怪獣娘×令和ウルトラマン クロスオーバーユニバース スピンオフ集 作:特撮恐竜
今回舞台となったアミューズメント施設はラウン○ワンをイメージしています。
マジャッパ騒動から数日後、ユカは壁沿いに立って何度か何かを確かめている。彼女の視線の先には大怪獣ファイトをクララと一緒に観戦するヒロキの姿があった。
「ああーっ⁉︎ゴモラさん負けちゃった‼︎」
「でもどちらが勝ってもおかしくない試合デシタ。いつの日かゴモラが勝つ日も近いと思いマスヨ。」
「そっか・・・・次の試合は・・・・シーボーズさんとテンペラー星人さん?」
「Oh、あの2人デスカー。」
「知ってるの?」
「エエ、2人とも大人気の大怪獣ファイターデス。テンペラーはレッドキングの同期で豪快な性格で人気なんデス!シーボーズちゃんは大人しめの性格ですがサッカーをやっていた経験からレッドキングやゴモラとの勝負にも奮戦出来る大人気の子デス‼︎」
「サッカー・・・成る程ね・・・・・あのシーボーズがゴモラやレッドキングとまともに戦える理由がなんとなく見えてきたよ。僕もそのうち会う事になるのかな?」
「フフ、きっとその内会う事になりマスヨ‼︎さっ、大怪獣ファイトもひと段落したところでこの間のマジャッパ騒動の資料の整理をしまショウ‼︎」
ヒロキとクララは席を立つとその場を離れて何処かへ行ってしまう。ユカはヒロキの後ろ姿をただ眺めている事しか出来なかった。暫くその場に留まってため息をついている。
「ハァ・・・今日も駄目だった・・・。」
「あれ?マガジャッパさん?」
そこにヒロキがやってきた。思わぬタイミングで想い人に声を掛けられたユカは汗を流しながら驚く。
「ふえええええええ⁉︎ひ・・・・ヒロキさん⁉︎」
「どっ、どうしたの⁉︎僕、なんか悪い事した⁉︎」
「いっ、いえ‼︎なんでもないです‼︎気にしないでください‼︎」
「そ・・・・・そっか。あのさ、これから暇?」
「へっ?」
「いやさ・・・この間、ボーリングのクーポン貰ってさ・・・有効期限が今日までなんだけど・・・クララちゃんはまだ仕事があって・・・他に誘う相手がいなくて・・・もし良かったら一緒に行かない?」
「ふっ・・・・ふええええええええ⁉︎わたしとですか⁉︎」
「えっ・・・駄目だった?いや・・・この間のデート、ヴィラン・ギルドのせいで中止になっちゃったから・・・その埋め合わせも兼ねて・・・さ。流石に駄目だよね・・・急すぎると思うし・・・・。」
「いっ、いえ‼︎行きます‼︎是非一緒に行かせて下さい‼︎わたしもこの後は予定はありませんから‼︎」
「そう・・・・じゃあ行こっか。」
「はい‼︎」
ユカはヒロキの誘いを聞くと彼に詰め寄ってきた。ヒロキはユカの答えを聞くと彼と共にその場を離れ、GIRLSを出ようとした時、丁度帰ろうとしていたヨウとばったり出会う。
「ヒロキさんに・・・ジャッパ⁉︎」
「マガバッサーさん⁉︎」
「バサちゃん⁉︎」
「2人とも・・・・一緒に帰ろうとしてない?何か怪しいな〜。」
「あー、僕達これからボウリングに行こうとしてたんだけど・・・。」
「ひ、ヒロキさん、バサちゃんにそんな事言ったら‼︎」
「へ?」
ヒロキの答えを聞いた時、ヨウは頬を膨らませてヒロキの片腕に抱き付いておねだりし始める。
「ずるいずるいずるーい‼︎ジャッパだけヒロキさんとデートなんて‼︎ねえヒロキさん、わたしも一緒に行きたいです‼︎」
「ええっ⁉︎マガバッサーさんも⁉︎」
「ねえ、ジャッパ〜、ジャッパは1度ヒロキさんと2人きりでデートしてるんだしいいでしょ‼︎わたしも混ぜてよ‼︎」
「ふえええ・・・・ヒロキさん、どうしましょう?」
「え・・・あー・・・。」
「ヒロキさん〜、わたしも連れてって下さいよ〜!わたしも一緒に行きたいです〜‼︎」
「ちょっ⁉︎マガバッサーさん・・・・ああ・・・えー・・・・。」
ヨウは自身の豊満な胸を押し付けながらヒロキにおねだりする。最初はどうするか悩んでいたヒロキだったがヨウの胸の感触と彼女自身の必死なおねだりに頭を悩ませる。
(うわっ⁉︎マガバッサーさん、胸大きい‼︎クララちゃんにも負けてないかも・・・・。)
「ねえ〜ヒロキさ〜ん、お願いしますよ〜!ジャッパもいいでしょ‼︎」
「う・・・・うん。ヒロキさん、わたしはバサちゃんと一緒でも構いませんよ。」
「・・・・分かった分かった‼︎分かったから‼︎クーポンは3人までなら有効らしいし・・・・マガバッサーさんも行こう‼︎」
「やったぁ‼︎」
ヨウはヒロキの言葉に喜ぶと更にヒロキの腕に自身の豊満な胸を密着させる。ヒロキの腕に当たって形を変えるヨウの豊乳にヒロキは顔を赤くしながら歩き出す。
「じ・・・じゃあ行こう‼︎・・・・あのさ、ヨウちゃん・・・・手を離してくれないか?・・・・・歩きにくいんだ。」
「え〜、折角ヒロキさんと一緒にボーリング行けるんだから離したくないです‼︎」
「駄目だよ、バサちゃん‼︎ヒロキさんから離れて‼︎」
そして彼らはボーリング場がある施設に辿り着いた。そこはボウリングだけでなくカラオケやゲーセン、他にもフットサルやテニスなど様々なアクティビティを備えた大型のアミューズメント施設だ。ヨウは目の前の建物を前に目を輝かせていた。
「おおーっ‼︎ここ、最近皆の間で話題になっているとこじゃん‼︎クラスの皆も好きなんですよここ‼︎ヒロキさん、よくここのボウリングのクーポン貰えましたね‼︎」
「アハハハ・・・・ちょっと前に・・・ね。」
「よーし‼︎それじゃあ行きましょうか‼︎ボウリング以外も楽しみましょう‼︎」
「ちょっ⁉︎マガバッサーさん⁉︎」
「あっ‼︎バサちゃん・・・そんなに引っ張らないで‼︎」
ヨウに引っ張られ彼らはゲームセンターに辿り着くと早速ボーリングの受付をしていた。受付を終えるとヒロキが番号札を持って施設の中を歩き出す。
「待ち時間結構あるね・・・。」
「だったら皆で色々なところ見ていきません‼︎時間潰しになりますよ‼︎」
「そうだな・・・そうしようか。」
こうして彼らは施設内を巡る事にした。最初に3人の目に映ったのはメダルゲームコーナーだ。これにはゲーム好きなヨウが早速催促し始める。
「あれってゲームコーナーですよね‼︎わたし、あそこに行ってみたいです‼︎」
「へえ・・・面白そうじゃん。皆でやろうよ。」
「はい‼︎」
そしてヒロキ達は受付でメダルを買うと早速目の前にあったメダルの釣りゲームに目を向ける。
「ヒロキさん、アレ知ってます?」
「知ってる知ってる‼︎最近話題の釣りゲームだよね‼︎」
「そうそう‼︎色々な魚が釣れるんですけど、それぞれの魚にクラスがあってクラスが大きければ大きいほどメダルが手に入るんですよ‼︎」
「バサちゃん・・・よく知ってるね。」
「伊達にゲーセン通いしてないぜ‼︎クラスの皆からも人気だしな‼︎」
「折角だからやってみる?」
「賛成です‼︎ジャッパは?」
「ば・・・バサちゃんが面白いっていうならやってみようかな。」
こうしてヒロキ達は釣りゲームに向かうと席を取りコインの投入口にコインを投入していく。
「よっしゃ‼︎大物ゲット‼︎」
「よし‼︎ジンベイザメ掛かった・・・・・あー‼︎逃げられた‼︎」
「あっ、掛かりました・・・・えーっと・・・えーっとここからどうしょう・・・・。」
「ジャッパジャッパ‼︎必殺技‼︎必殺技使って‼︎」
「えっ?必殺技って何?・・・・ふえええ‼︎逃げられる‼︎」
「マガジャッパさん、スイッチスイッチ‼︎スイッチ押せば必殺技・・・・ああ、逃げられた・・・・。」
ゲームに慣れていないのかユカは操作に戸惑っている。ヒロキとヨウがユカの隣に立ってそのゲームの説明をする。
「いい?ジャッパ、まずは竿を投げる。」
「う・・・うん。えい!」
「すると画面の浮きに魚達が近付いてきて・・・・それ来た‼︎」
「あっ‼︎掛かりました‼︎」
「リールを巻きながら手元のスイッチを押して‼︎そうすれば必殺技が発動して魚が弱るから‼︎」
「あっ‼︎本当だ‼︎今の内に・・・・やった‼︎2人ともありがとうございます‼︎」
ユカがゲームの操作法を理解したところでヒロキとヨウも元の位置に戻る。そして3人はゲームに夢中になっていた。
「よし‼︎ジンベイザメ釣ったぜ‼︎」
「あっ‼︎モンスタークラス接近中だって‼︎」
「モンスタークラス?」
「このステージのボスだよ。5つのステージがあってそれぞれにボスがいるんだ。」
「な、成る程・・・。」
「あっ‼︎ホオジロザメが来たよ‼︎」
「よし‼︎じゃあ行っけー‼︎・・・・よし‼︎掛かった‼︎・・・ああ‼︎逃げられた‼︎」
「こっちは・・・駄目だ‼︎逃げられた‼︎」
「ふええええ‼︎ボスだけあって強いよぉ・・・。」
その後も多くのステージに挑み3人は釣りゲームを大いに楽しんだ。3人はメダルゲームコーナーを後にして周りを見ている。
「いやぁ・・・モンスターアンコウ手強かったな〜。」
「僕はダイオウイカかな・・・・なんか凄くタフだったし。」
「アーケロンも中々手強かったです・・・。」
感想を言い合う3人が次に目につけたのはクレーンゲームだ。
「待って・・・2人とも。カッコいい腕時計見つけたからそれ撮取らせて。」
「いいっすよ‼︎わたしもジャッパと一緒にお菓子とかに挑戦してみますから‼︎」
「分かった。・・・・・ああ!駄目だった‼︎」
「ジャッパ‼︎そのままそのまま・・・・・あー‼︎」
「ご、御免、バサちゃん・・・・。」
「大丈夫‼︎まだチャンスはあるよ‼︎もう一度‼︎」
その後、3人はクレーンゲームに5回は挑むも目当ての物を手に入れられなかった。ヒロキが粘るヨウに話しかける。
「マガバッサーさん、その辺にしよう!これ以上やったらお金無くなっちゃうから‼︎」
「ううう〜・・・・分かりましたぁ〜・・・。」
そしてクレーンゲームから離れた3人はゾンビもののシューティングゲームに挑む。
「あっ‼︎これ昔から続くシューティングゲームだ‼︎」
「やってみる?2人までなら協力プレイできるらしいし。」
「よっしゃやろやろ‼︎ヒロキさん、サポートよろしくっス‼︎」
「ああ‼︎」
そして2人は投入口に硬貨を入れ銃型のコントローラーを操作してゲームを始めた。
「ま、マガバッサーさん‼︎右右‼︎」
「うお危ね⁉︎ヒロキさんナイス‼︎」
「マガバッサーさん、僕が爆弾を投げるから雑魚をお願い‼︎」
「よっしゃ‼︎任せて下さい‼︎」
「出た‼︎ボスキャラだ‼︎」
「コウモリみたいな翼してんなコイツ・・・。」
「よっし‼︎ステージクリア‼︎」
「あー、やられた!ジャッパ、お願い‼︎」
「う・・・うん‼︎」
その後、3人は誰かがゲームオーバーになるたびに交代したがここでアナウンスが鳴る。それはヒロキの持つ番号札の番号が呼び出されたのだ。
『50番でお待ちのお客様、間もなく準備が近づいて参りました。ボーリングコーナーにお越し下さい。』
「あっ、呼ばれた‼︎」
「本当⁉︎急ごう‼︎」
「あっ⁉︎2人とも待って‼︎」
その後、3人は受付を済ませてボーリング場に来た。ヨウから早速ボールを投げる。
「あーっ、畜生!半分残っちまった‼︎」
「大丈夫!次があるよ‼︎」
「よーし!今度こそ・・・やった‼︎スペアだ‼︎」
ヨウがスペアを取ったところでヒロキが張り切ってボールを投げる。しかし、ボールはあらぬ方向に向かって転がっていった。
「うそーん、開幕早々ガーターって・・・格好悪ぅ・・・。」
「ひ、ヒロキさん!まだ次がありますからそんなに落ち込まないでください‼︎」
「次・・・これでどうだ!・・・・一本だけか・・・・。」
「ヒロキさん、落ち込まないで下さい!二回ともガーターよりはマシですって‼︎」
「そ、そうか・・・そうだよね。」
「えい‼︎・・・・やった‼︎ストライク‼︎」
「「えっ⁉︎」」
最初からストライクを出したユカにヨウとヒロキは視線の先をレーンに向ける。すると全て倒れたピンを目にした。
「凄いじゃんジャッパ‼︎いきなりストライクなんて‼︎」
「マガジャッパさん、ナイスストライク‼︎」
「2人とも・・・あ、ありがとうございます‼︎」
3人は交代しながらその後もボーリングを続けた。
「あー‼︎2回連続でガーターだよ〜。」
「・・・・なんか微妙だな〜。4本残るって。」
「うう・・・半分残っちゃった・・・。」
「よっしゃストライク来たぁ‼︎」
「マジか・・・僕も・・・・よっしゃストライク‼︎」
「ふえええ‼︎ヒロキさん凄い・・・よし・・・わたしも・・・・ううう・・・・ガーターだよ〜・・・。」
3人はその後、1ゲーム終えると更に追加していた。3人はヒロキが買った手に瓶のオレンジジュースを飲みながらボウリングに挑む。
「よし・・・次こそ・・・・あー、ガーター‼︎」
「しゃあ‼︎ストライクゲットぉぉ‼︎」
「マジ⁉︎ヒロキさん、乗って来たんじゃないですか‼︎ホラ、ジャッパの番だよ‼︎」
「う・・・うん‼︎・・・・ああ‼︎あと1本だったのに〜‼︎」
そして3人はボウリングを終えるとアミューズメント施設を出ながらそれぞれの感想を話していた。
「・・・いやぁ、マガバッサーさん、凄いな・・・3人の中でストライク1番多かったよ。」
「ヒロキさんも凄いですって‼︎最初は微妙だったけど後で挽回したじゃないですか‼︎」
「そうですよ、ヒロキさんも十分凄いです‼︎」
「・・・2人とも・・・。」
「「?」」
「今日はありがとね。凄く楽しかったよ。」
「わたしも楽しかったです‼︎な、ジャッパ‼︎」
「はい、今日は誘ってくれてありがとうございました‼︎」
ヨウはヒロキの右腕に自身の豊満な胸を押し付けながら抱き付いた。ヒロキはその感触に顔を赤くしながら歩き出す。
「ま、マガバッサーさん⁉︎」
「ヒロキさん‼︎また誘って下さいね‼︎」
「あ・・・ああ・・・・。」
その後、ヒロキと別れたヨウとユカは同じ道を歩いていた。夕焼けの中、ユカはヨウに話しかける。
「あのさ・・・バサちゃん、バサちゃん胸大きいんだからさ・・・それを男の子に無闇に密着させたりするのは・・・どうかなと思うんだけど・・・。」
「へっ?何で?好きな人を落とすのに自分の武器は使うべきじゃん。」
「ば、バサちゃん、わざとやってたの⁉︎」
「そりゃそうじゃん。だってわたし達の最大のライバルはあのキングジョーさんだよ!キングジョーさんは確かにおっぱい大きいけど・・・わたしやジャッパだっておっぱいの大きさなら負けてないと思うし!」
「ふえええ⁉︎そんな事無いよぉ‼︎」
「そんな事あるって‼︎だからさ・・・ジャッパも恥ずかしがらずにそのおっぱいでアピールしちゃいなよ‼︎」
「ふえええ⁉︎恥ずかしいよぉ・・・。」
2人ははしゃぎながら暗くなる帰路について行った。
その数日後、ヒロキは正座しながら黒いオーラを放ち、笑顔を浮かべるもその目はちっとも笑っていないクララにヨウとユカの2人と何をしていたのか問い詰められたのは別の話である。
今回、登場したゲームは釣りスピリッツとザ・ハウス・オブ・ザ・デッドをモチーフにしました。