おとぎ話『ヴァレル』とは…?
(カラク視点)
『図書館』
「今日は何の本を読もうかな…」
ボク、カラクは図書館に来てます。記憶喪失のボクにとっては、新鮮な気持ちで本を読めると言うのがコレはコレで楽しいです。
「お、カラクじゃん!」
「あ、琢磨さん…」
そんな時、琢磨さんに会いました。
「何か探してるのか?」
「いえ、これから何を読もうか探してたんです…」
「そっか、どうせなら一緒に探すか?」
「はい…」
と言う訳で、ボクは琢磨さんと2人で本を探しました。
「ん?何だろう…?」
ボクは何やら黒くて分厚い本を見つけた。
「………」
「カラク、何か見つけたのか?」
「はい…コレです…」
「ん…?『ヴァレル』?」
その本のタイトルには『ヴァレル』と記されてて、中央にはドラゴンのシルエットが描かれて居た。
「何だろう?兄貴の持ってる『ヴァレルロード』に関係してるとか…何てな」
「あら、琢磨…」
『如何なされましたか?」
「姉御!ドラの助も!」
琢磨さんの知り合いと思われる人と、大きなロボットがやって来た。
「その子は、新しい友達?」
「あぁ、カラクって言うんすよ。兄貴の知人で…」
『もしや、例の記憶喪失の方ですか?』
「はい…カラクと言います」
竜騎さんの友人の方々見たいだ。それにしてもカッコイイし美人な人だなぁ…。大きなロボットさんもカッコイイ。
「私は葉山アミ、宜しくね」
『私はアミ様の執事、ドラの助と申します!因みに竜騎様と共に居るドラゾーは、私のバカ息子です」
「ドラゾーさんの…お父さん?」
「まぁ、驚くよな…」
ドラゾーさんのお父さんだったんだ、知らなかった。
「所で、何か本を探してたのかしら?」
「あぁ、カラクが見つけた本を…」
「コレです…」
僕はそう言って、『ヴァレル』の本を出した。
「『ヴァレル』…?」
「何か、兄貴が持ってる『ヴァレルロード』と同じ『ヴァレル』って文字が同じだなって思ったんすよ」
「何故かしら?読んで見たいわね…」
『私もです…』
「ボクも…」
「姉御達も気になりますか?」
「えぇ…何かの意味があったりして」
『では、読んで見ましょう』
「はい…」
ボク達はこの本『ヴァレル』を読む為に、席に着いた。
「じゃあ、俺が捲るっす。お、絵と文字だ…歴史本見たいっすね」
文字と絵が記されたページ、そこから読み始めた。
(カラク視点END)
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昔、ある所に文明とドラゴンが栄えた国がありました。国の民達はドラゴンと共に生き、共に暮らしていた。
そんなある日、誰かが言った。「誰がこの国を統べる者か」と…。その一言が、平和を愛していた人々とドラゴン達の間で、“争いの火種”となった………。
人々とドラゴンは、自身がそうだと言わんばかりに争い続ける。やがて混沌を極め、もはや世界の終わりが近づいて居た。
そんなある日、1人の少年『ヴァレル』はローブを纏った自身の師に呼ばれた。そしてローブを纏った師に“ある事”を告げられる。
『ヴァレルよ、この世界には“ヴァレット”と呼ばれるお前の従者となる仲間達が居る。そのヴァレット達を見つけ出して探し出すのだ。そしてこの混沌を治め、お前が“真の竜王”となるのだ…!』
自らの師にそう告げられたヴァレルは、その翌日に自身の従者であるヴァレット達を探しに旅に出た。
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「………」
「姉御、この本の内容って…」
「まさか、ヴァレルにヴァレット…真の竜王って…」
『亮斗様の言ってた言葉ですな…』
亮斗さんって言ったら、以前ボクがデュエルしたあの人の事…?確か竜騎さんも真の竜王って言ってた…。
「それで…次のページは?」
「あ、あぁ…次のページって、………何だコリャ!?」
「ページの大半が、破られてる………!?」
『コレは一体…、残ってるページが最後の様ですが…』
「ひ、開いて見るっす。………んな!?」
「コレって…」
最後のページには、仲間達が倒れて1体のドラゴンだけが残って、飛び立つ姿の絵だけが残って居た。
「あ、間に何が有ったんだ…!?」
『う~む、絵だけでは何を伝えたいのか分かりませんな…』
「あ、あの…この本、竜騎さんに伝えた方が…」
「そうね、この本を借りて竜騎の所に向かいましょう」
あの本の破かれたページも気になるけど、竜騎さんに伝える為にも本を借りた。
(カラク視点END)
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(リサ視点)
『竜騎のアジト:リビング』
「と言う訳で、曲の順番はコレで行くわ」
「OK!竜騎は最初に漆黒の魔竜としてソロで出るんだよね?」
「まぁね、心配は無いさ」
「流石は竜騎さんですね」
「おにーちゃん、あこも応援するね!」
「私もです…」
「ありがとう」
今度のライブでの打ち合わせをしているアタシ達。さて、この後は空いてるからどうしようかな?
「竜騎、この後さ…2人で何処かに行かない?」
「良いけど…」
「ちょっと、抜け駆け禁止よリサ?」
「全くです、堂々と2人きりになろうと…」
「そうだよリサ姉!!」
「私も、竜騎さんと2人きりで…」
「ちょっとぉ~、そろそろ空気読んでよ~?」
折角この後、竜騎と楽しもうと思ってたのに~!
『マイロード、アミ様や親父達が来てます』
「アミ達が?」
「…え?」
こんな時に葉山アミが…!?んもう~、何でタイミングが悪い時に~?
『どうやら本を見つけた模様で、それもマイロードにも関する本だとか…?カラクさんや琢磨も一緒です』
「本?」
「竜騎にも関する…?」
「なら、入って貰って」
『了解しました』
ドラゾーはそう言って、玄関へ向かった。竜騎に関する本って何だろう?
「お邪魔するわね、竜騎」
「「『お邪魔します』」」
「葉山アミ…」
葉山アミを筆頭に、ドラの助と琢磨にカラク君が本を持ってやって来た。随分と珍しい組み合わせだね…。
「光君も一緒とは珍しいですね」
「どもっす…」
「それで、本ってどんなの?」
「コレです…」
アタシが尋ねると、カラク君が持って居た分厚い本を竜騎に渡して来た。
「………『ヴァレル』?」
『はい、竜騎様にも是非見て頂きたくて…』
「竜騎、取り合えず開いて見てよ」
「うん…」
アタシが竜騎に開く様に言うと、竜騎はページを開いた。
「コレは…」
「“ヴァレル”に“ヴァレット”…それに“真の竜王”って…」
「恐らくはね…」
ページを開くと人間と竜が共存する平和な国に、ある時に「誰がこの国を統べる者か」と言う一言から、争いが始まった見たい。そして主人公の少年『ヴァレル』が自分の師匠から、『ヴァレット』と言う従者となる仲間達を探し出し、国の治めて“真の竜王”になる為の冒険らしい。
『あくまで私とアミ様の仮説ですが…亮斗様はこの本を元に、竜騎様の持つ『ヴァレル』や『ヴァレット』を生み出したのでは無いかと…』
「確かに偶然では片付けられないなぁ…」
「アタシも…」
「ただ…この先のページですが…」
そう言ってカラク君は次を開いた。
「って、殆ど破かれてるじゃない」
「本当ですね…」
「しかもこんなに大量に…」
「図書館の人は知ってたの?」
『見るまでは知らなかった様です…』
「次は残ってるのか?」
「最後のページはこうなってるわ…」
葉山アミがそう言ってページを開くと………
「何コレ!?」
「コレは…」
最後のページには、倒れた仲間と思われる人物達と1体のドラゴンが飛び去ろうとしていた絵だった。
「このページ、間には一体何があったのでしょうか…?」
「それが、全然分からないんすよ…(汗)」
「気になるのは、このドラゴンだな。涙を流してる…」
「あ、あこも気になってた!」
確かに倒れてる人達もそうだけど、ドラゴンが涙を流しながら飛んで行く姿がある。
ピコン!ピコン!
「この音は…、確か七瀬5人姉妹とのデュエルの勝敗が付いた時のカウント音でしたよね?」
「そうだけど…んな!?」
「どうしたの竜騎…?って、2敗してる!?」
竜騎のソウルヘイロンを見ると、この間に2敗もカウントされてた。一体誰が…?それに後がもう無い状態だった。
プルルルル…!
『マイロード、ましろ様から電話が来てます』
「ましろから?…もしもし、ましろ?」
そんな時、竜騎の電話にましろから電話が入った。一体何だろう?
『もしもし兄様…?大変なの…』
「どうしたんだ?」
『えっと…エクスさんと勇さんが………七瀬真紀って人に敗れたの…』
「勇とエクスが敗れた!?」
「うえぇ!?」
『何と!?』
ましろの電話から信じられない話だった。竜騎と決勝トーナメントで戦った勇と、竜騎が生み出したAI生命体のエクスが負けたと言う。
竜騎に匹敵する2人が負けるなんて有るの…!?
『と、兎に角Circleまで来て欲しいの…』
「分かった、直ぐ行く!」
そう言って、ましろは電話を切った。
『勇様とエクス殿が敗れるとは…』
「最後の相手、相当なのかしら?」
「竜騎、早く行こうよ!」
「うん…」
アタシ達は全員、Circleまで向かう事にした。
(リサ視点END)
第121話:完
「竜騎と…」
「リサの…」
「「カード紹介コーナー!!」
「今回はサイバー・ドラゴン・ノヴァを紹介!」
「サイバー・ドラゴンのXモンスターだね!OUを取り除いて、墓地のサイバー・ドラゴンを復活!」
「手札か自分のフィールドからサーバー・ドラゴンを除外する事で、自身の攻撃力を2100アップ!相手ターンでも発動出来るんだ!」
「更に相手に効果によって墓地に送られたら、EXデッキから機械族融合モンスターを特殊召喚!除去が難しそうだね…!」
「次回、ラスト長女、七瀬真紀!」
「ラスト侍みたいに言ってる…(汗)」
ご観覧ありがとうございました!
次回もお楽しみに!