*注意*この作品ではアニメでサトシがゲットしたポケモンが進化していたり、オリジナルゲットしていたりなどがあります。また、バタフリーやピジョットなど離脱したポケモンたちも手持ちとして登場します。
ゲーム主人公が登場します。立場としてはサトシのライバルや後輩、憧れなどです。
また、サトシは波動使いとしても成長しており、波動によるポケモンへの治療や会話などが可能となっております。
カントー地方のマサラタウン。
ポケモン研究の第一人者であるオーキド博士がいる研究所に一人の少年が自分のポケモン達と遊んでいた。
名はサトシ。
ポケモンマスターを夢見る彼は10歳の時に旅を始めてこれまでに自身の住むカントーを始めジョウト、オレンジ諸島、ホウエン、シンオウ、イッシュ、カロス、アローラ、ガラル地方等を旅してきた。
その地方の様々なポケモンをゲットして、大会に出場し好成績を残してきたことに関しては普通のトレーナーとは変わらないかも知れない。
だが
サトシはこれまでに各地方の伝説・幻と言われているポケモン達と出会い、絆を結んできた。
そもそも伝説・幻と呼ばれるのは大きい力を持つのと出会う確率の低さからそう呼ばれている。
なのに新しい地方を巡る度に出会うのは奇跡なのだ、本人には自覚はまったくもってないが。
大体は伝説・幻のポケモンを狙う組織に遭遇し巻き込まれるといったのがほとんど、サトシだって好きで巻き込まれてる訳ではない。
それでもサトシはポケモンが大好きで、伝説だの幻だのと彼らをくくることなく、助け、時には協力してきた。
そんなサトシが今まで悪いやつに狙われなかったのはある意味運が良かったと言えよう。
ここしばらくトラブルもなく平和に過ごしてきたサトシに近づく不穏な影があった・・・・・
◆◆◆
ここはオーキド研究所。マサラタウンの外れにあるカントー地方のみならず、世界的に有名なポケモン研究者、オーキド博士の研究所だ。
そこの庭でポケモンと戯れている少年、名はサトシ。ポケモンマスターを目指すポケモントレーナーである。
カントー、オレンジ諸島、ジョウト、ホウエン、シンオウ、イッシュ、カロス、アローラを旅してつい最近に、クチバシティのサクラギ研究所でのリサーチフェローを終えてマサラタウンに戻ってきたのだ。
「今まで色々なところに行ったよなピカチュウ・・・」
「ピッカ」
サトシの言葉に頷くのはサトシの一番の相棒である電気ネズミポケモンのピカチュウ。サトシの最初のポケモンであり今までサトシと旅をして苦楽を共にしてきた。
サトシとピカチュウはふと今までの旅のことを思い出していた。今まで戦ってきたジムリーダーやライバルたち、共に旅をしてきた仲間たち、ポケモンたちとの絆など様々なことがあった。
旅の中で出会った人の中にはポケモンを使って悪事を働く人間ともであった。殆どの人間が最後までその行いを反省しないまま捕まったが中には心を入れ替えてくれた人もいた。
旅をしていくうちに自分なりに成長してきたとは思うが果たして今の自分は夢であるポケモンマスターにどこまで近づいているのだろうとサトシは考えているとそんなサトシの顔をピカチュウが横から覗き込んできた。
「ピィーカ?」
「何でもないよピカチュウ」
「チャ〜♪」
そう言いながらサトシはピカチュウの頭を撫でるとピカチュウは目を細めながら嬉しそうに鳴いた。そんなピカチュウを羨ましそうにサトシの他のポケモンたちがサトシの周りに集まっていた。
「ガーニュ♪」
メガニウムがサトシに甘えるように頭を擦り寄せてくると他のポケモンたちもそれに続くようにサトシに体を擦り寄せていた。
◆◆◆
「相変わらずポケモン達に好かれてるねサトシは」
「ははっ、まぁ僕や博士のように見慣れている人からしたらいつもの光景なんだけど知らない人からしたら凄い光景だよね」
オーキド研究所の中からサトシとポケモンたちの様子を見ていたシゲルとケンジは変わらないその光景に思わず苦笑いをしていた。
現在、プロジェクトミュウのチェイサーとして活動しているシゲルだが今日は久しぶりの里帰りということでオーキド研究所にやって来たらちょうどサトシもマサラタウンに帰ってきていたので、サトシの図鑑データを見ながらケンジと話していた。
「しかし、流石はサトシだね。普通のトレーナーや研究者じゃ滅多に出会えない珍しいポケモンや伝説のポケモンに会ってるんだからね」
「その分トラブルにも巻き込まれているけどね・・・」
シゲルはサトシの図鑑のデータにある伝説や幻のポケモンたちのデータを興味深く見ているが、サトシと旅をした経験があるケンジは苦笑するしか無かった。
「まぁそうだね。それに最近じゃ各地方でポケモンを強奪したり盗んだり、挙句の果てには伝説のポケモンと関わりのある土地を襲撃する集団が出回っているらしいしね」
「僕もオーキド博士からその話を聞いたよ。襲われた場所の中にはサトシが伝説のポケモンと出会った場所も多く含まれているらしいよ」
シゲルの言葉に聞いた覚えのある話しだったのでケンジがそう言うと、2人は思わず黙り込んでしまった。
「・・・サトシにこの事を話した方が良さそうだね」
シゲルはそう言ってオーキド研究所の外に目を向けると、
バチバチ!
庭の方で激しい電光が見えた。
「アレはサトシのピカチュウの10万ボルト!」
「まさか!?」
ケンジとシゲルは最悪の出来事を想像してしまい、手持ちの入ったボールを取ると慌てて庭へと向かった。
◆◆◆
時間は少し遡りサトシがポケモン達と戯れていた時だった。サトシはフシギダネが持ってきてくれたブラシを使って1匹ずつ丁寧にブラッシングをしているとサトシのポケモンであるエルレイド、フーディン、ヨルノズク、メタグロスが何かの気配を感じ取ったのかサトシの前に移動すると他のポケモンたちもその様子から何かあると思い警戒態勢をとりはじめた。
サトシもポケモンたちが警戒し始める姿を見て警戒をすると、森の入口の前に不思議な穴が現れた。
「なんだ?」
慌ててサトシはポケモンたちを庇うべく前に出ようとしたが、それよりも先に穴の中から一人の男が現れた。
「誰ですかあなたは」
サトシは警戒しながら尋ねる。今まで旅して色々な出来事に遭遇したことはあるが、流石に穴の中から人が現れたのは初めての経験であり警戒する。
「貴様がマサラタウンのサトシだな?」
「俺に何の用ですか」
サトシは警戒を緩めずに男にそう言うが、男はその言葉に何も答えない。
「大人しく我々に着いて来てもらおうか」
「悪いですけど、要件も名前も言わないような人について行く気はありません」
男は上から目線でサトシに命令するように言うが、サトシはキッパリとそれを断った。
「ならば、力尽くで連れていくまでだ。ゆけお前たち!!」
男はそう言うと6つのモンスターボールを投げる。中から現れたのはドラピオン、ヘルガー、サメハダー、キリキザン、ダーテング、タチフサグマ。更に穴から男に続くように黒い制服をまとった集団が現れ、ポケモンたちを繰り出してきてサトシとサトシのポケモンたちに向けて攻撃してきた。
「くっ、みんな迎え撃つぞ!!」
いきなり攻撃してきたことに驚いたがすぐに対処するためにサトシはポケモンたちに指示を出すとそれに答えるようにポケモンたちは声を上げるのだった。
数は向こうの方が上だが、サトシのポケモンたちは全員がポケモンリーグ本戦で戦えるほどに強いため敵のポケモンを次々と倒していく。その様子を少し離れた場所から見ていた男は思わず舌打ちをする。
「流石はアローラ初代チャンピオン。この程度なんともないか」
「クーロン様。あまり時間をかけすぎるのは危険かと・・・」
「わかっている。ここは予定通りコイツらを使うぞ」
男──クーロンは部下の言葉に苛立ちを隠さずに3つの黒いボールを取り出した。クーロンが取り出したボールを見たサトシは思わず驚愕した。
「そのボールはっ!?」
「ほぅ、このボールの事を知っているのか。だが時間もないのでとっとと終わらせてやろう。いでよ!邪悪なるファイアー!邪悪なるサンダー!邪悪なるフリーザー!」
クーロンはサトシがこの『ダークボール』の事を知っていることに驚いたが、そんな事を気にせずに3つのダークボールを投げる。中から現れたのは通常の色よりもドス黒い色をしたカントー地方の伝説のポケモンであるファイアー、サンダー、フリーザーが現れた。
「ファイアー! 大文字! サンダー! 雷! フリーザー 吹雪!」
「ピカチュウ! 10万ボルト! カビゴン! 破壊光線! リザードン 火炎放射! 」
クーロンがファイアーたちにサトシのポケモンたちに攻撃するように指示を出す。サトシも負けじとピカチュウたちに指示を出すと技がぶつかり合う。6体の技がぶつかり合ったことで爆発しその衝撃がこの場にいる全員を襲いこの場が煙に包まれた。
そして煙が晴れるとそこにはファイアーたちとピカチュウたちの技の衝撃によって戦闘不能になっている部下たちのポケモンと傷つきながらも立ち上がろうとしているサトシのポケモンたち。そして事前にヘルガーの守るで衝撃から身を守っていたクーロンがピカチュウたちを庇って傷ついているサトシの前に立っていた。
「正直驚いたな。まさかファイアーたちの技と互角とは・・・流石は『愛されし者』だな。だが今は貴様を連れていくことを優先させてもらう。ドラピオン」
「ドラァ」
「ぐっ」
クーロンはサトシの実力に驚いたが、自らの目的を優先すべくドラピオンにサトシを捕まえるように指示を出すと、ドラピオンはコクリと頷くとサトシの体を掴んだ。サトシは抵抗しようともがくがドラピオンの力は強くビクともしなかった。
「ピ、ピィカァァ!!」
ピカチュウを筆頭に傷ついたサトシのポケモンたちがサトシを助けようとするが、それを許すクーロンではなかった。
「ヘルガー、煉獄だ」
ヘルガーの強力な煉獄によってピカチュウたちは吹き飛ばされてしまった。その間にクーロンの部下たちは穴の中へと入っていき、後はクーロンとサトシだけとなった。
「これで任務完了だな」
男はそう呟くとサトシを拘束しているドラピオンと共に穴の中へと入っていく。
「ピカチュウー!!」
「ピカピー!!」
拘束されながらもサトシはそう叫ぶと、傷つきながらもピカチュウたちサトシのポケモンたちはサトシを助けるために男を追いかけるように穴の中へと次々と躊躇うことなく入っていく。
サトシのポケモンたちが全員穴に入り終わるのと同時に穴はグニャグニャと歪みながら小さくなっていくと最終的に穴は消え去ってしまった。
そして穴が消えたのとほぼ同時にシゲルとケンジがやって来た。
「サトシー!ピカチュウー!おかしいな。サトシだけじゃなくてサトシのポケモンの姿すら見当たらだないなんて・・・」
「まさか何かあったのか・・・」
ケンジとシゲルは帰ってきたオーキド博士と共にサトシとサトシのポケモンを探したが何も見つからなかった。
残っていたのはポケモンたちの技によって荒れた広場だけだった・・・
◆◆◆
アニポケ×ポケスペのクロスオーバー小説です。時系列はアニポケは新無印編終了後で、ポケスペは第14章終了後となっています。
この作品ではサトシを含めて1部のキャラたちが作中ゲットしていないポケモンたちをゲットしております。数が多くなるので影が薄くなるポケモンがいるんじゃないかと不安はありますが何とかなるようにそこは頑張りたいです。
アニポケからはサトシの他にロケット団の3人とゴウを含めたサトシの旅仲間、サトシのライバルから数人程出す予定です。
オリジナルキャラクターも登場します。
似たような小説もあると思いますが、読んでもらえるとありがたいです。また、意見などがあれば教えて貰えるとありがたいです。