暗がりから現れた人物とは…?
(リサ視点)
『七色星:客室』
アタシ達はおとぎ話『ヴァレル』の内容を見せて貰い、今起きてる異変とおとぎ話の内容が同じ状況で有る事を確認した。
そして今の今、戸張竜駆が拘束されている映像が一方的に流れて来た。その場所の暗がりから、足音が聞こえて来て戸張竜駆に近付いて来ている。
『そこに居るのは誰だ!?………………お、お前は!?』
「あ、アレは………!?」
その人物は………
「お、お父さん…!?」
「亮斗さん…!?」
他でも無い、戸張竜駆とのデュエルで記憶喪失となって行方が分からなくなって居た、葉山亮斗だった。
『見事に世間を搔き乱してくれたものだ』
『き、貴様は…!?俺にこんな事をしたのは貴様か!?』
『不意を突かれて苛立ってるのかね?』
『何故だ!貴様は確かあの時の衝撃で………』
そう、亮斗さんはあの時にデュエルの引き分けの後…記憶を失った筈。
『私の“演技”も捨てた物では無いと言う事か…』
「え………?」
演技?演技って………?
『私は今やAI生命体も同然。相沢に買収された九条京子に殺害されてるものでね』
『じゃあ1………貴様は最初から烙印融合の影響を受けて無かったのか!?』
『当然だよ。そもそも烙印融合もアルバス関連のカードも、“元々は私が試作として作ってたテーマ”なのだからな…』
『な、何だと!?』
「何ですって………!?」
烙印融合とアルバスは、亮斗さんが試作として作ってたテーマ!?
『だが、あの烙印融合はあるバグが生じたのだよ…』
『ま、まさか…あの想いの封じる効果の事か!?』
『その通り。あの効果は………“王の資質が無い人間程に発動しやすくなる”と言う作用だったのだよ。だから私は禁忌としたのだ』
王の資質が無い人間程に発動しやすくなる!?それが発動の引き金になってたって事!?
『待て!それはつまり、俺には何の力も無いって事か!?』
『そう言う事になるな…』
『なら、貴様の目的は何だ!?何を企んでいる!』
『それは………
秘密なのだよ』
ズコォッ!!!!!!!
そこまで引き摺って置いて、秘密って何よそれ!?
そんなアタシ達の思った事は伝わらず、その映像が消えた。
「葉山アミ、逆探知は?」
『ダメね、逆探知は不可能だわ…』
「それにしても、あのおとぎ話の話通り…あの恩師と言うのが彼なら…」
「月にあるマザーデータを、狙ってるのでしょうか…?」
「………」
「竜騎…」
竜騎も流石に予想外な事で黙り込んでいた。無理も無いよね………
『となれば、月面に行くしか方法が無いのでしょうか?』
「そうだ!此処の宇宙船を借りれば良いんじゃ…」
「それが………」
「どうしました?」
何やら七瀬真紀が渋った顔をしてる。宇宙で活動してるなら、問題は無い筈…
「この間、屋上で行われたデュエルの影響で…エンジンが未だに修理出来て無いのだよ」
「えええええええ!?」
「じゃあ、どうやって行くのよ…?」
「月に行くなんて、簡単な話じゃ無いですし…」
宇宙船のエンジンが修理中って…じゃあ、どうすれば良いの!?
『あの~…』
「ドラゾーさん…?」
そんな時、ドラゾーが話しかけて来た。
『実は、此処から北にある古い工場に………宇宙へ行く手段の方法があると言う都市伝説があるのですが…』
「都市伝説!?」
「北の古い工場………そこに行けば何かあると言う事か」
『あくまで都市伝説ですので…』
そんな都市伝説、アタシは聞いた事が無いよ~?
「竜騎、どうするの?」
「今の状況で言うなら、少しでも行く方が良いだろうな…」
「うん、そうだよね!アタシも一緒に行くよ☆」
「勿論、私達もよ」
「ありがとう、行こう」
こうしてアタシ達は、北の古い工場へ宇宙に行く手段を見つけに行く事になった。そう…月面に行く為にも………
(リサ視点END)
第166話:完
「竜騎と…」
「リサの…」
「「カード紹介コーナー!!」
「今回は罠カードの、漆黒の薔薇の開華!」
「友希那が使ってた罠カードだね!」
「お互いのフィールドゾーンのカード及び墓地のフィールド魔法カードの数まで、自分・相手フィールドに「ローズ・トークン」を守備表示で特殊召喚するんだ」
「更にこのカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの、
「ブラック・ローズ・ドラゴン」または植物族モンスター1体を除外して、このカードをデッキの一番下に戻して、この効果で除外したモンスターは次のスタンバイフェイズにフィールドに戻るんだよ!」
「次回、月への手掛かりを探せ!」
「本当にあるのかな………?」
ご観覧ありがとうございました!
次回もお楽しみに!