若干コメディ調になってしまいました。まあそのほうが軽い気持ちで見てもらえるかな。
「いやいやおかしいってこれぇぇぇぇぇぇ!?」
ありのまま今起こったことを話すぜ!!
トンネルから出たらそこは車や電車も電灯も何もない中世の村のような所だったんだ。
周りには家、とは言っても、俺がいつも見るコンクリートで出来た家ではなく木で作られた古臭い家が所々に見えるだけ。畑にはボロボロになったカカシや柵があり、とても現代とは思えない世界だった。
それよりも!そんなことよりもだ!今目の前にいる人のように2本足で立っているオオカミらしき者が誰かの死体を食い荒らしてるんだ!
グチャグチャと生々しい音をたてながら腕や足にむさぼりついているそいつの歯、いや牙や爪は鋭く尖っていて、今にもその死体を噛み切ろうとしている。
いや待てよ...?アイツ服を着てるぞ?オオカミが服を着ている?いや......もしかして、アイツは人間!?
よし!戻ろう!!
そう思ってさっき通ったトンネルの方に振り返ると、
そこにはトンネルはなく、さっき見た人型オオカミ達の群れががこちらを向いていた。
「グルルルルルルルルゥゥゥゥ........」
あ....................えっとぉぉ〜............
「ど~もー...ウー○ーでーす......」
「グルルルルルルゥゥゥゥアアアアアアア!!!!!!」
よし!逃げよう!
急いで自転車にまたがって猛スピードで駆け出した。
いやー一応北海道に引っ越すから砂利道でも走れるグラベルロードの自転車を買っといて良かったぜ!
変速をガシャガシャと軽いギアに変えて思い切りペダルを漕ぐ。一気に坂を駆け上がって下り坂でも重いギアに変えて漕ぎまくって下っていく。
息が切れてきた...脚もだんだんキツくなり、冷たい風に吹かれながらも身体中に汗が垂れてきた。
流石にここまでアイツらは追ってこれないだろう。いくらオオカミとは言っても、あんなにスピードを出して走ったんだ。
それにしてもここはどこなんだろう。明らかに俺が住んでいる街とは全然違う景色だし、それに人が住んでいた形跡はあるのに肝心な住人が全く見当たらない。
そういえばあのオオカミ人間達、服を着ていたな......それもよくRPGの村で見る農民のような服だったり、エプロンだったり......てことは、アイツらはもともとここに住んでいた人達なのか!?
「グルルルルルルルルゥゥゥゥ............」
はっ......マズい!!追いつかれた!!!
気付いたら目の前にいたオオカミは今にも俺を襲いかかろうとしている。
くそったれ......!!!こんな事になるんだったら、来るんじゃなかった。
バァァァンッッッ!!
突然、銃声が響いた。
「オイ、アンタ!!早くこっちへ来いっ!!!」
音が鳴った方を見ると近くの建物のドアにショットガンを構えた還暦くらいの男性が立っていた。
慌ててその建物へ駆け込むと男性はドアにの鍵を閉めて、木の板でさらに抑え込んだ。あぁ...さよなら俺の自転車......
部屋の中はだいぶ荒れていて、本や雑貨、さらに銃の弾丸が転がっていた。海外の映画でよく銃は見るが、実際に見たのは初めてだ。
「ここは危ない。アンタもコレ持っとけ」
そう言って男性が渡してきたのは、拳銃とナイフだった。
初めて銃を持つがこんなに重いのか。小さい頃エアガンで遊んでたりしたがその比じゃない、手にズッシリ来る重量感。
......っていやそんなこと言ってる場合じゃない。
一旦状況を整理しよう。
まず俺はマ○クを届けるためにトンネルに入ったらオオカミ人間......というよりゾンビが沢山いる村ニ来てしまい、今現在そのゾンビに囲まれた家の中で銃を持って立っている。いや意味分かんないわかんない。
「なぁおじさん、ここは一体どうなってるんだ!?」
「あぁ......我々はついに神を怒らせてしまったのか.........」
「ヘ...?おいおい何言ってるんだ?」
「俺たちはこの村の神の逆鱗に触れてしまったんだァァ!!!」
「おい!話を聞いてくれよ!!」
「マズい...今にもヤツらがく
その瞬間、天井を突き破って来た何かがおじさんの首を掴んでそのまま上に持っていってしまった。
「あ〜クソっ!!どうなってるんだよここはよぉ!?」
ドンッッッ!!ドンドンッッッ!!!
マズい!今にもアイツらが入ってくる!!
クソっ!!何なんだよあのジジイッ!!!こんな時になんか神がなんとか言ってたし、本当にどうなってるんだよここは。
どこかに裏口はないのか?裏口ではなくてもなにか出られる所。
必死になって探していると、隣の部屋の窓の外にはまだゾンビ達が来ていなかった。
よし、今なら出れる!
窓を開いてなんとか家を脱出した。
急いで走り出し、家から距離をとる。
ベキィィッッッ!!
とさっきの家のドアが破壊されてゾンビ達が入ってきた音が聞こえた。
ん?あの部屋にある赤い樽...なんか書いてあるぞ?
「危険!火気厳禁」......火薬かぁ。
手に握られている拳銃を見る。
よく映画でこんなシーンあるよなぁ、禿げた警察官が終盤で相手を一掃するときのヤツ、憧れたよなぁ。実際にできるのかな。
いっちょやってみるか。
「おぉい!!クソゾンビ共ぉ!!!」
両手で銃を握り、樽に照準を合わせる。
「
引き金をひいて、銃弾を樽ヘ向かってぶっ放した。
BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOM!!!!!!!
見事樽に命中し、たちまち大きな爆発が起きた。家全体に火がついて、ものの数秒で巨大なキャンプファイヤーとなった。
にしても痛え。実銃って打つとこんなに衝撃が来るのかよ。先が思いやられるな。
グルルルルルルルルゥゥゥゥ
おっと、まだ生き残ってる奴がいたか。
また銃を構えて、ゾンビに向かって引き金を引く。
カチャッ......
「へっ............?」
拳銃のマガジンを取り出して中身を確認する。
中身は、スッカラカンだった。
よし!逃げよう!!
ひぇ~、危なかった危なかった、なんとか逃げ切れた。
しばらく道を進んでいくと、遠くに大きな洋風の城が見えた............城!?
なんで北海道のこんな村に洋風な城があるんだよ!
いやもうここは北海道、というより日本とは考えないほうがいいな。
とりあえずあそこに行けばなにかあるかな。
もう配達とかはどうでも良くなってきた。このリュックもどこかに置いていこうかな。ただでさえ立方体で邪魔だし走ったりするのにも妨げになるし、だいたいこんな所に注文したやつなんかいるのかよ。えっとぉ...?ビックマ○クのセットにえびフィレオ、月見バーガー、チーズバーガー......こんだけ量があるんだから一人ではないな、普通に考えると4人か。こんなところに家族で住んでるやつでもいるのかな。
まあいい、とりあえず中に入るか......
_____________________
???「いま誰かが入ってきたな......ついに来たか、お前に私のエヴァは渡さない!覚悟しろ!!
イーサン・ウィンターズ!!」
((((ヤバい.......!!ミランダ(様)に言うの忘れてた............!!!))))
いきなりダイ・ハードのセリフとか入れてしまいすみません。
僕自身あの映画みたいなアクションとギャグが混ざった感じが好きなので、今後もあるかも