カロス地方の12番道路にて赤いスーツを着た集団がポケモンを繰り出しながら逃げる2匹のポケモンを追いかけていた。
「デルビル 火炎放射!!」
「コノハナ 葉っぱカッター!!」
「カメテテ 水鉄砲!!」
十数匹のポケモンたちが木を伝いながら逃げるポケモン───ゾロアークとゲッコウガに向けて技を放った。ゾロアークとゲッコウガは向かってくる技に当たらないように木々に体を隠すように移動しながら当たりそうな技はゾロアークは辻斬りで、ゲッコウガは居合切りで斬り裂きながら走っていた。
「くそっ!当たらねぇ!!」
「怯むな!!数はこちらが勝っているんだ。攻め続ければ先に力尽きるのは奴らの方だ!!」
技が当たらないことにイライラしていた一人がそう呟くがリーダー格であるスキンヘッドに赤いサングラスをかけた白スーツの男がそう言いながら攻撃を続ける。
実際男が言うように彼らがゾロアークとゲッコウガを追跡してから既に数時間が経過していた。故に2匹の体の至る所に傷ができており疲労も溜まっているのか動きも衰えていた。
あと少しで仕留めきれると男たちの気が緩んだ瞬間、ゾロアークは目を怪しく輝かせると突如男たちのいる地面が盛り上がりそこから巨大な植物の根が現れ男たちとポケモンたちを縛り上げた。
「な、なんだ!?」
「くそ、このままじゃ逃げられちまう!!」
巨大な植物の根が男たちを襲っている間にゲッコウガとゾロアークは足を早めてどんどん距離を取っていく。男たちは見失わぬように急いで追いかけようとしたが巨大な植物の根によって行く手を阻まれてしまい2匹の姿を見失ってしまった。
「あいつら一体何をしているんだ?」
離れた場所で赤いスーツの集団───フレア団団員たちとポケモンたちが空中で妙なポーズをとりながら固まっているのを見てフレア団の一員であるコレアは呆れていた。
「仕方がないんだゾ。あのゾロアークの見せる幻は普通の個体に比べて特別なものなんだゾ」
コレアの隣で同じようにフレア団の下っ端たちの様子を見ていたフレア団の幹部であるクセロシキはコレアの言葉に対してそう返した。
ゾロアとゾロアークの特性イリュージョンは自分の姿を他のポケモンや人間に見えるように化けるものだが、あのゾロアークは実体のある幻影を発生させたのだからその異質さがよくわかるだろう。
「とにかく今はあのポケモンたちを確保するのが優先だゾ。そのためにもバラたちが先回りとして奴らの行く先であるミアレシティで待機しているんだゾ」
「それなんだが本当に奴らはミアレに行くのか?このまま人気のないところに隠れ傷を癒す可能性もあるだろう」
「確かにその可能性もあるが奴らはこの世界が自分たちのいた世界とは違うことを知らない。故に信頼出来る知り合いのいるミアレシティに行く可能性の方が高いんだゾ」
コレアの言葉に対してクセロシキは自信ありげにそう言った。そしてクセロシキが言ったようにゲッコウガたちの向かう先はミアレシティだった。
しかし、クセロシキたちはまだこの時知らなかった。ミアレシティには現在、かつて彼らの計画を邪魔した少年少女たちとカロス地方より遠く離れたイッシュ地方にて活躍した少年少女たちがいることを・・・
◆◆◆◆
「遅い!!いつまで待たせるのよエックス!!」
「そんなに遅れてないんだからいいじゃん・・・」
ミアレシティ・ミアレタワー。その下にて金髪の勝気な少女が黒髪の少年に対して怒りながらそう文句を言うのを黒髪の少年は無気力にそう返す。
金髪の少女の名はワイ・ガベルーナ。黒髪の少年の名はエックス。2人もまた図鑑所有者と呼ばれるこのカロス地方のポケモン博士であるプラターヌ博士からポケモン図鑑を託されたもの達である。
かつてアサメタウンで起こった事件をキッカケに引きこもりだったエックスはワイを含めた四人の幼なじみと共にカロス地方全体を巻き込んだ大事件を解決した彼らは今は各々が選んだ進むべき道へと歩き出していた。そして今日は久しぶりに幼なじみ5人が再開することが出来るのだった。
「ティエルノとトロバとサラはもうプラターヌ研究所に行ってるみたいだから私たちもはやくいくよ」
ワイはそう言ってエックスの手を取ってプラターヌ研究所へと向かおうとしたその時だった。
「俺はポケモンリーグで優勝するぞォォォー!絶対絶対絶対絶対優勝するからなァァァ!」
後ろの方から叫び声が聞こえたので思わずワイとエックスは驚きビクッと背筋を伸ばす。2人は思わず叫び声の聞こえた方を見るとそこには両手をメガホンのようにしている帽子をかぶった黒髪の少年が同じように帽子をかぶった黒髪をポニーテールに纏めた少女に頭を叩かれていた。
「もう!こんなところで叫んじゃダメでしょブラックくん!!」
「イテテテ・・・いやぁ悪い悪い社長。ついいつもの癖で叫んじまったよ」
「全くしょうがないわね・・・」
2人のやり取りからしてあの二人にとってはいつものやり取りなんだろうと思ったワイとエックスは特に関わる必要も無いだろうとプラターヌ研究所へと足を向けようとしたその時だった。2人の上を何かが通り抜けたかと思えば2人の目の前に上から傷だらけのゲッコウガとゾロアークが落ちてくるとそのまま2体は崩れるように倒れた。思わずエックスとワイは倒れた2匹に近づこうとした。
「ちょっとあなたたち大丈夫!?」
「っ!!ワイちゃん離れて!!」
ワイはゲッコウガとゾロアークの怪我の様子を確認するために2匹の体に手を伸ばそうとしたが何かに気づいたエックスがワイの肩に手を伸ばして引き寄せるとワイが手を伸ばした場所に向かって上から現れたキリキザンが右腕の刃を振り下ろした。その攻撃はエックスがワイを止めなければ間違いなくワイに当たっていただろう。
「キリキザン!?どうしてこんな街中にいるの!?」
ワイは突然襲いかかってきたキリキザンに驚くがキリキザンはワイとエックスに目を向けず倒れているゲッコウガとゾロアークに目を向けると2匹に近づくとその腕を2匹に向けて振り下ろそうとする。しかし、キリキザンとゲッコウガたちの間に割り込むように現れたエンブオーがその攻撃を防いだ。
「いいぞブオウ!そのまま押さえつけろ!!」
「エンブッ!!」
エンブオーのブオウは自らのトレーナーである先程少女に怒られていた少年──ブラックに顔だけを向けて頷くとキリキザンの攻撃を防いだ腕に力を込めてそのまま地面に押し倒そうとしたがその寸前にキリキザンはブオウから距離をとった。そして距離をとったキリキザンの後ろからメラルバとドレディア、バスラオ、ヘルガー、バケッチャを筆頭にゾロゾロとポケモンと黒い団服を着た口元を布で隠している集団と赤スーツの赤いサングラスの集団がエックスたちを囲むように現れた。
「プラズマ団!?どうしてあなたたちがカロス地方に!!」
「フレア団!?捕まったはずじゃ!!」
黒髪のポニーテールの少女──ホワイトとワイは現れた集団を見て思わず声を上げてしまう。黒い団服の集団がプラズマ団で赤いスーツの集団がフレア団と呼ばれるそれぞれイッシュ地方とカロス地方で悪事を働いた犯罪者集団である。どちらの組織の人間も幹部を含めて全員捕まり現在は国際警察が管理する刑務所で拘束されているはずだった。そんな連中がこの場にいることにホワイトたちは驚きを隠せないでいた。しかしそんなホワイトたちを無視してプラズマ団とフレア団の団員たちはポケモンを繰り出すとホワイトたちとその後ろにいるゲッコウガたちに攻撃を仕掛ける。ホワイトたちもそれに対抗すべく手持ちのポケモンたちを出した。
「頼む!!ウォー! ムシャ! チュラ! ゴーラ!」
「いって!!あまんだ! どろしー! なんしー! ゆにぼう! ばーばら!」
「いけ!!マリソ! サラメ! ガル! エレク! ラスマ! ルット!」
「お願い!けろけろ! ヤコちゃん! ぶいぶい! そるそる!」
ブラックはウォーグルのウォー、ムシャーナのムシャ、デンチュラのチュラ、アバゴーラのゴーラ。
ホワイトはジャローダのあまんだ、マッギョのどろしー、ママンボウのなんしー、ユニランのゆにぼう、バルチャイのばーばら。
エックスはブリガロンのマリソ、リザードンのサラメ、ガルーラのガル、ライボルトのエレク、ゲンガーのラスマ、カイロスのルット。
ワイはゲッコウガのけろけろ、ヒノヤコマのヤコちゃん、ニンフィアのぶいぶい、アブソルのそるそるを繰り出した。
ブラックたちはプラズマ団とフレア団たちのポケモンを撃退しつつ、なんしーの癒しの波動でゲッコウガとゾロアークの傷を癒す。その間にもプラズマ団とフレア団のポケモンたちを倒していくブラックたちだがその中でエックスは動きを見せない先程まで先頭に立っていたキリキザンたちに目を向ける。
(最初に攻撃を仕掛けてきてから動きを見せない。実力でいえば間違いなくこの中で一番高いのに攻撃に参加してこないのは何か理由があるのか?)
エックスがポケモンたちに指示を出しつつキリキザンたちに視線を向けていると数体のポケモンがエックスたちを飛び越えゲッコウガとゾロアークに襲いかかろうとした。
それに気づいたエックスたちは急いでゲッコウガたちの元にポケモンたちをいかせようとしたがそれよりも先にゾロアークの髪の毛からポケモンが飛び出てゾロアークの髪の毛からカイリュー、ピジョット、エルレイド、フライゴン、ジャローダ、ケンホロウ、ニンフィア、ヌメルゴン、鱗を全身に鎧のように纏っているドラゴン、二足歩行の赤い虎のようなポケモン、鋼鉄の体をしたドラゴンが飛び出してくるとそのま襲ってきたポケモンたちを迎撃する。そしてどのポケモンたちにもゲッコウガやゾロアークたちのように体の至る所に傷がついており無理していることは一目瞭然だった。
ブラックたちは彼らのフォローもしつつ襲い来る敵を迎撃しているとそれは現れた。
「ボルォォォォォ!!」
「トルォォォォォ!!」
「ランドォォォォォ!!」
その雄叫びを聞いてブラックたちは思わず声が聞こえた空を見上げるとそこにはイッシュ地方の幻のポケモンであるボルトロス、トルネロス、ランドロスの三体がブラックたちを見下ろしていた。
「ボルトロスにトルネロス、それにランドロスですって!?」
「なんでイッシュにいるアイツらがここにいるんだよ!?」
ホワイトとブラックはかつてプラズマ団に捕まりその手駒となっていたボルトロスたちだがプラズマ団との戦いが終わった時に開放された3匹が再びブラックたちの前に現れたことに驚きを隠せないでいるとボルトロスは雷を、トルネロスはエアスラッシュを、ランドロスは気合い玉をブラックたちに向けて攻撃した。
「くっ!ブオウ! 火炎放射! ウォー! エアスラッシュ! ムシャ! サイケ光線! チュラ! 10万ボルト! ゴーラ! ハイドロポンプ!」
「あまんだ! リーフストーム! どろしー! 泥爆弾! なんしー! 水の波動! ゆにぼう! サイケ光線! ばーばら! 悪の波動!」
ボルトロスの攻撃に対してブラックとホワイトは手持ちのポケモンたち全員による技で相殺することに成功したがその衝撃は凄まじくこの場にいる全員はその衝撃に吹き飛ばされそうになった。
同じ技の衝撃を受けたボルトロスたちが傷一つついていないのに対してブオウたちは少ないが傷をおって膝をついていた。エックスとワイはボルトロスが強敵だと感じ、2人は右手につけているメガリングに手を伸ばす。
「サラメ!!」
「そるそる!!」
「「メガ進化!!」」
エックスとワイはメガリングのメガストーンに触れるとサラメのリザードンナイトXとそるそるのアブソルナイトが共鳴し光り輝く。そして光が収まるとサラメはメガリザードンXに、そるそるはメガアブソルへとメガ進化した。
「サラメ! ドラゴンクロー!!」
「そるそる! サイコカッター!!」
サラメのドラゴンクローがランドロスに向けて突き立てようと接近するのに合わせてそるそるのサイコカッターがサラメを援護するように追従する。それに対してボルトロスとトルネロスはサイコカッターを10万ボルトとエアスラッシュで叩き落とし、ランドロスがアームハンマーでサラメのドラゴンクローを受け止める。
そしていつの間にかボルトロスたちの背後に回っていたピジョットとフライゴン、フライゴンの背中に乗っているエルレイドがその無防備な背中に向かってピジョットが燕返しをボルトロスに、フライゴンが竜の息吹をトルネロスに、エルレイドが冷凍パンチをランドロスに決め、ボルトロスたちは地面に叩きつけられた。
地面に叩きつけられたボルトロスたちは立ち上がろうとするがそれを許さないといわんばかりにカイリューたちが追撃を仕掛けようと接近するがボルトロスたちの前にエネルギーの壁が発生しカイリューたちを阻んだ。そしてボルトロスたちの前に宇宙人を彷彿させる容姿に胸に紫色と緑色の丸い水晶体がそれぞれある2体のポケモン────デオキシスがそこにはいた。
「な、何アレ?アレもポケモンなの・・・」
ワイは初めて見るデオキシスたちに驚きアレも同じポケモンなのかと思っているとデオキシスたちはブラックたちを無視してボルトロスたちに一度視線を向けるとブラック立ちに向き直り、その両手にエネルギーを貯め始めるとエネルギーの壁に衝突し倒れているカイリューたちに向けて放とうとしていた。
カイリューたちもそれに気づきその場から離れようとしたが傷だらけの体では思うように体を動かせずその間にもデオキシスたちの両手にエネルギーが溜まり、デオキシスたちは倒れているカイリューたちに向けて強力なサイコパワーのエネルギーが収束された球体───サイコブーストが地面を削りながらカイリューたちに向けて放たれた。それはカイリューたちに当たると辺りに強烈な光が覆い、ブラックたちは思わず目をつぶってしまった。
そして光が収まりゆっくりと目を開けるとそこには既にプラズマ団やフレア団、ボルトロス、トルネロス、ランドロス、デオキシスたちの姿はなく、残っていたのは辛うじて守るを発動させていたのかダメージを最小限に抑えていたカイリューたちだけだった。しかし、ダメージが酷かったのかカイリューたちはその場に崩れるように倒れてしまった。その姿に慌てたブラックたちはカイリューたちを治療するべくプラターヌ研究所へと連れていくのだった。
しかしこの時ブラックたちは気づいていなかった。戦いがあったのはこの場だけではなかったことを・・・
◆◆◆◆
かつてフレア団の潜伏先であったミアレシティにあるフラダリカフェの地下に隠されていたフラダリラボ。フレア団が捕まってからは無人となっていたはずの場所は先程まで激しい戦闘があったのか荒れ果てていた。
「逃げられたか」
その荒れ果てたラボの中で茶髪の少年───ラクツは先程までプラズマ団ボスであるゲーチスの配下ダークトリニティとフレア団の幹部であるバラ、アケビ、モミジと戦っていたのだが後一歩のところで彼らの前に現れた黒い影が放った光に目をやられた隙にダークトリニティたちに逃げられてしまった。
「ラクツくん大丈夫?」
物陰に隠れていた ツインテールの少女───ファイツはラクツに怪我がないか尋ねる。
「問題ない。僕一人だけだったら危なかったが彼らのおかげで怪我はない」
ラクツはファイツに問題ないことを伝えてから後ろに目を向ける。そこにはファイツが怪我をしていた所を治療して保護していたポケモンたち、エンブオー、色違いのオノノクス、プテラ、ドラミドロ、サザンドラ、ラグラージ、ドラピオン、色違いのギルガルド、流線的な金属のボディをしたポケモン、屈強な肉体をしたゴリラのようなポケモン、頭に2匹の小さいドラゴンを乗せている尻尾の先が半透明のドラゴン、ネギの剣と盾を持った鳥ポケモン、頭が魚で胴体が竜の尻尾の奇妙なポケモン、細長い体に長い尻尾を持つカメレオンのようなポケモン。
そのポケモンたちは倒れているところをファイツが保護し治療していたのだがそれを見つけたダークトリニティに襲われていたところをラクツが助けてくれた。しかし多勢に無勢だったためにラクツもピンチに陥りそうになったがエンブオーたちが助太刀してくれたおかげで何とか盛り返すことが出来、後一歩のところで捕らえることが出来るまで追い詰めることが出来ていた。
「とりあえず彼らがどうやって脱獄したのかはハンサムに調べさせるとして今はこのポケモンたちをどうするかだな」
ラクツは地面に座り込んでいるエンブオーたちを見てどうするか悩んでいた。彼らを保護した時に近くにモンスターボールがあったことからトレーナーのポケモンであることが分かるのだがどのポケモンたちも出身地方が異なるために特定するのに時間がかかってしまう。ラクツは国際警察としての任務として逃亡したプラズマ団やフレア団たちを追わなくてはならないために彼らを連れて行くわけにはいかない。かといってファイツ1人に任せるのは心配なためどうしたものかと考えているとラクツのタブレットに国際警察から新たな任務が届き、それを見たラクツとファイツは驚きを隠せないのであった。
─────こうして七地方の図鑑所有者たち全員がボロボロのポケモンたちと出会った。その出会いが二つの世界の命運を賭けた戦いの始まりのきっかけになることを彼らはまだ知らないのであった。
あとがき
今回はイッシュ地方とカロス地方の図鑑所有者の登場です。今年はポケモン新作が決定し、アニメの方も盛り上がりを見せていますね。サトシには是非とも次回作でも主人公として活躍して欲しいですね。そしてもしアニメでマスターズ8と戦う場合は過去のポケモンたちを使って欲しいですね。今回登場した悪役はポケモンシリーズでも個人的にヘイトを稼いだと思えるプラズマ団とフレア団が出ましたね。一応彼らは一部の例外を除いてポケスペ組の予定です。そして今回もまた登場したブラックたちが保護したポケモンを軽くまとめ、原作でゲットしていないポケモン立ちを軽く説明させてもらいます。また、これまでにケンタロス以外で原作でゲットしたポケモンの中で登場していないポケモンがもしいたら教えてください。ちゃんと全員出ているか不安なので・・・
ブラック・ホワイト・エックス・ワイ:カイリュー、ピジョット、エルレイド、フライゴン、ジャローダ、ケンホロウ、プルリル、バタフリー、ニンフィア、ヌメルゴン、ジャラランガ、ガオガエン、ジュラルドン
ラクツ・ファイツ:エンブオー、色違いのオノノクス、クチート、プテラ、ドラミドロ、サザンドラ、ラグラージ、ドラピオン、色違いのギルガルド、メルメタル、ゴリランダー、ドラパルト、ネギガナイト、ウオノラゴン、インテレオン
エルレイド♂
特性正義の心
ポケモンレンジャーのジャッキーから密猟者によって攫われて心に深い傷を負った託された2体のラルトスのうちの1体。最初は人間を恐れていたが、サトシの優しさとサトシのポケモンたちの支えもあって人間にも悪い人間といい人間がいることを理解し、持ち直すことが出来た。サーナイトの恋心に気づいてからは彼女の思いが実るようにサポートするのに力を入れていた。その結果、執事としてのスキルが自然と身につきサクラギ研究所では客人のおもてなしをするようになった。おもてなしの師匠はバリヤードとキングラーでありいつかは彼らと並びたいと思っている。
フライゴン♂
特性浮遊
映画七色の願い星ジラーチにてファウンスの谷でサトシとマサトを乗せて空を飛んでいた個体。リサーチフェローでファウンスに訪れた際に再会し、サトシを気に入って仲間になった。
プルリル♀
特性貯水
イッシュ地方を旅していた時に参加した釣り大会で釣りあげたポケモン。リサーチフェローで参加した釣り大会で同じ個体を釣り上げそのまま懐かれゲットした。
ニンフィア♀
特性フェアリースキン
イーブイ兄妹の末っ子。甘えん坊でよくサトシに甘えている姿が見られる。そのためにほかの雌ポケモンたちとサトシの傍を奪い合う姿がたまに見られる。
ジャラランガ♂
特性防音
サトシがアローラ地方に再び訪れた際にポニ島の主ポケモンであるジャラランガと勝負し勝利してドラゴンZを渡された時に群れの一体であったジャラコがサトシとカイリューのバトルを見て彼の元で強くなりたいとサトシの手持ちとなった。ソウリュウシティでアイリスのガバイトとバトルした時にジャランガへ進化し、そしてソウリュウシティジムリーダーであるシャガのオノノクスとのバトルでジャラランガへと進化した。そして再びポニ島へと訪れた時に主ポケモンのジャラランガとバトルし見事勝利したことでジャラランガZのZ技が使えるようになった。
ジュラルドン♂
特性ライトメタル
元々はワイルドエリアで暴れ回っていたがそれも誰よりも強くなりたいという向上心からなすものであり強そうなポケモンやトレーナーを見つけてはバトルを挑んでいた。そしてワイルドエリアにポケモンゲットにやって来たサトシとゴウと出会いバトルを挑んだ。最初はゴウがフライゴンでバトルを挑んだが為す術なく敗北してしまった。しかし次に挑んだサトシが繰り出したオーロンゲによって敗北してしまった。最初は負けたことにショックを受けたがその後にほかのサトシのポケモンたち全員に挑んでほとんど負けたことで世界には自分よりも強い奴がいることがわかり、もっと強くなるためにサトシとともに高みを目指すことを決意した。サトシのポケモンたちと共に特訓していくうちに実力はメキメキと高まっていた。
オノノクス(色違い)♂
特性型破り
元々は自然保護区のポケモンだが、珍しいポケモンを狙いに襲撃してきたポケモンハンターによって仲間たちが捕まっていたのを助けようとしたが敵の数の多さにもうダメかと思っていたところをサトシが助けてくれた。その後はサトシの活躍もあってポケモンハンターたちは全員捕まり保護区のポケモンたちも無事に戻ってきた。そして、オノノクスはサトシになつきそのままサトシの手持ちとなった。
プテラ♂
特性石頭
タケシの父親であるムノーが偶然採掘した通常のものよりも巨大な秘密の琥珀の復元をニビシティの博物館で復元することを聞いてゴウとともに博物館へやって来たサトシだが、復元直後にプテラは暴れると外に逃げてしまった。逃げたプテラを探していたサトシはプテラを捕まえようとしていたロケット団を見つけ、いつもの様に撃退した。助けてくれたサトシになつきそのままサトシの手持ちとなった。好奇心旺盛でガブリアスなどのように何でも噛み付く癖がある。メガストーンは右足首につけられている。
ドラミドロ♂
特性適応力
カッスラー号を住処にしていたクズモーが進化した個体。まだクズモーだった時偶然再会したサトシとバトルしてゲットされた。WCSでアンズとバトルした時にドラミドロへと進化した。
サザンドラ♂
特性浮遊
元々はプラズマ団に捕まり無理やりプラズマ団のポケモンとして酷使されていたために人間を敵視していた。そのために保護されてからも人間だけでなくトレーナーのポケモンにも敵意を見せていた。何とかしようと様々な手を使ったがそれら全てが尽く失敗しどうしたものかと頭を悩ませていた時に候補に上がったサトシに託すことになった。最初はサトシを警戒していたが攻撃をくらっても自分に接してくるサトシとサトシのポケモンたちとの交流もあって次第に心を開くようになり今ではサトシやサトシの仲間や友人たち相手には敵意を見せなくなっているがそれでもそれ以外の人間には今だ敵意を見せていた。
ラグラージ♂
特性すいすい
トバリシティの育て屋のレイジから受け取った孵化余りタマゴから孵り、サトシの重量級ポケモンバトルのきっかけを作った。ミズゴロウの時からのんびりとした性格だが、サトシの水ポケモンの中では珍しく仲裁役に回ることもある。ゴウとの特訓でヌマクローに進化し、センリとのバトルでラグラージへと進化した。メガストーンは首元のスカーフの留め具としてつけられている。
ドラピオン
特性スナイパー
ドサイドンやニドキングのようにジョウト地方のタンバタウンに移転したサファリパークでゲットしたドラピオン。サファリパークでは力自慢として名を馳せていたがサトシのポケモンたちに負けたことから一から鍛えることにした。現在の目標はサトシのカビゴンを自力で持ち上げることである。
ギルガルド(色違い)
特性バトルスイッチ
ガラル地方のラテラルタウンの墓地にて色違いのギルガルドがさ迷っていることを知ってゴウとサトシはリサーチフェローとしてギルガルドの調査にラテラルタウンへとやって来た。そしてラテラルタウンの墓地につくとそこにはギルガルドをゲットしようとしたトレーナーとポケモンたちが倒れている姿があった。そしてゴウとサトシもバトルを挑もうとしたがオニオンによってそれを止められた。ギルガルドはかつての友が眠るこの墓地を守るためにここにいるそうだ。それを聞いてゴウとサトシもゲットすることをやめようとしたのだがそこに現れたロケット団が色違いのギルガルドを捕まえようと巨大メカを出動させた。その際、ギルガルドの友が眠る墓が破壊されそれに怒ったギルガルドが巨大メカを破壊しそのまま我を失って暴れ回っていたのをサトシが身をていして止めた。その後ギルガルドの友の墓をみんなで修復した後ギルガルドは自分の体を傷つけてまで自分を止めようとしてくれたサトシの力となるため自らゲットされた。
ゴリランダー
特性グラスミキサー
元々はダンデが彼の弟であるホップとその友人であるユウリに最初のポケモンとして渡そうとしたヒバニー、メッソン、サルノリのうちの1匹だったが、3匹の中で唯一選ばれなかったことがショックでダンデが誘う前にその場から逃げて迷いの森に入っていってしまった。そして迷いの森で迷子になっていた時にお腹がすいて誤ってヨクバリスの巣の木の実をとってしまい襲われた。思わず目をつぶったサルノリだったが間一髪の所でたまたまハロンタウンにやってきたサトシがダンデからサルノリのことを聞いて迷いの森に入りヨクバリスの攻撃を受け止めてくれた。その後サトシは持っていた木の実をヨクバリスにあげ、サルノリと一緒に謝ったことで許して貰えた。そしてサルノリはダンデに自分のポケモンにならないかと誘われたがサトシの事が気に入りサトシのポケモンとなった。WCSのモブトレーナーとのバトルでバチンキーに、ネズとのバトルでゴリランダーへと進化した。サルノリの頃から音楽にのってスティックを叩くのが好きでゴリランダーになってからはサトシが歌う時にドラマーとしてドラムを叩くこともある。
ドラパルト
特性クリアボディ
ワイルドエリアで傷ついていたドラメシアを見つけたサトシが治療したことで懐かれそのままゲットされた。ドラメシアの頃は臆病でバトルにあまり積極的ではなかったがリサーチフェローの時にサトシが崖から落下した時にサトシを助けたいと強い思いによってドロンチへと進化しそのことをきっかけにサトシを守るために強くなろうとバトルに積極的になり他のポケモンたちと共に特訓するようになった。そしてWCSのテツヤとのバトルでドラパルトへと進化した。サトシのゴーストタイプの中では珍しくイタズラ好きではない。
インテレオン
特性スナイパー
元々はジムチャレンジャーの手持ちであるメッソンだったがジムリーダーに中々勝てないのは自分が弱いからだとトレーナーに一方的に言われボールを破壊され逃がされてしまった。最初は受け入れがたがったが目の前でボールを破壊されたことと元トレーナーからの罵詈雑言から否応なしに捨てられた事実を突きつけられる。その後は街中に生えている木の実などで飢えを凌いでいたが同じように街中で暮らしている野生のフォクスライやクスネたちの縄張りに知らずに入ってしまいそこから追い出され心身ともにボロボロになり町をさまよい歩いていたところをサトシに保護され、ポケモンセンターへと連れていかれた。治療と食事をとったことで体調面は問題なくなったが心の傷はいえないでいた。しかしサトシとサトシのかつてメッソンと同じように捨てられたポケモンたちと話していくうちに少しづつ変わり始めていた。そしてポケモンセンターのポケモンを盗もうとやって来たロケット団をサトシたちと一緒に撃退し、そのことをきっかけにサトシについて行くことにした。そしてゴウとともに挑んだクレベースとのレイドバトルでジメレオンに、かつて自分を捨てたトレーナーとのバトルでインテレオンへと進化した。