「これで、奴のアリバイは崩れたわ。」
「うん、これで逮捕は出来る。」
「と言う事は、まだ能登にいるって事か。」
「そう言う事だ。」
「じゃあ、唐と母の友人は。」
「ああ、恐らくな。」
そこへ、石川県警の小沢警部がやって来た。
「あなたが、唐 可可ですね。」
「はい、そうですが、あなたは。」
「私は、石川県警の小沢です。」
「あなたのお母さんの友人を捜索してるんですか。」
「はい、一昨日から行方不明になって、公安の人にお願いしたんです。」
「なるほど。」
南と高山達は、石川県警のパトカーに乗り込み、能登金剛へ向かった。
「おっ、こ、これは。」
「何と。」
「若しかしたら、可可の母の友人か。」
「うん。」
小海は、里見を救出した。
「大丈夫ですか、しっかりしてください。」
「えっ、あ、あなたは。」
「東京中央公安室の公安特捜班です。」
「間違いない、捜索願の里見だ。」
と、高山は言った。
「おい、誰だてめぇは。」
「鉄道公安隊だ。」
「やはり、お前が。」
「その通りさ。」
「琵琶湖と能登で殺害し、里見を拉致した。」
「悪いが、お前を生かしておけないな。」
と、中里はリボルバー拳銃を取り出した。
「死ねーッ!。」
バキューン!
と、1発発砲した。
高山は、1発発砲した。
「ぐはっ。」
と、肩に命中。
「観念しろ、中里。」
と、南は手錠をかけた。
「いやー、危ないところだったな。」
「ええ。」
「これで、野原の無実は証明されたな。」
「ええ。」
「後は、犯人が分かればな。」
石川県警察本部
「えっ、もう1人の犯人がわかったって。」
「ええ、今桜井と松本でマークしている男の身元が分かったよ。」
「それ本当か。」
「ああ、名前は二宮 大輔、35歳だ。」
「あっ、この人が。」
「ああ。」
「今、桜井と松本と菅原が追っている。」
そして、桜井は松本と一緒に二宮の逮捕へ向かった。
「二宮大輔、お前を殺人陽気で逮捕する。」
と、松本は二宮に手錠をかけた。
そして、次の日。
「ありがとう、これで無実が証明されました。」
「よかったな、野原、疑いがはれて。」
「うん、これも特捜班のおかげですよ。」
「いえいえ、それほどでも。」
そして、唐 可可は結ヶ丘高等学校へ通っていた。
「クゥクゥちゃん、楽しそうだね。」
「ああ。」
「野原も横浜で楽しくやってるかな。」
「ああ。」
「それで、南さんは鉄道公安って大変なんだろ。」
「ああ、乗客の安全を守らなきゃならないんだ。」
「そうなんだ、危険な仕事なんだ。」
「うん。」
野原は鉄道公安隊は危険な仕事なんだなと感じました。
劇中の列車時刻は93年のダイヤを使用しています
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