プロローグ&主人公紹介
ズシン…ズシン…
聳え立つビルの中、地響きが鳴り響く。それは…余りにも巨大な足…そう足だ。それも足だけでも高層ビルに匹敵する程に大きな足でビルの中を歩いていた。
「行けぇ~!」
「頑張れ~!」
人々の黄色い声援に囲まれながら見上げると…それは、巨人…いやロボット…でもなく、メカメカしい巨大なドラゴンだった。
その頭の上に…ドラゴン型のギターを背負い、黒竜の仮面を付けた少年が立って居た。
「ふっ…」
『グルルル…』
「うおおおおおおおお!!」
そして巨大ドラゴンは、ギターを弾く少年を頭に乗せて目の前の階段を進んで行く。
これは、1人の少年が自身の野望を実現する為に、“音楽の王”と“デュエルの王”を手にし、“真の竜王”になるまでの物語である。
「行くぞ、これが進化系バンドだ!!」
そして……
「ふぐっ!?イッテえぇぇ…!」
少年はヘッドライトに頭をぶつけて、PCチェアごと仰向けに転げ落ちた。そう、先程のは…
「ゆ…夢かぁ……」
少年の見ていた夢であった。
「作業してたら、すっかり寝オチしてたんだな…もう朝6時だ…。そろそろ準備しよう…」
黒髪の少年の名は「辰巳竜騎」、通信制の高校3年生。表では当時16歳と言う最年少でデュエル協会に認定された“カリスマデュエリスト”。またの名は“冷酷なる魔竜”と呼ばれている。
そんな彼は今日は予定があり、その準備をしていた。
「さて、ライブハウスに行くかな」
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ライブハウスに到着し、バイクから降りた竜騎。彼は懐から何かを取り出した。
「これが無いとねぇ…」
取り出したのは黒竜を模した仮面だった。その仮面を装着して、ライブハウスに入る。入ると直ぐに注目を浴びる形だ。
「お、おい…アレは…」
「ほ、本物…」
「生で見れた~!」
黄色い声が上がり、竜騎は受付で手続きをする。
「今日のライブに出場する『漆黒の魔竜』(ヘイロン)です。」
「はい、手続きが完了致しました。順番が来ましたらスタッフが控室に迎えに行きます。」
スタッフから説明を聞き終え、自身の控室へ向かう。控室には『漆黒の魔竜』と表札があった。
控室に入り、仮面を取って椅子に座る。
「ふぅ…正体を隠すのって疲れるなぁ。まぁ、野望の為にもソロバンドをやるって自分で決めたからね。」
辰巳竜騎にはソロバンドとしての“もう1つの顔”が有る。そう、先程の『漆黒の魔竜』と言うのは竜騎がソロバンドでの際に使用している“コードネーム”だ。2年前から活動しており、今ではプロからスカウトが来る事もある。だが、正体をバラす訳にも行かず、何時も終えたら直ぐに去るか捲くかの何方か。
何故なら、彼は自身の野望の為に“王の座”を手に入れるのだから。
「はぁ…少し仮眠するかな……」
竜騎は開始になるまで仮眠をする事に。その際に“懐かしい夢”を見る。
プロローグ:完
主人公紹介
辰巳 竜騎(たつみ りゅうき)性別:男
イメージCV:石橋陽彩
一人称:俺
学年:高校3年生
誕生日:4月20日
星座:おうし座
好きな食べ物:エビフライ、リサの手料理
嫌いな食べ物:無し
趣味:発明、デッキ構築
使用デッキ:[OCG]ヴァレット・真紅眼
[ラッシュ]ドラゴン族
楽器:エレキギター(自作)
「リサにはさ、俺の女神として隣に居て欲しいな」
「俺の野望を阻むなら、心の臓をエグって息の根を止めてやる!」
「犯罪者の分際で、俺に気安く意見するなよ……?」
プロフィール
「冷酷なる魔竜」と言う異名を持つ、当時は16歳と言う最年少でデュエル協会に認定された「カリスマデュエリスト」。
10年前に親の仕事の都合で関西に居たが、一人暮らしを兼ねて生まれた町に戻って来た。
バンドでは黒竜の仮面を付け、「漆黒の魔竜」(ヘイロン)と言うコードネームで活動している。
リサとは10年前に結婚の約束をしている。
性格
周りからは優しくて思いやりのある性格と言われ、何かと好かれやすい。
ただ、自身を「冷酷で残忍」と称しており、犯罪者に対しては言葉通りであり、憎悪を剥きだしにする。
過去に何かあった様だが、未だにリサ達にも詳細は不明。
また、根っからの「ドラゴン馬鹿」であり、デュエルギター「ブラックヴルム」を自作したりとドラゴンに対する拘りは人何倍にもある。
此処までのご観覧、ありがとうございました!
次回から1話を始動します!