(竜騎視点)
「しかし…予想外の展開だ…」
「うん、予想外だよ~…」
「こんな事…有り得るのですか?」
「過去にエクスとかも出てますし、あこは今更な気がします」
「私も…そう思います」
えぇ、現在俺達はある相談をしています。それは…
「にー!にー!」
「あはは、オモチロイ~!」
現在、ゆきとムーナが普通に遊んでいる様に見えます。だが、実は魂が入れ替わっている状態に至る。つまり…ゆきの中にはムーナ、ムーナの中にゆきの魂と言った状態。
もしも、香澄ちゃん達が見たらどんなリアクションを見せてくれるのだろうか…?
「にー!」
『あぁ、体が勝手に動く…と言ってます』
「翻訳お疲れだな…。ゆきが中に入ってる以上は、今の本人は猫の言葉だからどうしても…」
「リューキしゃん!」
「どうした?」
ムーナが俺を呼ぶ。今度はどうしたんだ?
「アタチね、お外でアトビタイ!」
「いやいや!この状況だからダメだって!」
「リサしゃんに言って無いもん!アタチはリューキしゃんに言ったの!」
「ムーナって…こんな性格なの?」
『まだ人間で言えば、3歳とかその辺りですね…』
「ですが、今外に出たら大騒ぎになりますよ?」
「ドーチテ?」
「友希那の体でそんな言葉とか振る舞いをしてたらね、バンドや生活にも支障が出るからだよ」
「ですので、元に戻る方法を探した方が良いと思います…」
「嫌だよ」
「…え?」
「今なんて…?」
「にー…?」
「嫌だよ」
「2回も言った!?」
「竜騎さんにソックリですね…」
「飼い主に似るって言うからねぇ…」
「俺、あんな感じで言ってるの?」
「うん、言ってる!」
「おう…」
俺って、そんな感じで即答で2回も言ってるのか…。
「にー」
「ムーナ…じゃなくて、ゆき…どうした?」
「にーにー」
『えっと、早く元に戻す方法を考えて頂戴と言ってます…(汗)』
「アタチ、このままが良いもん!」
「ダメだよ!ムーナちゃんは歌えないじゃん!」
「折角人間になったんだもん!何時もアタチのリューキしゃんとベタベタちてズルイ!」
「む、ムーナ…?」
「わお…」
「そっかぁ、人間になったから色々としたいんだね…」
「良し、元に戻る方法が分かるまでは時間も必要そうだし…遊びに行こうか」
「竜騎!?」
「にー!?」
「わ~い♪」
「その代わり、皆も一緒にね?」
「リューキしゃんが言うなら良いよ~!」
「はぁ…」
「ですが、勝手に行くよりかは良いかと思います…」
「ま、竜騎が言うんだからいっか!」
「にー!!」
『良くないと言ってます…(汗)』
こうして、ムーナが人間の体で初めて出掛ける事になる。さて…どうなる事やら…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「わ~い!お出かけだ~!」
「凄く嬉しそうですね…(汗)」
「何か、友希那がこんなにはしゃいでる姿を見る事になるなんてね~」
「にー!」
「友希那さんが何か言ってる」
『えぇっと、そんな呑気な事を言ってる場合じゃ無いでしょ!…と。って、あぁ!ムーナが!?』
「え?あぁ!?何処行った!?」
「ねぇねぇ!コッチだよ~!」
「何時の間に…」
「早く、追い掛けましょう…」
何時の間にかムーナが入って行ってる…!おいおい、車や人にぶつかったらどうするんだ…?
「イタッ!?」
「わっ!?」
「って、早速誰かにぶつかってる…」
それはそうと、急いで謝らないとな…。
「あれ、友希那先輩!」
「香澄、急に走るからぶつかってんだろ…って、友希那先輩!」
どうやら香澄ちゃんみたいだ、その後ろからは有咲達も一緒だ。
「あ、竜騎先輩だ」
「2人共、大丈夫?」
「あ、友希那先輩!ごめんなさい!」
「うぅ…」
「どうしたんだろう?」
「うわあああん!痛いよ~!!」
「「「「「えぇ!?」」」」」
あぁ…泣いてしまった。擦りむいたのか?
「ゆ…友希那先輩が…」
「泣いてる…」
「お~い。ムーナ…大丈夫だから…」
「リューキしゃ~ん!」
おぉ、抱き着いて来た。よしよし…人間になってもコレは変わらんな。
「竜騎先輩…」
「ん?」
「何か…友希那先輩、変じゃないですか?」
「それに、ムーナって言ってましたよね…?」
「あ~…それはね~(汗)」
「こうなった以上は、説明した方が良いかも知れませんね」
「ど、どう言う事ですか?」
「アタシが説明するよ…。実はね…」
リサを中心に、俺達も香澄ちゃん達に説明をする。
「「「「「えええええええ!?」」」」」
当然のリアクションだよね…うん。
「と言う事は…体は友希那先輩であっても…」
「中はムーナちゃん何ですか…?」
「うん…」
「そうだよ~♪さっきはゴメンね、驚いちゃって…」
「大丈夫ですよ友希那先輩…じゃなくて、ムーナちゃん…」
「マジか…そして今のムーナの体の中には、友希那先輩が…(汗)」
「にー!」
『そうなのよ!…と言ってます』
「ひえぇ…それで、どうやって元に戻すんですか?」
「それを考えながらの散歩」
「散歩って竜騎先輩…(汗)」
「それで、折角人間の体になったからって事で…ね?」
「な、成程…。それにしても非現実的な事が起こるんですね…」
「今更だろ…(汗)何せAIロボットとか、AI生命体だって居るんだぞ?」
『そうですよねぇ…』
うん、そのAI関連は全部俺が生み出したんだけどねぇ。
グゥ~…。
「ん?」
「今の誰?」
「香澄かおたえか?」
「違うよ!」
「うん、違う」
「じゃあ…」
「お腹ちゅいた~…」
「友希那せんぱ…じゃなくてムーナちゃんだった…」
「そろそろお昼だし…お弁当でも食べよ☆」
「あ、私もパンを焼いて来たんです!」
「わ~い!」
ムーナがお腹を空かせた様なので、何処かで昼食となった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「わぁ、オイチイ~!」
「食パンを食べる事は有っても、ムーナにとっては焼きそばパンとかは初めてだもんね」
「にー…」
「ムーナちゃん…では無くて、友希那さんは…猫用のご飯ではやはり…」
『えぇ、不満かと思われます………』
「だろうねぇ…友希那も早く元に戻らないと、このままだと家にも帰れないよね」
昼食を食べながら元に戻す方法を話し合っている。
「ねぇねぇ、アッチで遊ぼうよ!」
「うん、アトボウ!」
「あ、香澄ちゃん!ムーナちゃんも!」
「ムーナちゃん、はしゃいでるね…」
「さて、これからどうするか…」
元に戻す方法を再び考え始める。
「な、何!?」
「大人しくして貰うぞ!」
「ちょっと、離して下さい!」
「香澄!?」
「竜騎、アレって…!」
「アレは…サミーサミットの平社員か?」
「Roseliaの歌暇は頂くぞ!」
「あ、リューキしゃん!助けて!!」
「ムーナ!!」
サミーサミットの平社員がゆき(ムーナ)を誘拐した!?
「た、大変だ!!」
「ドラゾー、追尾だ!」
『了解しました!』
「俺は奴を追う!」
「竜騎!?」
「にー!?」
俺の近くで誘拐とか、随分な真似をしてくれる。必ず助けるから待っててくれ…。
(竜騎視点END)
ーーーーーーーーーーーーー
(ムーナ視点)
「アタチを早く離ちてよ~!」
「人質は黙っていたまえ!」
アタチ、捕まっちゃった…どうしよう…怖いよ…。
「う…」
「ん?」
「うわああああああん!!」
「ちょ!?大声で泣かないでくれ!」
「嫌だあああ!!リューキしゃん、助けてええええええ!!」
「み、湊友希那って…こんな性格だったっけ…?」
「うわああああああん!!」
「見つけたぞ!」
「げっ…!?」
「リューキしゃん…」
リューキしゃん、アタチを助けに来てくれたんだ…。ひっく…
「やっと来たか。お前を倒して私が王となる!そうすれば私がトップだ…。ルールはラッシュデュエルだ!」
「良いだろう、来い!」
「「ラッシュデュエル!!」」
(ムーナ視点END)
第102話:完
「竜騎と…」
「リサの…」
「「カード紹介コーナー!!」
「今回は影依融合!シャドールの融合カードの1つ!」
「決められた素材を自分のフィールド・手札から墓地に送ってシャドール融合モンスターを融合召喚!」
「更に、相手の場にEXデッキから特殊召喚したモンスターが居るなら、自分のデッキから素材を送れるよ!」
「シャドールの特徴を活かして、優位にデュエルを進めよう!」
「次回、3つの竜が並ぶ時!」
「3つ…どう言う事?」
ご観覧、ありがとうございました!次回はラッシュデュエルです。ムーナは助かるのか…?
次回もお楽しみに!