスがボーカルでノイズラーさんがギターだったかな・・・。」

『他のメンバーはいないのか?』

「いるよ。確かドラムがホーさんでベースがメカギラスさん。この2人も中学生らしいよ。」

『ちょ!!ちょっと待て!!バンドのメンバー全員80と戦った怪獣じゃねえか!!』

「80?ああ、確かにそうだね・・・それがどうしたの?」

『どうしたもこうしたもあるか!!80はかつて地球で中学校の教師を務めていたんだぞ!!その80と戦った怪獣の怪獣娘が全員中学生で・・・そんな彼女達が揃ってバンドを結成してるなんて・・・・こんな偶然あるのかよ!?』

「それを言ったらミクラスさん達だってそうだよ。ほら、アギラさんとウインダムさん。彼女達はなんでも同じ時期にGIRLSに所属したらしいからさ。」

『ウルトラセブンのカプセル怪獣の怪獣娘が3人揃って同じ時期に揃ったのっていうのか⁉︎何つー偶然だよ・・・・・。』

 

偶然とは思えぬ共通点を持つ怪獣娘達か集結してる事に驚きを隠せないタイガ。ヒロキは驚愕してるタイガに許可を貰って再び解説を始めた。

 

「タイガ、続き・・・話していい?」

『あっ・・・ああ・・・いいぜ。』

「次にこのガッツ星人さん。ガッツ星人さんはあらゆる分野で活躍しているらしいけど・・・芸能活動をしている怪獣娘さんに何か番組とかイベントに出れない時とかに出番が回って以来芸能関係の仕事もこなしているらしいよ。」

『ガッツ星人って・・・宇宙人じゃねぇか⁉︎宇宙人の魂を宿した怪獣娘もいるのかよ⁉︎』

「フーマ、それを言ったら僕の幼馴染はロボット怪獣の怪獣娘だぜ。突然、宇宙人の怪獣娘だっているに決まってるよ。」

『ロボット怪獣の怪獣娘⁉︎・・・・さっきお前が言ってたメカギラスの怪獣娘って奴か⁉︎』

「違う違う。そこに写ってるでしょ。」

 

ヒロキは写真の中央に立つ怪獣娘に変身した幼馴染に指差す。フーマはその写真を見て少し考えた後驚いた声を出す。

 

『この姉ちゃんがヒロキの幼馴染?・・・・待てよ・・・・この姉ちゃんの姿・・・・何か見覚えがあるような・・・・⁉︎お、おい・・・まさかヒロキの幼馴染ってキングジョーの⁉︎』

「そう、クララ・ソーン。キングジョーの怪獣娘で全国的に熱狂なファンがいる大人気モデルさ。」

『マジかよ⁉︎キングジョーの魂を宿した姉ちゃんなんているのかよ⁉︎』

『私も初めて聞いた時は本当に驚いた・・・・まさかロボット怪獣であるキングジョーの魂とは・・・・。』

『カプセル怪獣の怪獣娘やザンドリアス、ノイズラーも気になるぜ・・・何たってアギラもミクラスもウインダムも光の国で元気にセブンと共に暮らしてるし・・・80はこの2体を倒さず宇宙に帰してやったって聞いてるし・・・まぁ・・・ザンドリアスとノイズラーについては宇宙の何処かで寿命が尽きたと考えられない事はないけどさ。・・・それでも不思議なもんだよな・・・。死んでない筈の怪獣までこの星の女の子に転生するなんてさ・・・。』

「それは・・・一体何なんだろうね・・・・。まぁ・・・いつか答えが出る日は来るんじゃないかな?」

『確かに・・・人は日々進歩するものだ。今日解かれなかった謎が明日になって解けるようになるかもしれない。』

『そうだな、旦那の言う通りだぜ。』

「・・・それに彼女達にかつてない危機がこれから訪れようとしている・・・だから」

「ヒロキ、ご飯出来たわよ‼︎」

「・・・もうそんな時間か・・・デアボリックとの戦いでお腹空いたよ・・・。」

『さっ!飯にしようぜ‼︎』

「そうだね・・・・・その後は怪獣やトレギアとの戦いに向けてトレーニングだ。・・・3人とも。」

『『『?』』』

「・・・・これからよろしくね!」

『ああ‼︎』

『うむ‼︎』

『おうよ‼︎』

 

ヒロキは怪獣娘に関する話を追えるとタイガ達と自分の部屋を出て行った。




今回の話の中にはわたしの中で疑問に思った事も含んでいます。

それと本日は金曜、土曜分合わせて連投しますのでよろしくお願いします‼︎
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