上海から来た女   作:新庄雄太郎

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最終話が完成しました


第7章 事件解決

「これで、奴のアリバイは崩れたわ。」

 

「うん、これで逮捕は出来る。」

 

「と言う事は、まだ能登にいるって事か。」

 

「そう言う事だ。」

 

「じゃあ、唐と母の友人は。」

 

「ああ、恐らくな。」

 

そこへ、石川県警の小沢警部がやって来た。

 

「あなたが、唐 可可ですね。」

 

「はい、そうですが、あなたは。」

 

「私は、石川県警の小沢です。」

 

「あなたのお母さんの友人を捜索してるんですか。」

 

「はい、一昨日から行方不明になって、公安の人にお願いしたんです。」

 

「なるほど。」

 

南と高山達は、石川県警のパトカーに乗り込み、能登金剛へ向かった。

 

「おっ、こ、これは。」

 

「何と。」

 

「若しかしたら、可可の母の友人か。」

 

「うん。」

 

小海は、里見を救出した。

 

「大丈夫ですか、しっかりしてください。」

 

「えっ、あ、あなたは。」

 

「東京中央公安室の公安特捜班です。」

 

「間違いない、捜索願の里見だ。」

 

と、高山は言った。

 

「おい、誰だてめぇは。」

 

「鉄道公安隊だ。」

 

「やはり、お前が。」

 

「その通りさ。」

 

「琵琶湖と能登で殺害し、里見を拉致した。」

 

「悪いが、お前を生かしておけないな。」

 

と、中里はリボルバー拳銃を取り出した。

 

「死ねーッ!。」

 

バキューン!

 

と、1発発砲した。

 

高山は、1発発砲した。

 

「ぐはっ。」

 

と、肩に命中。

 

「観念しろ、中里。」

 

と、南は手錠をかけた。

 

「いやー、危ないところだったな。」

 

「ええ。」

 

「これで、野原の無実は証明されたな。」

 

「ええ。」

 

「後は、犯人が分かればな。」

 

石川県警察本部

 

「えっ、もう1人の犯人がわかったって。」

 

「ええ、今桜井と松本でマークしている男の身元が分かったよ。」

 

「それ本当か。」

 

「ああ、名前は二宮 大輔、35歳だ。」

 

「あっ、この人が。」

 

「ああ。」

 

「今、桜井と松本と菅原が追っている。」

 

そして、桜井は松本と一緒に二宮の逮捕へ向かった。

 

「二宮大輔、お前を殺人陽気で逮捕する。」

 

と、松本は二宮に手錠をかけた。

 

そして、次の日。

 

「ありがとう、これで無実が証明されました。」

 

「よかったな、野原、疑いがはれて。」

 

「うん、これも特捜班のおかげですよ。」

 

「いえいえ、それほどでも。」

 

そして、唐 可可は結ヶ丘高等学校へ通っていた。

 

「クゥクゥちゃん、楽しそうだね。」

 

「ああ。」

 

「野原も横浜で楽しくやってるかな。」

 

「ああ。」

 

「それで、南さんは鉄道公安って大変なんだろ。」

 

「ああ、乗客の安全を守らなきゃならないんだ。」

 

「そうなんだ、危険な仕事なんだ。」

 

「うん。」

 

野原は鉄道公安隊は危険な仕事なんだなと感じました。




劇中の列車時刻は93年のダイヤを使用しています

ご了承ください

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