バンドリ-漆黒の竜王-(本編完結)   作:D・MAKER

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第165話です!
七瀬真紀の見せたい物とは…?


破かれていたページ

(竜騎視点)

 

 

 

 

『七色星』

 

 

 

 

「竜騎さん、このまま葉山亮斗さんが見つからなかったら…どうなるのでしょうか?」

 

「見つけるさ、絶対に」

 

「おにーちゃんにとっては、恩人だもんね…」

 

 

現在、七色星の客室で待っている俺達。紗夜も少々ながらも不安になっている…確かに今の状況では無理も無いが…。

それでも俺は探し出すと言う意志は変わらない。

 

 

「待たせたね」

 

「一体、見せたい物とは何かしら?」

 

「私は辰巳竜騎だけを呼んだのだが…」

 

「別に良いでは無いですか」

 

「今の現状の事で、分かった事があるのですか…?」

 

「あぁ、コレだ」

 

 

戻って来た七瀬真紀が出したのは、1冊の分厚い本だった。

 

 

『コレは、以前にアミ様達が持って来た本ですね』

 

「あぁ、おとぎ話『ヴァレル』だ…」

 

 

そう、その本は以前にアミ達に見せて貰ったおとぎ話『ヴァレル』だった。

 

 

「知ってるのか?」

 

「あぁ、でも殆どのページが敗れてて、冒頭と最後のページのみだった」

 

「うん、アタシも何があったんだろうって、気になってたんだよ」

 

「それで、このおとぎ話の本が今の事と、何の関係があるのかしら?」

 

「あぁ。四季と譜亜が世界中から本を集めてくれて、やっと全てのページが見れる様になったんだ。この話の内容は、今の異変を救う鍵になると思って君達を呼んだんだ」

 

「どう言う事ですか…?」

 

「あこ、ちんぷんかんぷんだよ~」

 

「見せて貰えるか?」

 

「あぁ、見て貰いたい」

 

 

そう言って七瀬真紀は装置を取り付け、映像で本を見れる様にしてくれた。そして…このおとぎ話が思わぬ内容だった事を後ほど知る事となる。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

昔、ある所に文明とドラゴンが栄えた国がありました。国の民達はドラゴンと共に生き、共に暮らしていた。

そんなある日、誰かが言った。「誰がこの国を統べる者か」と…。その一言が、平和を愛していた人々とドラゴン達の間で、“争いの火種”となった………。

人々とドラゴンは、自身がそうだと言わんばかりに争い続ける。やがて混沌を極め、もはや世界の終わりが近づいて居た。

 

 

そんなある日、1人の少年『ヴァレル』はローブを纏った自身の師に呼ばれた。そしてローブを纏った師に“ある事”を告げられる。

 

 

『ヴァレルよ、この世界には“ヴァレット”と呼ばれるお前の従者となる仲間達が居る。そのヴァレット達を見つけ出して探し出すのだ。そしてこの混沌を治め、お前が“真の竜王”となるのだ…!』

 

 

自らの師にそう告げられたヴァレルは、その翌日に自身の従者であるヴァレット達を探しに旅に出た。

 

 

そしてヴァレルは各地のヴァレットを集めながら、『王の舞台』『星の綺麗な丘』『坑道』『闘技場』『高い塔の頂上』『謎の地下工場』『2つ目の王の舞台』を道無き道を切り開き、突き進む。

 

 

そして混乱を治めながらも、争いの火種を起こした張本人『ブランド』と言う男と熾烈な戦いを繰り広げた。

そして辛くも勝利したヴァレル達は、ブランドからある話を告げられる。

 

 

『いくら地上を治めても、月にある魔法陣に刻んだ呪いをどうにかしない限り、この争いは永遠に続くだろうよ…』

 

 

ブランドはそう言って息を引き取った。そしてヴァレル達は月へ行く方法を探し、再び歩き始める。そして神殿に隠されていた方舟に乗り、月へと向かった。

 

 

そして月にある魔法陣を見つけたヴァレル達。だが、其処に1人の男が待ち構えて居た。その男は他でも無い、ヴァレルに助言をしていた自分の恩師だった。

 

 

『お前や人々、ドラゴン達を見て分かった。この国どころか…世界には守る程の価値は無かった。この月の魔法陣に掛かった呪いは………月と共に消滅させる』

 

 

恩師の口から開かれた残酷な言葉。ヴァレルはソレを阻止しようとヴァレット達と共に恩師と戦う事を選ぶ。

激闘の末にヴァレルは恩師に打ち勝った。だが、ヴァレット達もボロボロとなり…そして月が崩壊しようとしていた。

其処でヴァレルは仲間を守る為に、禁忌の術を使う事を選んだ。それは自身が人間としての肉体を捨て、竜化する事だ。竜となった時に使える強大な力で魔法陣の呪いを消し、更には仲間を地上へと戻した。

だが、彼は自身の恩師を倒した事に涙を流し、その後は竜となったまま、恩師の亡骸を抱えたまま月から飛び立ち姿を消した。

 

 

そしてヴァレルによって救われた世界は、残ったヴァレット達によって歴史から長く伝わり世界を救った王として人々やドラゴン達に伝えられ続けた。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「と以上がおとぎ話『ヴァレル』の内容だ」

 

「あ、あぁ…」

 

 

今まで不明だったページを見て、話がとんでもない展開だった。自分の恩師と戦って、更には自身を犠牲に全てを救ったと言う話。だが、気になるのは………

 

 

「話に出てた、“月にある魔法陣に刻んだ呪い”と言うのは…」

 

「それに争いとかと言う展開って…」

 

「今の現状そのものじゃん!!」

 

 

そう、このおとぎ話の内容は………今俺達の周りで起こっている異変そのものだった。

 

 

「それで思ったのですが、争いの火種を蒔いたブランドと言う人物は…現実で言うと」

 

「戸張竜騎かしら?」

 

「じゃあ、ヴァレルって言うのは?」

 

「竜騎さん…?」

 

「俺…?」

 

 

紗夜やあこから出た話で、ブランドは戸張竜駆、そして主人公のヴァレルが俺と立場が似ていると言う話が出た。

 

 

「で、でもさ…じゃあ恩師と言うのは………?」

 

「有り得ないだろう…亮斗さんに限って」

 

「そ、そうだよね!竜騎の恩人の人だから、先ず無いよね☆」

 

 

そう、亮斗さんに限ってそんな壊すとかそんな事…する訳が無いさ。

 

 

ピピピピッ!

 

 

「「「「「!?」」」」」

 

「ん?コレは…映像データか?」

 

 

突如、映像データが流れ出た。どうやら地下室の様な暗い場所と…映って居たのは…

 

 

『おい、俺を此処から解放しろ!』

 

「戸張竜騎!?」

 

「でも、此方には…気付いて居ない様です…」

 

 

映ったのは、大の字で拘束されていた戸張竜騎だった。しかし、此方には見向きはして無い上に気付いて無い様だ。

 

 

『どうやら、一方的に映像が送られてる様ね』

 

「アミ!」

 

 

同時にアミからの電話通信も開かれた。どうやら戸張竜駆の映像は、誰かが一方的に送られている様だ。

 

 

『クソ…!ヴルガーの奴も何処に行きやがった………』

 

 

カツン・・・カツン…

 

 

「足音?」

 

「誰か来る………!」

 

 

暗がりから、誰かの足音が近づいて来ている。

 

 

『そこに居るのは誰だ!?………………お、お前は!?』

 

「あ、アレは………!?」

 

 

そこに現れて人物は………

 

 

 

 

 

 

 

(竜騎視点END)

 

 

 

 

 

 

第165話:完

 

 

 

 

 

「竜騎と…」

 

 

 

 

 

 

 

「リサの…」

 

 

 

 

 

 

 

「「カード紹介コーナー!!」

 

「今回はリンク1のリンクリボー!」

 

「レベル1のモンスターを素材にリンク召喚だね!」

 

「攻撃して来たモンスターを対象に自身をリリースして、その攻撃をして来たモンスターの攻撃力をターン終了時まで0にするんだ!」

 

「そして墓地に存在する時は、自分のフィールドのレベル1モンスターをリリースして、墓地から復活!しかも相手ターンでも発動出来るよ!」

 

 

「次回、思わぬ人物!」

 

「こんな事って………」

 

 

 

 

 




ご観覧ありがとうございました!
次回もお楽しみに!
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