戸張姉弟の過去が明らかに…
(リサ視点)
「カラク君…竜駆が教官の実の弟って。何で今まで…?それに、何故七瀬5人姉妹達が今まで思い出せなかったんですか?」
「アタシも気になります」
「そうだよね、だって………私が竜駆と私に関する記憶を真紀ちゃん達の記憶から封じたから」
『ふ、封じたとは…どう言う事ですか!?』
「にー?」
今、真美さんにカラク君…じゃなくて、戸張竜駆と七瀬5人姉妹との関係を聞いている。
正直、アレがカラク君だった何て…アタシには信じられなかった。
「もしかして、烙印融合ですか…?」
「りんりん、流石に…」
「ううん、その通りだよ…」
「うえぇ!?」
さっき言ってた禁忌の力を持つカードで!?
「教官、話しては頂けませんか?」
「うん、こうなったらね…」
真美さんは、過去に何が有ったか話してくれる様だ。真美さんと、弟さんが何故…こうなったのか…
(リサ視点END)
ーーーーーーーーーーーーーー
(回想)
数年前の事………
『さて、紹介しよう。私達の新しい家族となる妻。そしてその子供達…真美と竜駆だ』
『宜しく』
『………』
『ほら、竜駆?』
『宜しく…』
『わ~い!新しい家族だ~!』
『宜しくお願いします』
当初、家族として加わった戸張真美達。お互いの両親が再婚をしたと言う形から、義姉弟となった。
『竜駆君、この虫さんはどうかしら~?』
『か、カッコイイ…!』
『真美姉さん、新しい紅茶の葉を手に入れたんです』
『本当?じゃあ頂こうかな?』
新しい家族が増えた戸張姉弟、思った以上に楽しい生活を送れてる。だが…その幸せも続かなかった………。
『戸張姉弟って、私達よりも上だってさ…』
『社長の再婚相手だって言うから、お情けで居れるのよね…』
『でなければ、あんな奴等…此処に居る価値も無いよな…』
『………!?』
他の社員達からの心無い言葉、それが戸張姉弟の心に傷となった。最初は大して気にならなかったけど…。
『姉さん、俺達って…此処に居る意味があるのかな…?』
『大丈夫だよ…、言わせたい人には言わせれば良いから…気にしないで』
『姉さん…』
弟を励ます姉。だが…更なる悲劇が起こる………。
『『『『『お父様…!!』』』』』
『『『母さん!!』』
お互いの両親が、交通事故で亡くなった。この件がキッカケで、七瀬真紀が若くして社長となる。
『アイツ等の母親はもう居ないんなら、もう出て行ってくれないかなぁ?』
『そうよね、もう居ないんだもの…』
他の社員や七瀬の親戚から、更なる陰口が心に刺さり…母親も失った戸張姉弟に襲い掛かる。
『だったら…、強さを証明してやる…!アイツ等が嘲笑うなら…俺が奴等を笑ってやる………!!』
そこからだった、彼が…竜駆がおかしくなったのは………。
『ギャアアアアアア!!』
『オラオラぁ!!』
『うわああああああ!!』
『な、何事だ…!?』
『竜駆お兄ちゃん!?』
真紀と留黄が悲鳴を聞いて駆け付けた。そこには、社員達をデュエルで痛めつけてる竜駆の姿だった。
『竜駆、一体何を…!?』
『この生意気なクズ共に、制裁を加えてやってるのさ。力と恐怖で分からせようとな』
『止めて竜駆!そんなのダメだよ…』
『姉さんは悔しくねぇのか?言われたい放題で…』
『それは………』
『すまない竜駆…、お前達もあれだけ止めろと言っただろう!』
『す、すみません………』
『竜駆もこの件に関わっている社員達も、後で処罰を下す………。それまでは持ち場に戻れ』
どうにか今は収まった。だけど、竜駆はそれからもずっと徹底的にデュエルで、相手をボコボコにする事を止まる事が無かった。
そんなある日………
『ん?禁忌の力だと………?』
竜駆は何かを見つけた。それは………
『烙印融合、こんな凄いカードが有るのか…!』
彼は烙印融合を手に入れるべく、羽丘女子学園の地下にある製造機へと向かった。
『このコードを入力してから…えっと、そう…こうだな。良し、出来た………』
彼は端末を使って、遂に禁忌のカード…烙印融合を手にした。
『コレで、俺がこの世界を支配して………このクズな世界を壊してやる!』
『待て!!』
『っちぃ…』
そんな時、真紀達5人姉妹が来た。
『何をしている竜駆!?』
『それは~、使ってはいけないカードよ~?』
『だったら何だ?俺は王になる…!このクズな世界も全ても壊してな!!』
『王になるって…』
『竜駆お兄様!そんなのダメです!!』
『そうだよ~!!』
『なら、止めるか?』
『何…!?』
『強い奴が勝つ…、俺をどうにかしたいなら止めて見ろ!!』
『竜駆お兄ちゃん………』
『この分からず屋!!』
そうして、竜駆と七瀬5人姉妹のデュエルが始まる。しかし…
『グッ………』
『うぅ…』
『か、勝てないわ~…』
『こんなに…強いなんて…』
『はっ!普段から俺をそうやって見下してたんだろうが!どんな気分だ?自分より下だと思ってた奴に、任された気分はよ~?』
『竜駆…お兄様…』
彼から溢れてる憎悪を前に、真紀達5人は全く歯が立たなかった。
『もう止めて竜駆!!』
『姉さん…、俺よりも血の繋がって無いソイツ等の味方をするんだ…』
『確かに色々と理不尽な事も有った!でも、真紀ちゃん達はそうじゃ無かったでしょ?』
『俺が信じるのは、俺の力だけだ…!そうさ、この禁忌の力…烙印融合があれば!もうお前も必要無いんだよ!』
『!?』
実の弟から拒絶の言葉を付き付けれらた真美。
『そう…分かった』
『あ?』
『じゃあさ………お前を此処で姉として始末してやる。覚悟しろよ?この愚弟め………!』
『な、何…!?』
この時、姉の真美も様子が変になった。
『さぁ、俺とデュエルだ…!』
『上等だ!!』
『『デュエル!!』』
戸張姉妹のデュエルが始まった。そして激しいデュエルの結果………
『俺の勝ちだ…』
『グッ…』
勝ったのは真美だった。そして真美は…
『お、おい…俺の烙印融合だぞ……!?』
『お前の人格を封じる…』
『人格をだと…!?』
真美は烙印融合を掲げ、あの言葉を発した。
『ーーーーー烙印、その封じと解放が鍵となり………禁忌の力と化す』
『や、やめろおおおおおおおおおおお!!』
この光で、彼は本来の人格を封印された。そして真美が作ったカラクリ武装を使って本性が目覚めない様に拘束具を付けた。
『今からお前はカラクだ…。そう、記憶の無いカラクリ…』
そう、これがカラクとなった真実だ。
『ま、真美姉さん…』
『お前達も、俺達姉弟の事は忘れろ…』
『何…を…!?』
真美は再び烙印融合を掲げる。
『ーーーーー烙印、その封じと解放が鍵となり………禁忌の力と化す』
『嫌だ…』
『ま、真美姉さん…』
『やだよ…』
『あ…記憶が………』
言葉を終えると、5人は再び意識を失った。そして真美も…
『コレで良かったんだ、後は愚弟を冷凍睡眠で眠らせよう…。もう、此処には用は無い』
そう言った真美は、弟を封印して七瀬5人姉妹から自分達姉弟の記憶を消して姿を消したのだった。
(回想終了)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
(リサ視点)
「と言う訳なの…」
「教官…」
真美さんや、七瀬5人姉妹には…そんな過去があった何て…。
「それで彼…竜駆はあぁなったと…」
「真美姉さん、何故あの時…私達の記憶から…貴女達姉弟の想いや記憶を封じたんだ?」
「それがお互いの為、そう考えたの…。それにもう、私達はもう他人だもの」
真美さんは、アッサリと他人だと言い切った。
「わ、私達は…真紀お姉様や竜駆お兄様と、もう1度家族としてやり直したいんです…!」
「そうですわ~、元々は私達も助ける事が出来なかったのも、原因ですもの~」
「あの時の様に…皆で一緒に…聖音お姉ちゃんだって、そう思ってるから………」
七瀬真紀達は、もう1度家族としてやり直したい…その想いで一杯だった。
「私と竜駆には、もう2度と関わらないで…」
「ですが…」
「関わらないで。しつこいなら、もう1度…」
「教官!!」
また烙印融合か何かで封じようとしたのか、竜騎が声を上げる。
「あはは、ゴメンね。大人げなかったかな?」
「カラク君…竜駆は、どうするんですか?」
「コレは姉弟の問題だから、竜騎君達も…弟の件には関わらないでね」
「真美さん…」
「じゃあね…」
そう言って真美さんは、この場を去った。
「竜騎、どうするの…?カラク君…じゃなくて、竜駆って人の事?」
「教官は関わるなと言ってるけど、そこまで言いつけを守る程…俺は出来た人間じゃ無いからね」
「アタシもそう思うよ。それに…放って置いたら、良くないって思うからさ…」
「うん、ドラゾー…勇達にもこの件を連絡する様に頼む」
『了解しました、マイロード。私もネットを使って情報を収集します』
「竜騎様、私もRASの連中に伝えて置きます」
「私達も…戸山さん達にこの事を伝えます…」
「アタシも、ひまり達に伝えるね」
「うん、彼を…竜駆を絶対に止めよう」
「にー」
竜駆を止める事を決意したアタシ達。そして、真美さんとも向き合わせないとと思うアタシ達だった。
(リサ視点END)
第137話:完
「竜騎と…」
「リサの…」
「「カード紹介コーナー!!」
「今回はアルバスの融合モンスターの1体、烙印竜アルビオンを紹介!」
「アルバスと、他の素材には光属性モンスターが必要なんだね!」
「融合召喚の成功時に、自分の手札・フィールド・墓地から、自身を除くレベル8以下の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外して融合召喚出来るんだ!」
「融合魔法無しで更に融合するんだ!デッキ融合は気を付けないと!」
「次回、狂気の封印!」
「竜駆は、一体何処に…!?」
ご観覧ありがとうございました!
次回は竜駆が好き放題に…?お楽しみに!