【あらすじ】
前世、前々世の記憶を有して前世と同じ世界に転生した主人公。
「いや、前世と今世――逆だろ!?」
前世は『キャラ成り代わり』、今世は『モブ』――モブって、なんだったっけ? ってぐらい強いよ?!
今世を楽するための前世だったのかな??
※この話のオリ主は『転生者』
転生二回目(多分)、第三の人生。
「千早――ちょーっと手伝ってくんない?」
オレには“前世”と“前々世”の記憶がある。
前々世は『ワールドトリガー』と云うマンガにハマっていた、“平凡なアラフォー女子”。
なんの因果か、前世は
神様に一言言いたい――『今世と前世……絶対、順番、逆!!』と。
どちらかと言えば運動音痴だった前々世の私に「攻撃手1位をやれ!」って、無理な話でしかない。
頑張った。頑張ったよ?
文武両道(成績が良いとはいっていない)で、原作開始時に四万ポイント台に到達してやったよ?!
――般若背負った忍田さんと風間さんとの“鬼ごっこ”かーらーの、説教は一回きりで結構です。お腹一杯ですぅー
……あんなの何回もなんてオレには無理だ。こわい
前世が今のオレで、今世が太刀川さんだったら楽だったろうなぁ……
今世はそこそこ勉強頑張って。ランク戦もそこそこにして――だったんだけど……何故だか風間さんを差し置いて『攻撃手2位』二宮さんを差し置いて『個人総合2位』になってたりする。……なんで?
そして冒頭のセリフである。
オレに声をかけてきたのは
迅が
まぁ、今も模擬戦したりはしている。
なかなか捕まらなくて
……前世の影響で今世も
因みに、オレも太刀川さん同様、風刃に選ばれなかった。今世もかぁ……
「なんだよ~久しぶりに会ったってーのに……厄介事かぁ?」
迅の言う“ちょーっと”は“ちょっと”じゃ済まないんだよなぁ……
「うーん……まぁ、厄介っちゃー厄介かなぁ…………
おれの
「後輩って……
はー……もうそんな時期か…………今回は
「つってもそいつ、正式入隊してねぇーだろ。野良近界民じゃん」
「まぁ、ね」
「けどまぁ、
「
・・・・・・ あ す ?
「は?
え、なに? 明日、久々に風間さんとバトれるのか!」
明日とか急だな……
しかし、まぁ。風間さんも忙しい人だからなかなか捕まんないんだよね~
いやー楽しみ~
「いや~……千早には太刀川さんの相手してもらいたいんだけど……」
・・・・・・・・・・・・なん、だと?
「……?」
スン…と、真顔になったオレに迅は首をかしげる。
「……太刀川さん、なぁ…………いやー別に嫌ではないけど……ねぇ……」
「珍しいねぇ、お前が歯切れ悪いとか」
「いや~……あの人、帰ってきたら必ず絡んでくるから。ランク戦するから。あっちが飽きるまで付き合わなきゃだから…………お前が
飽きるまで、って――何十戦することになるんだろ……今から気が重い…………
(ランク戦は)楽しいけどさぁ?!
「あははは……そりゃ申し訳ない」
「誠意が感じられない……
――まぁ、いいや。模擬戦10回な!」
「え、」
「対価だ、対価! タダで手伝うワケねぇーでしょーよ」
「……5回」
「10」
「5」
「…………この話は無かった、という……」
「あーもう、わかった! 7回!!」
「10回」
「……」
「迅――
「……すっっっごく低い確率だったけどねッ!
――――わかったよ……10回ね、10回。それ以上は
「おーけー、おーけー。交渉成立だ」
ってなワケで。
「肝心の場所がわからん……」
場所の指定が無かった。日時指定はあったのに、だ。
しゃーねぇーから玉狛まで行ってみたが――――
〈迅? アイツならここ最近、帰ってないわよ?〉
〈マジかぁー(んじゃぁ、どこ……?)〉
〈――そんなことより、千早。久々にあたしとバトりなさいよ〉
〈んー……バトりたいのは山々なんだが、先約があんだよ〉
〈むむぅ…………しっかたないわねぇ……次よ、次は ちゃんと対戦しなさいよ!〉
――って、迅の居場所は不明なまま……
一応、持っていった“いいとこのどら焼き”は置いてきたが。
ふーむ……ドコだったか……どこもかしこも似たような家と道だからなぁ……
あの時は……本部から玉狛に向かっていて――――目標までの距離、なんぼだったかなぁ……
玉狛から本部に向かって軽~く走りながら
数十メートル先のコレは……迅か? ってことは……二本隣の道が正解の場所か!
あと、迅に向かって三つの反応が迫ってる。これは嵐山たちかな?
グラスホッパーを使って屋根に登り、迅が居ると思われる方へと向かう。
◇◆◇
――
迅に向けて、トリオンを消費して『弧月』の攻撃を拡張する専用オプショントリガー『旋空』を放つ。
普通なら
「チッ、やっぱ当たんねぇ……」
まぁ、当てるつもりは無いし、当たるとも思ってない。
「矢吹!」
「「矢吹さん……!?」」
「やあやあ皆さんお揃いで……どちらまで?」
弧月でトントン肩を叩きながら『遠征組+三輪隊』『迅+嵐山隊』がいる方へと歩いていく。
「矢吹、お前も本部長命令か……?」
「風間さん、お帰り。そして久しぶり~
オレは迅に頼まれて自分の意思で手伝うことにしたんだよ――模擬戦10回、勝ち取りました☆」
弧月を鞘に納めながら風間さんに挨拶。質問に応える。そしてブイッ! っとピースサインにした手を突きだす。
「え……なんだよ、それ……羨ま」
「太刀川、黙れ」
「ぁぃ……」
思わず……ってな感じでポロっと声を出した太刀川さんに風間さんが黙るよう間髪をいれる。
すまんな、太刀川さん。だけどもうすぐ迅とランク戦 出来るようになるから。
オレも模擬戦からランク戦にチェンジしてもらわないとなぁ……
「ちょっと千早……狙う相手、間違えてない?」
「間違えてねーよ、バーカ。嫌がらせに決まってんだろ? ちゃーんと場所を言わなかったお前が悪い。――お陰で玉狛まで行くことになっただろうが」
「あれ? 言わなかったっけ……?」
「聞いてたら、旋空なんてぶっ放してませんけどぉ?」
悪気がない迅に殺意が芽生える。
もう一発、旋空放ってイイカナー?
「しっかし……嵐山隊呼ぶならオレ、要らなかったんじゃね? オーバーキルじゃん」
なんか久しぶり~って、嵐山に手を振る。
嵐山隊は防衛任務に着くほか『ボーダーの顔』として広報活動もしていて、なかなかに忙しい部隊だ。それでいて『A級5位』にいるんだからスゴい。
「――俺たちに勝つつもりか?」
「むしろ、
――――続きは、太刀川さんとオリ主がお餅を焼くために燃やしました。
◆PROFILE◆
◇ポジション:アタッカー
◇年齢:19歳 ◇誕生日:8月29日
◇身長:180㎝ ◇血液型:A型
◇星座:オオカミ座 ◇職業:大学生
◇好きなもの:餅、猫、カレーうどん、ランク戦
◇家族構成:父、母、猫
◇トリオン:9 ◇攻撃:15
◇防御・援護:8 ◇機動:8
◇技術:10 ◇射程:3
◇指揮:7 ◇特殊戦術:3
◇トータル:63
◇主/弧月、シールド、旋空、Free Trigger
◇副/弧月、シールド、旋空、グラスホッパー
◆本部所属のA級ソロ隊員。
◆『アタッカー2位』『個人総合2位』なのは、学業を犠牲にしなかったからだよw
◆前世『太刀川 慶』
前々世『ワートリ好きな平凡アラフォー女子』
◆前々世から誕生日が一緒と云う奇跡www
前々世は乙女座
(オリ主:まさか人生三回、同じ誕生日になるとは……)