異変は段々と広がって行きます…!
(真紀視点)
『七色星:社長室』
「はい、はい…申し訳ございません!原因を解明中ですので…!」
現在私達は電話対応に追われている。そう、音楽が流れなかったり楽器から音が出ない事に数えきれないクレーム対応に追われているからだ。
「折角、聖音ちゃんも戻ったと思ったら~」
「こんな事になるなんて…」
「ですが、何故急にこの様な事に?」
「今は烙印融合の影響から助かった、聖音お姉様が調べてくれてます」
「そうか…」
元に戻った聖音が原因を調べてくれてたのか…。私も上に立つ姉妹として、しっかりしないとな。
「真紀姉さん!原因が分かったよ!」
「本当か!?」
そんな時に、聖音が分かった事を知らせに来てくれた。
「聖音ちゃん、原因は何かしら~?」
「月面のマザーデータの処理速度が、著しく低下してたんだよ。どんどん新しい音楽をインストールばかりしてるから、音楽が殆ど流れない状況だよ」
「インストールがこんなに増えた原因って何?」
「恐らくだけど、竜駆が起こした派閥争いやこの間のW.M.Fの影響で更に広まったのかも…」
「派閥争い………何故だろう?」
「真紀お姉ちゃん?」
「今のこの状況、このおとぎ話と同じ状況が起こってる…」
「それは…!?」
私はそんな時、昔持って居たおとぎ話の本を出した。
「えっと…『ヴァレル』?」
「あぁ、状況が似ている。それにこのタイトルと言い………恐らく辰巳竜騎の『ヴァレルロード』もこの本がモデルになってるのでは無いかとな…」
「そうなの?それで、ページには?」
「それがだ………大半のページが破かれている」
「破かれてるのですか!?」
「でも、その本があれば………この状況をどうにか出来るのかも」
留黄の言う通りだ、この本の失ったページがあれば何か分かるかも知れない。だが…そのページをどうやって?
「でしたら~!私達が同じ本を集めるってどうかしら~?」
「そっか!その手があったね!」
「では四季と譜亜は、本を探して欲しい」
「分かりました!」
「じゃあ、行きましょうか~」
そう言って譜亜と四季は、本を探しに向かった。さて…私も出来る限りの事をしないと。
(真紀視点END)
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(竜騎視点)
「本当だ、暫く休業と張り紙まで…」
「竜騎先輩、どうしましょう~!!」
「香澄~?アタシの竜騎から離れよっか~?」
「………」
「リサさん、落ち着いて下さい………(汗)」
現在、ましろから教えて貰った事を確かめる為にCircleへ来てみた物の、本当に休業になってる。俺達だけでなく、香澄ちゃん達もショックを受けている状態だ。
「やはり、戸張竜駆なのでしょうか?」
「そうそう!原因ってアイツなんですよね!?」
「う~ん…」
皆は戸張竜駆が原因では無いかと言っている。だが…それだけでは確定も出来ない状況だ。
「いえ、どうやら違う様ね…」
「アミ!」
そんな時、後ろにアミが来ていた。
「原因が分かったわ」
「本当に?」
アミは原因が分かったと言う事で、俺達の元に来てくれたそうだ。
「恐らく原因は月のマザーデータよ。そして原因は………お父さんが居なくなった事が原因の様ね…」
「亮斗さんが居なくなった事が…!?」
「それに、マザーデータと今の異変がどう関係するのですか?」
アミの口から出た言葉は、マザーデータと亮斗さんが居なくなった事が原因だと言っている。
「ま、まさか…データ処理が追い付かないのか…?」
「えぇ、戸張竜駆が派閥争いを広めてから…各地でも新しい音楽を生み出すと言う事態が起こった結果、マザーデータには大きな負荷が掛かってた。そして…そのフォローをしてくれてたのが………お父さんだったの」
「えぇ!?」
「だけど、お父さんも記憶を失ったまま行方も分からない状況。そして処理出来ずに、今の現状に至ってるの」
「そ、そんな………」
まさか、亮斗さんはそこまで考えて動いて居たとは。クソ…、もっと早く気付けば………。
「早い所、お父さんを見つけないと………」
「そうだな…」
亮斗さんを尚更探さねばと思った俺達。
ピピピピッ!
「あら、ドラの助から…?はい…」
『アミ様、亮斗様のシャドールデッキを見つけました!』
「デッキ…!?お父さん本人は…?」
「申し訳ございません。戸張竜駆とデュエルした近くの場所にて、デッキだけが落ちてただけでした………」
ドラの助からの連絡、それは亮斗さんのシャドールデッキが落ちていた為に拾ったと言う報告だった。
「分かったわ、お父さんのデッキは後で私が預かるわ」
『承知しました!私は再び亮斗様の捜索へ…』
「えぇ、気を付けて…」
ドラの助がそう言って連絡を切った。記憶を失った亮斗さんがシャドールを落としてしまったのだろうか…?心配だ…。
「竜騎、アタシ…何か不安になって来たよ…」
「大丈夫さ、絶対に…」
プルルルルッ!
「ん?誰の番号だ?」
「え?まさか…戸張竜駆とか!?」
「えぇ!?」
相手が分からない電話番後、試しに出る事にした。
「もしもし…」
『やぁ、辰巳竜騎…』
「七瀬真紀…!?」
「七瀬真紀ですって…?」
電話の相手は七瀬真紀からだった。
『実は見て欲しい物が有る…』
「見て欲しい物?」
『あぁ、とても大事な事だ。七色星で待ってる』
そう言って電話を切った。
「竜騎、七瀬真紀は何て?」
「大事な事があるから、見て欲しい物があるから来いと」
「一体、見て欲しい物とは…何でしょう?」
「行って見るしか無いか…」
「私達も行きます!」
「いや、行くのは俺とリサ達だけにしておこう。香澄ちゃん達も亮斗さんの捜索をお願いしたんだ」
「分かりました!」
「任せるっす兄貴!」
香澄ちゃん達にも亮斗さんの捜索を頼み、俺やリサ達は七色星へと向かう。
(竜騎視点END)
第164話:完
「竜騎と…」
「リサの…」
「「カード紹介コーナー!!」
「今回は永続魔法、サイバネット・オプティマイズ!」
「①の効果で、手札のサイバース族を通常召喚出来るよ!でも、発動後はEXデッキからサイバース族しか特殊召喚出来ないから注意だよ!」
「②の効果で自分の「コード・トーカー」モンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで、カード効果を発動出来ないんだ!」
「コード・トーカーには絶対に必要だね!」
「次回、破かれていたページ!」
「まさか、そんな内容だなんて…」
ご観覧ありがとうございました!
次回もお楽しみに!